池波正太郎のレビュー一覧

  • 鬼平犯科帳(十六)

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    あの女好きが原因で色々と騒ぎをおこしていた木村忠吾がとうとう嫁をもらう巻。
    同僚の同心の娘を娶ったけれども……そこは、やはり木村忠吾。
    回りも呆れる惚気よう(笑)

    楽しいやら、呆れるやら。

    かと思えば、後添えにもらった女房は足を洗った盗人で、過去を知り脅されてしまい。そのまま逃げてしまうという話しだったり。
    夫婦の機微に触れた作品が多い気がする。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(十九)

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    いつも思うのだが、池波正太郎は女性を魅力的に書くことが出来る作家の一人であると思う。
    どんな女性であっても、池波正太郎に掛かると魅力的な女性へと変貌するのである。
    男性よりも、女性の方が色鮮やかに描かれていて、読みながら唸ってしまうのだ。

    御用聞きの富造の女房でおろくという女性。
    決して、ほっそりとして美人ではないのだが、至極魅力的に活き活きと描かれている。

    この鬼平シリーズは捕り物としても面白さはもちろんだが、様々な女性の描かれ方に魅了されるもよいかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(八)

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    あきれた奴では、同心の小柳安五郎が又八という捕らえた盗賊を逃がし、自分がその責めを負って変わりに牢獄に入るというお話。
    仇を討った、又八は再び、盗賊改メ方に舞い戻ってくるという、走れメロス的な展開です。
    安五郎と又八に通う心の交流が何とも、男っていいよなぁ〜と思わせる。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(十三)

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    熱海に湯治に出かけた鬼平一行が盗賊を捕らえるという一編を含んだ一冊。

    何というか、三カ条を守る盗賊の心意気が光っていますね。
    確かに、盗むのは良くないのだけれども
    一、困っている人からは盗まない
    一、殺さない
    一、犯さない
    を守っている盗人は、それを守らない残虐非道な盗みをしている人達を憎んでいるということなのである。
    だから、密偵になったものも多いとのことなのだ。

    その辺りのプライドが、随所にあるシリーズなのである。

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    2009年10月04日
  • 人斬り半次郎 賊将編

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    時代は変わり、中村半次郎は桐野利秋と名前を改め、陸軍少将となった。しかし高い理想を抱く西郷は、新政府のやり方に納得できない。ついに征韓論争に敗れ、桐野たちを連れて帰郷。桐野たちは必ず戻ってくると信じて帰郷し、やがて西郷とともに乱を起こして、ついには城山に追い詰められる。
    桐野の過信などから城山で最期を迎えることになった西郷。桐野は西郷のことを慕い、考えているのに、西郷の考えを理解できていなくて、ああいう結果になってしまって切ない。そんな西郷と桐野の最期の会話がなんだかよかった。桐野は追い詰められてもやっぱり桐野。最期まで自分らしく生きている桐野はやっぱり格好良かった。
    恋愛のほうは、おたみは何

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    2009年10月04日
  • 人斬り半次郎 幕末編

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    とある舞台で西郷隆盛の話を観て、西郷の側近の桐野利秋がかっこよくて、興味を持ちました。最初は薩摩言葉に戸惑ったけど、すぐに慣れました。普通に『ごわす』とか『いってきもす』とか言いそう(笑)
    薩摩藩に生まれ、『唐芋侍』と言われながらも剣の腕を磨いていた半次郎が、西郷吉之助と出会い、活躍していく。強くて凛々しい薩摩男の半次郎。いつも努力を忘れず、男らしいけど、すぐ調子に乗っちゃったりして、憎めない男。自分の助けた娘おたみにほのかな恋心を抱きながら、法秀尼という尼さんと関係を持ったり、そうかと思えば故郷の幸江のことも忘れてなかったり。結局誰にするのよ!?と突っ込みたくなる。挙句の果てに、おたみに法秀

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    2009年10月04日
  • 男振

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    清々しく爽やかな男の生涯。

    いきなり禿とかゆぅしびっくりしたけどおもしろかった。時代小説初めて読んだけどすらすら読めた。泣ぃた。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(十五)

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    いつもの短編の鬼平に慣れていると、ちと苦しいかも。ただし長さはあまり気にならない。あっと言う間に読める。

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    2009年10月04日
  • 江戸前 通の歳時記

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    鬼平のドラマの影響から
    東京に旅したとき、深川めしを食べました。

    池波正太郎の小説で
    食べものがよく出てくるわけを
    ご本人自らが明かしてくれる。

     登場人物の食事のシーンを書くと、
     その人間の性格も知らず知らず、
     表現することにもなってくる。
     (P135)

    芋蔓式に思い出すのか
    子供の頃に食べたものと
    戦前戦後の東京の風俗も描かれてます。

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    2026年09月08日
  • レジェンド歴史時代小説 近藤勇白書(下)

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    今まで読んだ新選組の作品を改めて振り返ると、近藤勇を主人公にした長編作品を読むのは初めて?だった。これまで読んだ土方や斎藤、永倉が主人公の作品の傍流に描かれる近藤像とそれほど違わない、いわばセオリー通りの近藤に描かれている印象だった。颯爽と表舞台に登場する勢い上げの上巻と時勢に噛み合わず下げの下巻にパートが分けられている。昭和の時代小説家を代表する著者の作品であるが、随所に出てくる男女のまさぐり合い場面では、男目線で女の体を今の時代ではなかなかと思われるような描写をこんなレジェンドでもしていたんだなというところが、当時の時代世相をなんとなしに感じた。

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    2026年09月02日
  • 江戸前 通の歳時記

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    池波正太郎さんのエッセイは美味しい話が多くてとても良い。季節や土地のものをきっちり召し上がっていて好きだといつも思う。

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    2026年08月30日
  • 鬼平犯科帳(十六)

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    かの平蔵の配下とはいえ火盗改の与力同心の中からもたまに道を踏み外す人が現れます。木村忠吾も言動は決して褒められたものではないものの、根性がなさすぎて踏みとどまっている感じかも。
    それも愛嬌のうちとして扱われていますが、そんな彼の新婚生活の様子を私は好意的に受け取りがたいです。

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    2026年08月30日
  • 剣客商売七 隠れ簑

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    ちょっと連続で本シリーズを読んでいるので多少飽きてきた。。。こういう読み方はあんまりよくない。折角味わい深い作品なんだからと思いつつ、何か手に取ってしまう魅力があるのは確か。
    でも藤田まことじゃないよな、やっぱり、ドラマ見てないのに無責任ですが。

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    2026年08月25日
  • まぼろしの城

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    沼田へ旅行へ行くので借りた。沼田万鬼斎が妾と妾の父親に上手に操られ、一族崩壊する話。するする読めるが楽しくなかった。

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    2026年08月20日
  • 剣客商売六 新妻

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    常識なんだろうけれども小兵衛にモデルがいたとは露知らず、しかも歌舞伎役者。
    「知らない」ことを吹聴し、過去の事象を語ることをどことなくあげつらう風潮がある昨今ですが、こういう輩は無視しないといけない。それは謙虚さと教養のなさを公言しているだけですので。
    さておき何と言うこともないといえばそれまでだけれども、気分良く読める。
    やっぱりこの作家に手を出したのは良い意味で悪手だったかも、他のも読みたくなってしまうと膨大な他のシリーズ物も控えてしまっている。。。

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    2026年08月15日
  • 剣客商売五 白い鬼

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    ふと本作読んでいて思いましたが、江戸の武士階級はこんなに斬り合っていたんだろうか。あくまでフィクションなのかどうかは判断できるほどの教養ないのですが、「真剣に生きる」ということの追求がこの親子のような滋味深い人間を作り上げ、その周りに正しい人たちが取り巻く理想郷を生み出す、それが作家の確信なのかも。

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    2026年08月05日
  • 鬼平犯科帳(三)

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    ネタバレ

    今3巻は、鬼平改めお役御免となった長谷川平蔵の東海道道中毛物語となっております。江戸の都が少し落ち着き、平蔵の連日の活躍疲れを癒すためのお役御免だったのだが、せっかく自由となったので亡き父のお墓参りに京都へ行くのだが道中もいたるところで盗賊が跋扈していた。また平蔵に恨みを持つ残党なども命を狙い、どこへ行っても体の休まる暇なしどころか命に係わる事件まで発生する。京都から足を延ばして奈良、そして江戸への帰り道、平蔵の過去の話も交えての息つく暇なしの展開で、挙句の果てには江戸で留守を守る久栄にまで魔の手が伸びる!相も変わらず”〇〇の弥七”みたいに昔の盗賊って頭に必ず”〇〇の”ってついていたのかなぁ?

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    2026年08月01日
  • 幕末新選組 新装版

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    俳優の杏ちゃんおすすめの一冊。幕末はいろいろな立場から描かれ、その立場によって正義が変わってしまう。此著は新撰組 永倉新八から見た正義。新撰組隊士によっても正義は違う。混沌とした時代に主人公は何が正しいかを選び取り生きていく様子が記録、史実、作家の見解も含め描かれている。

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    2026年07月14日
  • 鬼平犯科帳[決定版](一)

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    本所おけら長屋から来た。
    漢字が多いし登場人物も多くて突然出てくる人もいて誰が誰だか何が何だか?
    鬼平は私には難しかった。

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    2026年07月15日
  • 鬼平犯科帳(二)

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    基本は短編ものなんだけど、登場人物が前の話に出てくる盗賊であったり盗賊から密偵になった人物だったりするから覚えていないとピンとこない。つい前の巻を読み返さないといけなくなるからあまり巻を開けて読むのは危険かもしれない。
    相変わらずの悪人をバッサバッサ斬り倒す爽快感もありながら葵小僧の話には読みながらイライラするくらいにのめり込んだ。時代小説ならではの人情話、幼年期の生い立ちなど人物設定が丁寧でありながらガサツな転機で悪に染まるとかわかりやすくて良い。
    鬱な小説の口直しにはピッタリなので定期的に読み進める予定

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    2026年06月28日