剣客商売十四 暗殺者

剣客商売十四 暗殺者

小説・文芸
737円 (税込)

3pt

小兵衛は見た。凄腕の二人の浪人者をたちまちにして蹴ちらした、その巨漢の剣客の手並みを。男の名は波川周蔵。「あの男ならせがれでも危い」。波川にいわれなき胸騒ぎを覚えた小兵衛は、やがて大治郎襲撃の計画を偶然知るや、卓抜した剣客の直観で、その陰謀と波川との見えざる糸を確信する。秋山小兵衛六十六歳、一剣客として父として、その血は熱く沸いた。シリーズ第14弾、特別長編。

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剣客商売 の一覧

1~19巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~19件目 / 19件
  • 剣客商売一 剣客商売
    825円 (税込)
    勝ち残り生き残るたびに、人の恨みを背負わねばならぬ。それが剣客の宿命なのだ――剣術ひとすじに生きる白髪頭の粋な小男・秋山小兵衛と浅黒く巌のように逞しい息子・大治郎の名コンビが、剣に命を賭けて、江戸の悪事を叩き斬る――田沼意次の権勢はなやかなりし江戸中期を舞台に剣客父子の縦横の活躍を描く、吉川英治文学賞受賞の好評シリーズ第1作。全7編収録。
  • 剣客商売二 辻斬り
    737円 (税込)
    冷え冷えとした闇の幕が裂け、鋭い太刀風が秋山小兵衛に襲いかかる。正体は何者か? 小兵衛・大治郎が非道に挑む表題作。江戸に出たまま帰らぬ息子を探しにきた信州の老剣客へ温かい手をさしのべる秋山父子――「老虎」。暴漢にさらわれた老舗の娘を助ける男装の武芸者・佐々木三冬――「三冬の乳房」ほか「鬼熊酒屋」「悪い虫」「妖怪・小雨坊」「不二楼・蘭の間」。シリーズ第2作。
  • 剣客商売三 陽炎の男
    781円 (税込)
    若衆髷をときほぐし、裸身を湯槽に沈めた佐々木三冬に、突然襲いかかる無頼の浪人たち。しかし、全裸の若い女は悲鳴もあげず、迎え撃つかたちで飛びかかっていった。隠された三百両をめぐる事件のさなか、男装の武芸者・三冬に芽ばえた秋山大治郎へのほのかな思いを描く表題作。香具師の元締のひとり娘と旗本の跡取りとの仲を小兵衛がとりもつ「嘘の皮」など全7編。シリーズ第3作。
  • 剣客商売四 天魔
    825円 (税込)
    音もなく小兵衛の前に現れ、「秋山先生に勝つために」、八年ぶりに帰ってきたとうそぶく役者のような若侍の正体は? 次々と道場を襲い相手を一撃のもとに殺していく魔性の天才剣士と秋山父子との死闘を描く表題作。愛弟子に〔なれ合い試合〕の許しを求められ、苦衷を察して許可を与えた小兵衛が、皮肉にもその試合の審判を引き受けることになる「雷神」など全8編。シリーズ第4作。
  • 剣客商売五 白い鬼
    825円 (税込)
    秋山小兵衛の若き日の愛弟子が斬り殺された事件と、江戸市中の三か所で女が殺され、陰所と左の乳房が抉られていた事件。二つの事件の接点に浮かび上がった異常な殺人鬼の正体を、復讐の念に燃えた小兵衛が追う「白い鬼」。試合に負けたらその相手の嫁になるという佐々木三冬の話にうろたえる大治郎を描く「三冬の縁談」。もう一人の女剣士「手裏剣お秀」の登場など、シリーズ第5弾。
  • 剣客商売六 新妻
    825円 (税込)
    秋山大治郎のことを思いながら夕暮れの根岸の里を歩んでいた佐々木三冬は、背中を斬られて逃げてきた女に小さな品物を託される。それが密貿易に係わるものだったため、三冬はその一味から狙われ、捕らわれて地下蔵に押し込められる。鬼神のごとくなって探し回った大治郎が奇蹟的に三冬を救出すると、父・田沼意次は、いきなり三冬を嫁にもらってくれと頼むのだった。シリーズ第6弾。
  • 剣客商売七 隠れ簑
    880円 (税込)
    盲目の武士をやさしくいたわる托鉢僧――旅の途中で出会った、年老いた二人連れが何故か秋山大治郎の心に残った。江戸に帰った大治郎は、偶然試し斬りされかかった件の老僧を助け、二人が二十八年におよぶ仇討ちの敵同士であることを知る。人知をこえたその絆の不思議さを描く「隠れ簑」。小兵衛が小金持ちの隠居と見られて盗賊に狙われる「徳どん、逃げろ」など、シリーズ第7弾。
  • 剣客商売八 狂乱
    781円 (税込)
    足軽という身分に比して強すぎる腕前を持ったがために、うとまれ、踏みにじられ、孤独においこまれた男。秋山小兵衛はその胸中を思いやり声をかけてやろうとするのだが、一足遅く、侍は狂暴な血の命ずるまま無益な殺生に走る……表題作「狂乱」。ほかに、冷酷な殺人鬼と、大治郎に受けた恩義を律儀に忘れない二つの顔をもつ男の不気味さを描く「仁三郎の顔」など、シリーズ第8弾。
  • 剣客商売九 待ち伏せ
    781円 (税込)
    「親の敵……」夜の闇につつまれた猿子橋のたもとで、秋山大治郎は凄まじい一刀をあびせられた。曲者はすぐに逃げ去り人違いだったことがわかるが、後日、当の人物を突き止めたところ、秋山父子と因縁浅からぬ男の醜い過去が浮かび上がってくる「待ち伏せ」。小兵衛が初めて女の肌身を抱いた、その相手との四十年後の奇妙な機縁を物語る「或る日の小兵衛」など、シリーズ第9弾。
  • 剣客商売十 春の嵐
    825円 (税込)
    「名は秋山大治郎」とわざわざ名乗って辻斬りを繰り返すずきんの侍。しかも狙われるのは、幕閣の中枢で対立する田沼意次と松平定信の家臣ばかり。意次の娘・三冬の夫である大治郎は窮地に追い込まれ、身の証を立てるため、家から一歩も出ない暮らしを余儀なくされる。小兵衛は、四谷の弥七と傘屋の徳次郎だけを頼りに必死の追跡を始めるのだが……。シリーズ初の特別長編、第10弾。
  • 剣客商売十一 勝負
    781円 (税込)
    その試合「負けてやれ」。秋山大治郎が義父・田沼意次から一刀流の道場を構える谷鎌之助との試合を命じられた経緯を報告すると、小兵衛は即座にそういった。鎌之助はその試合に仕官がかかっていたのである。勝負を前にして苦悩する大治郎には、まもなく初めての子が授かろうとしていた……。初孫・小太郎の命名をめぐる小兵衛の意外な一面など面白さがいよいよ冴えるシリーズ第11弾。
  • 剣客商売十二 十番斬り
    781円 (税込)
    「まだ…まだ死ねぬぞ、まだ十人あまりもいる…」死病に冒されながら、世話になった村に巣くう無頼浪人どもの一掃を最後の仕事と心に決め、ひとり剣をにぎる中年の剣客・村松太九蔵。その助太刀に小兵衛の藤原国助作二尺三寸が冴える「十番斬り」。小兵衛の亡妻お貞への情愛を彷彿させる「白い猫」「密通浪人」。[辻斬り]事件のその後を描き味わい深い一編「罪ほろぼし」など、シリーズ第12弾。
  • 剣客商売十三 波紋
    781円 (税込)
    小兵衛の剣友を見舞った帰途、大治郎の頭上を一条の矢が疾った。心当たりはなかったが、これも剣客商売ゆえの宿命か。「お前が家を出るときから見張られていたのではないか」小兵衛の一言で大治郎は、次の襲撃を呼び寄せるように、下帯ひとつの裸身で泰然と水浴びをはじめた――「波紋」。旧友内山文太を想う小兵衛の心情を描き格別の余韻を残す「夕紅大川橋」など全5編。第13弾。
  • 剣客商売十四 暗殺者
    737円 (税込)
    小兵衛は見た。凄腕の二人の浪人者をたちまちにして蹴ちらした、その巨漢の剣客の手並みを。男の名は波川周蔵。「あの男ならせがれでも危い」。波川にいわれなき胸騒ぎを覚えた小兵衛は、やがて大治郎襲撃の計画を偶然知るや、卓抜した剣客の直観で、その陰謀と波川との見えざる糸を確信する。秋山小兵衛六十六歳、一剣客として父として、その血は熱く沸いた。シリーズ第14弾、特別長編。
  • 剣客商売十五 二十番斬り
    737円 (税込)
    得体の知れぬ目眩に襲われたその日、小兵衛は、恩師・辻平右衛門ゆかりの侍・井関助太郎を匿うことになる。井関は手負いで、しかも曰くありげな小さな男の子を連れていた。小兵衛にすら多くを語らぬ井関に、忍びよる刺客の群れ。小兵衛は久しぶりに全身に力の漲るのを感じるのだった。一方江戸城内では、三冬の父・田沼意次が窮地に……表題の特別長編に、短編「おたま」を併録。シリーズ15弾。
  • 剣客商売十六 浮沈
    737円 (税込)
    小兵衛は今も時折、二十六年前、門弟滝の仇討ちに立会った際の、相手方の助太刀山崎との死闘を思い出す。「生きていれば名ある剣客になっていたろうに」。そんなある日、蕎麦屋で見かけた崩れた風体の浪人は、敵討ちを成就し名をあげたはずの滝だった。そしてその直後、奇しくも小兵衛は、清廉に生きる山崎の遺児に出遇う。老境の小兵衛が人生の浮沈に深く思いを馳せる、シリーズ最終巻。
  • 剣客商売番外編 ないしょ ないしょ
    825円 (税込)
    越後、新発田の剣客・神谷弥十郎の道場で下女として働いていたお福は、主人が暗殺されたため、下男の五平と一緒に江戸へ出る。が、新しい主人の御家人・三浦平四郎も、そして五平も、神谷を殺した無頼浪人の凶刃に倒れる。三浦に手裏剣の手ほどきを受けていたお福は、三浦の碁敵・秋山小兵衛の助太刀をえて、見事、仇を討ち果たす。数奇な運命を背負った女の波瀾にとんだ成長の物語。
  • 剣客商売番外編 黒白(上)
    1,045円 (税込)
    祖父の代から目黒に道場を構えていた小野派一刀流の剣客・波切八郎は、御前試合の決勝で敗れた秋山小兵衛に真剣勝負を挑み、小兵衛は二年後の勝負を約した。それを待つ身でありながら八郎は、辻斬り魔に堕ちた門弟に自首を促すことができずに成敗してしまう。道場を出奔し浪々の身となった八郎は、想いを通じた座敷女中のお信にそそのかされるまま、お信の敵、高木勘蔵を討つ。
  • 剣客商売番外編 黒白(下)
    1,045円 (税込)
    真剣勝負のその日、波切八郎はついに姿を現わさなかった。しかし秋山小兵衛はなぜか八郎を憎めない。一流の剣客が約束を違えるとはよほどの事がその身を襲ったからであり、実際、道場出奔後、八郎の運命は激烈に転変し、見えない勢力に操られ人斬りを重ねる日々であった。対照的な生き方をとる二人は、互いへの想いを断てぬまま思いがけぬ所で……。「剣客商売」ファン必読の番外編。

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剣客商売十四 暗殺者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    珍しく長編、先が気になり一気に読んだ。強い剣客が現れ、弱気な小兵衛、のんき?な大治郎が面白い。実際に戦ってほしい気もした。

    0
    2019年03月31日

    Posted by ブクログ

    番外編『黒白』を読んだがゆえに深まる理解。終盤でキーパーソンとなる滝口を、かつての秋山道場へ弟子入りさせたのも、小兵衛の「人が変わった」ためであり、その発端は波切八郎の一件があったためだ。本書に登場する剣客・波川周蔵も、不幸な事件から出奔して裏稼業に身をやつすまでは波切と一緒だったが、結末に救われた。さて、本シリーズも残り本編2冊、番外編2冊となった。奥付の出版年から『二十番斬り』『ないしょないしょ』と進もう。

    0
    2017年08月28日

    Posted by ブクログ

    時代小説。「剣客商売」シリーズ第14弾。長編。

    「暗殺者」

    剣客、波川周蔵の手並みを見た小兵衛。そして不二楼にて侍たちの「秋山大治郎が・・」との不穏の声を耳にする。弥七と傘徳とともに暗殺計画を探る・・。
    小兵衛の昔の弟子、稲垣老人が小兵衛と波川を繋ぐ。

    話の展開が「どうなる、どうなる」と気になり、読み進める手が止まらない。
    小兵衛の老いと大治郎の落ち着きの対比が、年月を感じさせる。お勧めです。

    0
    2013年02月21日

    Posted by ブクログ

    浪人・波川周蔵
    蘭の間・隠し部屋
    風花の朝
    頭巾の武士
    忍び返しの高い塀
    墓参の日
    血闘

    0
    2010年04月13日

    Posted by ブクログ

    この長編の冒頭から登場する波川周蔵という剣客は、仕掛人ということでしょうね。この仕掛けがどういう方向にいくかというのが物語の主軸ではあるのですが、友人を失った小兵衛が妙に気弱になっているのも、このシリーズとしてはめずらしいことで興味をひかれます。表題の「暗殺者」はもちろん波川のことであり、どうやらその標的は大治郎らしいのですが、いったい何のために?というところが眼目です。波川が自分をとりまくいくつもの事情にだんだんにがんじがらめになっていくところが、なんとも哀しい物語でした。

    0
    2026年01月26日

    Posted by ブクログ

    息・秋山大治郎の危機を救うために奔走するあの小兵衛。そしてまさかのラストシーンにホッとしてしまった。思わずまた読み返してしまった。

    0
    2025年08月29日

    Posted by ブクログ

    ▼全16巻だそうなので、ラストが近づいています。14巻は長編。丸一冊で、ひとつ噺です。大治郎が狙われる。暗殺者は何者で、意図はなんなのか。

    (以下、ネタバレします)







    ▼ミステリとしては、種明かしは「田沼意次暗殺計画」。田沼意次は歴史実在の人物。この時代(1780年代だったか。つまり江戸時代中期)の大物政治家です。この時代の首相みたいな。そして、「剣客商売」の物語上は、主人公秋山小兵衛・大治郎父子の保護者的存在で、大治郎と結婚した三冬という女性剣客の父でもある。

    ▼この田沼意次を恨んだ大物がいて、暗殺計画を立てる。毎年田沼はある日にお忍びで墓参をする。そのときは供が僅か。その僅かな供には必ず大治郎がいる。大治郎が圧倒的に手ごわいので、<大治郎の相手をするためだけ>に、腕っこきの刺客が雇われた。この刺客、この人物が、このお話のゲスト主役。この人が要は、良い人なんです。しかも小兵衛と顔なじみ。。。

    ▼というようなお話なのですが、実は全体に言うと既視感がけっこうあります。新味っていうのはないんです(笑)。ところが味わいとしてはこのお話、小兵衛の老いの味わいなんですね。そこは新しいし、滋味深い。

    ▼息子が狙われているということに、本人以上に動揺をする小兵衛さん。心配で心配でタマラナイ。以前には感じたことのないイライラ。心配。不安。むしろ息子本人がどっしりしていて、それがまたカンに触る(笑)。
     そんな小兵衛の気持ちがちょっとラブリーな一冊でした。

    0
    2024年07月15日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    略

    <内容>
    長編である。それ故か、筋は複雑になっている。が最後にその縺れた糸が一気にほどけてくる。老中田沼意次の暗殺の実行シーンでだ。暗殺は失敗に終わる。暗殺犯グループの浪川周蔵の裏切りによってである。無論、秋山親子もこの次第を読んで対応している。ドラマの同作のシーンを思い出した。

    0
    2023年06月05日

    Posted by ブクログ

    「池波正太郎」の長篇時代小説『剣客商売(十四) 暗殺者』を読みました。

    ここのところ9冊連続で「池波正太郎」作品です。

    -----story-------------
    老剣客「秋山小兵衛」とその息子「大治郎」が悪に挑む!
    累計2400万部突破の大人気シリーズ

    「波川周蔵」の手並みに「小兵衛」は戦いた。
    「大治郎」襲撃の計画を知るや、「波川」との見えざる糸を感じ「小兵衛」の血はたぎる。
    第十四弾、特別長編。
    -----------------------

    やめられなくて、どんどん次が読みたくなる『剣客商売(けんかくしょうばい)』シリーズの第14作… 1986年(昭和61年)に刊行された作品です、、、

    シリーズ2作目の長篇… 短篇も良いのですが、長篇の方が読み応えがあるので好きなんですよね。

     ■浪人・波川周蔵
     ■蘭の間・隠し部屋
     ■風花の朝
     ■頭巾の武士
     ■忍び返しの高い塀
     ■墓参の日
     ■血闘
     ■解説 常盤新平

    香具師の元締である「萱野の亀右衛門」が、浪人の「波川周蔵」に五十両で殺しを依頼するが、「周蔵」は返事を渋っていた… 「小兵衛」が「横山正元」宅を辞してからのこと、この「周蔵」を二人の男が襲っていた、、、

    その後、「小兵衛」は不二楼の主に招待されて、不二楼に久方ぶりに赴いた… その折りに、先日「周蔵」を襲っていた男の一人が不二楼に現れた。

    その者たちは隠し部屋のある蘭の間に通され、「小兵衛」がこの隠し部屋からこっそりと聞いていると、襲った男はどうやら誰かを襲うために「周蔵」を試したらしい… その報告をしてい相手は「小田切」と名乗っていた、、、

    一体この者たちは誰を襲うとしているのか? やがてそのことは分かった… 不二楼の主「与兵衛」がこの「小田切某」が蘭の間に入ったのを幸いに、こっそりと聞いていたら「「秋山大治郎」が…」というのが聞こえていたのだ。

    このことを聞いた「小兵衛」は、「周蔵」に襲わせる相手が「大治郎」だと直感する… 「周蔵」は「小兵衛」の見るところ、息「大治郎」と斬り合ってどちらが勝つか分からない腕前である、、、

    その「周蔵」であるが、「萱野の亀右衛門」のところに赴いて、殺しの件を引き受け、その代わり、妻子を人に見つからないような場所に移して欲しいと頼む… この「周蔵」に「大治郎」を襲わせる理由は何なのか? 「小田切」の後にはまだ別の人物がいるようである。

    この人物の意中とは? そして、この「周蔵」と「大治郎」の対決はどうなるのか?

    「松平伊勢守」と「田沼意次」の確執や、「徳川家」が綻びを見せ始めていた時代背景が描かれ、長篇らしい重厚な展開が愉しめましたね、、、

    そして、最後の大どんでん返しが印象的でした… 「周蔵」の武士としての良心と判断には驚かされたけど、共感しましたね。

    あと、「大治郎」のことを心配するあまり、ヒステリックになってしまう「小兵衛」の姿が忘れられません… 「小兵衛」のような人物でも、子どものことになると心が乱されてしまうんですね。

    これで在庫として持っている『剣客商売』シリーズは全て読み終わってしまいました… 飛び飛びで半分くらいの作品しか読めてないので、機会があれば全て読破したいですね。

    0
    2023年05月01日

    Posted by ブクログ

     正月、TVで北大路欣也演ずる「剣客商売」を観ました。活字もいいけど映像もいいですねw。池波正太郎 著「剣客商売(十四)暗殺者」、2003.2発行。松平伊勢守の田沼意次への陰謀に絡み、波川周藏に命を狙われる羽目になった秋山大治郎。その意外な結末は。連作7話、特別長編。

    0
    2021年01月04日

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