池波正太郎のレビュー一覧

  • 蝶の戦記(新装版)上

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    忍びの世界では小規模の組織杉谷家の女忍於蝶が上杉謙信のために暗躍する。於蝶は自身の魅惑な肢体を武器に男を籠絡する一方で、忍びとしての技量も優れている。関東平定を成そうとする謙信に使える上の巻では川中島の激闘が描かれており面白かった。下巻が楽しみ。

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    2024年09月15日
  • むかしの味

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    昔は良かった!これを積み重ねると、懐古を追っかけると、弥生時代は呆れるほど素晴らしい?年寄りは大事にしましょうと云うことですね

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    2024年09月10日
  • 仕掛人 めし噺~藤枝梅安歳食記~

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    「猪肉」を「牡丹肉」と呼ぶように、「鹿肉」は「紅葉」、「馬肉」は「桜肉」と花や植物の名を隠語としていた。 目黒の碑文谷村 恩とは他人に「着せるもの」ではなく己が「着るもの」だ 和食ひじり

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    2024年09月04日
  • 旅路 下

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    文章中
    女の本性は「過去を忘れ、現実のみに生きる…」
    (女というものは、やっぱり仕方のないものでございますねえ)

    上下巻壮大な女性disりな気がする
    主人公は死神か悪魔か うーん

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    2024年09月01日
  • 雲霧仁左衛門(前)

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    前半だるくて読む気がせず後半からスリリングで取り憑かれたように読んでしまうというこのギャップはなんだろ。
    まあとにかく古い。テレビドラマを意識したであろう説明の際に登場人物のものらしきセリフを多用するのがダサいし、ドラマが常に偶然から始まるのも昭和ですか?(そうだが)って感じだし、警察側の成果が泥棒側のミスからしか生まれないのも現代の様々な作品で作られた一種のプロフェッショナルである「怪盗」像からかけ離れていてかっこ悪い。
    盗賊の首魁がもと武士という設定も、なんだよ結局権威主義かよサムライカッコイーかよって思っちゃう。
    ただし後半読んでいくと魅力的な陰影が出てきて、衰えてゆく初老男と時代に呑ま

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    2024年08月04日
  • 真田太平記(十)大坂入城

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    関東と手切れになった豊臣は幸村を招聘。

    九度山を脱出する。

    その時に猫田与平も寿命が来て散る。大阪冬の陣。淀君のチキりで和睦。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(九)二条城

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    家康上洛に伴って、草の者の闘いが始まる。

    弥五兵衛は戦死、お江は生き残った。

    一方、関西では浅野幸長と加藤清正が秀頼を救うため、手筈を整えていた。

    鐘楼事件から関東と関西の関係がいよいよ怪しくなってきた。

    豊臣家滅亡の原因は過去の栄光に縋ったことと淀君がガンになった。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    秀吉が亡くなり、利家が亡くなり、いよいよ家康の世の中になろうとする頃、文治派の三成と家康の対立が深くなっていく。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    徳川の上田城攻めから、北条攻め、秀吉の日本平定まで。

    朝鮮出兵前。激動の時代。

    時勢を読めない北条が滅び、時勢を読んだ真田や伊達が残ったことがよく分かる。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    甲賀の豊臣方の忍びと徳川方の忍びが合うところを真田の忍び、お江が見つけるが、甲賀方にやられてしまう。無事脱出できるか?

    忍びの闘いが始まる。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(二)秘密

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    本能寺の変以降、目まぐるしく変わる情勢。

    徳川、北条、上杉と周囲を大勢力に囲まれる中、忍びの諜報網を利用して、時勢を見極め、抜け目なく、上田城を完成させたまでは良かったが、徳川、北条が上州、沼田に押し寄せて来ようとしていた。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    武田勝頼の滅亡から、真田家の動きと足軽だった向井佐平次を中心に語られる。

    真田家が忍びをうまく使い、乱世を生き抜いてきた様が描かれる。

    本能寺の変まで。忍びのお江が因縁の猫田与助を殺ろうとしたその時、本能寺の変に出会う。

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    2024年07月31日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二)

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    ネタバレ

    第二巻

    「蛇の眼」蛇の平十郎は平蔵と蕎麦屋で顔を合わせた。
         押し込む日蛇一味の福太郎が恋人を生かした。
         その御蔭で小田原近くで捕縛。
         それまでの経緯は直前で捕まえた彦の市情報。

    「谷中・いろは茶屋」
         木村忠吾(平蔵部下)が惚れた妓。
         実は「川越さん」と呼ばれる墓火の秀五郎。
         気弱な忠五は うさぎ とも呼ばれるほど。
         忠五は盗みをした秀五郎の現行犯として見咎め、
         平蔵に伝え、秀五郎は火炙りに。
         
    「女掏摸お富」
         巣鴨に住む従兄弟仙右衛門と王子権現様へ。
         卯吉とお富という夫婦が営む店。

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    2024年07月24日
  • むかしの味

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    ネタバレ

    東京の正統の老舗について知りたいと思い読んだ。なかには今はもうない店もある。いまも続いている店に行ってみたい。味はもちろん、店構えや雰囲気含めて「むかしの味」だと思うから、それを味わいに行きたい。

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    2024年07月13日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    初めて池波さんの物語読んだ!これが!池波さん!
    最初、くの一と、向井佐平次(知らん…)のなんていうの「むっふん♡」って感じの雰囲気から始まって「⁉️」←って思った。でも、どんどん歴史を動かす人々が中心となってきて、もう、なんかはなぢ出そうになった。嬉しすぎて。

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    2024年06月23日
  • 男振

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    藩主が、将軍の妹を正室に迎える前に、他の女性に産ませた嫡男堀源太郎の、数奇な物語。

    若くして堀源太郎は、頭髪が抜け落ちる奇病を、患う。

    主君の世継ぎ、千代之助に侮辱され、源太郎はブチ切れて、ボッコボコにしてしまった。

    結果、牢屋にぶちこまれる。

    江戸で、源太郎の頭がツルピカになったと、聞いた許嫁の家からは、断られる。

    その元許嫁からは、ハゲ頭を笑われる。

    堀源太郎の青春は、暗~く、じめっとした、惨めを絵に描いたようだった。

    さらに、自身の出生が災いして、お家騒動に巻き込まれる。

    救いようのない程の、不幸な青年。

    しかし、この最悪の状況から、いろんな人の助けを借りながら、自分の

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    2024年06月03日
  • 剣客商売十三 波紋

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    ▼消えた女波紋剣士変貌敵 夕紅大川橋

    ▼「鬼平犯科帳」が面白くて、するすると11巻まで読んだところで、読み終わるのが惜しいなあと思って中断し。「仕掛人梅安」に移動して、そっちを読み終えてしまい。いかんこのままでは鬼平を読み終わってしまうと思って「剣客商売」に移動。するすると読んでるうちに気がつけば13巻を読み終え「げ。あと3冊で終わってしまう」と青ざめています。いずれ再読するにせよ、やっぱり初読は格別、終わっちゃったら寂しいだろうなあ。

    ▼どの話も読みやすくそれなりにオモシロく、「消えた女」という、小兵衛が昔の恋人の娘を見た気になって…という話から、割と定番の「かつての弟子筋が身を持ち崩し

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    2024年06月01日
  • 鬼平犯科帳[決定版](五)

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    4巻目と5巻目を読んで、「なーるほど、これとあれを繋ぎ合わせていたのか?!」と納得した。映画の話。小説には、小説としての面白さがある。

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    2024年05月29日
  • その男(三)

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    天保12(1841)年から昭和13(1938)年まで長寿をまっとうした、何と波瀾万丈な人生なのか。凄すぎる。

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    2024年05月26日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    関ヶ原の戦い以降、真田昌幸、真田幸村亡き後、真田一族を率いて生き抜いた真田信幸。その後の真田家を描いた珠玉の短編集。
    直木賞受賞作の錯乱。徳川幕府の執拗な追求を逃れる真田信幸のしたたかさが、凄まじいまでに表現されいる。隠密物の得意な池波正太郎氏のさすがとも言える作品。

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    2024年05月24日