池波正太郎のレビュー一覧

  • 剣客商売八 狂乱

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    悠々自適に老後を過ごす小兵衛は好奇心旺盛なため、たびたび血なまぐさい事件に巻き込まれる。剣客商売シリーズ第8弾もいろんな事件が起き、小兵衛や息子大治郎が解決していく。「狂乱」は剣豪だか嫌われ者の石山甚市が登場し、非業の最後をむかえる。自業自得と言ってしまえばそれまでだが、周囲の人間はもう少し優しく接せられないのか、と残念「におもう。「狐雨」は白狐が登場する。読者の子供の頃は、狐の妖術が信じられており、そんなことを思い出して読んだ。

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    2024年10月19日
  • 剣客商売九 待ち伏せ

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    剣客商売シリーズ8「狂乱」の前に読んでしまったのが不覚たが、それぞれの物語が独立しているのでそんなに気にならない。
    「待ち伏せ」「秘密」は人の二面性を題材にしており、読み終わった時はやるせ無い気持ちになった。「ある日の小兵衛」では若かりし頃の小兵衛の話でほのぼのする。
    剣客商売は父の小兵衛が問題解決する話と息子大治郎が問題解決する話もある。どちらも綺麗事では無い人間模様が描かれておりさもありなん、と読めるところが面白い。

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    2024年10月19日
  • 剣客商売七 隠れ簑

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    常盤新平氏が解説で第1巻から第7巻「隠れ蓑」を春風駘蕩と表現しており、同感だと思う。
    秋山小兵衛はお金の使い方が上手く、こんな隠遁生活が送れたらいいな、と思う。
    さて、第7巻「隠れ蓑」で好きな話は「徳どん、逃げろ」と「隠れ蓑」。「徳どん、〜」は御用聞の傘や徳次郎が盗人として見込まれて、小兵衛の隠宅への押し込み誘われる、というユーモアのある設定。「隠れ蓑」は敵討の追う側と追われる側の行く末の話。とにかく切なかった。

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    2024年10月11日
  • 剣客商売六 新妻

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    剣客商売六巻新妻では、田沼意次の妾腹の娘であり、男装の麗人佐々木三冬が秋山大治郎と夫婦になる。読者としては待ったました!である。
    そのきっかけとなった第二話「品川お匙屋敷」では攫われた三冬を救うために大治郎が鬼神の如く立ち回る描写がとにかくカッコよかった。

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    2024年10月05日
  • 剣客商売五 白い鬼

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    第一話「白い鬼」では総髪をきれいに梳きあげ、透きとおるような色白の顔に細く濃い眉。隆い鼻すじ、切長の両眼の殺人鬼が登場する。第三話「手裏剣お秀」は三冬に負けず劣らずのあんな武芸者お秀が登場し、かっこいい。第四話「暗殺」は大身旗本が保身のために暗殺までしてしまう人間の愚かさが描かれている一方で第七話「たのまれ男」では柳川藩の下目付役が腹を切ることも覚悟で役目を全うする。様々な武士像を見せてもらった。

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    2024年10月05日
  • ル・パスタン

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    中年になった今、若かりし自分に、池波正太郎に出会ったことを褒めたい。何の気まぐれか記憶にないが手に取った「鬼平犯科帳」をきっかけにどっぷりと池波正太郎にはまった。なんらかの影響は受けている。「ル・パスタン」はフランス語で暇つぶしを意味する。エッセイでもあり回顧録でもある。年寄り特有の頑なさが垣間見えるが、戦中戦後を生き抜いた一人の人として思うことはそれはあるだろう。だけど、決して不愉快には思えなかったのは、これを書かれた年に近づこうとしているからかもしれない。

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    2024年09月29日
  • 剣客商売四 天魔

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    第二話「箱根細工」では大治郎が小兵衛の旧友の見舞いに箱根を訪ねるのだが、小田原、塔ノ沢、早川などよく知った地名が出てきて親しみを感じる。第三話「夫婦浪人」は男色のカップルの話で現代のダイバーシティ先取り。第六話「鰻坊主」では堅物の大治郎がなんとふらっと居酒屋で1人飲みをし、粋な男になりつつある。
    そんな感じで江戸の市井を小兵衛と大治郎に起きる事件と一緒楽しむことができた。

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    2024年09月25日
  • 剣客商売三 陽炎の男

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    美冬が大治郎に恋心をもつようになったり、大治郎が小兵衛ばりに悪党への謀を考えたり、美冬と大治郎の成長と池波正太郎の四季折々の江戸の描写を楽しめる3巻だった。

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    2024年09月21日
  • 蝶の戦記(新装版)下

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    上巻は川中島の戦いを舞台だったが、下巻は浅井・朝倉と織田の姉川の戦いが舞台。
    小さな組織である杉谷信正率いる杉谷の忍びたちが信長の首を獲らんがために暗躍し、躍動感あふれる一冊。

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    2024年09月16日
  • 蝶の戦記(新装版)上

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    忍びの世界では小規模の組織杉谷家の女忍於蝶が上杉謙信のために暗躍する。於蝶は自身の魅惑な肢体を武器に男を籠絡する一方で、忍びとしての技量も優れている。関東平定を成そうとする謙信に使える上の巻では川中島の激闘が描かれており面白かった。下巻が楽しみ。

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    2024年09月15日
  • むかしの味

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    昔は良かった!これを積み重ねると、懐古を追っかけると、弥生時代は呆れるほど素晴らしい?年寄りは大事にしましょうと云うことですね

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    2024年09月10日
  • 仕掛人 めし噺~藤枝梅安歳食記~

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    「猪肉」を「牡丹肉」と呼ぶように、「鹿肉」は「紅葉」、「馬肉」は「桜肉」と花や植物の名を隠語としていた。 目黒の碑文谷村 恩とは他人に「着せるもの」ではなく己が「着るもの」だ 和食ひじり

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    2024年09月04日
  • 旅路 下

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    文章中
    女の本性は「過去を忘れ、現実のみに生きる…」
    (女というものは、やっぱり仕方のないものでございますねえ)

    上下巻壮大な女性disりな気がする
    主人公は死神か悪魔か うーん

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    2024年09月01日
  • 雲霧仁左衛門(前)

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    前半だるくて読む気がせず後半からスリリングで取り憑かれたように読んでしまうというこのギャップはなんだろ。
    まあとにかく古い。テレビドラマを意識したであろう説明の際に登場人物のものらしきセリフを多用するのがダサいし、ドラマが常に偶然から始まるのも昭和ですか?(そうだが)って感じだし、警察側の成果が泥棒側のミスからしか生まれないのも現代の様々な作品で作られた一種のプロフェッショナルである「怪盗」像からかけ離れていてかっこ悪い。
    盗賊の首魁がもと武士という設定も、なんだよ結局権威主義かよサムライカッコイーかよって思っちゃう。
    ただし後半読んでいくと魅力的な陰影が出てきて、衰えてゆく初老男と時代に呑ま

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    2024年08月04日
  • 真田太平記(十)大坂入城

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    関東と手切れになった豊臣は幸村を招聘。

    九度山を脱出する。

    その時に猫田与平も寿命が来て散る。大阪冬の陣。淀君のチキりで和睦。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(九)二条城

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    家康上洛に伴って、草の者の闘いが始まる。

    弥五兵衛は戦死、お江は生き残った。

    一方、関西では浅野幸長と加藤清正が秀頼を救うため、手筈を整えていた。

    鐘楼事件から関東と関西の関係がいよいよ怪しくなってきた。

    豊臣家滅亡の原因は過去の栄光に縋ったことと淀君がガンになった。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    秀吉が亡くなり、利家が亡くなり、いよいよ家康の世の中になろうとする頃、文治派の三成と家康の対立が深くなっていく。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    徳川の上田城攻めから、北条攻め、秀吉の日本平定まで。

    朝鮮出兵前。激動の時代。

    時勢を読めない北条が滅び、時勢を読んだ真田や伊達が残ったことがよく分かる。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    甲賀の豊臣方の忍びと徳川方の忍びが合うところを真田の忍び、お江が見つけるが、甲賀方にやられてしまう。無事脱出できるか?

    忍びの闘いが始まる。

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    2024年07月31日
  • 真田太平記(二)秘密

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    本能寺の変以降、目まぐるしく変わる情勢。

    徳川、北条、上杉と周囲を大勢力に囲まれる中、忍びの諜報網を利用して、時勢を見極め、抜け目なく、上田城を完成させたまでは良かったが、徳川、北条が上州、沼田に押し寄せて来ようとしていた。

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    2024年07月31日