池波正太郎のレビュー一覧

  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    第4巻は秀吉の朝鮮出兵と、忍びの者たちの暗闘を描く。何度も訪れたことのある甲賀市が舞台となっていたので、どの辺りのことかと想像するのは楽しい。

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    2019年10月31日
  • 梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安(三)

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    小杉十五郎の牛堀道場にまつわる命の危険が続く。にも拘わらず、江戸に舞い戻って来た十五郎。それも大坂・白子屋の仕掛けの依頼を受けてのことだ。梅安は彼を仕掛けの道から足を洗わせる算段をするが……。浅蜊と大根、美味そうだ。今度やってみよう。

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    2019年09月20日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    秀頼が生まれ秀吉が亡くなり家康が動き始める。

    佐助が色々な意味で大人になる。
    第一巻が佐平治だったことを考えると、
    ちょうど折り返し地点ということか。

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    2019年09月16日
  • 真田太平記(二)秘密

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    第二巻は、本能寺の変以後の秀吉・家康の確執から起こった小牧・長久手の戦いと、真田昌幸が上田城を築城するところまで。一人一人の登場人物に圧倒的な存在感がある。

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    2019年09月07日
  • 鬼平犯科帳(十)

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    平富は、川魚料理で知られている。先ず、そぎとった鯉の皮の酢の物。同じく鯉の肋肉をたたいて団子にし、これを焙ったものへとろみのついた熱い甘酢をたっぷりとかくまわした一皿など。

    池波先生の小説は奥が深いですね。目に見えてきそうな料理の描写です。

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    2019年09月02日
  • わが家の夕めし

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    著者の昭和44年から49年のエッセイをとにかく集めて一冊にした本です。したがって内容は千差万別、書名のような食べ物に関するものもむしろ少数です。

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    2019年08月11日
  • 忍者丹波大介

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    関ヶ原の戦いの少し前、戦国時代を舞台にした血気盛んな若い忍者の物語ではある。忍者物の時代小説として読めば微妙な話ではあるが、働き始めて数年し、仕事に慣れてきた頃の社会人の話として読むとなかなか面白い。
    主人公の大介は自分のスキルに根拠のない自信を持ち、悪運だけはやたら強い甲賀忍者。自分の仕事に疑問を持ちながら、上司や仲間に恵まれ、なんとなく仕事をしている状態。あることをきっかけに、ついていくならこの人じゃないかという人物に出会い、フリーランスになり、真田家の食客に・・・。

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    2019年07月23日
  • 雲霧仁左衛門(後)

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    ネタバレ

    仁左のお頭、あんまり見る目がないのではないか…。組織(しくみ)に引き込むのがダメなのばかり。それとも使えん奴が目立つのか。

    仁左のお頭は、盗みの現場では殺さずとか言ってる割には、準備段階では結構簡単に闇討ち、暗殺する。

    終わり方が尻切れトンボ。もう少しすっきり終わるかと期待しすぎた。上巻から坂を転がるようにケチがついて失敗続き。最後はとうとうというより遂にといった感じ。

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    2019年07月03日
  • 剣客商売一 剣客商売

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    ドラマシリーズ化もされた超有名時代小説。薦められていまさらながら読んでみた。ドラマよりはセクシー多めだが、期待値が高すぎたか、いたって普通の印象だった。「1巻からこの話でちゃうんだ」という驚きはある。

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    2019年06月30日
  • 池波正太郎の銀座日記[全]

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    土地勘があれば当然おもしろさは倍増する。
    羽衣でのランチ後のくだりは笑った。
    食べログ的な使い方もできそう。

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    2019年06月18日
  • 鬼平犯科帳(五)

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    深川・千鳥橋
    死期を悟った渡り大工の間取りの万三は、江戸を離れお元を最後の女として房州白浜で暮らし安らかに死のうと決める。
    一方、平蔵の密偵として市中に離された大滝の五郎蔵。
    最後に、平蔵は、死に際に綺麗にしろよ、と万三にお縄をかけず、駕籠におしこみ、お元と駕籠は、千鳥橋を北へと渡っていく。
    これでよいな、平蔵の言葉に対し、五郎蔵の号泣がこだまする。

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    2019年06月17日
  • 鬼平犯科帳(四)

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    血闘。平蔵の密偵となり働くおまさ。
    平蔵が酒に溺れていたとき、昔かたぎの盗っ人の忠助と意気投合。そのときの少女おまさは、平蔵の為ならばと一身をかけていろいろな情報を平蔵にもたらす。
    そこまでするのか、というおまさと、密偵のため、命をかけて救出する平蔵。二人の信頼性がよくわかる大好きな一節。

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    2019年06月11日
  • 鬼平犯科帳[決定版](三)

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    長年に渡り休暇も取らず命がけで働き続けてきた平蔵やその部下達は、慰労の意味で、火付盗賊改方を解任となる。平蔵は、これを機会に以前父が京都町奉行のとき、2年間過ごしており、在任中に死亡した父の墓参りもあり、京都への旅に出かける。

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    2019年06月02日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二)

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    名作、鬼平犯科帳。
    密偵の小房の粂八や兎忠こと木村忠吾の活躍など目が離せない。
    妖盗葵小僧では、葵小僧の捕縛により、妖盗の毒牙にかかった女達、家族を思い、すぐさま妖盗の首をはねる。平蔵の粋で痛快な生き様が心にささる。

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    2019年05月23日
  • 鬼平犯科帳[決定版](一)

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    言わずと知れた池波先生の傑作。久しぶりの復習。江戸の街並みが浮かびあがり、平蔵の一言一言が染み入ります。まさに名作。
    改めてわかることも。親友左馬之助との会話で、相から判断して平蔵の寿命を五十までと言い切る左馬之助。あと六年と返す平蔵。
    平蔵が第一巻では44才と判明。テレビでは老けてるが、まだ若いんですね。

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    2019年05月20日
  • 人斬り半次郎 幕末編

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    中村半次郎、後の桐野利秋の話である。

    西郷を道連れにして西南戦争を起こした張本人のように言われるが、半分はそうで、半分は違うのかもしれない。本気で西郷を担いで、東京の新政府に物申しに行こうとしたのだと思う。ただ、あまりにも行動が直線的で呆気なくやぶれてしまった。だか、そこが半次郎の愛された所以なのだとかんじる。

    全2巻

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    2019年05月15日
  • 剣客商売十五 二十番斬り

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    ミステリー要素もあり面白く、1日で読み切った。ただし、すべての謎が明らかになるわけでないため、読み終わった後にもやもやした感じが残る。

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    2019年04月01日
  • 剣客商売十二 十番斬り

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    ネタバレ

    読書をしていない訳ではなかったのですが…どうも気が乗らず途中で手が停まる
    そんな一ヶ月を打破したのは懐かしきシリーズ作品でした
    (多分、昔、この巻で力尽きてる ※シリーズ12巻目)

    実家で黄ばんだ単行本と化してヒッソリ佇んでいたところ発見し、改めて読んでみました

    やっぱり面白い
    数ヶ所で現代の作家視点となって作者が述懐する行があるが、今読むと、この手法も却って新鮮ですね
    秋山親子だけではなく、繋がりを考えさせる巻でした
    池波正太郎先生、やっぱ偉大だわ~

    いや~、この感想とも言えぬこの駄文こそが、私らしくて我ながら和む
    こんな日々を続けたいね

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    2019年05月04日
  • 賊将

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    6作品収納。「応仁の乱」。周りにも扱った作品が少ないように、内容が込み入っていてわかりづらい。足利義政の人物像がよくイメージできた。「秘図」の最後の括りがおもしろかった。2019.3.21

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    2019年03月21日
  • 幕末新選組 新装版

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    歴史まったくわからないのに楽しめました。
    わりと資料っぽいのに面白いとかずるい。
    出版年だけ見て古めかしいかなーと思っていたらかなり読みやすい。山田風太郎ほどエンタメ寄りではないけど。
    大局や歴史的事項の説明が入るのが、逆に背景として読みやすくなってる。
    戦闘シーンまでが遠い。でもいいやって思える。この読みやすさ、なんだろうなー。読み直してもよくわからない。
    近藤さんうんざりだぜ、ってシーンが多すぎる。笑
    原田さんがちょっと便利役すぎる。
    それぞれの立場、背景、考え方の幅が広がった。
    歴史の教科書だけ読んで歴史苦手って言ってる学生に読ませたいけど性的な話に潔癖だと衝撃受けそう。

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    2019年01月07日