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Posted by ブクログ
時代小説。「剣客商売」シリーズ第12弾。7作。
「白い猫」「密通浪人」「浮寝鳥」「十番斬り」「同門の酒」「逃げる人」「罪ほろぼし」
今まで読んできた剣客シリーズの中で、とても好きな巻。
どれも面白い。「白い猫」の猫の愛らしさ(黒兵衛は結局飼わなかったのか?)。
「密通浪人」「浮寝鳥」で小兵衛と大治郎がそれぞれいっぱい食わされる。
「十番斬り」は表題作だけあって印象的。死を前にして為すべきことを見つけた松村浪人。それを小兵衛が助ける。
「同門の酒」は普段の律儀さが己の危機を助ける。
「逃げる人」では大治郎が敵もちとその敵の両方を知ってしまい、決断を迫られる。
「罪ほろぼし」父が大罪を犯した永井源太郎の粛々と生きる姿。二人の罪ほろぼし。
お勧めです。
Posted by ブクログ
▼なんだか最近、「あさりを食べたいなあ」と思ってスーパーの冷凍剥きあさりで良いので適当に食べているのですが、よく考えたら池波正太郎を読んでいて刷り込まれた気がします(笑)。
▼白い猫密通浪人浮寝鳥十番斬り 同門の酒 逃げる人 罪ほろぼし
以上を収録。
▼似たような話が多いですが、オモシロイ。軽さも出てきました。「浮寝鳥」は、乞食までなって世を捨てた男が、一人娘のために危険を冒して金を作ろうとして殺されてしまう。こういう話を主人公からの距離感で見つめるあたりは、「メグレ警視」っぽさが面目躍如。
▼「十番斬り」は余命はかない病になった剣客が、最期に無頼者たち10人を斬って捨てようという。全体に人生のままならなさと表裏を煮詰めたようなゲストが毎回コクを醸しだす感。
Posted by ブクログ
剣客商売12作目。
おはると、小兵衛夫妻は、とってもよいコンビだなー。。。と思った「罪ほろぼし」(笑)
三冬と、大治郎夫妻は、共にかっこいいコンビ。そして、息もあっている。と改めて思った「浮寝鳥」。
「白い猫」は、駒形の元長にいったのか?
猫が気になる。。。
「浮寝鳥」は、おみよの行く末が気になる。。
「罪ほろぼし」は、「辻斬り」の続編。
でも、あまりに前に読んだので、「辻斬り」を忘れている。。。記憶力がないなー。。自分。。
でも、最後はほっこり。
久しぶりに、読んで幸せな気持ちになった。
剣客商売の最後って、寂しさや悲しさを覚えるものが多くてね。。。
白い猫
密通浪人
浮寝鳥
十番斬り
同門の酒
逃げる人
罪ほろぼし
Posted by ブクログ
この物語を 気楽に読んでいたが
小兵衛が まさに 私と同じ世代。
大治郎が 嫁をもらい 初孫ができる。
60歳はじめの小兵衛の複雑な心境が みょうに 気に入るのだ。
40歳年下のおはるを 嫁にもらい
質素で慎ましやかで おはるの愛情につつまれながら
食べ過ぎて おなかを壊したり
おはるの膝で お昼寝をしている・・・・
そして 旗本たちの ふがいなさや
ふとどきな浪人を こらしめ、
大治郎の成長を じっくりと見つめる。
小兵衛はいう
『剣術もやめて 年を老ってしまうと どうも退屈で仕方がない。
だから、ついつい人事へくびを突っ込みたくなるのであろうよ。』
『万(よろず)、よけいな事をしたがらぬものじゃ。
わしなどは毎朝、顔を洗うのも面倒になってしまったわぇ』
老いることの真髄ですね。
そして 小兵衛は こうもいう。
『人の世の善と悪とは、紙一重じゃ。』
達観したその視線。いいねぇ。
永井源太郎のさわやかさ。
父親の罪滅ぼしをかんがえ 自分をじっと見つめる。
うわさがあっても、自らの筋を通す。
若い者も いいぞ。
おはるがいう
『へんな父子』と。
なんというおだやかな空気がながれる。
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