池波正太郎のレビュー一覧

  • 剣客商売十五 二十番斬り

    Posted by ブクログ

    おたま 猫かわいい
    二十番斬り 長編。最終回っぽい雰囲気。以下二十番斬り
    目眩の日
    皆川石見守屋敷
    誘拐
    その前夜
    流星
    卯の花腐し

    0
    2024年04月11日
  • 剣客商売十四 暗殺者

    Posted by ブクログ

    浪人・波川周蔵
    蘭の間・隠し部屋
    風花の朝
    頭巾の武士
    忍び返しの高い塀
    墓参の日
    血闘

    大治郎の危機(未確認)に右往左往・グダグダする小兵衛。
    特に山無し。

    0
    2024年04月11日
  • 剣客商売十三 波紋

    Posted by ブクログ

    消えた女 永山同心が殺害される
    波紋 バカ殿と刺客と繁蔵
    剣士変貌 一城の主の器じゃなかった
    敵 金をもらって倒した相手は悪人じゃなかった
    夕紅大川橋 友人の過去の女性関係ゴタゴタ

    なんかグダグダになってきたように思う

    0
    2024年04月11日
  • 剣客商売三 陽炎の男

    Posted by ブクログ

    剣客商売 三

    堅物でストイックな大治郎も徐々にこなれてきて、色々根回しや、作戦を立てたり(「東海道・見附宿」)、悪者の中に混ざって演技したり(「婚礼の夜」)と、剣術以外の事も父に頼らず解決できる案件が増えてきた模様です。
    そして「陽炎の男」以降、三冬の想いが大治郎へとシフトしつつあります。二人がどうなるかは、一巻の解説の人にネタバレされてしまっているのですが(涙)、“過程”を見守りたいと思います。

    0
    2020年09月01日
  • 信長と秀吉と家康

    Posted by ブクログ

    私が読んだのは、子供のための歴史教育シリーズの中の1冊で。
    小中学生用だから、平易に書かれていて、戦国時代から安土桃山、そして江戸幕府成立までの流れが分かりやすい。
    子供向けだから、もし信長があと10年長く生きていたら日本も変わっていただろうとか、「もし」を考えてみてね、と池波さんが語りかける。そのかんじが新鮮。大人も「もし」を考えてみるのも一興。

    0
    2020年08月15日
  • 剣客商売二 辻斬り

    Posted by ブクログ

    剣客商売 二

    前巻で自殺をとげた、飯田平助の息子・粂太郎が、大治郎の道場に入門。なかなかの頑張り屋で性格も良い少年という事もあり、早速小兵衛さんに色々こき使われています。
    そして、大治郎に右腕を切り落とされたまま逃走中だった伊藤三弥が、“隠し兄”・郁太郎を引き連れて、秋山父子へ復讐しに戻ってきます(「妖怪・小雨坊」)。
    三弥も狂気をはらんだ人でしたが、郁太郎はそれを上回る程のクレイジーモンスターです。こんな“どうかしている奴”と小兵衛さんの対決は見ものです。
    で、この伊藤兄弟に家を焼かれてしまった小兵衛さんですが、とくに嘆きもせず、馴染みの料亭での仮住まいを、ホテル暮らしよろしく楽しんでい

    0
    2020年08月14日
  • 剣客商売一 剣客商売

    Posted by ブクログ

    剣客商売 一

    「鬼平犯科帳」に続き、こちらのシリーズにも手を出してしまいました。
    主人公の秋山小兵衛は、御年60歳。小柄で飄々とした佇まいですが、剣術は滅茶苦茶強いスーパー爺さんです。
    息子の大治郎は巌のようにたくましく、超ストイックな若者ですが、こちらも剣の腕は一流。この凄腕父子を中心に話が展開します。
    酸いも甘いも嚙み分け、40歳も年下のおはると同居して悠々自適に暮らす小兵衛は、男装の美少女剣士で、老中・田沼意次の妾腹の娘、三冬からも熱い視線を送られるなど、“オヤジドリーム”を体現しまくっているのですが、生真面目な息子・大治郎との対比が面白いですね。
    今後秋山父子がどのような事に巻き込ま

    0
    2020年08月13日
  • 谷中・首ふり坂

    Posted by ブクログ

    全11篇の短編集。

    江戸市井モノが主ですが、池波さん得意の松代・真田家モノ、赤穂・浅野家モノもあります。昭和の小学校で見かけた銅像でお馴染みの、二宮尊徳(二宮金次郎)を偉人ではなく、人間っぽく描いた「尊徳雲隠れ」も興味深かったです。
    “鬼平”ファンとしては“夜兎の角右衛門”が登場する「看板」が良かったですね。女乞食・おこうの存在感が何とも言えない余韻を残しました。
    表題作「谷中・首ふり坂」は、茶屋の女との色恋が武家の妻にバレて、その武家の妻が夫に襲いかかる場面があるのですが、男を守る為に茶屋女が武家の妻を持ち上げて川に投げ込むという、シュールすぎる展開に注目です。
    他の短編も丁度良い感じに、

    0
    2020年08月07日
  • 鬼平犯科帳(二)

    Posted by ブクログ

    中村吉右衛門のTV時代劇でおなじみの『鬼平犯科帳』。火付盗賊改方というイカツい肩書の鬼平の活躍を描く。盗みでも筋が通るものに温情をかけ、そうでないものには、めちゃめちゃ厳しく対応する姿が心地いい。艶っぽい話があったり、粋な話があったり。大人の時代小説です。

    0
    2020年07月29日
  • 男の作法

    Posted by ブクログ

    池波正太郎のダンディズムを説いた本。
    男は正直で周りによく気を遣える人が良いと。単純なことだが、発刊から数十年経った今こそ余計にできている人は少ないと、読後に思慮。
    男は一度読むべきかもしれない

    0
    2020年07月28日
  • 池波正太郎短編コレクション1夜狐 暗黒時代小説集

    購入済み

    過去に読んだこともあるものも含めて、池波時代小説はいつ読んでも面白いですね

    0
    2020年07月11日
  • 人斬り半次郎 賊将編

    Posted by ブクログ

    中村半次郎改め、桐野利秋の後半生。
    明治維新で、西郷隆盛と共に活躍。
    だが、維新後は凋落していってしまう。
    西郷隆盛と似たもの同士の性格が、西郷との結び付きを強めたのか。
    最後まで、西郷隆盛を慕い、守り抜いた桐野利秋。
    漢の中の漢である。

    0
    2020年07月04日
  • 鬼平犯科帳(十九)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鬼平犯科帳 (19)

    ここのところ、密偵の方が亡くなってしまう事が続く鬼平シリーズ。
    「妙義の團右衛門」では、敵に探っている事がバレてしまい、密偵・馬蕗の利平治が命を落としてしまう事に。
    シリーズの内容的に、登場人物が命を落としてしまうのは仕方のない事なのですが、やはりやりきれないですね。
    「逃げた妻」「雪の果て」は2話連続して、“木村忠太郎”こと木村忠吾さんの居酒屋でのお知り合いの浪人、藤田彦七の破滅の話。
    藤田さんと先妻・おりつの受難は自業自得と言えなくもないです。お気の毒なのは後妻の方と娘さんですよね。頼りない亭主と身勝手な先妻のせいで、いい迷惑だったと思います。

    0
    2020年06月16日
  • 鬼平犯科帳(十六)

    Posted by ブクログ

    鬼平犯科帳 (16)

    木村忠吾さんがついに結婚。まずは、おめでとうございます。というところなのですが、結婚直前に遊女屋へ行こうとしたり、結婚したらしたで惚けすぎて上司に叱られるという、相も変わらずの兎っぷりを見せてくれます。
    しかも新婚なのに、探索中と言い訳しながら飯盛宿に泊まってしまったりと、本当、女性に関してはしょうがない人ですよね・・。
    そんな忠吾さんが、またまた“さむらい松五郎”に間違われて、勘違いのまま展開する「影法師」は、オチがナイスでした。
    そして、鬼平さんが過去に弟のように仲良くしていたのに、失踪してしまった男が登場する「霜夜」。又四郎さんの失踪理由が何ともせつないです。

    0
    2020年06月08日
  • 鬼平犯科帳(十三)

    Posted by ブクログ

    鬼平犯科帳 (13)

    鬼平さんが身分や名を隠すときに使う、「木村忠右衛門」という名乗りは、恐らく“兎忠”こと木村忠吾さんをもじってますよね。本巻でも「熱海みやげの宝物」「墨つぼの孫八」で“木村忠右衛門”を名乗られていました。鬼平さんは、というか池波先生は“忠吾いじり”がお好きなようです。
    「殺しの波紋」では坂道を転がるように破滅へ進んでしまう、富田与力が哀しすぎました。鬼平さんは「(富田与力が転落した)そもそもの原因を知ることができぬやも・・」と仰せでしたが、思わず“忠吾さんでしょ”と言いたくなった私でした。(忠吾さんが悪いとまでは言わないけど、事の起こりの原因ではあるかと・・。)
    「一本

    0
    2020年06月01日
  • スパイ武士道

    Posted by ブクログ

    筒井藩士でありながら、その実は幕府から派遣された隠密として、スパイ活動をする主人公虎之助の活躍と苦悩。正江のキャラがはっきりしない。

    0
    2020年05月28日
  • 真田太平記(八)紀州九度山

    Posted by ブクログ

    九度山での蟄居生活が始まる。

    主人公幸村の影は薄く、草の者達が主役である。

    そして真田丸ではあっさり飛ばされてしまったが、
    加藤清正がここに来て存在感を増している。
    真田丸でも司馬遼太郎の関ケ原でも単なる脳筋で、
    家康の手のひらの上で踊らされる哀れな道化だったが、
    この作品では熊本城を築城した名将として、
    相応しい信念と知恵を持った人物として描かれている。

    0
    2020年05月28日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

    Posted by ブクログ

    池波正太郎氏のエッセイを読んでいると、
    「この店に行きたい・・・・・・・」
    とか
    「ここでこれを食べてみたい・・・・・・・」
    などと
    三点リーダーとか中黒を6つばかり並べてカギカッコで閉じたような感想が浮かぶ。

    ともあれ、こういう古い店や街、池波正太郎氏が当時ですら消えてしまったと嘆いていた江戸の情緒が失われてしまったのはとても寂しいが、われわれは幸運なことにこういう優れたエッセイにて疑似体験することができるのだから考えてみたらありがたい話だ。

    0
    2020年05月20日
  • 鬼平犯科帳[決定版](四)

    Posted by ブクログ

    鬼平シリーズ第四作。
    ついに女密偵・おまさ登場。

    初登場がいきなり見張り相手の盗賊団に囚われるというハードな話。
    その盗賊たちが地も涙もない残酷な野郎どもだけにおまさの状況が心配でたまらない。
    ついに監禁場所を突き止めた鬼平が、なかなかやって来ない部下たちにしびれを切らして単身飛び込み、おまさを救う。
    格好いい~。しかし多勢に無勢、鬼平絶体絶命…と思いきや、待ちわびた部下たちが現れる。格好いい~。

    こんな酷い目に遭ったというのに、おまさは連続夜鷹殺しで、再び危険な役目を買って出る。夜鷹の振りをして囮となるのだ。
    そこまでするのは勿論、鬼平への気持ちがあるからなのだが、そんなおまさの気持ちを

    0
    2020年05月20日
  • 鬼平犯科帳(十二)

    Posted by ブクログ

    鬼平犯科帳 (12)

    鬼平さんの活躍に欠かせない密偵達。彼らも“元・盗賊”という事で、〈昔とった杵柄〉で盛り上がってしまう、「密偵たちの宴」。密偵達の台詞のみのやり取りが、読んでいて自分もその宴を覗いているような気分になりました。それにしても、すべてお見通しの鬼平さん。恐るべし。
    そして、鬼平さんの息子・辰蔵さんも登場する「白蝮」。
    “女好き”なお気楽同心・忠吾さんでさえ、辰蔵さんの女性趣味には若干引き気味になっているのが笑えます。この話では、凄腕同心・沢田さんが過去敵わなかった女性が出てきますが、なんとなく、沢田さんには幸せになってほしいと思ってしまう私です(あ、小柳さんも)。

    0
    2020年05月16日