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江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵の活躍を描く時代小説の金字塔。
火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する。
中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ、映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきた作品で、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題に。
2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。
おまさは、昔の仲間・お糸を茶店で見かける(「女密偵女賊」)。火盗改メの役宅にきた新しい[まわりの髪結い]、その名を五郎蔵といった(「ふたり五郎蔵」)。荒神のお夏はおまさへの思いを断ち切れずに……未完となった最後の作品「誘拐」。
「鬼平」全3編と尾崎秀樹「池波正太郎の文学」、さらに秋山忠彌「平蔵の好きな食べもの屋」、「ふたり五郎蔵」の池波正太郎による挿画を新たに収録した、決定版シリーズ最終巻!
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Posted by ブクログ
池波正太郎の連作時代小説『決定版 鬼平犯科帳 特別長篇 誘拐〈24〉』を読みました。
『新装版 鬼平犯科帳 特別長篇 迷路〈22〉』、『決定版 鬼平犯科帳 特別長篇 炎の色〈23〉』に続き、池波正太郎の作品です。
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風が鳴った。
平蔵は愛刀の鯉口を切る。
雪か?闇の中に刃と刃が噛み合って火花が散った―。
表題とした「誘拐」は、著者の長逝によって永遠の未完となったが、三十年をこえる作家としての営みの掉尾を飾る作品でもある。
巻末に著者と長い交遊のあった文芸評論家尾崎秀樹氏の「池波正太郎の文学」を併録する「鬼平」最終巻。
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文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に1987年(昭和62年)11月号から1990年(平成2年)4月号に連載された後1994年(平成6年)に刊行された作品……実在の人物である火付盗賊改方長官・長谷川平蔵を主人公とする捕物帳、鬼平犯科帳シリーズの第24作で最終作です。
■女密偵女賊
■ふたり五郎蔵
■誘拐
・相川の虎次郎
・お熊の茶店
・浪人・神谷勝平
■池波正太郎の文学 尾崎秀樹
■平蔵の好きな食べもの屋 秋山忠彌
テレビドラマでもお馴染みの鬼平犯科帳シリーズ……原作となる小説も面白いです! シリーズ最終作は短篇『女密偵女賊』と中篇『ふたり五郎蔵』、5作目の長篇で著者急逝のため未完の『炎の色』が収録されています。
おまさは、昔の仲間・お糸を茶店で見かける(「女密偵女賊」)……火盗改メの役宅にきた新しい「まわり髪結い」、その名は五郎蔵だった(「ふたりの五郎蔵」)、、、
荒神のお夏はおまさへの思いを断ち切れず……未完となった最後の作品「誘拐」。
「ふたり五郎蔵」の池波正太郎による挿画と、尾崎秀樹の「池波正太郎の文学」、秋山忠彌の「平蔵の好きな食べもの屋」を併録する「鬼平」最終巻!
おまさが、かつての仲間・お糸を偶然見かけたことから始まり、女密偵たちの過去と現在が交錯するシリーズらしい人情と緊張の物語『女密偵女賊』、
火付盗賊改方に新しい髪結い・五郎蔵が入るが、その素性に不審が生じる…… 彼の妻が行方不明であり、背後には強矢の伊佐蔵の弟・暮坪の新五郎が関わっており、2人の“五郎蔵”を軸に、鬼平の洞察と密偵たちの動きが光る『ふたり五郎蔵』、
前巻『炎の色』から続く物語で、荒神のお夏が裏切り者・おまさへの復讐を企む……という筋立てで、緊張感の高い展開が推測されるが著者の急逝のため、これから! というところで途切れ、結末は読者の想像に委ねられる『誘拐』、
どの作品も面白かったですねー 『誘拐』は未完なので残念ですが……全篇を通じてシリーズの余韻と喪失感が強く感じられた一冊でしたね。
未完でありながらシリーズの魅力が凝縮された最終巻だと思います……遂にシリーズ全巻を読み終えちゃいましたねー 今は喪失感でいっぱいですね。
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