池波正太郎のレビュー一覧

  • 江戸の味を食べたくなって

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    「昔は食べものと季節が、ぬきさしならぬものになっていた」との言葉にハッとする。

    旬の食材を年中 食べられる時代になったけど、そのせいで旬の食材を味わう楽しみがなくなってしまった。

    昭和時代の方が、旬の食材を味わう楽しみと豊かさがあったとは、なんたる皮肉。

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    2013年05月14日
  • 鬼平犯科帳(二十四)

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    ネタバレ

    とうとう鬼平も終わり。
    最後の長編「誘拐」の途中で作者急逝。伏線だけが複雑に張り巡らされて終わってしまうのがなんとも残念。

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    2013年05月12日
  • 新装版 若き獅子

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    それぞれの時代を動かし、生き抜いた英雄たちの強烈な人生を描いた短編集。表題作「若き獅子」での高杉晋作、斬新すぎた思想をもち余りに天才的であった彼の人生が描かれている。
    「明治元年の逆賊」最期の幕臣、小栗上野介忠順、同じ幕臣で幕末に評価の高い勝海舟との対比、そして小栗の悲運。
    さすが池波正太郎と」思わせる描き方です。
    最後に高杉の辞世 「おもしろきこともなき世をおもしろく、住みなすものは心なりけり」

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    2013年04月25日
  • 武士(おとこ)の紋章

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    どの作品を読んでも生き様の凄さ、純粋さ、深さを感じられる。戦国の黒田如水、真田親子、滝川三九郎などは生きた世の中が今とは違うとも言えなくない。が、三根山や牧野富太郎を読むとその辺の言い訳が出来ない気がして来る。元気になれる本です。

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    2013年04月23日
  • 戦国と幕末

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    池波先生のエッセイ?
    子母澤寛先生との交流が微笑ましい
    「こういう部分に着目して作品を膨らますんだ」
    と思いました

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    2013年04月22日
  • 鬼平犯科帳(二十二)

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    この本が単行本として出版されたのは、なんと私が大学生になった年。
    おお、なんと昔なんだ。

    最終頁の情景描写は傑作。

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    2013年04月21日
  • 火の国の城(上)

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    蝶の戦記を読んだの5年以上前なのが悔やまれる・・・・!

    同じシリーズとは言わないものの、
    ハードボイルドなのに農村的あけすけなエロスが蝶の戦記と似た雰囲気。
    下巻も楽しみ。

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    2013年04月20日
  • まんぞく まんぞく

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    男勝りの女剣術使い、真琴の物語。

    16の頃、無頼浪人に襲われそうになった真琴を助けたのが関口元道。しかし一緒にいた山崎金吾は殺された。
    仇討ちをしようと剣術に励む真琴だが、そのうち剣術自体が面白くなっていく。
    そして闇夜に侍の髷を切ったりするようにもなる。
    真琴を養女に迎えた伯父、堀内に「自分に剣の試合で勝てる相手となら夫婦になる」といい、困らせていた。
    そんな真琴を狙う者、そしてそれを救ってくれたのは・・。

    作者の著書は剣客商売ばかり読んでいるのですが、この話にも佐々木三冬その他の人物の名前が出てくる。
    特に真琴と佐々木三冬は「女剣客」として共通するものがあり、読むとつい比べてしまう。

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    2013年04月11日
  • 鬼平犯科帳(五)

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    このシリーズを読み始めているが。
    この作品は、池波正太郎のアブラがのっている感じを受けた。
    鬼平が、盗人を見つける勘の良さは、いつものことであるが、
    密偵を使っての捜索は、鬼平の人柄と人徳によって、自然と強化されて行く。
    何よりもすごいのは、人に対する情に基づいた対処方法。
    深川・千鳥橋;大工の万三は、病があり、見取り図を売っていた。
    乞食坊主;いのちがけの井関録之助
    女賊;瀬音の小兵衛は、盗人の足をあらい、息子幸太郎のことを案じていた。
    密偵のおまさは、幸太郎を探す。
    おしゃべり源八;記憶喪失となった源八
    凶賊;足を洗った九平は、鬼平に惚れる。九平の芋膾はおいしい。
    芋なますの作り方。
    里芋

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    2013年04月07日
  • 鬼平犯科帳(十五)

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    1巻からずっと読み続けて15冊目。特別長編。短編よりも凝った設定ではあるが、いつもの簡潔な小気味よさがなく、ひねりすぎの印象。

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    2013年04月06日
  • 鬼平犯科帳(四)

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    やはり、江戸を舞台にした方が、鬼平のキャラクターが、
    浮き立っていい。
    鬼平が、どう判断するのかというところが、
    鬼平の人柄というか、モラルがあって、楽しめる。

    盗みは、リーダーによって、かなり、人となりが出る。
    いぬとしての おまさの活躍が、鬼平への思いもあって、
    危険なところまで、踏み込んで行く。
    血闘での、犬の仕事。囮捜査としての夜鷹になる。
    鬼平にためには、死をもいとわないというのが、
    にじみでてくる。

    おみね徳次郎のコンビは、お互いの素姓を知らず、
    相性がいいことが、仇となる。
    上杉謙蔵の腕は確かだが、外見で判断される。
    そのことが、自分自身も浮かばれない。そんな悲哀がにじみ出る

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    2013年04月01日
  • 鬼平犯科帳(三)

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    火付盗賊改方の長谷川平蔵が、休養のために、
    お役御免となって、身体を治したり、
    若い時に、父親と一緒に行った京都へ、
    ゆったりと旅行をしている間に、次々に遭遇する事件を、
    描いた物語。

    木村忠吾を、ともに連れていくが、
    木村忠吾が、おとよに夢中になり、それを平蔵に知られたりした。
    平蔵も、若い時には、おとよと関係があった。
    おとよは、盗賊の女房で・・・。
    左馬助の登場で、平蔵が、命拾いをするが、
    左馬助は、命の恩人と恩をきせる。

    江戸時代の人間模様が、何とも言えずよい。
    久栄のきりりとした態度も、女は男次第といいくだりも、
    江戸時代の人間の強さを知る。

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    2016年08月04日
  • 剣客商売十六 浮沈

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    剣客商売(1)からずっと読んできましたが、作者急逝のため未完。池波さんの晩年が近くなるにつれ、作品にも読み終わった後、一抹の暗さが残るようになったと思います。総評で★4。

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    2013年03月11日
  • 鬼平犯科帳(二十二)

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    20130310 これで最終回でも良いような内容。シリーズの全ての要素が詰まっていて重いけど読んでしまう。

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    2013年03月10日
  • 剣客商売番外編 黒白(上)

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    時代小説。「剣客商売」シリーズ番外編。上下2巻。

    小兵衛の若かりし頃(32歳~)、剣客・波切八郎との出会いとそれぞれの過ごした日々が描かれている。

    波切八郎と真剣の勝負を約束した小兵衛は、勝負に勝った暁には、師の道場の後をつかず自らの器にあった道場を開き、お貞と夫婦になろうと思い、精進している。
    しかし波切八郎の方は、ふとしたことから剣の道を踏み外して黒幕からの刺客として動くことになる。そのため小兵衛との約束も果たせなくなり・・。

    冒頭から小兵衛ではなく、波切八郎のことがたくさん書かれており、その合間に小兵衛の今は?というような書き方になっているので初読の折は少し読みづらかった。

    もう

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    2013年03月08日
  • 黒幕

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    戦国の世を中心とした短編11の作品。女性でありながら戦乱の世で毅然と生き抜く逞しさや強さに感動する「猛婦」、「夫婦の城」が良かった。また、時代背景が違う「開花散髪どころ」では幕末の志士たちの不思議な運命や実直さを感じる。

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    2013年03月01日
  • 剣客商売 1巻

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    ネタバレ

     さいとうプロ版よりも剣客商売には大島やすいちの絵が合っていると思う。柔らかな線で池波正太郎の世界をしっかり再現。

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    2013年02月28日
  • 食卓の情景

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    池波さんって、本当に食べる事が大好きだったんだなァ。
    出てくる料理に時代を感じます。

    池波さんのご贔屓のお店って今もやっているのでしょうか。一度食べてみたいです。

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    2013年02月20日
  • 剣客商売十三 波紋

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    時代小説。「剣客商売」シリーズ第13弾。5作。

    「消えた女」「波紋」「剣士変貌」「敵」「夕紅大川橋」

    「波紋」で傘徳の手下、岩戸の繁蔵が活躍。
    「夕紅大川橋」では小兵衛の兄弟弟子の内山文太、医者の横山正元などが登場する。
    1遍が少し長く登場人物も増え、1度読みでは読み落とすことが多かった。
    「敵」の中沢春蔵が爽やか。

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    2013年02月19日
  • 剣客商売十六 浮沈

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    剣客シリーズ・16 事実上の最終巻
    池波さんが亡くなられたので これがラストになるわけですが・・
    3大シリーズは全てその状態なわけですが その中でもこの剣客商売は
    一番後引かないシリーズだったかなと 個人的に思います

    まあ もともと内容的にはつらつというか前向きな雰囲気を纏った作品ですからね^^

    そろそろ剣客商売 読み直ししてみようかな? と思ってます^^

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    2013年02月10日