池波正太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者による絵入りの身辺エッセイ集。池波正太郎が時代小説作家で昔気質の人
だから現代人でだらしない生活をしているおれにとっては耳の痛いことが書かれて
あったりする。それで読むのが嫌になるどころか気持ちがリラックスしてくるのが
不思議なもんである。叱られるのが判ってるのにお話が面白いからついつい会いに
行ってしまう頑固親父みたいな人ですね、池波先生は。京都や男の和服について
語っているページにフランスの風景や人物の絵が挿入されているのに雰囲気が
壊れておらず、とてもお洒落な本になっていると思います。道端で拾った畳針を
ずーっと大切に道具として使っていたという話が印象深い。この畳針から -
Posted by ブクログ
ここしばらくずーっと「鬼平」シリーズを読んでいる。池波正太郎は前にもよく読んだ
時期があって「剣客商売」「仕掛人 藤枝梅安」等のシリーズは好きだったが「鬼平」は
最後にとっておこうと手を出さず、いつしか池波作品を読まなくなってしまった。
何を読んでも暑さで頭に入らず中途半端なのに「鬼平」1巻目をなんとなく読んだら癖になり
おなじみの登場人物も増えてきて今では「鬼平」の江戸に住んでるような気分で毎日読んでいる。
お盆も出掛けるときに持っていき電車の中で一話読んでは風景を眺めたりしていた。
池波正太郎読みながら司馬遼太郎記念館に行くのも変といえば変だけどな。
まあ本が読めないとは言い -
購入済み
大島版がおすすめ
大島版は小兵衛さんのキャラデが秀逸。
こっちはお父さんもゴツけりゃ子供さんもゴツい。
大島版はお父さんが可愛いので、まあ、かわいいだけではない描き方をしてるので、
その辺一枚上手。だから途中でやめて鬼平や梅安に注力したのだろうね。
梅安の方は癖があるので、あじがあるともいう、完結させて貰えた。
これは新潮、鬼平は文藝文秋、梅安は講談社。
3社相手にして作品を紡ぎ続けたのだから、やはり池波先生、大したものだと思います。
まあ、お好みで