池波正太郎のレビュー一覧

  • むかしの味

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    技術の進歩により、どんなに食材の質が良くなっても、調理技術が向上しても、思い出の味には勝てないものかもしれない。
    私のような、グルメでも何でもない庶民にとっての「むかしの味」は、何気なく食べていた近所の中華そば、海の家のカレー、駄菓子屋のラクトアイス…。なんてことない食べ物だって、思い出による補正が一段と輝かしいものにしてくれる。
    今の子供達は、一体どんな味を「むかしの味」として憶えていくのだろう。

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    2023年04月05日
  • 鬼平犯科帳 60巻

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    祝60巻! でも短編すぎる・・

    大好きなシリーズで毎回読んでいるが、少々短編過ぎて内容が浅い。
    ストーリーの骨格は面白いと思うが、もう少し深みが欲しいぞな。

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    2023年01月13日
  • 夜明けの星

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    空腹で理性を失って、何の関係もない煙管師を殺した堀辰蔵と、殺された煙管師のひとり娘お道のそれぞれの人生を描いたお話。
    辰蔵は自分の罪と向き合わないし、お道は物語が進む中で幾重にも犯罪被害者になっていて、でも何だかうやむやと受け入れているし、現代的なモラルからすると正直すごくモヤモヤが残る…
    倫理観とか人権感覚をいったんリセットして読めたら、また違った印象で味わえたのかもしれないけれど。

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    2022年12月06日
  • 鬼平犯科帳「血頭の丹兵衛」【文春e-Books】

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    この一編だけでは何とも

    池波正太郎の代表作 鬼平犯科帳の中の一編。
    鬼平犯科帳は典型的な連作短編集なのでその中の一編だけでは正しい評価はできないが、それでも十分な面白みはある。
    極悪非道の盗賊の正体が実は というところにひねりが入っていてなかなか読ませる。
    池波正太郎なので文章は達者で安心感がある。

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    2022年11月08日
  • 食卓のつぶやき

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    朝日文庫で読んで以来の再読。巻末の荻昌弘氏とのすきやきをめぐる対談が面白い。荻氏の食エッセイが読めないものかと思う。

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    2022年10月15日
  • チキンライスと旅の空

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    以前に読んだ「散歩の時何か食べたくなって」が面白くて買ったが、料理以外のエッセイも多く消化不良。時代の違いもあり、現代の感覚と大きくズレた昭和のオヤジ感が漂う。もちろんそれは書かれた時代を考慮すれば、仕方のないことではある。ただ、やはり文章力が素晴らしく食事の描写や幼い時の東京の情景などキラキラと輝いて見える。ただ、やはり説教臭さが鼻につくので、素晴らしい文章力と相殺して星3つ。

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    2022年09月18日
  • 鬼平犯科帳(六)

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    【礼金二百両】佐嶋メイン誘拐事件
    【猫じゃらしの女】伊三次メイン
    【剣客】沢田小平次メイン
    【狐火】おまさメインあまりに短い新婚生活
    【大川の隠居】煙管とか印籠とか盗む話
    【盗賊人相書】犯人の絵を描かせたら・・・
    【のっそり医者】敵とかそういう話

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    2022年08月18日
  • 鬼平犯科帳(五)

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    【深川・千鳥橋】間取りの万三
    【乞食坊主】井関録之助密偵になる
    【女賊】もと盗賊の隠し子、女の盗賊の頭の毒牙に、
    【おしゃべり源八】記憶喪失の同心
    【兇賊】芋酒や、命の恩人じゃないか
    【山吹屋お勝】引き込みが平蔵の親戚の家に(未遂)
    【鈍牛】誤認逮捕

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    2022年08月05日
  • 鬼平犯科帳(三)

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    京都旅行編。

    【麻生ねずみ坂】指圧の先生、香具師から女を買おうとする
    【盗法秘伝】平蔵、盗賊の弟子にされかかる
    【艶婦の毒】女盗にひっかかる忠吾
    【兇剣】左馬之助、命の恩人になる
    【駿州・宇津谷峠】左馬之助の幼馴染が悪人に
    【むかしの男】久栄さんがんばる、佐嶋のファインプレイ

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    2022年07月29日
  • あほうがらす

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    人間というものの不思議さ。そして、人生一寸先は闇、ちょっとしたことでどうなるか分からないという、人生の不思議さ。
    この、2つの不思議さを、池波は冷徹かつ現実主義的な、悲観的目線で描く。池波の、人間や人生に対する「無常観」のようなものが現れている。
    また、ときにはその人の人生を貫き通すひとつの信念であり、ときには訳の分からない動きをし、別のときには様々な顔を持つ―そのような人間の心の不思議を描く。
    されど、読み手を考え込ませたり、読み終えてネガティブな気持ちにさせないのは、そのユーモラスな、人間の描き方、また、語り口で、面白く、小説を完成させているからであろう。
    池波の描く、不思議な、しかし、人

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    2022年07月25日
  • 鬼平犯科帳[決定版](四)

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    解説の佐藤隆介による「時代物の形をとっているものの、実際はこれほど現代的な小説はない」との指摘におおいに納得。

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    2022年07月16日
  • 食卓のつぶやき

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    ネタバレ

    いろんな食べ物エッセイを読んできたけど
    ここまで食事の風景が頭の中で再現されるのは初めてだった。
    表現がとてもリアルで、美味しそうな絵が思い浮かぶ。
    もっと大人の余裕が出てきたらこんな暮らしをしたいなぁ。
    余裕のある大人ってかっこいいなぁ。
    一食一食を大切に食べていきたいと思える一冊でした。

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    2022年07月08日
  • 鬼平犯科帳(二十二)

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    このシリーズ初めて読んだ、一巻から読むべきであるが
    違和感なく楽しめた、FM東京メロディアスライブラリー紹介作品

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    2022年05月07日
  • 男のリズム

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    男の作法が有名ですが… 池波正太郎のエッセイです。昭和52年に書かれたものなので、時代背景から表現に問題がある箇所もありますが、当時の人たちの考えが見えるよいエッセイです。池波正太郎のエッセイでは男の作法が有名ですが、このエッセイも池波正太郎の人となりを知ることができます。

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    2025年12月21日
  • 新年の二つの別れ 新装版

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    幼い頃に離別し、晩年に再会した父の話、様々な地域への旅日記、ポテトフライ、オムライスといった食にまつわる話、歴史上の人物に関する考察など幅広いジャンルのエッセイ集。
    しきたりを重んじ、独特の美意識にこだわる池波氏の個性があちこちににじみ出た54編。
    中でも、昭和20年、浅草の家が焼失し敗戦が明らかになっている時にみた桜の蕾に命の素晴らしさを感じたという「私の桜花」が印象に残った。
    歌舞伎座でおしゃべりやものを食べる音に我慢ができなくなったり、機械化が人間の肉体的、精神的感覚を鈍化させると主張するくだりには共感できるものがあった。

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    2022年03月16日
  • ル・パスタン

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    再読のはず。
    「ル・パスタン」、フランス語で「暇つぶし」。
    多忙ながら締切を厳守した池波正太郎。
    文豪の仕事術の極意はどんな時でも心楽しむ方法を知っていたこと。
    可愛がってくれた曾祖母の思い出、贔屓の歌舞伎役者、ヨーロッパ映画、フランスの村へ憧れのジャン・ルノワールの墓参り。
    ストレスを乗り切るヒント満載の画文集。

    来年は生誕100周年ですか。

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    2022年02月13日
  • 剣客商売二 辻斬り

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    安定したおもしろさです。印象的だったエピソードは『鬼熊酒屋』『三冬の乳房』『妖怪・小雨坊』あたりでしょうか。とにかく、小兵衛の自由な生き様は、男なら誰でも憧れることでしょう。主人公の親子がこんなに強くても、話がスリリングなのが不思議な魅力です。

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    2022年02月08日
  • 剣客商売一 剣客商売

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    「年をとるとな、若いときのように手足はきかぬ。なれどそのかわり、世の中を見る眼がぴたりと定まり、若いころのように思い迷うことがなくなる。これが年の功というやつで、若いころにはおもってもみなかった気楽さがあるものよ」

    年取るの楽しみ~
    小兵衛みたいなおじいさん目指そう

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    2022年01月25日
  • 真田太平記(二)秘密

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    長野で2年仕事をしていたため、馴染みの地名が多く楽しめた。逆に馴染みがなかった頃だとなかなかイメージが難しいかもしれないと感じた。
    源三郎、源二郎の謎は「秘密」が解き明かされることで納得。一般的には幸村が人気だと思うが、冷遇されている信幸の方に肩入れしたくなってきた。

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    2022年01月14日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十四) 特別長篇 誘拐

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    内容(「BOOK」データベースより)
    おまさは、昔の仲間・お糸を茶店で見かける(「女密偵女賊」)。火盗改メの役宅にきた新しい「まわり髪結い」、その名は五郎蔵だった(「ふたりの五郎蔵」)。荒神のお夏はおまさへの思いを断ち切れず…未完となった最後の作品「誘拐」。尾崎秀樹「池波正太郎の文学」と秋山忠彌「平蔵の好きな食べもの屋」を併録する「鬼平」最終巻!

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    2021年12月24日