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江戸の盗賊たちに「鬼の平蔵」と恐れられている、「鬼平」こと火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵。
火付盗賊改方とは江戸の特別警察とでもいうべき組織。その長官を務める旗本の平蔵は、いまでこそ人あたりもよく笑顔を絶やさないが、若い頃は「本所の銕(てつ)」と呼ばれ、無頼の者からも恐れられた乱暴者だった。「悪を知らぬものが悪を取りしまれるか」と口にする、人情の機微に通じた鬼平が悪を退治する時代小説の金字塔。
中村吉右衛門が鬼平を演じたテレビ版をはじめ映画、舞台、マンガと様々な形で愛されてきたが、2017年に放映されたアニメ「鬼平 ONIHEI」も大きな話題になった。
2017年は「鬼平」が誕生して50周年。これを記念して全24巻を、ふりがなを増やして読みやすくなった決定版で順次、刊行。
第5巻に収録されているのは以下の作品。
・余命いくばくもない「間取りの万三」に平蔵が情をかける「深川・千鳥橋」
・偶然、盗みの計画を聞いてしまった物乞いが意外な行動に出る「乞食坊主」
・盗賊であっても子を思う親の心は同じ。その思いを平蔵がくんだ「女賊」
・記憶を失ってしまった同心の数奇な半生が描かれる「おしゃべり源八」
・第四巻に収録「あばたの新助」では平蔵の手を逃れた網切一味と対決する「兇賊」
・平蔵の従兄のおいらくの恋が大捕り物につながる「山吹屋お勝」
・功名心が生み出す恐ろしさを描いた「鈍牛(のろうし)」
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2023年04月23日
▼「鬼平犯科帳5」池波正太郎、文春文庫。初出は1967−1989、月刊誌「オール讀物」連載。江戸時代に実在した「火付盗賊改・長谷川平蔵」を主人公として、平蔵とその仲間、そして捕物相手になる盗賊たちを描いた連作捕物帳小説。
▼この巻収録は以下の7篇。
・深川・千鳥橋
・乞食坊主
・女賊
・おしゃべ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月09日
厳密にいうと、読んだのは1978年5月25日代一刷の文字がまだ小さい時のもの。収録作品は新しいものと同じ。別の版で一回別に読んでいるから、二度目。久しぶりではあるけれど、骨太のようで実に書き込んであって、それでいて無駄がない。前読んだとき泥棒の年表とプロフィールを抜き書きしたら、人物関係がわかって面...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月15日
悪人さえも魅了する長谷川平蔵さんの人間臭さが魅力的なシリーズの第5巻。
悪いヤツは平蔵さんの胸三寸でいたぶって即刻処刑とか、ある意味まどろっこしさがなくて良いなぁ!
冤罪ではない場合に限るわけだけれども…。
犯罪者が生きているってだけで、被害者やその遺族はものすごいストレスになったりするし、今の...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年12月24日
内容(「BOOK」データベースより)
妻を亡くし、隠居の身であった平蔵の従兄・三沢仙右衛門が突如、茶屋女を「嫁にもらいたい」と言い出した。老父の情熱をもてあました長男に頼まれ、平蔵はその女に会いに行く(「山吹屋お勝」)。後年、著者自身が鬼平ベスト5に選んだ本作ほか、「深川・千鳥橋」「乞食坊主」「女賊...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月11日
“「気に入った‼︎」
「なんとね?」
「いや。気に入りましたよ、平蔵さん」
「なにが?」
「その、いのちがけというやつがね」
「ほほう、そうか」
「その、いのちがけというやつを、私は、もう二十年もさがしつづけて来たのですよ」ーーー「乞食坊主」より”
池波正太郎の『鬼平犯科帳』を
ぽつぽつと読み...続きを読む
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