池波正太郎のレビュー一覧

  • 剣客商売九 待ち伏せ

    Posted by ブクログ

    時代小説。「剣客商売」シリーズ第9弾。7作。

    「待ち伏せ」「小さな茄子二つ」「ある日の小兵衛」「秘密」「討たれ庄三郎」「冬木立」「剣の命脈」

    前巻「狂乱」もそうだったが、最後にしんみりさせられる話が多い。ひとつひとつは面白いけれど全部だとちょっと。爽快な一話が欲しかった。「秘密」と「討たれ庄三郎」は、秘密が大治郎、討たれ~が小兵衛が剣客に「見込まれた」話。とても似ている。この2作と表題作が好き。

    0
    2013年02月08日
  • 雲ながれゆく

    Posted by ブクログ

    読んだあとの何とも言えない清涼感。
    29歳 歌子。夫を3年前になくす。
    和菓子屋のおかみさん。福太郎という跡継ぎが、頼りない。
    実家に戻ろうとするが、しかし、和菓子屋を続けるために、
    努力をする。
    そんな歌子が、雨宿りした小屋で、ある男に、
    襲われてしまう。その男は、源吾という。
    あっという間の早技と眼光が鋭い。
    憎しみから、徐々に好きになっていく。歌子。
    自分でも、その変化に驚く。
    又太郎という武士が、敵討ちをしようとするが、相手は強すぎる。
    歌子は、源吾を紹介する。

    物語は、単純な構成であるが、歌子の思いが、
    場面場面で、際立ってくる。
    番頭 長助の必死な願いと思いがいじらしい。

    0
    2013年02月13日
  • 真田太平記(十一)大坂夏の陣

    Posted by ブクログ

    大阪夏の陣、自分の思うがままに戦をしたい真田幸村は、あと一歩のところまで家康軍を追い詰めるも、心半ばで敗れてしまう。

    弟を心から理解しているが故に、敵対する道を選ぶ兄信之の苦悩や、最期まで運命を共にした幸村と佐平次の壮絶なラストに目頭が潤んだ。

    しかし、ここで信之の恋バナを出すのどうなんだろうw

    毎回楽しみに読んでいただけに、最終章を前にこの物語が一つの区切りをつけているようでただただ哀しい。

    0
    2013年01月28日
  • 梅安冬時雨 仕掛人・藤枝梅安(七)

    Posted by ブクログ

    池波正太郎さんの急逝で未完となった藤枝梅安シリーズの最終話です。巻末の梅安余話は池波先生の考え方が再認識されます。
    死を意識し、この先梅安はどうなるのだろう?と、期待しながら読み進めてきた読者に池波先生は宿題を与えたのかもしれません。
    結局、梅安も命を拾いました。

    0
    2013年01月24日
  • 鬼平犯科帳(十七)

    Posted by ブクログ

    20130120 このあたりから終盤にむかうのか?鬼平が疲れを見せるのが寂しい。スーパーマンでは無いという所が続けて読んでしまう理由かも。

    0
    2013年01月20日
  • 英雄にっぽん

    Posted by ブクログ

    歴史小説って実は面白いんだ!と衝撃を受けました。今までも何度か読んだジャンルですが、いまいち面白くなく歴史小説って苦手だなと感じていましたが、誤解でした。池波正太郎いいですね。
    脚色はありそうですが、鹿之助の波瀾万丈の人生に(共感はできなかったけど)引き込まれました。最後はちょっと切なかった^^;

    0
    2012年12月24日
  • 鬼平犯科帳(十三)

    Posted by ブクログ

    20121208 シリーズの円熟期。疲れがちな平蔵が気になる。一本眉は少し変わったストーリーだったが印象に残る。

    0
    2012年12月08日
  • 雲霧仁左衛門(前)

    Posted by ブクログ

    七化けお千代が、何とも言えないほどの
    色っぽい雰囲気で、かかれているのが、すごいね。
    表現の仕方が、並々ならぬものがある。
    松屋吉兵衛のお千代への溺れ方の描写もいい。

    雲霧仁左衛門の仕事が、4年も5年もかけて、
    おこなうことが、すごいね。
    それは、何よりも、人を殺めないというポリシーに、
    もとづくもの。
    得体のしれない雰囲気を醸し出している。
    お千代が、心ときめかせるのも、無理はない。

    それぞれの人物が、生き生きとしている。
    木鼠の吉五郎 確かに、右腕的存在。
    因果小僧六之助 若くて短い刃物の使いて。お千夜に惚れる。
    ちょっと、てぬかりが・・・
    三坪の伝次郎 イライラしている。
    山猫の三次

    0
    2013年02月13日
  • 幕末新選組 新装版

    Posted by ブクログ

    幕末の動乱を永倉新八の生涯を中心に据えて描いた作品。いたずら小僧が剣の道に目覚め、国のために立ち上がり、命を懸けて戦う。完全無欠の英雄かというとそうではない、藤堂に思い人を掠め取られて怒り、その藤堂の危機に「ここで見捨ててしまえば」という思いがよぎる。しかし永倉は藤堂を守る。女に押しが弱く、どうにも器用ではないが、純粋朴訥、信念のとおりに生き、戦い、そして家族を思い、そのために泣いた人間味あふれる永倉に惹かれながら読んだ。

    0
    2012年11月24日
  • 江戸の味を食べたくなって

    Posted by ブクログ

    『グレーテルのかまど』で紹介されてて、ずっと気になっていた。日本の味とフランスの味が紹介されている。どちらも失われた、もしくは失われそうになっている風景なのだなぁ。古きよき時代というもの。

    0
    2012年11月21日
  • 剣客商売六 新妻

    Posted by ブクログ

    やったという感じ!

    このシリーズの全体がわかるだけに、ココで?早くない?という気にもなる。
    小兵衛の立ち振る舞いのかっこよさに改めて、こんな爺さんになりたいもんだと思う。

    0
    2012年11月21日
  • 剣客商売十四 暗殺者

    Posted by ブクログ

    ラストが秀逸。
    剣客者の思考としては当然か・・・。幸せになってほしい。
    小兵衛、老いを少しずつ感じる。

    0
    2012年11月17日
  • まんぞく まんぞく

    Posted by ブクログ

    池波正太郎先生の作品です
    独りの女剣士が生まれた理由を
    過不足なく語り、師やが狭い未熟さでさえ
    ゆとりや愛情を感じさせる筆致で一気に
    読ませる

    佐々木美冬のコトがチラリと書いてあるのが
    面白かった♪

    0
    2012年11月13日
  • 剣客商売十六 浮沈

    Posted by ブクログ

    田沼意次の時代が大きく変化していく。
    小兵衛も66歳となり 振り絞る力が・・・せつない。
    26年前 滝久蔵の助太刀をした。
    そのことで 滝久蔵は評価されて出世するのであるが。
    しかし、薄汚れた 滝久蔵を見つけるのだった。
    借金を 踏み倒そうとする。

    一方 助太刀をしてきった 山崎勘介の息子 勘之介にであう。
    その 勘之介の 潔さ 礼儀正しさに 小兵衛は驚く。

    借金を踏み倒された 平松多四郎は その顔ゆえに
    処刑されてしまう。
    女郎と遊ぶ息子 伊太郎は 滝久蔵は問題にせず
    さらし首になっているのを 取り返そうとする。
    小兵衛は それを手伝う。

    小兵衛は 凛として 無外流の 霞の剣を 大治郎

    0
    2018年03月10日
  • 剣客商売十二 十番斬り

    Posted by ブクログ

    この物語を 気楽に読んでいたが
    小兵衛が まさに 私と同じ世代。
    大治郎が 嫁をもらい 初孫ができる。
    60歳はじめの小兵衛の複雑な心境が みょうに 気に入るのだ。

    40歳年下のおはるを 嫁にもらい
    質素で慎ましやかで おはるの愛情につつまれながら
    食べ過ぎて おなかを壊したり 
    おはるの膝で お昼寝をしている・・・・
    そして 旗本たちの ふがいなさや
    ふとどきな浪人を こらしめ、
    大治郎の成長を じっくりと見つめる。

    小兵衛はいう
    『剣術もやめて 年を老ってしまうと どうも退屈で仕方がない。
    だから、ついつい人事へくびを突っ込みたくなるのであろうよ。』 

    『万(よろず)、よけいな事をし

    0
    2018年03月10日
  • 剣客商売九 待ち伏せ

    Posted by ブクログ

    小兵衛が主人公だったのが
    徐々に 大治郎の 活躍が目立つというような感じを受けた。

    人は 過酷な運命に 翻弄されていくのだろう。
    バカ殿の所存で 自分の人生を変えてしまう。
    そんなことが 江戸時代には 往々にしてあった。
    「秘密」の 谷口友之助の なんともいえない運命。
    そして 子供に討たれる 庄三郎。
    オトコの大儀は ささやかでも 自ら責を負う。
    そういうことを どっしりと 伝える作品だった。

    0
    2018年03月10日
  • 剣客商売番外編 ないしょ ないしょ

    Posted by ブクログ

    お福は 両親をなくし 不遇な中で 新発田の町道場ではたらき、
    理不尽にも 乱暴される。
    その町道場主 神谷弥十郎は あるオトコ 松永市九郎 に
    ころされる・・・・。
    五平とともに お福は よるべなき ところで
    成長していく。たくましく そして どっしりと。
    しかし、いつも不幸なのだ。
    男たちは 最後のともし火をかがやかせ 安らかに死んでいく。
    三浦平四郎、五平、倉田屋半七の人生が切り立つ。
    老いてのち どのように 人生を生きていくのか
    「人は死ぬために生きる」という 池波正太郎の言葉が
    重く それぞれの人物が 死 に直面し、命を落としていく。
    小兵衛の 卓越した 人生観が お福を 不幸から救い

    0
    2018年03月10日
  • 剣客商売八 狂乱

    Posted by ブクログ

    狐雨が 面白かった。
    白い狐が うつることで 又太郎が変化する。
    そして 3年の間に 上達しようとする。

    剣の道は 体格だけでなく 好きだというだけでなく
    『すじ』がよくなくてはいけない。
    ただひたすら 練習に励めば 上達するが・・・
    つよい というのとは また 違うのだ。

    石山甚市は・・・
    剣が強いがゆえに 疎まれる。
    自分にもそれが わかるので ストレスがたまり
    暴走する。
    それを理解する 小兵衛だが。

    杉原秀はいいなぁ。
    行動力もすっきりしている。

    0
    2018年03月10日
  • 剣客商売三 陽炎の男

    Posted by ブクログ

    時代小説は 読みにくいから と思って敬遠していたのだが
    この剣客商売の読みやすいことは 驚くばかりだ。
    するする と 肩のチカラを 抜いて 読めてしまう。

    ライトノベルだという批評もあるが、気分的には
    ライトノベルに近い。

    秋山小兵衛が かならず 問題を解決してくれる。
    田沼意次を借りちゃうところが なんとなく 面白くないが
    江戸時代だから しょうがないのか。

    剣客商売三 になったら、小兵衛の息子 大治郎の
    成長ぶりが めざましい。
    『父上だったらどうするのだろうか』と
    考えるところが 一歩前進したのだろう。

    人を殺すには 刀で どうやって殺すのだろう
    と常日頃 おもっていた。
    心臓を

    0
    2018年03月10日
  • 剣客商売番外編 黒白(下)

    Posted by ブクログ

    波切八郎が 主人公だが・・・・
    波切八郎の真剣勝負相手の
    秋山小兵衛 が 全体の基調を作る。

    池波正太郎をはじめて読んで
    どうなっているのか よくわからなかったが
    秋山小兵衛が 剣客商売 の主人公で
    この黒白は スピンアウト作品 とも言うべきもの。

    あっという スゴ技 をもつ 秋山小兵衛。
    どこで、身に着けたのか・・・がわからぬが。

    自分の信ずる 剣の道を 外れることで、
    どんどんと 落ちていく。
    そのとめようもないほどの 悔しさが
    波切八郎 を苦しめる。

    0
    2018年03月10日