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秋山大治郎のことを思いながら夕暮れの根岸の里を歩んでいた佐々木三冬は、背中を斬られて逃げてきた女に小さな品物を託される。それが密貿易に係わるものだったため、三冬はその一味から狙われ、捕らわれて地下蔵に押し込められる。鬼神のごとくなって探し回った大治郎が奇蹟的に三冬を救出すると、父・田沼意次は、いきなり三冬を嫁にもらってくれと頼むのだった。シリーズ第6弾。
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Posted by ブクログ
このシリーズを読むたびに姿勢が正しくなる。 曲がった心も少しまっすぐになる。 お風呂で読んだり、寝る前に1話読んだり。 小兵衛と大治郎、三冬、弥七、徳次郎、みんな大好き。 第六巻は何と言っても「品川お匙屋敷」が熱い。 大治郎という男がたちあらわれて、すさまじい。 「いのちの畳針」の為蔵を助ける友...続きを読む之助に泪。 「道場破り」大治郎の男としての姿勢を見習いたい。 6: 鷲鼻の武士 品川お匙屋敷 川越中納言 新妻 金貸し幸右衛門 いのちの畳針 道場破り
シリーズ第6弾。「剣客商売」の六冊目にあたるこの『新妻』に収められた7編は作家・池波正太郎が元気そのものだった頃の作品である。なかでも、「品川お匙屋敷」で秋山大治郎と佐々木三冬は結ばれるのである。世間を知らぬ、微笑ましほどに初心なカップルの誕生だ。
池波正太郎の剣客商売シリーズも№六「新妻」(2002.11)、いよいよ佳境に入ってきました。鷲鼻の武士、品川お匙屋敷、川越中納言、新妻、金貸し幸右衛門、いのちの畳針、道場破りの7話、どれも読み応えがあります。なんといっても、朴念仁で二人ともおのれの胸の内を打ち明ける術を知らない佐々木三冬と秋山大治郎...続きを読むが結婚しました。家事は何も知らない三冬が初々しいです。小兵衛に「一肌脱いでいただきたい」と言われたら、恥じらう三冬w。一方、大治郎は巻を追うごとに、逞しく、頼もしく成長しています!
タイトルから大治郎と三冬のことかと思って読んだのだが、良い意味で体をかわされた(笑)「品川お匙屋敷」が切っ掛けで、老中・田沼から縁組みを申し入れられるなどは当時としては破格のことだろう。「新妻」「道場破り」で大治郎の情の厚さが堪能できる作品だった。「金貸し幸右衛門」の中の『かえって戦乱絶え間もなかっ...続きを読むたころのほうが、人のいのちの重さ大切さがよくわかっていたような気がするのじゃ。(中略)生死の意義を忘れた人それぞれが、恐ろしいことを平気でしてのけるようになった。』とは、平成の世でも言えることだろう。
時代小説。「剣客商売」シリーズ第6弾。7作。 「鷲鼻の武士」「品川お匙屋敷」「川越中納言」「新妻」「金貸し幸右衛門」「いのちの畳針」「道場破り」 「品川お匙屋敷」で大治郎と三冬が結ばれる。この話がメインのように思えるが、「鷲鼻の武士」の渡部甚之介(「金貸し幸右衛門」にも出てくる)や「いのちの畳針...続きを読む」の植村友之助、「道場破り」の鷲巣見平助など魅力的な人物が描かれる小作品により惹かれた。
さすがに面白いわ。 30年くらい前に、江戸の泰平による平和ボケで人間がおぞましい事も平気で行う的な旨を言ってるんだぜ。 全人口が毎日ミルクを飲んだら犯罪は無くなるって信じる?
中学校時代から何度も読み続けている池波正太郎もの。 たぶん一番最初に読んだのがこのシリーズ。 食べ物に対する興味も、江戸時代の言葉、作法も全てこれで覚えた。 読まないと人生損だぜ。 同じ時期から池波正太郎が好きだった人を人だけ知っている。
池波正太郎さんの本はどれを読んでもおもしろいのですが、その中でも剣客商売、その中でもこの間が私のお気に入り。
渡部甚之介は将棋好きの剣客。ある日、秋山小兵衛の家で将棋を指し続けて、果し合いの約定を失念してしまう「鷲鼻の武士」 佐々木三冬は根岸の寮に帰るさなか、一人の女性を助ける。女性は絶命するが、抜荷の証拠を託した「品川お匙屋敷」 秋山大次郎は佐々木三冬と無事結婚。小兵衛と三冬は親子となる。そんな中、小兵衛...続きを読むはかつて道場に来ていた美男子を町中で見かける「川越中納言」 大阪へ、修行時代の恩師の墓参りに行った大次郎は帰途に同姓同名の人物に出会い、その苦境を救う為に尽力する「新妻」 小兵衛が料理屋•元長で見かけたのは品の良い老人。老人は行方不明になった娘の行方を探していた「金貸し幸右衛門」 植村友之助は、病を得るまでは小兵衛の高弟だった。そんな彼が、偶然拾った畳針で人助けをする「いのちの畳針」 金杉新田に住む鷲巣見平助は道場破り。日本橋の間宮道場に訪れると、その日、道場に来ていた大次郎と戦う。大次郎と真剣で立会いたいと望む平助だったが「道場破り」 ついに結ばれた大次郎と三冬。大次郎の道場で修行していた飯田粂太郎も元服し、小兵衛は63歳•おはるも23歳になった。(「金貸し幸右衛門」冒頭に記述あり) 「解説」によると、著者は67歳で亡くなったそうだが、著作は驚くほど多い。本作は著者が50代の作品だそうだが、脂がのりきっている感じがする。 つい先日見に行った映画館では、「鬼平犯科帳」の新シリーズ予告をやっていた。私が子どもの頃、父が、松本幸四郎主演のテレビシリーズを熱心に見ていたが、ついに孫が同じ役を演じる時代になったのだ。池波正太郎の作品は、ある意味で時代を超えて残るのかもしれない。
▼収録されているのは以下です。 鷲鼻の武士 品川お匙屋敷 川越中納言 新妻 金貸し幸右衛門 いのちの畳針 道場破り この中で「品川お匙屋敷」が、以下の内容。密貿易をめぐる犯罪事件に佐々木三冬が巻き込まれる。悪人に捕まってしまう。それを大治郎が助ける。三冬の父である田沼の言い出しで...続きを読む、ふたりは結婚することになる。祝言を上げる。 ▼なかなか急展開ではありますが、その脱力さも池波節かな、と。 ▼印象深いのは「川越中納言」。川越中納言の名で呼ばれる悪党を、小兵衛が成敗する。というそれだけの話なんですが、かつて被害にあった娘が、無事に幸せに市井で暮らしている。最後に小兵衛に赤ちゃんを見せに来る。小兵衛は赤ちゃんを見て、自分の子が、大治郎が、赤ちゃんの頃を思い出す。それだけの一幕が、素晴らしい。
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