池波正太郎のレビュー一覧

  • 剣客商売六 新妻

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    かわいい夫婦ができあがりました!

    「品川お匙屋敷」の延焼の原因が大治郎としか思えないのですが、
    思い違いでしょうか…。
    ちょっともう一度読み直してきます。

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    2015年02月07日
  • 剣客商売五 白い鬼

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    面白い!…けれども、だんだんオチに捻りがほしくなってきます。

    強敵との対決が迫り、読み手をハラハラさせておきながら
    「結局対決は叶いませんでした」という展開は少し残念です。
    確かに小兵衛や大治郎の敗ける姿は見たくないですが…

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    2015年02月09日
  • 食卓の情景

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    僕は歴史小説を読まないが、御大の作品はこの手の食エッセイしか知らない。が、読む度に御大は食に関するエッセイストとして一流であることを感じる。

    そう思うのは、御大の語り口が、「食を語る」のではなく、「何かを食という存在を通じて語る」いうスタイルであるからだ。過ぎ去りし日本の様子や、戦時中の思い出、今は亡き友人の姿など様々なものがここでは描かれる。当時の日本の文化を後生の人が知るときに、一級の文献的価値がここにはあると思う。

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    2015年01月31日
  • 日曜日の万年筆

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    いつの時代も、最近の若い者はとか、やな時代になったものだ、とかそういうわけだ要するに。食いしん坊で酒飲みだということで気になる作家だったけれど、劇作家上がりというのは知らなかった。『辛い状況でも熱いお味噌汁をすすって、あ、美味い、と思うとき生きがいを感じるものだ』(概要)。時代物も読んでみたいいつか。ただ多いんだよねー、鬼平しかり梅安しかり。

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    2015年01月09日
  • 信長と秀吉と家康

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    教科書を楽しく読んでる感じ?
    簡単に読めます。あんまり面白いって感じじゃないけど、勉強になります。

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    2014年12月26日
  • 剣客商売三 陽炎の男

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    己の信念に従い、わりと躊躇なくズバッと行くところが、まさに時代小説だなと感じました。
    大治郎と三冬のやり取りが好きなので、あまり展開を急がず、
    じわじわと焦らしてほしいところです。

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    2014年12月21日
  • 人斬り半次郎 賊将編

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    静の西郷に動の桐野。対照的な師弟を軸に描かれます。
    「西郷をあやまらせたのはおはんたち」、この通りの桐野です。
    女に酒、西郷への盲目的な服従。
    桐野独自の意見が無く思慮も浅いので主人公としては物足りない。
    けれど、岩倉や大久保など権謀術数に長けた魑魅魍魎の中で格好良くもあります。
    豪傑桐野の一代記でした。

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    2014年12月14日
  • 剣客商売一 剣客商売

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    池波作品はこれが初めてになります。
    独特な「」()の使い方に強い違和感がありましたが、
    最後の方にはだいぶ慣れてきました。

    現段階では可もなく不可もなくといった手ごたえだったので、今後の展開に期待したいです。

    ちなみに巻末の解説でさらりと先の話をバラされてしまったのにはガッカリでした。

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    2014年11月26日
  • 人斬り半次郎 幕末編

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    久々の歴史物。
    剣は一流、美丈夫で女性にもてる、中村半次郎です。
    唐芋と馬鹿にされる貧乏郷士からの成り上がりは痛快ですが持ち上げすぎの感も否めませんね。
    下巻に期待です。

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    2014年11月24日
  • 新装版 若き獅子

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    幕末の長岡藩の河井継之助や幕府の小栗忠順など、この本で初めて知った。
    二人とも幕府駆逐の流れに逆らえず命を落としているが、優秀な人材が、こうして変革の流れにむなしく飲まれていたのだ、ということが、革命だったり戦争だったり、宗教的あるいは盲目的洗脳状態の人々のエネルギーの恐ろしさだと感じた。
    忠臣蔵のエピソードは、内匠頭がかんしゃく持ちで男色で、あまりいい大名ではなかったとか、大石内蔵助も単純に主君の恨みを果たすために仇討ちを行ったわけではなく、幕府への制度のおかしさを訴えるためでもあったとか、よくテレビでやってる定型では語られない話で面白かった。

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    2014年11月16日
  • 仇討ち

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    短編小説で気楽に読めた。仇討ちというテーマだけど、そんなにどろどろ生臭い感じはしないので、よかった。
    仇討ちを題材に全部違う構成、展開の話になっているので面白い。
    それにしても仇討ちというシステムは恐ろしい。もし自分が親を殺されたとしたら、自分の足でその犯人を探して、首をとってこなければ地元に帰ることを許されないなんて厳しすぎる。日本狭しと言えども、電車もなければ、車もない時代に1人の人間を探して歩き回るなんて、途方もない所業だなぁ、と思った。

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    2014年10月23日
  • 鬼平犯科帳(十七)

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    権兵衛酒屋から端を発した事件に巻き込まれた鬼平。
    人間関係の推察に対して鬼平の勘の鋭さが光る。
    名前忘れたが正直な浪人さんも好感が持てた。

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    2014年09月23日
  • 新装版 若き獅子

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    幕末の夢半ばで消えて行った男たちの話。
    歴史上で華やかな物語が語られるのはほんのひとにぎりなんだよな。
    高杉晋作、かっこいいわ。

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    2014年09月06日
  • 男の系譜

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    池波正太郎さんが思う男の在り方を歴史上の人物を題材に口語体で綴っている本です。結構古い本ですので時代背景とか今と比べると違いますが歴史事件の背景を推察したり、小説家の視点で想像があったりと楽しめます。

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    2014年09月03日
  • 男の系譜

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    昭和60年の出版本。
    歴史の中のそれぞれの時代を駆け抜けた人物の生き様を著者らしいクールな視点で読み解いている。
    一方では今の世の中を生きる政治家を代表とした男たちへの不甲斐なさへの辛辣な視点はきびしい。
    平成の世を生きる自らを振り返ると更に感じる不甲斐なさ。
    今、予定調和の先には何もなく、予定調和も実現しない時代ということを分かりつつ、考えてますか?、行動してますか?自分。
    破天荒が求められる時代が今。
    理解してますか?自分。

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    2014年08月10日
  • 仕掛人 藤枝梅安 31巻

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    仕掛之百十二「梅安地獄変」
    またこのモブの絵柄が変わってきた。
    今回の的をどこで監禁してたのか謎が多いが一番驚いたのは鬼に扮した彦さん。シュワルツネッガーの如く筋骨隆々としていている!

    仕掛之百十三「梅安入墨」
    拉致監禁した女性に入墨を施した挙句殺そうとするド外道。

    仕掛之百十四「梅安切放」
    音羽の元締めが本当に引退の決意を!

    仕掛之百十五「生き仏の十郎兵衛」
    改心したかつての極悪人を仕掛けるよう依頼された梅安の苦悩。

    仕掛之百十六「梅安一之太刀」
    田沼の孫が弟子入り。
    いちおう4人目にあたる。

    仕掛之百十七「床下の金」
    落語みたいな話。
    お粂さんは良い女房。

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    2014年08月10日
  • 仕掛人 藤枝梅安 28巻

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    仕掛之九十五「梅安残熱」
    公開仕掛。敵を倒す工夫がお見事。
    細かい工夫が一流の証拠といえる。

    仕掛之九十六「梅安雁渡し」
    闇の中でも梅安たちに気づく狂犬浪人村井。
    割に合わない死闘。

    仕掛之九十七「梅安因果雪」
    女仕掛人の悲劇を描く。
    亀右衛門さんが粋で好感がもてる。

    仕掛之九十八「梅安二人羽織」
    タイトルでネタバレやないか。

    仕掛之九十九「梅安大番勝負」
    人は良いことをしながらも同じ手で悪いこともする…
    梅安と同じようなことを言う曲者同心内村登場。

    仕掛之百「梅安絡繰芝居」
    外道を仕掛けて早100回。
    気がつけば長期連載。
    そして幕府にまで仕掛人の存在が知られている!

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    2014年08月10日
  • 仕掛人 藤枝梅安 26巻

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    仕掛之八十五「梅安伏待月」
    荒木又右衛門の助太刀も題材に侍社会の意地比べの愚かさを描く。

    仕掛之八十六「梅安走り蕎麦」
    畜生ばたらきとか鬼平の用語満載。更に柏原先生と小四郎が活躍するところは剣客商売っぽい。

    仕掛之八十七「梅安四更梳刻」
    一番呪いたくなるのは巻き添えで殺された小六爺さん。

    仕掛之八十八「梅安女犯僧」
    音羽の元締めの不始末。事件がちょうど白子屋の時期であの暗闘から早3年になっているそうな。

    仕掛之八十九「梅安定法針」
    外道と化した女盗賊を仕掛けようとする梅安と彦さんを邪魔する謎の浪人とその意外な正体。

    仕掛之九十「梅安高田馬場」
    斧太郎のしぶとさが光る。

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    2014年08月10日
  • 仕掛人 藤枝梅安 29巻

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    仕掛之百一「梅安疑心暗鬼」
    敵か味方か、新たなる元締め藤岡屋。噂の売り買いをしているという設定が良い。

    仕掛之百二「梅安鬼神雷神」
    雷仕掛。

    仕掛之百三「梅安情傘」
    彦さんエピソードだがこれは切ない。
    そして因縁は続く…

    仕掛之百四「梅安忘八」
    仕掛ける相手の調査の重要さが分かる。
    仕事に雑はできない良い見本。

    仕掛之百五「梅安七不思議」
    恐らく梅安の正体に感づいている同心内村再登場。
    内村の仕掛けを頼まれた梅安だが?

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    2014年08月09日
  • 仕掛人 藤枝梅安 25巻

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    仕掛之七十九「梅安十徳」
    仕掛の相手が非道どころか道理の通った立派な侍。

    仕掛之八十「梅安解体新書」
    玄朴先生の小物っぷりが素敵。

    仕掛之八十一「梅安夜見世」
    侍社会の汚さが分かる話。

    仕掛之八十二「梅安瘍変」
    遂に将軍とお目見えする梅安先生。

    仕掛之八十三「梅安抜け荷買い」
    因果は車の輪の如し…
    名言。

    仕掛之八十四「梅安鬼灯市」
    三次のゲスっぷりが見所です。

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    2014年08月09日