【感想・ネタバレ】あばれ狼のレビュー

あらすじ

野州・真岡の小栗一家と竹原一家の大喧嘩にやとわれて人を殺めてしまった渡世人たち――その不幸な生い立ちゆえに敵・味方をこえて結ばれる男と男の友情を描く連作「さいころ蟲」「あばれ狼」「盗賊の宿」。多淫な母親の若き日の嘘によって翻弄され続けた樋口角兵衛の生涯をたどる「角兵衛狂乱図」など、畢生の大作『真田太平記』の脇役たちを描いた4編の、全7編を収録。

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Posted by ブクログ

短編集?です。渡世人の皆さんと、苦労人の皆さんの話。
真田太平記の皆さんもいます。正直、それ目当てでした。

角兵衛は思春期が終わらないまま一生を終えた感じですね。
終始ジリジリさせられます。

兎が熊になりました。
ということで(?)、右近と信之の関係があまり宜しくないのが逆に新鮮でした。
無駄に冷たい感じの信之に違和感…他の本で人格変わって一安心です。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

間違いなく池波世界なのですが、1冊にまとめるには若干無理のある短編集。後半の真田家の物語は一緒にしない方がすっきりします。

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2016年03月13日

Posted by ブクログ

この「あばれ狼」に描かれている短編は後に姿を変え舞台にも登場している。いいねぇ。
後半の短編は池波さんの代表作である真田物の一品。
この後半を理解すれば、「真田太平記」が楽しめる。

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2014年05月26日

Posted by ブクログ

全七編の短編集。
前四編は、連作短編。
後三編は、真田家もの。
ひとつひとつの物語は、池波正太郎らしさがあるが、これを一緒に収録するのは、少し無理があるかもしれない。
前四編の連作短編で一冊にしても良かったのではないだろうか。

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2020年11月06日

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