池波正太郎のレビュー一覧

  • 編笠十兵衛(上)

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    「けんか両成敗」「武士の情け」という言葉の意味を間違えて覚えていたことに、この小説を読んで気がついた。
    両成敗なのは武士の刃傷に限ってのことなのね。なるほど。
    面白く読み進められたけど、時代的な価値観の違いもあって、釈然としない気持ちになった。
    事件にも両家にも関係ない人々が、吉良家を卑怯者扱いして、赤穂浪士の討ち入りを期待する無責任さが、なかなかに残酷。

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    2014年06月03日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    秀吉が覇権を握って行く過程.第一次上田合戦で徳川軍をこてんぱんにやっつけ,領土は確保されるが,戦国は終わりつつある.その後,真田を巻き込んだ秀吉の策略で北条氏が滅亡し,朝鮮出兵の前夜となるまで.

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    2014年06月02日
  • 青空の街

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    池波正太郎氏の作品としては珍しい現代小説。この作品では人間と職業の選択というものが大きなテーマである。

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    2014年05月19日
  • 鬼平犯科帳(三)

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    鬼平さん京都へ奈良へ珍道中。
    鬼平が盗賊の片棒を担ぐ「盗法秘伝」が面白かった。「兇剣」から「駿州・宇津谷峠」の鬼平と左馬之助の友情にも胸熱。「むかしの男」は奥さんの久栄さんの過去までひっくるめて受け止めてくれる鬼平さん男前過ぎてしびれた。
    忠吾の台詞で「悪人には鬼だが善人にとってこんなに頼もしい人はいない」というのがありましたが、まさにその通りで、弱い者に向ける鬼平さんの優しさには心が温まります。いいなあこんな上司…。
    ○○の○○という通り名の盗賊が多すぎて「以前の○○の事件」といわれてもぱっと思い出せない。3巻でこれじゃ先が思いやられる。

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    2016年03月28日
  • 梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安(七)

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    巻頭の写真で池波が歩いている瀬戸川の堤の同じ場所を歩いてきました。現在は、池波の横に写っている桜の苗木が大きくなり、花見に絶好の場所になっています。松本清張の作品ですら、今の時代と少々ズレた感がすることがあるのに、四十年経っても色褪せない作品の凄さを感じました。

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    2014年04月11日
  • 剣客商売二 辻斬り

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    再読。短編集。
    漫画の様に、と言ったら漫画に失礼なのかも知れませんが、そのくらい軽く読める娯楽シリーズの2冊目です。
    当然の社会背景として暴力や理不尽が横行する中にあって、人や社会の機微が見える小兵衛と純粋一途な大治郎という二人の英雄像の対比は本当によく映えます。
    全篇通じ痛快の一言です。
    平凡な鰻屋が店を守るために最強親子に剣を教わる「悪い虫」、またラストに見える小兵衛の人間らしさが微笑ましい「不二楼・蘭の間」がお勧めでしょうか。
    個人的にはまだ大治郎の活躍が足りず不満かな。
    彼の成長と三冬との関係が今後の楽しみ。

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    2014年03月23日
  • 幕末新選組 新装版

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    ネタバレ

    永倉新八メインの物語どした。
    まあ、読みやすくて良かったんではないかと。

    童顔だの小太りだの・・ってところが、私が持ってる永倉のイメージとは違って多少違和感はありました。
    あと、平助が「永倉氏」などと呼ぶのがなんか笑えた(笑)

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    2014年02月25日
  • 真田太平記(八)紀州九度山

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    真田昌幸、幸村親子が紀州九度山へ蟄居させられている時期を描く巻。

    激動の時代が終わりを迎え、昌幸、幸村にとっては雌伏の時期。

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    2014年02月22日
  • 鬼平犯科帳(二十三)

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    ネタバレ

    ここにきて平蔵にまさかの異母妹発覚w
    年齢20歳は違うっぽいけど。
    そして特別長篇「炎の色」では、レズびあん女盗賊登場。
    長篇は平蔵が危機になるような事が多かったけれど、今回のは安定して読んでいられた。
    次の巻が最終巻だからだろうか!?
    鬼平も終に終わりか。・゚・(ノД`)・゚・。

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    2014年02月19日
  • 真田太平記(六)家康東下

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    秀吉逝去から関ヶ原前夜までの巻。

    様々な人が、自らコントロールしきれないまま、運命に押し流されてゆく。

    しかし。
    徳川家康の強さは圧巻。
    後追いで書くからそうなるのかもしれないが、憎々しい感じを受けてしまう。

    ただ、この巻の時期に至るまでの苦労を考えると「重き荷を背負いて、坂道を上るがごとし」という言葉もそのとおりなのだろう。

    とにかく、誰しも思う通りにはならない。ということは感じられる。
    そういった意味で、ライフネットの出口会長がお勧め図書なんだろう。

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    2014年02月09日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    豊臣秀吉が亡くなる巻。

    考えてみれば、織田、豊臣、徳川と権力が推移していくのは20年に満たない期間に起こったこと。

    たくさんの人が、大きな流れに翻弄される姿が印象的。

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    2014年02月09日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    ネタバレ

    1~5巻まで読みました。長い!!まだまだつづく・・・。
    全部読みたいのですが、いったんここで休憩とします。
    時代は、戦国、今一番興味があるところなので、とてもおもしろいです。でも今まで歴史小説は、ほぼ司馬遼太郎を読んできていたから、池波正太郎に慣れるのに時間がかかったかな。細かいし、詳しいし、長い気がして・・・司馬遼太郎のほうが勢いよく読めます。
    でも、真田一家のいろいろもおもいろいし、今後どうなっていくのかも気になるので、またしばらくしたら再開しようと思います。

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    2014年02月02日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    朝鮮出兵の時期の巻。

    武将達ではなく、忍びの者の動きがこの巻の物語の主軸。
    史実に基づく内容からは、離れているのではないかな、と思いつつ読む。

    そこが面白いようでもあり、しかし、物足りない感じもある。

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    2014年01月27日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    小田原攻めから朝鮮出兵前までの時期を扱う巻。

    中高生ぐらいのころ吉川英治さの太閤記を好んでよく読んだが、そのころ感情移入したのは、武将。

    今、こういう戦国時代ものを読むと、足軽が一つの戦で何十人、何百人「失われた」りするときの、「失われた」人たちのことをついつい考えてしまう。物語の本筋とは関わらないけど。

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    2014年01月25日
  • 江戸の味を食べたくなって

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    食エッセイとフランス旅行記。山口瞳や職人さんとの対談が面白い。
    「芸者遊びは駄目だ、直接の金のやり取りがあるから。その点、吉原はいい、置屋を通すから遊女との間に金が入らない」なんていう台詞読んでると、江戸のイナセとか遊びっていうのが現代では成り立たないのがよく分かるは。

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    2014年01月21日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    本能寺の変の後、甲斐や信濃に侵出する徳川勢と、信州上田の真田氏との間に起こった第一次上田合戦から、秀吉による小田原平定まで。

    ちょこちょこと濡れ場が出てくる。
    樋口角兵衛って実在の人物かと思っていたら、架空のキャラだった。
    真田十勇士は出てこないらしいけど、忍者の子佐助が出てきているので、どう絡んでくるのか楽しみ。
    真田信之に本田忠勝の娘が嫁いでくる。ゲーム「戦国無双」に出てくる稲姫ってこいつかって思った。

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    2014年01月17日
  • 青春忘れもの

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    池波正太郎さんの回想記。戦前・終戦・戦後の様子をものすごく具体的に、その時の自身の考え方なども含めて記されています。戦前の東京はこんなにも活気あふれていたんだという発見。
    そして、終戦間近に、老婆が庭で豆をむいてるただそれだけの情景を短歌にする心境は、この本を読み進めないと理解することはできない。「人間の生死は、仮の姿にすぎぬ」

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    2014年01月16日
  • 剣客商売一 剣客商売

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    再読。しかし20年を経ての再読なので、初読に記録します。
    自分は時代物はあまり読んでおらず、池波氏のほかは山岡壮八と司馬遼太郎が少々、といったところです。そのような状況で評するのも何ですが、当時高校生が楽しんで読んでいたところを思い出しても、剣客商売シリーズはエンタメ性に優れた非常に楽しい作品と言えると思います。
    個性的なキャラクター、言葉が柔らかくて読みやすい文章、気持ちの良いストーリー、とにかく気構えなく読める感じがいいですね。
    あと、氏の作品は非常に腹が減るのでご注意を・・

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    2014年01月06日
  • 剣客商売五 白い鬼

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    悪を成敗する秋山親子。痛快。
    大治郎のウブさ加減も面白い。
    三冬との恋も見逃せない。
    次いってみよう!

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    2013年12月29日
  • 雲霧仁左衛門(後)

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    鬼平シリーズに比べて作者の思い入れが各登場人物に分散されているからかなぁ。イマイチすっきりしない読後感。
    ひたすら仁左衛門寄りで描かれていたら違ったかもしれない。
    珍しく原作よりドラマ(でも山崎勉版)の方がいいかも,と思った作品。

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    2013年12月05日