池波正太郎のレビュー一覧

  • 鬼平犯科帳[決定版](三)

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    鬼平さんはオジさん向けのお話なんだなぁ…と思うのは、毎回絶対にエロっぽいシーンがあることですね。
    濃くはないけどね。

    なんか、男性と女性の性に対する逼迫性というか、必要性というか、体だけでもOK的な感覚というか、そういうのって絶対的に違うっぽいな…と太郎姉ちゃん(♀)が言っていました。

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    2018年07月25日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

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    池波正太郎の美味しいお店本。
    美味しいお店情報を得たくて読んだけれど、それよりも池波さんの思い出語りエッセイとしてなんとなく楽しめてしまった。

    浅草育ちで、芝居が好きで、小学校を卒業してすぐに働き始めた。少年の頃から食べ物屋さんに入ることにかけては物怖じしないたちだったそうで、職場に近かった銀座や神田などでも、ここはと思った店はどんなところでも堂々と入り、大人の気分を味わったという。
    ※東京の東側は私の故郷!

    召集され海軍に入り、エキゾチック横浜でも旨いもの探求。
    ※横浜は私の初めての勤務地!

    終戦後は品川目黒辺りに住み、物書きとして食べていけるようになるまでは、昼間は役所勤め in 渋

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    2018年06月29日
  • 鬼平犯科帳(六)

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    安定していて安心して読める。
    今回は、大捕物というよりは人情話のような気がした。
    6巻だが、まったくマンネリせずに毎回、楽しませてくれる。

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    2018年06月21日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    ネタバレ

    秀頼誕生、お江回復して信濃へ、秀次切腹、慶長大地震、慶長の役、鈴木右近帰参、秀吉没、樋口角兵衛信幸の家臣に、向井佐助忍び仕事を開始、家康と前田利家会見、家康向島へ、前田利家没、石田三成失脚家康伏見城へ 角兵衛って信幸より幸村を好きになったんじゃなかったっけ?

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    2018年04月09日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    ネタバレ

    山中長俊と山中俊房会見、田子庄左衛門お江を助ける、向井佐平次の息子佐助忍び修行開始、鈴木右近 柳生宗章と出会う、幸村結婚、文禄の役

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    2018年04月09日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    ネタバレ

    上田合戦、信幸が稲姫と結婚、幸村大阪へ、名胡桃城事件、小田原攻め、伊達政宗小田原へ、鈴木右近出奔、朝鮮出兵近づく。 樋口角兵衛が気持ち悪い。あと稲姫は吉田羊になって困る

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    2018年04月09日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    ネタバレ

    仁科盛信(武田信玄の五男)家臣の向井佐平次がくの一お江に助けられて真田源二郎の家臣となる~本能寺の変まで。 壷谷又五郎と佐平次の親との関係や、源二郎の出生の秘密など、後々明らかにされるだろう伏線が幾つか。 先に真田丸見ちゃったから、真田昌幸は草刈正雄、源三郎は大泉洋、源二郎は堺雅人になっちゃって困る

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    2018年04月09日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十八)

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    「俄か雨」「馴馬の三蔵」「蛇苺」「一寸の虫」「おれの弟」「草雲雀」を収録。「一寸の虫」の仁三郎が哀れだった。

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    2017年12月26日
  • さむらい劇場

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    独特の文体と、次から次への展開で、飽きることなく読ませてもらえる。よく言えば波乱万丈の物語。しかしちょっと意地悪く見ると、なんだか小説を書きながら、思いつきでストーリーを作っていってるような。将軍を殴った平八郎が最後は幕臣に戻ったり。まあ、暇つぶしに読むのにはいい本です。

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    2017年11月16日
  • 鬼平犯科帳(二十三)

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    ネタバレ

    いよいよシリーズも残り2冊だと思うと、読むのを躊躇うというか、読み終わりたくないというか…。
     今回は短編と長編。短編もまるっきり別な話というわけでもなく、関連性があります。二つとも隠し子に係る話です。一人は平蔵の亡き父の隠し子、もう一人は盗賊の頭の隠し子。平蔵にとっては妹になるお園。真実を話す時がくるのか分かりませんが、彼女が幸せになれそうで良かったです。
    そしてもう一人の隠し子、盗賊の二代目頭となるお夏。彼女は火盗改めの手を逃れたようですが、今後登場するのかしら。おまさのことも心配です。

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    2017年10月27日
  • 鬼平犯科帳(八)

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    久々に鬼平さんの続きを読む。
    左馬之助の実直さが好ましい。最後には惚れた娘と添い遂げられてよかったなぁ。平蔵夫婦も一安心だろう。しかし元旦那と未だに手を切れてない風?なお静さんで大丈夫なんだろうか、と少し不安になる。
    「流星」では以前平蔵に粋ないたずらをやらかした大川のご隠居が再登場。穏やかな余生を過ごしていたはずの爺っつぁんが卑劣な勤めの片棒を担がされたのには胸が痛んだ。そして平蔵の情けが泣ける…。
    悪党どもが一網打尽にされるところは何度読んでもスカッとするし「神妙にせよ!火付盗賊改メ長谷川平蔵である!!」に毎度しびれる。安定して楽しめる鬼平シリーズです。

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    2017年10月18日
  • 編笠十兵衛(上)

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    綱吉時代の江戸の様子がよく表現されている。将軍綱吉、吉良上野介、浅野内匠頭、大石内蔵助といった登場人物のそれぞれのキャラクターを上手く際立たせている。佐伯泰英の大黒屋総兵衛と本著の主人公月森十兵衛の立ち位置は似ているが、前者ほど破天荒ではない。2017.8.16

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    2017年08月16日
  • 男の系譜

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    「死ぬことは確実だが、死の本当のところはわからない。それでも、いやそれだからこそ、10日にいっぺんくらいは、死について考えてみなければならない。」

    織田信長の章からの一節。

    それ以外にも、戦国から幕末にかけての人物の生き方を引き合いに、人生の指針が示されている。

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    2017年09月11日
  • おとこの秘図(上)

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    「何事も、己のことは己ではわからぬもの。(中略)なればこそ、人は他人のいうことに耳を傾けなければならぬのでございます。他人の目に映るわが身を忘れてはなりますまい」。

    元禄時代、旗本の妾腹の子として生まれ、父から疎まれ、剣の修行をし、剣士として生きようと決めた男の物語。

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    2017年09月11日
  • おとこの秘図(中)

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    「男というものは、金のちからを軽く看てはならぬぞ。そしてまた、金のちからに振り廻されてもならぬ」。

    元禄時代、旗本の妾腹の子として生まれ、父から疎まれ、剣の修行をし、剣士として生きようと決めた男の物語。父からの執拗なまでの廃嫡の策謀を受ける。

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    2017年09月11日
  • 映画を見ると得をする

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    「なぜ映画を観たり、小説を読んだり、芝居を観たりするかというと、人間というのは一人について、人生はひとつしかないから・・。映画を観るということは、自分の知らない人生というものを、いくつも見るということだ」。

    人がなぜ物語りが好きなのか明らかにされている。それ以外にも、総合エンターテインメントとしえの映画の素晴らしさが語られている。

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    2017年09月11日
  • 編笠十兵衛(下)

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    「人は天地の塵ぞ。塵なればこそ命を思い極め、塵なればこその重さを知れ、塵となり尽くして天地に呼吸せよ」(柳生の剣の心)。

    忠臣蔵を題材とした物語。将軍の処罰の過ちを正すため、赤穂浪士の吉良邸討ち入りを成功させるほかないと判断した月森十兵衛の活躍を描く。

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    2017年09月11日
  • 黒幕

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    「家は人が生まれ、人が育つところ、これ一個の国。」

    これは、大阪の陣で活躍した毛利勝永(かつなが)を主人公にした「紅炎」からの一節。
    勝永は真田幸村と共に徳川家康を、後一歩まで追い込んだ武将。
    豊臣家に多大な恩を感じていた勝永は、秀頼公のために一命を捧げたいと思っていたが、自分が大坂に味方すれば、残った妻子が難儀すると一度は大坂入りに難色を示した。

    しかし、妻より「君の御為の働くは家の名誉です。残る者が心配ならば、私達はこの島の波に沈み一命を絶ちましょう」と励まされ、大阪入りする。

    近頃、躾のため置き去りにされた子供が行方不明になる事件があったが、家庭はしっかり運営する必要がありますね

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    2017年09月18日
  • 戦国と幕末

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    ネタバレ

    池波正太郎が色々なところに書いたエッセイ・随筆をまとめたものか?
    章や項目によって文体も構成も違うので、そんな印象を受けた。

    戦国と忠臣蔵についてはあまり詳しくないのだが、家康以来の幕府制度の在り方が連綿と続き、幕末の動乱にまで影響をもたらしているというのは、歴史というのは本当に出来事の連なりなのだなーという印象。

    明治維新については、池波はどちらかというと佐幕派のようである。
    薩長の急進派に対して「こいつら汚い手使ってやがる」という印象を抱いているように感じた。

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    2017年06月11日
  • 鬼平犯科帳[決定版](三)

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    20170512 各編がボリュームがあって読み応えがあった。テーマもそれぞれちがうのだろうが一編ごとによく出来ていた。過去にも読んでいるはずなのだが飽きない。

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    2017年05月12日