池波正太郎のレビュー一覧

  • 鬼平犯科帳(四)

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    ネタバレ

    この巻では、様々な理由で犯罪に手を染めてしまう侍を見つめる平蔵のまなざしが印象的だった。

    『あばたの新助』
     平蔵の部下の一人が、女盗の色仕掛けに抗えず、盗賊の手助けをしてしまう。部下は、責任を取って女盗を捕え、自害しようとするが、盗賊達に殺されてしまう。火盗改メの一員が盗賊に手を貸すというのは前代未聞の御法度だが、平蔵は残されたも者達に配慮し、その部下を名誉の殉職として周りに伝える。

    『夜鷹殺し』
     実直でまじめな侍が、悲しみと絶望と憎悪によって異常殺人鬼に変貌してしまう。その姿をみた平蔵は、「人のこころの底には、なにが、ひそんでいるか、知れたものではない」と言い、「ひょんなことで、この

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    2011年09月28日
  • 鬼平犯科帳(八)

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    「あきれた奴」容疑者を信用して牢から連れ出し、逃がすなんてあり得ない。「あきらめきれずに」盗賊の首領に再度言い寄られずるずると逢引を繰り返すお静さんが左馬之介と結婚した。何の御咎めもないのが不可解。11.9.28

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    2011年09月28日
  • 闇は知っている

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    17歳の僧が、女に裏切られ寺を出奔する。
    その後、金で殺しを請け負う暗殺者となり、
    江戸の世界を暗躍する。

    ただあらすじのみ読むと、とんでもない小説に思えるが、
    池波正太郎は、主人公の殺し屋山崎小五郎の複雑な人間性を
    そこに描き込んだ。

    平気で残酷な所業をしてのける一方、
    自分を親身になって世話をしてくれた故郷の寺の和尚と、
    刀の使い方を教えてくれた浪人に対しては、
    実の父親に対するような思いを持っている。

    一見冷酷な殺人マシンのような小五郎が、
    偶然再会した和尚の前で任務を全うできず、
    浪人との別れの場面では、仕事に行く父親を見送る
    実の子供のような気持ちで浪人を見つめている。

    人は

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    2011年09月12日
  • 鬼平犯科帳 11巻

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    読み応えのあるボリューム。
    相変わらず木村がどうしようもない奴ですがそれもまた良しです。
    おみよが可愛らしいです。

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    2011年09月03日
  • 武士(おとこ)の紋章

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    池波さんの真田太平記を読んでいらいそのこぼれ話系の
    ものがあるとついつい買ってしまう。。

    幸村の兄ちゃんの信之とか。。

    今回は牧野富三郎の話が良かった。。。

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    2011年08月26日
  • 鬼平犯科帳(七)

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    まだ一人前でない鬼平の息子辰蔵が頻繁に登場する。それにしてもよく昼間から酒を飲むなあ。11.8.19

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    2011年08月19日
  • 侠客(上)

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    全2巻。
    日本の侠客の元祖、
    幡随院長兵衛の話。

    旗本奴、水野十郎左衛門vs
    町方奴、幡随院長兵衛
    で有名な、町方奴の親分。
    「お若いの、お待ちなせえ」
    で有名な歌舞伎の主人公らしく、
    上の世代からしたら結構メジャーな人っぽい。

    一般的なイメージの、
    悪な水野十郎左衛門vs正義な幡随院長兵衛
    って図式じゃなく、
    実は二人は若い頃から認めあった仲って設定。

    幡随院長兵衛の前半生がメインで、
    ここに上記の設定を絡めて、
    ワクワクな物語を作ってる感じ。

    最終的に対立になって、
    悲しい最後に向うんだけど、
    対立してからの話がボリューム的に少ないため、
    若干付け足しな印象。
    構成的にはまとまって

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    2011年08月18日
  • 鬼平犯科帳(二)

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    ネタバレ

    惰性で…読んでいたら
    なんとなくハマっていっていることを自覚した。

    きっとナンダカンダいいながら
    最後まで読むと思う。

    短編集の集まりなので
    入浴中の読書に。

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    2011年08月17日
  • 武士(おとこ)の紋章

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    牧野富太郎博士の足跡人物像に強く惹かれた。惜しいことに牧野富太郎記念館のある大泉学園にかつて住んでたのに、当時は全く博士のことを識らず訪れることないまま引越してしまったこと。当時この本に出会っていれば。。。。
    牧野博士と奥様の話に鼻の奥がツーンとなった。愛情とはこうありたいものだ。

    本書は歴史小説というより歴史エッセイ。
    黒田官兵衛(如水)や真田幸村(信繁)、滝川三九郎などの戦国武将から永倉新八、そして大正~昭和期に活躍した人をも扱う6篇。

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    2011年07月30日
  • 剣客商売五 白い鬼

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    読み始めると止まらなくなってしまう、ついつい開いて三時間ほどつい夢中で読んでしまいました。
    本巻の三冬の縁談はすごく微笑ましい。巻を追うごとに緩やかに変化するそれぞれの心を追うのについ親心のような気持ちを持ちながら読んでしまいます。
    最後の章の目付け役?のように、どんどん心意気の清々しい人が小兵衛のまわりに集まってくる。江戸は広いものだといった言葉が書かれていますが、広さ、知り合う人の多さの確率ではなく、それは一概に小兵衛の人となり、人柄によって集まるものだと思うわけで、それって実際の生活にも言えることで。自分となりのついて考えさせれます、本当に。あぁー、しっかりしなければ。自分の中の正義をは

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    2011年07月27日
  • 鬼平犯科帳 1巻

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    腕も立つが金払いも良い鬼平は大人のお手本です。
    暗剣白梅香などは予定調和な時代劇をぶった斬るラスト。

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    2011年10月08日
  • 梅安乱れ雲 仕掛人・藤枝梅安(五)

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    白子屋との死闘、梅安に手当てを受けた若い田島一之助の心の揺れ、長編だが一気に読み終える。11.7.14

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    2011年07月15日
  • 梅安針供養 仕掛人・藤枝梅安(四)

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    梅安シリーズ初の長編。助けた若侍にまつわるお家騒動。香具師の亀右衛門からの仕掛けの依頼、梅安の連れの小杉十五郎に迫る牛堀道場絡みの追手、さらに大阪の顔役白子屋菊右衛からの刺客が絡み合う。11.7.3

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    2011年07月03日
  • 鬼平犯科帳(三)

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    鬼平、京都の往復途上での事件簿。第3巻に入り、ストーリーが綿密になってきたようで、おもしろくなってきた。11.6.29

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    2011年06月29日
  • 新装版 若き獅子

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    佐幕派の私としては、高杉晋作には興味がなかったのだが、この本を読んで少し興味がわいた。
    松平容保の話も良かった。

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    2011年06月21日
  • 鬼平犯科帳(八)

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    用心棒おもしろい。こういう話好きだ。
    ちょこちょこでてくる友人岸井左馬之助が最後の話では嫁をもらっていた。

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    2011年06月19日
  • 鬼平犯科帳(九)

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    最後の話で狐がでてきた。狐憑き。そういう妖系の話がでると思わなかったんでちょっと新鮮。
    途中で柴犬を飼いだす。わんこ可愛いv

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    2011年06月19日
  • 鬼平犯科帳(十一)

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    木村忠吾が男色の侍に誘拐る話が笑えた。すごい災難(笑)かつての盗人がいたずらで錠破りをする話も良い。

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    2011年06月19日
  • 鬼平犯科帳(十二)

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    やや平蔵に年齢を感じる気がします。ラストでは体の疲れがとれないと熱海へ…おじいさんか。
    密偵たちが昔を思い出してイタズラをする話がイイ。

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    2011年06月15日
  • おとこの秘図(下)

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    解説:中 一弥
    「……とにかく、池波氏の、文章に乗ってあらわれる男と女の、こまやかな愛情の交わりには、その表現のうまさには、まったくもって頭がさがる。そこには、真を知ってそれを書かず、そして、それ以上のものを読む人の胸に灼きつける、心にくいまでの独特の文章力の持ち主、池波氏の真価がある。私は心からそう思うものである」

    この一文に池波さんのすべてが凝縮されている。

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    2011年06月14日