池波正太郎のレビュー一覧

  • 鬼平犯科帳(十九)

    Posted by ブクログ

    いつも思うのだが、池波正太郎は女性を魅力的に書くことが出来る作家の一人であると思う。
    どんな女性であっても、池波正太郎に掛かると魅力的な女性へと変貌するのである。
    男性よりも、女性の方が色鮮やかに描かれていて、読みながら唸ってしまうのだ。

    御用聞きの富造の女房でおろくという女性。
    決して、ほっそりとして美人ではないのだが、至極魅力的に活き活きと描かれている。

    この鬼平シリーズは捕り物としても面白さはもちろんだが、様々な女性の描かれ方に魅了されるもよいかもしれない。

    0
    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(八)

    Posted by ブクログ

    あきれた奴では、同心の小柳安五郎が又八という捕らえた盗賊を逃がし、自分がその責めを負って変わりに牢獄に入るというお話。
    仇を討った、又八は再び、盗賊改メ方に舞い戻ってくるという、走れメロス的な展開です。
    安五郎と又八に通う心の交流が何とも、男っていいよなぁ〜と思わせる。

    0
    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(十三)

    Posted by ブクログ

    熱海に湯治に出かけた鬼平一行が盗賊を捕らえるという一編を含んだ一冊。

    何というか、三カ条を守る盗賊の心意気が光っていますね。
    確かに、盗むのは良くないのだけれども
    一、困っている人からは盗まない
    一、殺さない
    一、犯さない
    を守っている盗人は、それを守らない残虐非道な盗みをしている人達を憎んでいるということなのである。
    だから、密偵になったものも多いとのことなのだ。

    その辺りのプライドが、随所にあるシリーズなのである。

    0
    2009年10月04日
  • 人斬り半次郎 賊将編

    Posted by ブクログ

    時代は変わり、中村半次郎は桐野利秋と名前を改め、陸軍少将となった。しかし高い理想を抱く西郷は、新政府のやり方に納得できない。ついに征韓論争に敗れ、桐野たちを連れて帰郷。桐野たちは必ず戻ってくると信じて帰郷し、やがて西郷とともに乱を起こして、ついには城山に追い詰められる。
    桐野の過信などから城山で最期を迎えることになった西郷。桐野は西郷のことを慕い、考えているのに、西郷の考えを理解できていなくて、ああいう結果になってしまって切ない。そんな西郷と桐野の最期の会話がなんだかよかった。桐野は追い詰められてもやっぱり桐野。最期まで自分らしく生きている桐野はやっぱり格好良かった。
    恋愛のほうは、おたみは何

    0
    2009年10月04日
  • 人斬り半次郎 幕末編

    Posted by ブクログ

    とある舞台で西郷隆盛の話を観て、西郷の側近の桐野利秋がかっこよくて、興味を持ちました。最初は薩摩言葉に戸惑ったけど、すぐに慣れました。普通に『ごわす』とか『いってきもす』とか言いそう(笑)
    薩摩藩に生まれ、『唐芋侍』と言われながらも剣の腕を磨いていた半次郎が、西郷吉之助と出会い、活躍していく。強くて凛々しい薩摩男の半次郎。いつも努力を忘れず、男らしいけど、すぐ調子に乗っちゃったりして、憎めない男。自分の助けた娘おたみにほのかな恋心を抱きながら、法秀尼という尼さんと関係を持ったり、そうかと思えば故郷の幸江のことも忘れてなかったり。結局誰にするのよ!?と突っ込みたくなる。挙句の果てに、おたみに法秀

    0
    2009年10月04日
  • 男振

    Posted by ブクログ

    清々しく爽やかな男の生涯。

    いきなり禿とかゆぅしびっくりしたけどおもしろかった。時代小説初めて読んだけどすらすら読めた。泣ぃた。

    0
    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(十五)

    Posted by ブクログ

    いつもの短編の鬼平に慣れていると、ちと苦しいかも。ただし長さはあまり気にならない。あっと言う間に読める。

    0
    2009年10月04日
  • まぼろしの城

    Posted by ブクログ

    沼田へ旅行へ行くので借りた。沼田万鬼斎が妾と妾の父親に上手に操られ、一族崩壊する話。するする読めるが楽しくなかった。

    0
    2026年08月20日
  • 剣客商売六 新妻

    Posted by ブクログ

    常識なんだろうけれども小兵衛にモデルがいたとは露知らず、しかも歌舞伎役者。
    「知らない」ことを吹聴し、過去の事象を語ることをどことなくあげつらう風潮がある昨今ですが、こういう輩は無視しないといけない。それは謙虚さと教養のなさを公言しているだけですので。
    さておき何と言うこともないといえばそれまでだけれども、気分良く読める。
    やっぱりこの作家に手を出したのは良い意味で悪手だったかも、他のも読みたくなってしまうと膨大な他のシリーズ物も控えてしまっている。。。

    0
    2026年08月15日
  • 剣客商売五 白い鬼

    Posted by ブクログ

    ふと本作読んでいて思いましたが、江戸の武士階級はこんなに斬り合っていたんだろうか。あくまでフィクションなのかどうかは判断できるほどの教養ないのですが、「真剣に生きる」ということの追求がこの親子のような滋味深い人間を作り上げ、その周りに正しい人たちが取り巻く理想郷を生み出す、それが作家の確信なのかも。

    0
    2026年08月05日
  • 鬼平犯科帳(三)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    今3巻は、鬼平改めお役御免となった長谷川平蔵の東海道道中毛物語となっております。江戸の都が少し落ち着き、平蔵の連日の活躍疲れを癒すためのお役御免だったのだが、せっかく自由となったので亡き父のお墓参りに京都へ行くのだが道中もいたるところで盗賊が跋扈していた。また平蔵に恨みを持つ残党なども命を狙い、どこへ行っても体の休まる暇なしどころか命に係わる事件まで発生する。京都から足を延ばして奈良、そして江戸への帰り道、平蔵の過去の話も交えての息つく暇なしの展開で、挙句の果てには江戸で留守を守る久栄にまで魔の手が伸びる!相も変わらず”〇〇の弥七”みたいに昔の盗賊って頭に必ず”〇〇の”ってついていたのかなぁ?

    0
    2026年08月01日
  • 幕末新選組 新装版

    Posted by ブクログ

    俳優の杏ちゃんおすすめの一冊。幕末はいろいろな立場から描かれ、その立場によって正義が変わってしまう。此著は新撰組 永倉新八から見た正義。新撰組隊士によっても正義は違う。混沌とした時代に主人公は何が正しいかを選び取り生きていく様子が記録、史実、作家の見解も含め描かれている。

    0
    2026年07月14日
  • 鬼平犯科帳[決定版](一)

    Posted by ブクログ

    本所おけら長屋から来た。
    漢字が多いし登場人物も多くて突然出てくる人もいて誰が誰だか何が何だか?
    鬼平は私には難しかった。

    0
    2026年07月15日
  • 鬼平犯科帳(二)

    Posted by ブクログ

    基本は短編ものなんだけど、登場人物が前の話に出てくる盗賊であったり盗賊から密偵になった人物だったりするから覚えていないとピンとこない。つい前の巻を読み返さないといけなくなるからあまり巻を開けて読むのは危険かもしれない。
    相変わらずの悪人をバッサバッサ斬り倒す爽快感もありながら葵小僧の話には読みながらイライラするくらいにのめり込んだ。時代小説ならではの人情話、幼年期の生い立ちなど人物設定が丁寧でありながらガサツな転機で悪に染まるとかわかりやすくて良い。
    鬱な小説の口直しにはピッタリなので定期的に読み進める予定

    0
    2026年06月28日
  • 鬼平犯科帳[決定版](四)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「霧の七郎」「五年目の客」「密通」「血闘」
    「あばたの新助」「おみね徳次郎」「敵」「夜鷹殺し」。

    池波節は相変わらず。
    そこはかとなく繋がる話。
    繋がった瞬間『これか!』と組み上げていく感覚。
    クロスオーバーした瞬間、一気に広がる世界。
    平蔵の人生観、人柄、縦の繋がり、横の繋がりが見えて来る。

    0
    2026年06月25日
  • 鬼平犯科帳(八)

    Posted by ブクログ

    いつもながら、鬼平は、鉄板の面白さ、である。まあ、池波正太郎さんだから、安心なのは、当たり前なんだけど、全然マンネリにならないのも、不思議だ。毎回、意表をつく展開になる。池波正太郎さんの頭の中には、無限のアイデアが、詰まっているんだろう。

    0
    2026年06月12日
  • 鬼平犯科帳(一)

    Posted by ブクログ

    漫画やドラマにもなったこの作品、気になったので読んでみると鬼平こと長谷川平蔵の若い時がヤンチャ過ぎてそれがこんなに変わるとは…色々な事件があるので面白い

    0
    2026年06月05日
  • 幕末新選組 新装版

    Posted by ブクログ

    永倉新八はどちらかというと少しお堅いイメージを持っていたが、池波ぶしに酔わされてすっかりイメージが変わった。新選組ものは面白い

    0
    2026年04月30日
  • 鬼平犯科帳(四)

    Posted by ブクログ

    鬼平の、普遍的なヒューマニズムを感じられる短編あります

    その眼差しは、やはり池波さんの眼差しなのだろう

    0
    2026年04月25日
  • 鬼平犯科帳(一)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    亡くなったおかんが好きだったシリーズで生前何度も面白いから読んでみって言われて、「また読むわ」って答えて手つかずだった本。ようやく読み始めました。「また」はあかんね。ほんといろんなシーンで後悔する。
    さて、ドラマ化にもなった鬼平、どんなもんかと読み勇んでみると、なかなかシュールでこれまで読んできた時代小説のようなほっこりさがない。いや、ないこともないのだが、なんというか身も蓋もない、救いがないというか”捨ておけ”、これに限る。
    まだ第一巻しか読んでないけれど、要は元悪党をイヌに仕立て美味しいところだけ鬼平が持っていき、バレたイヌは見殺しというwこれが何で人気なのかよくわからないけどしっかり登場

    0
    2026年04月25日