角田光代のレビュー一覧

  • これからはあるくのだ

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    31のエッセイ。
    中で、表題と同じ「これからはあるくのだ」が気に入りました。
    自転車が嫌いになってだから「これからはあるくのだ」になるのですが、人間のわからない部分、嫌な面を見てしまった重い話がこの「オチ」で一転、スカッとしました。

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    2023年08月12日
  • 三面記事小説

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    街で見かける人達、
    少し会話を聞いたりするだけで
    実はこうなのかな?と
    友達と一緒に勝手に想像したり
    知らない人を主人公にして
    短いお話を作ったりするのが好きだった。

    だから
    三面記事からヒントを得ての小説を
    ワクワクしながら読んだ。
    読後はワクワクとは程遠く
    辛くて落ち込んでしまったけれど。

    どの話もそこらじゅうにありそうで
    でもどこかでとどまっていて
    一線は越えていないだけ。
    自分も隣り合わせにいるのかも
    と思わされた。

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    2023年08月08日
  • 今日もごちそうさまでした

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    面白かった!30歳くらいまでかなりの偏食で食わず嫌いな食材が多かったから逆に食材を初めて美味しい!って感じた記憶が他の人より明確にあるのがいいなぁと思った

    家の近くにあるからと八百屋、肉屋、魚屋でその時旬な食材を買って調理して食べてるのがすごい楽しそうでいいなぁとも思った憧れる

    あと好きだったところ↓
    加齢してくると、その季節にしかないものを味わうことで、その季節がやってきて、去っていく、ということを実感するようになる。この先何度、その季節を丸ごと感じられるだろうと、これもまた無意識に思うようになる

    夏も冬も秋も春も、これから何度もうんざりするくらいあると、若い人は無意識に思っている

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    2023年08月08日
  • くまちゃん

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    最後の乙女相談室が好きだった
    こっぴどい失恋を少し前にして、街中にはその人との思い出が溢れてて外に出るのも辛くて毎日泣いてた日々だった
    振られたんじゃなくてその恋愛はもうお互いにとって必要無くなったんだって、今は本当にちょっとだけそう思える、まだたまに悲しい日もあるけど
    だけど、その人から振られなきゃ気付けなかったことが本当にたくさんあって、成長できた恋愛だったと思う
    振られた時、これから先の人生どうしようって思ったけど選んだ道を自力で正解にするしかない
    もう二度と傷つきたくないけど性懲りも無くまた人を好きになりたいし、なる予感

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    2023年08月08日
  • 幾千の夜、昨日の月

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    読んでて海外を旅するような高揚感を感じながらどこかわかるわかるという共感の嵐の表現で不思議と落ち着く本

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    2023年08月06日
  • 人生ベストテン

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    流れた人生を振り返ってみると
    結構何もない?
    に気がつく大人たち
    結構みんなそんなものじゃない?と思うけれど
    他人はなんだかすっごくでっかく見える

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    2023年08月05日
  • キッドナップ・ツアー

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    夏休みに読んだので季節的には最高だった。
    父と娘のとんでもない旅にとてつもなく楽しく参加できた。
    お父さんしっかりってハルといらいらしながら。

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    2023年08月04日
  • 私的読食録(新潮文庫)

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    「読むことでしか食べられないものがある」最大首肯。私も、『メアリー・ポピンズ』のクランペットや『大草原の小さな家』のヘッドチーズを食べて大きくなった人間です。
    本とメシ好きにはたまらないdancyu 連載コラム。この中に出てくる本、次々ポチッて全6冊くらい買いました。角田さん、堀江さんが順々に美味しそうな場面や描写を論じてくださるのだが、単なる食&本エッセイにとどまらず、おふたりの知見と筆力でもって1編1編が短編小説のような仕上がりに。
    間に挟まる対談も楽しき。

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    2023年08月03日
  • 希望という名のアナログ日記

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    角田光代さんの作品2つ目。
    角田さんに限らないが、作家さんの書くエッセイが好きだ。エッセイ専門じゃなくて、普段は創作をしている方のエッセイ。創作が可能なクリエイティヴな眼には、日常がどのように見えているのか不思議でもあり、何が飛び出てくるか分からず少しの不安も混じって、読む前から楽しい。こちらのエッセイも、そんな私の憧れのような気持ちを見事に満たしてくれました。
    と言っても、こちらは寄稿した文章を集めたものらしく、同じテーマで書かれた短いものが多い。もちろんどれを読んでも違う角度で面白いのだけれど、そこだけやや寂しい。でも、レストランのメニューのような巻末の既刊案内を見つけてニンマリした。なぁ

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    2023年07月26日
  • あしたはアルプスを歩こう

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    旅行好きの私として 羨ましいなぁと思う本。お酒も強い。流石 物書き。こんなふうに 自分感じたことを残せたら 幸せだろうな。

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    2023年07月20日
  • 世界中で迷子になって

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    角田さんがどんな人かよ〜くわかった。。。
    読んでいく中で、あぁ、、自称サバサバ系で男友達ばかり居る系なんかなぁ?と思って読んでいたら、最後の話が、メイクに疎くてほとんどしない、で自サバなことを確信した。笑
    でも悪い人ではないんやと思う〜( *´꒳`* )
    本の感想というより角田さんに対する感想になった。。笑
    しかし、旅行記はとても面白かった!!
    ナイル川クルーズ、行ってみたいなぁ、、

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    2023年07月19日
  • 晴れの日散歩

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    ネタバレ

     英語の夢や猫の夢、時々見ますw。京都の卵サンド、秋田の万能調味料への熱い思い、風呂嫌いだけど銭湯と温泉は好きな角田光代さん、持ち物は猫まみれだそうです(^-^) ホームセンターに初めて入り、その品数に驚きを。そして、欲しいものは探し出せなかったと。「晴れの日散歩」、2020.3発行。気軽に楽しめるエッセイです。

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    2023年07月19日
  • なんでわざわざ中年体育

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    好きじゃない、嫌いと言いながら色んな体育に挑戦して楽しんでてすごい
    マラソン大会に何回も出場したりトレランしたり毎週末何年も走り続けたりすごいなぁと思った

    でも私も特にたいそうな目標もなく嫌々ジムに週2〜3回ジムに通い続けてるから角田さんのなんとなく続けてるだけで好きじゃないって感覚すごいわかるなぁって思いながら読んでた

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    2023年07月17日
  • ツリーハウス

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    祖父の死から、家族のルーツを知りたいと思った3男が祖母と叔父と一家ルーツの満州に行くと共に、謎の多い家族の歴史が明らかになっていく話。

    こうした戦前の時代まで遡ったり、謎が少しずつ明らかになっていく感じの小説って面白いなって思った。
    印象に残った祖母のセリフ。「闘うことも逃げることもせず、やすやすと時代にのみこまれんな」

    なんだかんだ、自分も家族のルーツとかを詳しく知らない。ここまで色々なドラマがあったような家庭ではないと思うけど、気になったきっかけに話を聞いてみるのもいいなと思った。

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    2023年07月17日
  • キッドナップ・ツアー

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    小学5年生のハルが、最近家から出ていった父親にユウカイされたという「設定」で旅をするお話。
    文庫版の解説で、重松清さんはこの物語には「口に出した言葉」と、「出さなかった/出せなかった言葉」の二つの言葉の流れがある、と仰っているが、それに尽きる気がする。物語はハルの語りによって展開していくが、彼女自身の機微や父親の言動が非常に細かく丁寧に描かれている。

    ハルの父親と母親の取引内容は明かされないのですが、これはあまり本作において重要ではないな、と途中から気がつきました。それよりも旅を通じて変化していくハルと父親の関係や、ハルが自分自身と父親に対する理解を深めていく様子の方がメインポイントでは、と

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    2023年07月13日
  • Presents

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    ネタバレ

    びっくりした。もはや思い出せるはずがないと思っていた感情が急によみがえってボロボロ泣いた。

    もらったもの、してもらったことの短編集。時々、いい話だなーとは思うけどまぁそこまで心に残る感じではないかな、、と思いながら読み進めた。

    だけど最後の話になった時、年老いた女性が、夫の昔の浮気相手を思い浮かべて、やっぱり話ぐらいしておけばよかったかな、と、もう恨むことも無くふと考え、夫にしてもらったことで一番うれしかったことは何だった?と会話を空想するシーン。何故かそこで私も、うーーーん、何だったかなーー・・、と自分の夫との昔から今までの様々な出来事を思い返してしまった。

    そして思い当たって、そうだ

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    2023年07月11日
  • 私のなかの彼女

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    ネタバレ

    仙太郎の言動一つ一つが残酷だった。
    ただ、最後に、仙太郎が「何言ってんの。きみが仕事をとったんじゃないか。ぼくじゃなくて」と言ったとき、仙太郎はもちろんひどいけれど、もしかしたら彼も寂しかったのかもしれないと思った。

    一人で逞しく生きることだけが強いというわけではないけれど、自分の価値を他人に決めさせない、そのための「軸」を持っておくことは大事だと思った。
    自分はどう感じるのか、に自信を持ちたい。

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    2023年07月11日
  • 字のないはがき

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    ただ事実を述べているだけなのに、とても伝わる。
    絵も、ただ私の見ていたものを描いているようで、心を掴む。
    戦争ものはどうしても苦手な作品が多いけど、詳細に鮮明に描写しなくても伝わるものは多くある。

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    2023年07月05日
  • ひそやかな花園

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    ネタバレ

    登場人物が多くて、誰が誰で何をしたか、途中こんがらがってしまったのと、結構重いテーマのお話だった。

    幼少期のキャンプが、何の繋がりの集まりだったのか解き明かされていく過程が面白かった。

    また、エピローグで、波留の歌の説明の部分、初めて行った海外(パリ)で、最初は、困ったことが起こらないようにホテルに閉じこもっていたけれど、困ったことが起きるかもしれなくても、助けてくれる人がいたり、わくわくすることに出会えるかもしれないと思えてホテルを飛び出すことができたというエピソードで、ネガティブ思考な紗有美が、「そこに居続けたら、明日も、世界も、ずっと怖いまんまだよ。怖くなくしてくれるすばらしいものに

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    2023年06月29日
  • わたしの容れもの

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    推しの女優さんが読んでいたのを知り、手に取りました。

    自分がすでに若者世代から外れ、大人ってこんなにも子供でよいのか?と思うことや体調面や性格のことなど、読んでいて、何だか腑に落ちたり、納得してしまう。気をつけたい点もあるけれど、年齢に抗わず、今のままでよいのだと教えられた気がした。

    角田さんのエッセイは初めてでしたが、飾らない文章と人柄に好感が持てた。

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    2023年06月28日