池波正太郎のレビュー一覧

  • 剣客商売七 隠れ簑

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    剣客商売シリーズ七作目

    やはり、「徳どん、逃げろ」でしょうか。
    本当にあの盗賊は、傘徳のことを泥棒だとおもっていたのでしょうか…。
    盗みを働くのだから、悪人には違いないのだけれど、あけっぴろげで憎めないなんとも可愛らしい人でした。
    生きててほしかったなぁと思わずにはいられないのです。

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    2012年08月26日
  • 剣客商売六 新妻

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    剣客商売シリーズ六作目

    剣士の三冬に訪れた最大の危機。
    抜け荷に関する事件に巻き込まれ、囚われ監禁されてしまったのだ。
    その時の大治郎の動揺といったら…。
    でも、それで晴れて二人は結婚することに。大治郎から言うのではなく、意次から頼まれて…というのが何とも大治郎らしいです。
    ちょっとあっさりしすぎて拍子抜けしたのと、唐突だなぁ…という思いはあるけどめでたしめでたし。

    さて、夫婦になった二人は…というと、三冬の若妻ぶりが初々しくてかわいい。これまで剣術に没頭して来た分、家事がほとんどできないんですね。
    大治郎から、「さ、おあがりなさい」と渡された飯を「かたじけない」「む…これはうまい」と食べ

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    2012年08月26日
  • 剣客商売四 天魔

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    剣客商売シリーズ第四作

    相変わらず古狸のような小兵衛。
    初期の頃は真面目一辺倒にしか見えなかった大治郎も徐々に父親に近づきつつある。

    表題作の「天魔」では、笹目千代太郎という外見はやさしげでも中味は怪物のような若者と死闘を繰り広げ、「鰻坊主」では、大治郎と三冬がそろって毛饅頭は何かと聞きにいってしまうところで笑わされ…。

    ただ、今作に限ることではないけど、小兵衛の剣友、久万之助などほかの登場人物も魅力的なのに、なかなか覚えられないのが難点。
    この人、好きだなぁ…なんて思っても、剣客という商売柄すぐ死んでしまったりしてしまうので…。

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    2012年08月18日
  • 剣法一羽流

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    時代小説だけではなく、現代小説も面白いんですな。
    表題作、剣法一羽流、秘伝書とはそういうものだよねー。現代にも通じますね。

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    2012年08月18日
  • あほうがらす

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    いつどこで、死を迎えることになるかも知れぬという覚悟を日々新たにすると同時に、生きて迎える一日一日を充実せしめたい、妻を愛し、家を愛する心をも日々新たにしようという又右衛門の生きかたなのであった。

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    2012年08月12日
  • 信長と秀吉と家康

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    東野圭吾読み終わった直後で読んだせいもあって、小説としての面白さ、引き込まれる感じは無くて、歴史小説ってこういうものかな、と思った。
    あまりにも歴史オンチなので読んでみたが、信長から家康までの流れの大枠をさらっとつかめました。
    歴史を理解するには歴史小説読むのはいいですね。ほかも読んでみよう。

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    2012年07月22日
  • 人斬り半次郎 幕末編

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    時代小説というものを、初めて読んだ。
    どんなものなのかと不安もあったが、
    誰かに昔話をしてもらっているみたいで
    なんだか「ほっこり」する気分で読めた。

    この「中村半次郎」という男はとても魅力的だ。
    素直で努力家で腕がいい。
    こんな男性なら、女性はやっぱり惚れちゃいますな(笑)

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    2012年07月01日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    前巻が 息もつかないドキドキハラハラだっただけに
    今巻は 平坦な感じでした。

    が、これからの情勢で 真田家がどうなっていくかを
    語る上で ここは 押さえておきたいところなんでしょう。

    先の展開が 早く知りたくなります。

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    2012年06月09日
  • 映画を見ると得をする

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    半世紀以上のあいだ映画を愛し,観続けてきた達人の映画ガイドです。対談の語りおろしをまとめてものです。本書タイトル中の「見る」は著者の映画に対する愛情が籠った表現なのではないでしょうか。どんなにつまらなく感じる作品にも見所はありますということだと思います。
    第三章 「なぜ映画を観るのかといえば」のなかで「これは映画ばかりでじゃなくて、小説を読んでもそうなんだけれども、無意識のうちに、いろいろなことをもっとしりたいと、好奇心にあふれている人が一番得をする」と、また、「人間というのは、自分の人生だけしか知らない。一つの人生しかしらないというのでは、やはり、さびしいわけだよ。だから、小説を読み、芝居や

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    2012年06月28日
  • 蝶の戦記(新装版)上

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    忍モノ 上下巻
    女忍の於蝶の若き頃からを描いた話

    池波さんの忍モノ作品は 数多くありどれも魅力的なわけですが・・
    その忍モノに登場する人物の中でも 私は於蝶が一番好きですので
    この本は面白かったですね^^

    おそらく忍キャラの中で 於蝶が一番愛されてるキャラだろうとは思いますが^^

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    2012年05月15日
  • まぼろしの城

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    戦国時代 上州の沼田万鬼斎と愛妾・ゆのみ を中心に
    沼田家の存亡を描いた長編

    池波さんは この時代周辺の作品が得意みたいですよねー
    真田家や 武田家を描いた作品も多くありますし
    どれも面白いです

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    2012年05月09日
  • 忍者丹波大介

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    久しぶりの池波正太郎作品。間違いない面白さ。織田、豊臣、徳川へと天下統一の経過が忍者の視点から検証されている。

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    2012年05月01日
  • 鬼平犯科帳<番外編> 乳房

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    若いうちに我欲を捨てきれたことで、幸せな結果となったお松。彼女の話と並行し、火付盗賊改方就任前後の鬼平を描くシリーズ番外編。12.4.7

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    2012年04月07日
  • むかしの味

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    最近のはやりのレストランへ行って、出された味に
    喜んでいる自分が、ほんとうにその味をわかっているのか??と
    思わされる文面でした。

    心のこもった丁寧な料理、安いなら尚いいけれど
    高くても心が伝わるようなお料理を選んでいきたい、気がする。

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    2012年04月05日
  • 夜の戦士(下) 風雲の巻

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    主人公が仕える信玄の病状が進むにつれ、
    話も少しずつ悲惨な方向に行くのは否めないか?

    忍びが家庭を持ち、妻をめとって子をもうける。
    それが彼らにとっては時に、足かせにもなる。

    人間として、男として、夫として、信玄の足下として。
    成長し、また苦労する笹之助。
    甲賀忍者のやりとりや塚原卜伝との交流など、
    本当にきめ細かに描かれる相関図が物語にさらなる深みを与える。

    ちなみに私が池波作品を好きなのは、
    地の文章に常に、情景が浮かぶ要素が盛り込まれているから。
    それが忍者モノだと特に、際立った映像感が伝わってくる。

    最初の数ページ、最後の数ページは特に、
    読みながらまるで映画を見ているかのよう

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    2012年04月01日
  • 真田太平記(六)家康東下

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    長い物語もやっと中盤。
    徳川家康と石田三成と両陣営に別れて戦争に参加する真田一族。
    この先どうなるのか楽しみすぎます。

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    2012年03月26日
  • 剣客商売五 白い鬼

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    ネタバレ

    いよいよ、大治郎と美冬が接近。

    結婚は次巻かな?
    いつも硬派な大治郎の狼狽えぶりがなかなかに楽しい。

    白い鬼は異常犯罪者にせまる一作。
    天魔に近い作品かと思ったら結構違った。

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    2012年03月09日
  • 剣客商売四 天魔

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    ネタバレ

    相変わらず面白い。

    天魔はちょいと不思議な話だが、他にも含みのある発言があったのでまた他でびっくり人間が出てくるのだろう。

    個人的には「夫婦浪人」が面白かったのと、毛饅頭の件で笑えたのが良かったかな。大治郎もまだまだ。

    後書きは大治郎の結婚に触れられておりちょいと蛇足かな。

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    2012年02月23日
  • 男の作法

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    基本書のようだ。しょもないといえばしょうもないが、まあここらへん好きな人々のふるまい方を規定した本なのだろう。

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    2021年01月05日
  • 火の国の城(上)

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    (上下あわせた感想)
    加藤清正の清く強い性格が出ていて楽しかった。主人公は可もなく不可もなくといった感じ。

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    2012年02月06日