池波正太郎のレビュー一覧

  • 黒幕

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    初めて読んだ。
    云わずと知れた時代小説の大家が著した数多くの短編小説。その中から、女性の活躍や夫婦の絆をテーマに編まれた珍しいアンソロジーの一冊。
    これまで長編ばかリ読んで来た著者の短編を読むのも今回が初めてではないか。そのくらい、ある意味新鮮な気持ちでリズム良く読み進めたのも良かった。
    重厚な長編も良いが、この紙数の短編にも実に読み応えがあることに感銘を受ける。中にはNHKの大河ドラマでおなじみの主人公も数多く登場し、読みながら、その映像とシンクロしながら味わえたのも思わぬ一興だった。
    他にも同著者の短編集を手に取ることがあれば、また是非読んでみたい。

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    2023年05月28日
  • 鬼平犯科帳(二十四)

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    「女密偵女賊」お糸、密偵になる
    「ふたり五郎蔵」出入りの髪結いが脅される話
    「誘拐」おまさとお夏の決着になるんだったと思う。お疲れさまでした。

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    2023年05月26日
  • 鬼平犯科帳(二十三)

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    妹の登場が無理やり。小柳の結婚もやっつけ。
    しかし前作よりも明るく終わってよかった。
    おまさのキャラが未だつかめない…

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    2023年05月23日
  • 鬼平犯科帳(二十二)

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    特別長篇 迷路

    なんだか暗ぁい。
    次々と火付け盗賊改めの関係者、というか平蔵の関係者が殺されていく。最後の方までよくわからない。
    前作で密偵になった玉村の弥吉が活躍した…らしいのだが、活躍というよりただデーンと構えてつなぎを待っていただけのような気がする。

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    2023年05月23日
  • 鬼平犯科帳(二十一)

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    「泣き男」おかえり細川
    「瓶割り小僧」少年時代ちょっと知ってただけ
    「麻布一本松」市口また出た
    「討ち入り市兵衛」盗賊同士の大喧嘩
    「春の淡雪」さようなら大島
    「男の隠れ家」不憫な婿養子と盗賊のお友達

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    2023年05月18日
  • 鬼平犯科帳(二十)

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    「おしま金三郎」女の執念
    「二度あることは」密偵が増えた
    「顔」兄弟、それも腹違いでそんなに似るものか
    「怨恨」喜十よかったね
    「高萩の捨五郎」密偵増える。そしてまた伊織か
    「助太刀」おしまといい、お峰といい、女と何かあったんですか
    「寺尾の治兵衛」ちょっと強引な締め 秋山小兵衛がちらっといる

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    2023年05月18日
  • 武士(おとこ)の紋章

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    それぞれの男の生き方を描いた八編。現在放送中のNHK朝の連続連ドラマ「らんまん」主人公、牧野富太郎の話も収められている。

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    2023年05月16日
  • 殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)

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    内容(「BOOK」データベースより)

    品川台町に住む鍼医師・藤枝梅安。表の顔は名医だが、その実、金次第で「世の中に生かしておいては、ためにならぬやつ」を闇から闇へ葬る仕掛人であった。冷酷な仕掛人でありながらも、人間味溢れる梅安と相棒の彦次郎の活躍を痛快に描く。「鬼平犯科帳」「剣客商売」と並び称される傑作シリーズ第一弾。

    令和5年5月9日~11日

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    2023年05月11日
  • 鬼平犯科帳(十九)

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    「霧の朝」幼児誘拐
    「妙義の團右衛門」ありがとう利平治
    「おかね新五郎」鉄火と剣豪
    「逃げた妻」が戻ってきて一緒に逃げてほしいという
    「雪の果て」そのろくでもない末路
    「引き込み女」もうちょっと何とかならんかったのか

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    2023年05月11日
  • 上意討ち

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    「池波正太郎」の短篇時代小説集『上意討ち』を読みました。

    ここのところ10冊連続で「池波正太郎」作品です。

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    殿様の尻拭いのために仇討ちを命じられ、どうしても相手を討つ気になれない武士の心情を描いた表題作をはじめ、江戸家老の馬鹿息子のいたずらが招いた悲劇(『刃傷』)、愚かな領主の死後、藩を守るべく奔走する江戸留守居役の苦労話(『疼痛二百両』)など、身分社会ならではの葛藤を描いた傑作短編集。
    剣豪「塚原卜伝」や「近藤勇」、「土方歳三」など新選組を描いた佳篇をも収録。
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    1971年(昭和46年)から1

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    2023年05月01日
  • 人斬り半次郎 幕末編

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    ここ最近、読んでる池波正太郎の幕末志士の一人、中村半次郎の物語。
    薩摩に生まれ、西郷隆盛といっしょに動乱の時期を生きた男の半生であるが、著書名がよくない。
    まるで人を殺す事が生き甲斐の剣士のような印象を受けるが、まったくそのような事はなく、明治新政府の陸軍少将にまでなった人である。
    半次郎を人斬りと称するなら、新撰組の方がよっぽど人斬りでないの?

    ・・・・のような事が、非常によく解る本です。

    たまたま昨夜、JINの放送で長州藩の武士が出てきましたが、あのドラマでは長州の人間は暗く書かれています。
    最近読んだ一連の本のおかげで、それはどうしてそうなのかが解りました。

    さて、この「幕末編」の

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    2023年05月01日
  • 人斬り半次郎 賊将編

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    幕末編に続く賊将編です。
    維新後から西南戦争(西南の役?)で西郷隆盛といっしょに死ぬ所まで。
    前半の幕末編の方が人が良くて腕の立つ半次郎らしさが現われてたけど、薩摩に退いてからの立身出世の成り上がりっぽさはっちょっとなぁ。
    小節と言っても、ほとんどが史実に基づいていて、教科書を読んでるような錯覚に陥ります。
    名前とか地名、表現など難しい漢字というか、どう読んでいいか解らない漢字が連続しますのでちょっと読みにくいですね。
    まるで小中学生のようだけど。
    それでも、司馬遼よりかは面白いかな。

    池波正太郎の一連の本とはちょっと雰囲気が違って、エッセイ風な所もありますね。

    ま、いずれにせよ幕末本は面

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    2023年05月01日
  • 殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)

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    藤枝梅安は、鍼医を正業としながらも、その裏で殺しを生業にしている犯罪者なんだけど、倒す相手が極悪人ということで善の衣を着ながら悪人を倒す悪人という設定・・・。 何か、ややこしいけど四の五の言っても藤枝梅安のキャラにどっぷりと惹かれ応援しているのである。(o^^o)

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    2023年04月29日
  • 剣客商売十二 十番斬り

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    ‹目次›

    〈内容〉
    闇深の内容。大治郎が事件に巻き込まれ、小兵衛の手を借りずに解決したり(重い話だが)、予想外にイイ終わり方になったり…

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    2023年04月27日
  • 鬼平犯科帳(十八)

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    「俄か雨」細川、嫁を貰う
    「馴馬の三蔵」久々の粂八
    「蛇苺」ねえ……ねえったら……
    「一寸の虫」お疲れ様仁三郎
    「おれの弟」敵討をやってみた
    「草雲雀」細川、手柄を立てる

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    2023年04月24日
  • 鬼平犯科帳(十七)

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    長篇・鬼火。
    およねや笹やのお熊、井関録之助あたりが活躍する。
    伏線などもあり、前回の長篇のようにひたすら後をつけて見張るだけで終わらない。

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    2023年04月18日
  • 鬼平犯科帳(十六)

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    「影法師」さむらい松五郎続き
    「網虫のお吉」ゲス同心
    「白根の万左衛門」隠し金を巡って
    「火つけ船頭」放火魔と盗賊
    「見張りの糸」見張り所
    「霜夜」BL

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    2023年04月17日
  • 鬼平犯科帳(十五)

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    内容は全編が長篇〈雲竜剣〉編。
    これまでにありそうな話を長く伸ばしたような感じ。いつもより長めの聞き込み・追跡の繰り返し。ただ探索区域が広く、みんなも散らばっているため誰がどこで何を見張っているかわかりにくい。
    鬼平の世界は短編のほうがいいかも・・・

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    2023年04月15日
  • 鬼平犯科帳(十四)

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    「あごひげ三十両」何も抜かなくても
    「尻毛の長右衛門」痴女怖
    「殿さま栄五郎」バレるの早っ
    「浮世の顔」どちらにしろ強姦魔は死刑
    「五月闇」ありがとう伊三次
    「さむらい松五郎」もう兎とは言わせない

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    2023年04月14日
  • 雲霧仁左衛門(後)

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    結構な厚さがあって読み応えたっぷりだった。
    盗賊と盗賊改方と、両方の視点で語られるので、どっちも応援したくなるのがもどかしい。
    話の流れで最後はそうだろうなと思っていたけど…
    終わってしまったけれども、その後も気になる。

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    2023年04月06日