【感想・ネタバレ】夜明けの星のレビュー

あらすじ

越後の国を出て十六年、江戸の町で父の仇敵を探し続ける浪人・堀辰蔵。飢えて疲れきった辰蔵はある日ささいなことで逆上し、見知らぬ煙管師の頸すじに斬りつけてしまう。父と仲良くふたり暮しだった煙管師の娘・お道は、これで天涯孤独の身となった。近隣の人々に見守られ、気丈に生きていくお道と、仇討ち転じて闇の世界の仕掛人となった辰蔵の凄絶な半生。折にふれ、奇妙にもつれ合うお道と辰蔵の運命を、池波正太郎が円熟の筆で描いた名作。

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夜明けの星

堀辰蔵、お道の、逞しく、潔い生き様に感動しました。夜明けの星というタイトルも心にしみました。

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2021年06月26日

Posted by ブクログ

江戸の闇にうごめく殺し屋と数奇な運命に翻弄される市井の薄幸な少女の暮らしを描いた作品。本書は藤枝梅安や彦次郎こそ登場しないが、描かれるは「仕掛人」の世界である。

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2014年12月15日

Posted by ブクログ

空腹で理性を失って、何の関係もない煙管師を殺した堀辰蔵と、殺された煙管師のひとり娘お道のそれぞれの人生を描いたお話。
辰蔵は自分の罪と向き合わないし、お道は物語が進む中で幾重にも犯罪被害者になっていて、でも何だかうやむやと受け入れているし、現代的なモラルからすると正直すごくモヤモヤが残る…
倫理観とか人権感覚をいったんリセットして読めたら、また違った印象で味わえたのかもしれないけれど。

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2022年12月06日

Posted by ブクログ

藤沢周平の人物や風景描写のこまやかさ、司馬遼太郎や池波正太郎のストーリー展開のうまさ、

ここ数年、時代小説や歴史小説が好きになってます。年をとった証拠???
いずれも秀逸ですよ。しばらく読んでないから、また読みたくなっちゃった。

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2010年08月15日

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