潮谷験のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
結果から言えば、詰まんなかった。
多分、若い人たちが読めば面白いんだと思うんだけど、このところのこういう小説にイマイチ入り込めない。
SF ではない。ファンタジーでもない。
なんだろうな、SF考証なんてもうないというか、なんだろう、進化し尽くした科学は魔法と見分けがつかないと言ったし、プロセッサだって何も意識せずもはや家電以下の世代では、ルールの理解とか、世界観とかそれを成り立たせるための努力とか、全く意味がないのかもしれない。
ラノベとかRPGとか漫画とかアニメとかで、それっぽくあればあっという間に共通ルールが共有されるようになったのかと思う。
ま、それはそれとして。
そう言うのを抜きにすれば推理物に近いと思うのだけど、根底にワタシルールと後出し開示がある少年ジャンプ的なところがあって、なんじゃあそりゃと。
そう言う筋すら、政治とか、浅い人間関係を描写するための道具でしかない。
人が死ぬのに、極めて軽い本。
一番根本のアリバイを仮定のまま置いて、話が進む。
星二つにならなかったのは、それでも、文章が上手くて、構成自体は悪くないよね、と思ったから。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】「ある部屋にて」 今村昌弘/「転んでもただでは起きないふわ玉豆苗スープ事件」 結城真一郎/「二〇XX年の手記」 潮谷験/「血腐れ」 矢樹純/「同好のSHE」 荒木あかね/「モーティリアンの手首」 白井智之/「ハリガネムシ」 道尾秀介
「ある部屋にて」 倒叙形式に一ひねり。
「転んでも……」 「ゴーストレストラン」を舞台にしたブラックな安楽椅子探偵もの。シリーズの1編。燃えさかるアパートに、「女」はなぜ勇んで飛び込んでいったのか。
「二〇XX年……」 近未来の独裁国家のある特別な人間を集めた集落で起きた事件を描く。
「血腐れ」 ホラーミステリ。
「同好の……」 夜行バスで出会った二人の女性。
「モーティリアンの手首」 異星生物の発掘現場で、生前に手首を切断された死体が発見される。3万年前、この死体に何があったのか。
「ハリガネムシ」 〈きこえる〉シリーズ第2弾。最後にQRコードがついていて、作中で登場するのと同じ音声を聞くことができ、それにより謎が解ける。