池波正太郎のレビュー一覧

  • 梅安乱れ雲 仕掛人・藤枝梅安(五)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    仕掛けはさせないという約束で大坂の大元締・白子屋菊右衛門に預けられた剣客・小杉十五郎。しかし、白子屋は小杉十五郎に仕掛けを頼み、梅安と対立する。白子屋は梅安を恨み、手下に殺すことを命じた。覚悟を決めた梅安は彦次郎、十五郎らと捨て身で立ち向かう。暗黒世界の非情と男の友情を描く傑作長編。

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    2021年11月26日
  • 梅安針供養 仕掛人・藤枝梅安(四)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    闇討ちにあって瀕死の重傷を負った若侍を助けた梅安。若侍は、命こそ取り留めたが記憶を失っていた。そんな時依頼された仕掛けは、二度と請け負いたくない女殺し。だが若侍と仕掛けの間には、深い関わりがあるようだった。仕掛人の抱える闇と凄み、その中で息づく人間味を描きだす、梅安シリーズ初の長編。

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    2021年11月26日
  • 梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安(三)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    行きつけの料亭「井筒」で梅安は、十年前、自分の命を救ってくれた浪人を見かけた。梅安に頼まれて後をつけた彦次郎は浪人が悪辣な辻斬りであることを知る。命の恩人の正体に苦悩する梅安だが、度重なる悪行に殺しの覚悟を決める。壮絶な死闘と人情の機微を余すところなく描き出す、梅安シリーズ第三弾。

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    2021年11月26日
  • 梅安蟻地獄 仕掛人・藤枝梅安(二)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    医師・宗伯と間違われ闇討ちを受けた梅安が、翌日依頼された仕掛けは、宗伯と因縁の深い蝋燭問屋・伊豆屋長兵衛であった。宗伯と長兵衛の関係を調べるうち、二人の許されぬ悪事を知った梅案は、地獄贈りの殺し針を研ぎ始める―。表題作「梅安蟻地獄」のほか三篇を収録した仕掛人・藤枝梅安シリーズ第二弾。

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    2021年11月26日
  • 殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)

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    内容(「BOOK」データベースより)
    品川台町に住む鍼医師・藤枝梅安。表の顔は名医だが、その実、金次第で「世の中に生かしておいては、ためにならぬやつ」を闇から闇へ葬る仕掛人であった。冷酷な仕掛人でありながらも、人間味溢れる梅安と相棒の彦次郎の活躍を痛快に描く。「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並び称される傑作シリーズ第一弾。

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    2021年11月26日
  • 剣客商売番外編 黒白(下)

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    真剣勝負のその日、波切八郎はついに姿を現わさなかった。しかし秋山小兵衛はなぜか八郎を憎めない。一流の剣客が約束を違えるとはよほどの事がその身を襲ったからであり、実際、道場出奔後、八郎の運命は激烈に転変し、見えない勢力に操られ人斬りを重ねる日々であった。対照的な生き方をとる二人は、互いへの想いを断てぬまま思いがけぬ所で…。「剣客商売」ファン必読の番外編。

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    2021年10月26日
  • 剣客商売番外編 黒白(上)

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    祖父の代から目黒に道場を構えていた小野派一刀流の剣客・波切八郎は、御前試合の決勝で敗れた秋山小兵衛に真剣勝負を挑み、小兵衛は二年後の勝負を約した。それを待つ身でありながら八郎は、辻斬り魔に堕ちた門弟に自首を促すことができずに成敗してしまう。道場を出奔し浪々の身となった八郎は、想いを通じた座敷女中のお信にそそのかされるまま、お信の敵、高木勘蔵を討つ。

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    2021年10月26日
  • 鬼平犯科帳[決定版](三)

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    ネタバレ

    火盗改長官を辞めて京都へ実父の墓参りを兼ねてののんびり旅行~のはずが、老盗賊に見込まれて弟子になりかけたり、事件に巻き込まれたり、友人の事件に巻き込まれたりと相変わらずの働きぶり。
    早死にしそうな生き様です。

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    2021年10月19日
  • 真田太平記(九)二条城

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    真田昌幸や加藤清正など、有名所が死ぬ。
    片桐且元の書き方が残念すぎる。
    家康が無理難題を言い出し、戦の予感の九巻。

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    2024年04月11日
  • 剣客商売番外編 ないしょ ないしょ

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    越後、新発田の剣客・神谷弥十郎の道場で下女として働いていたお福は、主人が暗殺されたため、下男の五平と一緒に江戸へ出る。が、新しい主人の御家人・三浦平四郎も、そして五平も、神谷を殺した無頼浪人の凶刃に倒れる。三浦に手裏剣の手ほどきを受けていたお福は、三浦の碁敵・秋山小兵衛の助太刀をえて、見事、仇を討ち果たす。数寄な運命を背負った女の波瀾にとんだ成長の物語。

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    2021年10月11日
  • 男の作法

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    女でございますから読みまして、間違っても男ぶりは出しませぬ。だけど参考になるので。「男をみがく」読んで「女のきばたらき」を磨きたいなと。(ガスレンジを磨くように!)

    池波氏が書いたものではなく、語りおろしたもの。「もう書けなくなったからか」と思うなかれ、当時58歳執筆盛りであった。(67歳で亡くなってしまうとはご本人も思っていなかった)その語りが粋なのである。だからわざとこの体裁にしたのだろう。

    「鮨、そば、てんぷら、すきやき、うなぎ」とのつきあいかたから始まって、バーの選び方、心づけの渡し方、諸事の心構え、ずらーずらーとこまごました道具にいたるまで目配りして語っている。

    私が「剣客商売

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    2021年09月11日
  • 剣客商売 8巻

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    お秀登場

    後々再登場する手裏剣お秀登場。手裏剣って、こういう形のものもあるんだなと勉強になりました。ちょっと登場人物多くてややこしいかも。

    #タメになる #ドキドキハラハラ

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    2021年08月21日
  • 剣客商売 4巻

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    よくも悪くもいつもどおり

    特に新しい展開がある巻ではないですが、安定感がありますね。大治郎を敵にもつ、三弥との戦いの続きが描かれています。

    #ドキドキハラハラ

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    2021年08月21日
  • 剣客商売 2巻

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    読む時代劇ドラマ

    時代劇特有の間を感じさせるコマ割りで、ドラマをみているような感覚になる。絵もみやすいし、セリフもすっきりしていて、名作だと思います。

    #切ない #ほのぼの

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    2021年08月21日
  • 剣客商売十六 浮沈

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    小兵衛は今も時折、二十六年前、門弟・滝の仇討ちに立会った際の、相手方の助太刀・山崎との死闘を思い出す。「生きていれば名ある剣客になっていたろうに」。そんなある日、蕎麦屋で見かけた崩れた風体の浪人は、敵討ちを成就し名をあげたはずの滝だった。そしてその直後、奇しくも小兵衛は、清廉に生きる山崎の遺児に出遇う。
    老境の小兵衛が人生の浮沈に深く思いを馳せる、シリーズ最終巻。

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    2021年07月06日
  • 剣客商売十五 二十番斬り

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    得体の知れぬ目眩(めまい)に襲われたその日、小兵衛は、恩師・辻平右衛門ゆかりの侍・井関助太郎を匿うことになる。井関は手負いで、しかも曰くありげな小さな男の子を連れていた。小兵衛にすら多くを語らぬ井関に、忍びよる刺客の群れ。小兵衛は久しぶりに全身に力の漲るのを感じるのだった。一方、江戸城内では、三冬の父・田沼意次が窮地に……。
    表題の特別長編に、短編「おたま」を併録。シリーズ第15弾。

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    2021年07月06日
  • 剣客商売十四 暗殺者

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    小兵衛は見た。凄腕の二人の浪人者をたちまちにして蹴ちらした、その巨漢の剣客の手並みを。男の名は、波川周蔵。「あの男ならせがれの大治郎でも危(あやう)い」。波川にいわれなき胸騒ぎを覚えた小兵衛は、やがて大治郎襲撃の計画を偶然知るや、卓抜した剣客の直観で、その陰謀と波川との見えざる糸を確信する。
    秋山小兵衛六十六歳、一剣客として父として、その血は熱く沸いた。シリーズ第14弾、特別長編。

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    2021年07月06日
  • 剣客商売十三 波紋

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    小兵衛の剣友を見舞った帰途、大治郎の頭上を一条(ひとすじ)の矢が疾(はし)った。心当たりはなかったが、これも剣客商売ゆえの宿命か。「お前が家を出るときから見張られていたのではないか」小兵衛の一言で大治郎は、次の襲撃を呼び寄せるように、下帯ひとつの裸身で泰然と水浴びをはじめた――「波紋」。
    旧友・内山文太を想う小兵衛の心情を描き格別の余韻を残す「夕紅(せきこう)大川橋」など全5編。第13弾。

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    2021年07月06日
  • 剣客商売十二 十番斬り

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    「まだ…まだ死ねぬぞ、まだ十人あまりもいる…」死病に冒されながら、世話になった村に巣くう無頼浪人どもの一掃を最後の仕事と心に決め、ひとり剣をにぎる中年の剣客・村松太九蔵。その助太刀に小兵衛の藤原国助作二尺三寸が冴える「十番斬り」。
    小兵衛の亡妻お貞への情愛を彷彿させる「白い猫」「密通浪人」。[辻斬り]事件のその後を描き味わい深い一編「罪ほろぼし」など、シリーズ第12弾。

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    2021年07月06日
  • 鬼平犯科帳(二十)

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    女から敵討ちを頼まれて逃げ回る男に、平蔵が助太刀を申し出て意外な事実が判明する『助太刀』ほか、円熟の7編。
    季節は移ろい人は入れ替わる。それでも過去の情念と行為は消すことはできない。鬼平はその全てを汲んで決断する。いつも懐の深さに感服する。

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    2021年07月04日