池波正太郎のレビュー一覧

  • 剣客商売九 待ち伏せ

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    ネタバレ

    あれよあれよとシリーズ第9弾。

    人間の陰影を描く「待ちぶせ」
    堕ちた旧友を偲ぶ「ちいさな茄子二つ」
    暴君を討ち取った侍とそれを追う侍の話「秘密」
    父の敵として知らずに実父を討つ「討たれ庄三郎」
    病身の侍が最後に大治郎との真剣勝負を願う「剣の命脈」

    など相変わらず読ませる作品がズラリ。
    大治郎も随分世慣れというか小兵衛に似てきた感じがして成長を伺わせる。
    それとともに小兵衛の老いも垣間見え味わい深い作品になっていると思います。

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    2012年05月27日
  • 剣客商売番外編 黒白(上)

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    秋山小兵衛というよりは、波切八郎の話。秋山小兵衛が際立っていました。
    最後のエピソードもほんわかと、人は色々な所で繋がっているとしみじみ。

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    2012年05月23日
  • 梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安(三)

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    20120520 このシリーズは久しぶり。他のシリーズに比べて泥臭い。気分によって読み分けてしまうが終わり方の昇華は一番かもしれない。

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    2012年05月20日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    初めての池波正太郎。人から薦められなかったらこれからも手をつけずにいたかもしれない作家さん。今までもったいないことしてたなぁ。

    戦国時代は詳しくないし真田家についても真田幸村の名前を知ってるくらいで何の前知識も持たず読んだのですが、これが面白かった。何たって、

    「こちらに背を向け、茶を点じているそのひとの、つややかな垂れ髪を分けて見える耳朶は、春の陽ざしに濡れた桃の花片のようだった。」

    という信濃大名記の書き出しが素晴らしく、思わず持っていかれました。次は何読もう。

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    2012年05月18日
  • 黒幕

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    山中鹿之介 渡辺勘兵衛 福島正則 真田昌幸 真田信幸等 戦国の世と後世とに生き様示す短篇集。池波作品代表格の一である『鬼平犯科帳』が “勧善懲悪” でないのと同様 戦乱の世に 必ずしも勝敗ではなく自己貫徹を第一義とする 氏の人生観が展開される。

    個人的には此は継父の遺品で 彼の書架に見つけた時は意外な共通項をも発見したような心地になった。生前 戦国時代や池波作品に関して語り合ったことは殆ど無かったが だから唯一 「福島正則や加藤清正」のような猛将が好きだ と言っていたのは忘れられない。

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    2012年05月17日
  • 梅安蟻地獄 仕掛人・藤枝梅安(二)

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    医者稼業の裏で殺しをしている梅安先生が正義に見えるのが不思議。解説にもあるように、3人の友情が読んでいて淡白ながらも深くて良い。小杉さんや音羽の親分登場。

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    2014年02月07日
  • 蝶の戦記(新装版)下

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    忍モノ
    於蝶の杉谷忍として活躍していた頃の話

    於蝶が魅力的な人物ですので この忍シリーズは楽しく読めます^^

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    2012年05月15日
  • 剣客商売三 陽炎の男

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    剣客商売第三作。

    展開はこれまでどおり、
    秋山小兵衞中心に江戸で起こる人情トラブル解決劇。

    ただし、この一冊では小兵衞・息の大治郎の活躍が目立つ。
    しかも父親譲りのユーモアさを発揮し出すので、その成長を感じると読み手のこれからの楽しみも深まる。

    三冬の恋の行方も気になるところ。

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    2012年05月07日
  • 剣客商売十三 波紋

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    20120505 小兵衛が主役。何となく老境が近付いて来ている予感。前より読んだ後の余韻が寂しい。自分が近づいているからだろうか?

    20141028 感情の高ぶりは老人も若者も一緒。体がついていくかどうかが問題。小兵衛でなければ形にならなかったかも。

    20200712 小兵衛の人生を回想するような短編集。作者の心情も出ているようで哀しい話しが多い。大治郎一家がほとんど登場しないのも淋しいが分岐点なのかも知れない。

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    2020年07月12日
  • 剣客商売二 辻斬り

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    一作目よりも、主人公「小兵衞」の世界は広がってくる。

    その中でも、名脇役は弥七と粂太郎ではないだろうか?
    一作目の三冬、大治郎以上の存在感を出している。

    又六、鬼熊などのニューフェイスの登場があるが、その時々に合わせた配役は見事で、無駄のない出演陣と思う。

    小兵衞の身内たちの、これからの関わり具合も楽しみになる一冊だった。

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    2012年05月04日
  • 剣客商売八 狂乱

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    ネタバレ

    ふと読み始めた剣客商売もはや8巻。
    もう新刊は出ないのだから大事に読まないと・・^^;

    表題作にもなっている「狂乱」はさすがの迫力。
    もう少し違う歯車が噛み合えば違った結末になったのに・・・と思う作品。

    個人的にはちょっと毛色が違うのだけど「狐雨」が良い感じ。杉本又太郎が立派な剣客になったのかは気になるところ。

    「毒婦」はそうでなくても悪い方に転がる人っているよねぇって妙に納得。

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    2012年05月01日
  • 梅安最合傘 仕掛人・藤枝梅安(三)

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    梅安シリーズ・3
    まぁシリーズものですから この梅安さんも
    ストーリーが繋がってますので 順番に読むことをオススメします♪

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    2012年04月29日
  • 梅安影法師 仕掛人・藤枝梅安(六)

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    梅安シリーズ・6
    シリーズも終盤ですね

    梅安シリーズは 他の3大シリーズ(鬼平・剣客)に比べると
    葛藤というか 苦悩が滲み出てる感じで・・ 要するに他と比べると
    暗い部分が多いのですが そこが逆にいいですねー^^

    通好みな感じするなぁー (^o^)

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    2012年04月28日
  • 夜の戦士(上) 川中島の巻

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    忍びの視点からの戦国絵巻。裏切り者忍びがほれた武田信玄。実際はどうなのかわからないですが、大きな人物だったんだろうなー。跡継ぎ武田勝頼。自分のイメージだと、ひ弱な感じだったけど、ただの粗暴なやつとして描かれていた。そうなのかな?色々な解釈がなり立つからね。

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    2012年04月26日
  • 梅安乱れ雲 仕掛人・藤枝梅安(五)

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    梅安シリーズ
    登録順がバラバラなんだけど
    読んだのはシリーズ順に読みました^^

    梅安シリーズも漫画家もされてますよねー
    (さいとうたかお氏)

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    2012年04月19日
  • 夜の戦士(上) 川中島の巻

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    忍者モノですね
    一時期この池波さんの忍者モノにハマりましたねー
    内容を忘れてるから また読み直したいと思います

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    2012年04月19日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    いわゆる「池波真田物」。池波さんがこんなに真田物を書いてくれたことに感謝してしまいます。『真田太平記』を面白いと読みきった人なら、間違いなく楽しめる。
    国替え~松代藩の、真田作品短編5作。信之の物語だけでなく、真田三代誰も出てこない表題作『真田騒動』がこれだけ面白いのは流石!

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    2012年07月04日
  • 剣客商売十一 勝負

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    20120415 シリーズも中盤を超えて一番充実している頃の話、みんな元気だ。何回読み直ししても元気つけられるありがたいシリーズだ。

    20141204 過去の出来事が繋がって今の事件になっている。今回の話しはそのパターンが多い。小太郎の誕生で又内容が膨らみそうだ。

    20200704 小太郎誕生。シリーズ中盤。みんなが元気。因縁話しが多いのが少し気になったが産後の大切な時期にあたっているのでちょうど良いのかも。

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    2020年07月04日
  • 夜の戦士(上) 川中島の巻

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    甲賀の頭領、山中俊房の命を受けて、信玄暗殺を行おうとした忍びが信玄の器量と人格に心服して、信玄のために身命をかけて働く話。

    物語の中心的核心をなしているのは信玄の軍事戦略だけど、主人公・丸子笹之助などの忍びの活躍ぶりもたっぷりと描かれていて忍びものとして楽しめる。また、彼が武田に潜入する方策として最初に入門するのが塚原卜伝であり、卜伝が主要人物として登場する点においてもなかなか面白い。

    池波さんは武田勝頼をだいぶマイナスに描いているように感じたけど(もしかしたら作品のためにそうしてるだけ?)、実際、勝頼はどういう人物だったのか、武田家滅亡の要因が気になる。
    伊東潤の『武田家滅亡』が読みたく

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    2012年04月12日
  • 夜の戦士(上) 川中島の巻

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    池波正太郎の世界はどうしてこうも、揺るがないのだろう?

    時代物とはいえども古さを感じて読めないものなんて、いくらでもある。
    セリフ回しなのか?表現なのか?人物なのか?

    人間臭いといえばあまりに人間臭い主人公。
    時代物故にすでに読めている結末。
    それなのにそれらがまるで無理なく積み上げられて、
    わかっているはずなのにそれでも主人公を応援している自分。

    骨太なのにどこか暖かく、読み応えのあるストーリー。
    長い話なのに一気に読めた。

    さ、下巻に進もう。

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    2012年03月31日