池波正太郎のレビュー一覧

  • 鬼平犯科帳 1巻

    購入済み

    名作!

    もはやクラッシックですね。

    1
    2011年04月27日
  • 鬼平犯科帳(二十一)

    Posted by ブクログ

     鬼平長谷川平蔵は鬼の顔と仏の顔を持っている。
     その仏の顔が、密偵達との命を賭けた絆となっているのだろう。

     鬼平を読むと、リーダーとしての長谷川平蔵を考えることがよくある。命を賭けてる程心酔してくれる密偵達を持てるということは、優れたリーダーである証なのだろう。だらしなかった息子も心を入れ替えたようでもあるし。
     ただ、ワンマン経営者である気もする。自分が出張り過ぎではないか。もっと部下に任せるようにしなくては。まあ、それだけではファンは許さないのだろうけれど。

    0
    2017年08月16日
  • 鬼平犯科帳(三)

    Posted by ブクログ

    西へ行っても大活躍な鬼平もかっこよかったですが、今回は久栄さんが素敵でした。昔捨てた男への毅然とした態度はむねをすく。さすが鬼平の奥様です。

    0
    2011年04月08日
  • 雲霧仁左衛門(後)

    Posted by ブクログ

    ドラマ「鬼平犯科帳」でお馴染みとなった火付盗賊改方長官
    「鬼平」こと長谷川平蔵の先輩にあたる安部式部と
    その部下達の活躍を描いた作品。

    ラストが時代小説っぽくなくて驚き。
    そんな仕掛けをするか、池波正太郎。
    まるでスパイ映画みたいじゃないか。

    江戸時代の話なのに、スパイ映画みたいだったり、
    硬派の刑事ドラマみたいだったり。

    科学技術なんかに頼れないから、
    ひたすら尾行と張り込みに明け暮れる日々。
    頼りは己の勘とチームワーク。

    なのに、そんな地味なアナログ捜査が、
    徐々にパーツが揃っていき、最初は雲をつかむような
    存在だった悪の一大組織を破滅へと追い込んでいく。

    己の信念に従って、忠実

    1
    2011年03月09日
  • 雲霧仁左衛門(前)

    Posted by ブクログ

    作者は、鬼平犯科帳の池波正太郎氏。
    鬼平が、火付盗賊改方の活躍を描いたのに対し、
    こちらはその追われる側である盗賊側にスポットを当てた作品。

    盗賊側にも火付側にも、そしてどちらにも属さない、
    人物が大勢登場するが、誰一人似ている者はいない。
    一人一人個性が強く、それぞれが抱えている都合があり、
    信条があり、それらがぶつかり合って生み出す火花が熱い。

    雲霧仁左衛門といい、盗賊一味は、
    皆、悪者なのに魅力的だ。
    人としての弱さを持ちつつも、
    自分の稼業や生き様を誇りにして、
    何かにつけて潔い。

    前編が読み終わり、いよいよ後編。
    火付盗賊改方は雲霧一味を捕らえる事が出来るのか。

    0
    2011年02月27日
  • 鬼平犯科帳(二十四)

    Posted by ブクログ

    女密偵女賊
    ふたり五郎蔵
    誘拐(特別長編)
    ・相川の虎次郎
    ・お熊の茶店
    ・浪人神谷勝平

    0
    2011年02月22日
  • 剣客商売六 新妻

    Posted by ブクログ

    惚れた女を救いだす…王道すぎるけど、それがいい!
    大治郎格好よすぎ。美冬も可愛くなりすぎ。

    「鴨の肉へ塩を振り、鉄鍋で煎りつけてから、これを薄く小さく切り分けている。」「鉢に生卵を五つほど割り入れ、醤油と酒を少々ふりこみ、中へ煎鴨の肉を入れてかきまぜておき、これを熱い飯の上から、たっぷりとかけまわして食べる。」
    これ、マジで食いたいんだけど。

    0
    2011年02月20日
  • 鬼平犯科帳(二)

    Posted by ブクログ

    江戸の町の犯罪、関わった人々の哀切が時にじわりと時にぐさりと胸に来ます。葵小僧が一番むかつきました。見せるべき時に見せる人情、そして見せるべき時に見せる冷酷さ。魅力的です。

    0
    2011年01月30日
  • 剣客商売六 新妻

    Posted by ブクログ

    20110123 疲れた時に読みたくなるシリーズ。新妻は中でも勢いがある。

    20150509 シリーズの前半の山場。皆が待っていた結婚が芯にあるのでどの話も楽しめる。

    20200620 五年サイクルで読んできた。たまたまなのだが自分の中で疲れて落ち込んでいる時に読んでいる。
    シリーズの中でも皆んなが元気な時なので読んでいて気持ちが高揚するからなのだろうか。

    0
    2020年06月20日
  • 剣客商売二 辻斬り

    Posted by ブクログ

    20110114 小兵衛が若い。

    20150312 親はどんな時も子供の事を第一に考えている。小兵衛も同じ。シリーズが進むうちにこの関係が逆になっていくのも楽しみ。

    0
    2015年03月12日
  • 剣客商売三 陽炎の男

    Posted by ブクログ

    20110103 生き方について参考になる本。

    20150323 シリーズでこの辺りが一番気持ちが楽しくなる。成長途中の若者を一緒の立場か小兵衛の立場で応援してしまう。

    20200531 結果的に五年サイクルで読み直している。この集を選んでしまうのは三冬ファンだからかシリーズの分岐点のような一冊また続きを読み出してしまいそう。次は新妻かな。

    0
    2020年05月31日
  • 剣客商売五 白い鬼

    Posted by ブクログ

    20101213 何度目でも新しい発見がある。何回も読みたくなるシリーズ。

    20150403 大治郎と三冬の関係が進展する。今まであまり印象に無かったが大事な巻だったと知る。次が読みたい。

    20200613 たまたまかも知れないが五年ごとに読んでいる。感想も変わらないが改めて大治郎と三冬の初心な場面が微笑ましい。次が読みたい。

    0
    2020年06月14日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

    Posted by ブクログ

    『食卓の情景』に続く、池波正太郎の食にまつわるエッセイ。食のみならず、本エッセイにて語られるのは、昭和の情景。当時すでに失われつつあった著者の慣れ親しんだ食文化を含めた昭和の情景に対する限りない哀惜と、それを塗りつぶすような新時代に対する違和感を、決して激することなく、淡々と綴るその懐述に、思わずぐっと引き込まれる思いです。本書は、前作の『食卓の情景』共々30代後半以上の人たちにとっては、何らかの具体的なイメージを与えてくれるのではないでしょうか。逆に、若い人たちには少々情景を思い描くことが難しいかもしれませんね。

    0
    2019年01月16日
  • 江戸の味を食べたくなって

    Posted by ブクログ

    随筆集ですが、いろいろ混じっています。好きな方はどうぞ。って感じですが、結構焼きまわしのがありますが、作者さんが、なくなっていますので、仕方ないかと。

    個人的には底本ほしいんですが、高価だし、それよりも見かけない。う~ん、ちょくちょく検索しているんですけどね。

    0
    2019年01月16日
  • 食卓の情景

    Posted by ブクログ

    池波正太郎氏の描く食と人間の営みは秀逸です。それは、著者の代表作である『鬼平犯科帳』や『剣客商売』を読めば一目瞭然です。そこには、人間のあくなき食への探求が、実に生き生きと見て取れます。
    この本はよくあるグルメ本ではありません。我が国の伝統的な習俗や気質、はたまた国民性というものが、戦後の急速な発展の中で喪失した、あるいは喪失しつつある事に対して、自身が経験してきた「食」に関する営みを通じて、あくまでもソフトに、さりげなく警鐘を鳴らしているやにも思えます。

    0
    2019年01月16日
  • 映画を見ると得をする

    Posted by ブクログ

    映画の見方ガイド、映画の楽しみ方、そしてどうして映画を見るのか、の三部構成。シネマディクトと自称する池波氏が、特定の映画を選んで評価したり薦めるのではなく、映画とはなんぞや、映画を通じて得られるメリットを時に渇を入れながら愛情以って説いてくれる、そんな一冊。

    0
    2010年11月27日
  • 剣客商売番外編 ないしょ ないしょ

    Posted by ブクログ

    何度読んでもウルウルする剣客商売番外編。
    人と人との関わり、生き様について考えました。
    *登場人物* お福、三浦平四郎、秋山小兵衛、小川宗哲、倉田屋半七、五平

    0
    2010年11月12日
  • 江戸の味を食べたくなって

    Posted by ブクログ

    グ、グルメレポート!なんて美味しそうなんだ!小鍋だてとかたまらないです。

    私のような現代人は、戦前というとろくな食べ物なかっただろうし今と全然違ったんだろうな、と思いがちですが、そんなことないんですよね。池波さんは戦前の東京で普通に枝豆をツマミにビール飲んだりしている。今と全く変わらない。
    というか若いうちから金使って遊んでます、池波さん。その最たるは吉原!戦前が青春だと最後の吉原を知ってる世代なんですねぇ…。

    0
    2010年10月29日
  • 真田太平記(十一)大坂夏の陣

    Posted by ブクログ

    ついに幸村がぁぁぁぁぁあああああ!!
    こないだ九度山の真田庵に行きましたが、少しでも幸村と同じ空気を吸えたことを誇りに思います。
    それにしても信長の野望での能力値が高い武将がけっこう大阪方にもいますが、ゲームで同様の条件で戦いをしたらどっちが勝つんだろうか?

    0
    2010年10月20日
  • 剣客商売番外編 黒白(下)

    Posted by ブクログ

    剣客商売 番外編
    小兵衛の若かりし頃の物語
    感覚的にはもう一方の剣客に話の主眼が置かれているのは番外編とはいえちと残念

    0
    2010年10月14日