ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
「まだ…まだ死ねぬぞ、まだ十人あまりもいる…」死病に冒されながら、世話になった村に巣くう無頼浪人どもの一掃を最後の仕事と心に決め、ひとり剣をにぎる中年の剣客・村松太九蔵。その助太刀に小兵衛の藤原国助作二尺三寸が冴える「十番斬り」。小兵衛の亡妻お貞への情愛を彷彿させる「白い猫」「密通浪人」。[辻斬り]事件のその後を描き味わい深い一編「罪ほろぼし」など、シリーズ第12弾。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
1~19件目 / 19件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
「浮寝鳥」「十番斬り」などの短編を収めた本巻は切ない話が多かった。「逃げる人」では大治郎が小平衛に判断を強いられる修行の姿が印象深い。「罪ほろぼし」の永井源太郎の潔くもさばさばした態度に好感を覚え、結びの妻を娶ったことを小平衛に報告に来た様を読むと、ついホロリとしてしまった。
時代小説。「剣客商売」シリーズ第12弾。7作。 「白い猫」「密通浪人」「浮寝鳥」「十番斬り」「同門の酒」「逃げる人」「罪ほろぼし」 今まで読んできた剣客シリーズの中で、とても好きな巻。 どれも面白い。「白い猫」の猫の愛らしさ(黒兵衛は結局飼わなかったのか?)。 「密通浪人」「浮寝鳥」で小兵衛と大...続きを読む治郎がそれぞれいっぱい食わされる。 「十番斬り」は表題作だけあって印象的。死を前にして為すべきことを見つけた松村浪人。それを小兵衛が助ける。 「同門の酒」は普段の律儀さが己の危機を助ける。 「逃げる人」では大治郎が敵もちとその敵の両方を知ってしまい、決断を迫られる。 「罪ほろぼし」父が大罪を犯した永井源太郎の粛々と生きる姿。二人の罪ほろぼし。 お勧めです。
中学校時代から何度も読み続けている池波正太郎もの。 たぶん一番最初に読んだのがこのシリーズ。 食べ物に対する興味も、江戸時代の言葉、作法も全てこれで覚えた。 読まないと人生損だぜ。 同じ時期から池波正太郎が好きだった人を人だけ知っている。
小兵衛さんのシブカッコよさにはいつも惹かれますがこの巻が一番好きです!特に最初の白い猫と、最後の辻斬りの後日談は、読んだ後におもわずクスっと笑ってしまうような面白さがあります。この暖かい粋な読み心地は、剣客商売全体に通じるものだと思います。池波先生には本当に頭が下がります‥!
▼なんだか最近、「あさりを食べたいなあ」と思ってスーパーの冷凍剥きあさりで良いので適当に食べているのですが、よく考えたら池波正太郎を読んでいて刷り込まれた気がします(笑)。 ▼白い猫密通浪人浮寝鳥十番斬り 同門の酒 逃げる人 罪ほろぼし 以上を収録。 ▼似たような話が多いですが、オモシロ...続きを読むイ。軽さも出てきました。「浮寝鳥」は、乞食までなって世を捨てた男が、一人娘のために危険を冒して金を作ろうとして殺されてしまう。こういう話を主人公からの距離感で見つめるあたりは、「メグレ警視」っぽさが面目躍如。 ▼「十番斬り」は余命はかない病になった剣客が、最期に無頼者たち10人を斬って捨てようという。全体に人生のままならなさと表裏を煮詰めたようなゲストが毎回コクを醸しだす感。
剣客商売12作目。 おはると、小兵衛夫妻は、とってもよいコンビだなー。。。と思った「罪ほろぼし」(笑) 三冬と、大治郎夫妻は、共にかっこいいコンビ。そして、息もあっている。と改めて思った「浮寝鳥」。 「白い猫」は、駒形の元長にいったのか? 猫が気になる。。。 「浮寝鳥」は、おみよの行く末が気...続きを読むになる。。 「罪ほろぼし」は、「辻斬り」の続編。 でも、あまりに前に読んだので、「辻斬り」を忘れている。。。記憶力がないなー。。自分。。 でも、最後はほっこり。 久しぶりに、読んで幸せな気持ちになった。 剣客商売の最後って、寂しさや悲しさを覚えるものが多くてね。。。 白い猫 密通浪人 浮寝鳥 十番斬り 同門の酒 逃げる人 罪ほろぼし
白い猫 果たし合い 密通浪人 浮気のゆすりが人違い 浮寝鳥 乞食惨殺事件 十番斬り 死ぬ前に無頼浪人達を斬ることにした 同門の酒 弟弟子が人違いで拉致される 逃げる人 敵持ちの双方と知り合ってどうしよう 罪ほろぼし 辻斬りの息子は元気にやってます
剣客商売シリーズ第12弾 「剣客商売」のなかには季節が綺麗に描かれている、なかでも季節感を出すために食べ物がうまく登場する。しかし、現代は食べ物の季節感はほとんど無くなってしまった。
この物語を 気楽に読んでいたが 小兵衛が まさに 私と同じ世代。 大治郎が 嫁をもらい 初孫ができる。 60歳はじめの小兵衛の複雑な心境が みょうに 気に入るのだ。 40歳年下のおはるを 嫁にもらい 質素で慎ましやかで おはるの愛情につつまれながら 食べ過ぎて おなかを壊したり おはるの膝で お...続きを読む昼寝をしている・・・・ そして 旗本たちの ふがいなさや ふとどきな浪人を こらしめ、 大治郎の成長を じっくりと見つめる。 小兵衛はいう 『剣術もやめて 年を老ってしまうと どうも退屈で仕方がない。 だから、ついつい人事へくびを突っ込みたくなるのであろうよ。』 『万(よろず)、よけいな事をしたがらぬものじゃ。 わしなどは毎朝、顔を洗うのも面倒になってしまったわぇ』 老いることの真髄ですね。 そして 小兵衛は こうもいう。 『人の世の善と悪とは、紙一重じゃ。』 達観したその視線。いいねぇ。 永井源太郎のさわやかさ。 父親の罪滅ぼしをかんがえ 自分をじっと見つめる。 うわさがあっても、自らの筋を通す。 若い者も いいぞ。 おはるがいう 『へんな父子』と。 なんというおだやかな空気がながれる。
小兵衛65歳 10人を切り倒しても少し息切れする程度 明け方掛け物をしてあげる小兵衛に 「あれ、すみませんよう・・・」と 夢うつつで答える「おはる」が可愛いですね
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
剣客商売
新刊情報をお知らせします。
池波正太郎
フォロー機能について
「新潮文庫」の最新刊一覧へ
「歴史・時代」無料一覧へ
「歴史・時代」ランキングの一覧へ
剣客商売(一~十六、番外編) 合本版
雲霧仁左衛門 (1)
雲霧仁左衛門(前後)合本版(新潮文庫)
仕掛人 藤枝梅安 (1)
鬼平犯科帳(一)
仕掛暮らし
鬼平犯科帳「血頭の丹兵衛」【文春e-Books】
試し読み
真田太平記 Episode0
「池波正太郎」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲剣客商売十二 十番斬り ページトップヘ