池波正太郎のレビュー一覧

  • 信長と秀吉と家康

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    信長~秀吉~家康
    の時代的流れがわかる。

    「人間50年。下天のうちをくらぶれば夢まぼろしのごとくなり」  信長

    「つゆとおち、つゆときえにしわが身かな、難破のこともゆめの又ゆめ」  秀吉

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    2019年01月05日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    秀吉の朝鮮出兵の最中、甲賀から脱出するお江。

    真田家にとってはあまり関係無いからか、
    お江の脱出劇の方が重視されている印象。

    田子庄左衛門と情を交わすお江。
    真田丸のヒロイン、きりは源次郎一筋だったが、
    なかなかに恋多き女である。
    しかし、ドロドロはしていないが。

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    2018年12月19日
  • おとこの秘図(中)

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    おとこの秘図(上)を読み終えた直後、(中)を読み始める前に背表紙を見てしまい、ひどくガッカリしてしまった作品。

    (上)の続きが、
    (どうするんだろう。どうなるんだろう、権十郎……)
    と思っていたドキドキ感が、このネタバレによって一瞬読む気が薄れてしまい、勝手に評価が下がりました。

    お話自体は、さすが池波正太郎氏、なんですけれどね。

    (上)からの続きが気になり、(中)もダレることなく面白く、星4でも良いのですが、この背表紙の記載で星1つ減らしています。

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    2018年11月11日
  • 幕末新選組 新装版

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    歴史小説好きなのだが、池波氏の小説は合うのが無く、新撰組であればと手に取る。永倉新八(江戸っ子剣士、新撰組の中では一番長生きした人でしたっけ?)が主人公になっているものは読んだことが無いので興味深くは読むが、物語としては池波氏の味付けがあまり感じられず、(私が読みとれないだけか?、いや現代の派手小説が好きだから、多少誇張されてないと駄目なのか?)物足りない。

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    2018年11月06日
  • 池波正太郎と七人の作家 蘇える鬼平犯科帳

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    ネタバレ

    土橋章宏の「隠し味」は泣けた。
    諸田玲子の「最後の女」は、平蔵が女と情を交わすのが納得いかなかった。
    逢坂剛はまるで漫画の鬼平しか読んでないようなキャラ作りで好きではなかった。
    あとは概ね良しかな。

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    2018年10月22日
  • 鬼平犯科帳の世界

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    再読前に復習で読めばよかった。
    江戸時代の絵図が参考になる。この広い江戸の地図の上を平蔵や同心、密偵たちが縦横に網を張っていたのかと思うと興味深い。

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    2018年10月15日
  • 鬼平犯科帳<番外編> 乳房

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    ネタバレ

    鬼平犯科帳の番外編とも言えるお話。
    両親がおらず、陰気で不美人でコンプレックスの塊でダメ男にも捨てられたお松さんが、偶然の出逢いから人の縁に助けられ、最後は立派な商家のおかみさんにになるまでのお話。

    人殺しをしたことで人生に対して無欲になったのが良かったようにも思うけれど、やはり良き人に良きタイミングで出会え、その良縁を細く長く生かすだけの強運が彼女あったってことだよね。

    ただ、物語としては、お松さんのお話と鬼平さんの捕り物帳が交互に出て来るので、それらに多少の関係があるとは言え、どちらのお話もやや中途半端に思える感がありました。

    鬼平さんはシリーズ化されているんだから、もっとお松さんの

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    2018年10月06日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十)

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    おしま金三郎
    二度ある事は

    怨恨
    高萩の捨五郎
    助太刀
    寺尾の治兵衞

    決定版になって字が大きくてびっくりする!あと振り仮名が多くて読みにくい。(しかも新装版と振り仮名が違うところある)

    「二度あることは」同心 細川に二度あったことといえば。
    「怨恨」磯部の万吉が再登場。元盗賊 粂原の喜十に振り回される五郎蔵がおまさにからかわれていて面白い。
    「高萩の捨五郎」相模の彦十が高萩の捨五郎を見つかる。久しぶりに本格派の盗賊。

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    2018年10月04日
  • 鬼平犯科帳(十七)

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    序盤は平蔵の判断が後手に回る印象。
    重要かと思っていた繋がりがそうでもなかったり、思わぬ繋がりがあったり。
    タイトル「鬼火」の理由は最後の最後で分かる。

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    2018年10月02日
  • 鬼平犯科帳(十三)

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    熱海みやげの宝物
    殺しの波紋
    夜針の音松
    墨つぼの孫八
    春雪
    一本眉

    「熱海みやげの宝物」湯治で訪れた熱海にて嘗役・馬蕗の利平治に出会う。
    「一本眉」木村忠吾がなじみの店、治郎八にて一本眉の客に気に入られる。一本眉は清洲の甚五郎。目をつけた押し込み先に直前で別の盗賊が畜生ばたらきに入られる。
    盗賊が盗賊を懲らしめる一編。今回は鬼平も出る幕なしだった。

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    2018年09月29日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十五) 特別長篇 雲竜剣

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    特別長篇の「雲竜剣」という丸ごと1冊1つのお話でした。
    でも、鬼平さんってそれなりに話が続いているので、別に長いなぁ…とは思いませんでした。

    正しい(?)盗賊さんで、お金のあるところから血を流さずに盗み、そのお金で無料の身寄りのない人のための宿を各地に作り、また、医者としても多くの人を救って来た老人さん。

    こういう人でも仕事柄、お縄にしなくちゃならないから、鬼平さんたちも大変だね。
    でも、今の時代ほど杓子定規で裁くわけじゃないから…な。

    盗賊さんの父・息子。
    鬼平さんちの父・息子。
    人生いろいろ。

    奥さんによって、案外変わったりもするのかな~。
    良い人が奥さんのせいで評判を落したり、ダ

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    2018年09月26日
  • 鬼平犯科帳(十一)

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    男色一本饂飩
    土蜘蛛の金五郎

    泣き味噌屋
    密告

    雨隠れの鶴吉

    「泣き味噌屋」同心 川村弥助と同様、妻を失った小柳が川村の心情を汲んで奔走しているのを想像するとぐっとくる。

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    2018年09月26日
  • 鬼平犯科帳(十)

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    犬神の権三
    蛙の長助
    追跡
    五月雨坊主
    むかしなじみ
    消えた男
    お熊と茂平

    「犬神の権三」の雨引の文五郎に始まり、しっとりとしたエピソードが多かった。

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    2018年09月25日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十三)

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    前巻のラストで鬼平さんの調子が悪くて、熱海へ療養へ行くところで終わっていたから心配していたけれど、無事に鬼平復活でした。

    旅先だろうが、旅からの帰りだろうが、悪はどこにでもはびこっていて、鬼平さんが心身ともに休まるときはないんだなぁ…。

    大衆小説として、とても面白いお話だと思いました。
    こういう人間味のある人って、今の社会ではどこにいるのかなぁ?

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    2018年09月22日
  • 鬼平犯科帳(九)

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    ネタバレ

    雨引の文五郎
    鯉肝のお里
    泥亀(すっぽん)
    本門寺暮雪
    浅草・鳥越橋
    白い粉
    狐雨

    「鯉肝のお里」おまささんには今度こそ幸せになってほしい。
    「本門寺暮雪」柴犬の恩返し。

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    2018年09月23日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十一)

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    江戸時代の陰陽師って、登録制(?)で土御門家に登録料(?)を払う形式だったんだね。

    鬼平さんは江戸の市民を守っているけれど、その上の幕閣にいる御家人さんとか大名さんとか、役職付のエライ人とか、大奥とかもっとドロドロしてるっぽいことが少し描かれていました。

    そんな世界で地道に生きている市民を守る鬼平さんは、酸いも甘いも清濁併せ呑める力量なのがスゴイな~♪

    ……ま、ちょっと剣術が強すぎるけどね(笑)

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    2018年09月02日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十)

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    ボスがしっかりしたヤル気のある人なのか、やっつけ仕事でダメダメなヤツなのかで、仕事のやりがいも全然違うってお話がありました。

    確かにそうだよね~。
    今の40代はバブル世代とバブル崩壊世代が混じっているから、バブルで質は悪いけれどその職場に入り込めたってヤツが上にいるとやりにくいこともあるんだろうな~。

    ……なんて思いながら、良い上司や同僚に恵まれたいものだと我が家の中年女性陣がボヤいております(笑)

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    2018年08月29日
  • 鬼平犯科帳[決定版](八)

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    岸井左馬之助さんが奥さんをもらったけれど、ちょっと訳ありでした。

    出戻りだろうが、過去に悪人の奥さんになっていようが、一度きりの人生なんだから、好きなように生きればいいと思う。

    他人にメイワクをあまりかけない範囲で、人生を全力で生きて、燃え尽きて死ねたら。
    それはそれでいいなぁ…。

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    2018年08月20日
  • おせん

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    昭和40年代に雑誌に掲載された13の短編集。女性が主人公の作品ばかり。その頃の女性を横目で見ながら、江戸の市井の女性を登場させているであろうから、その頃の読者に伝わるのだが、現代の読者、特に若い女性が、読んで共感できるであろうか。興味深い。2018.8.20

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    2018年08月20日
  • 江戸前 通の歳時記

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    1997年に出た「江戸前食物誌」の改題、再刊。
    ランティエ叢書でも読んだが、あの本、どこに行ったかな?

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    2018年08月14日