池波正太郎のレビュー一覧

  • 食卓の情景

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    ブクブク交換でいただいた1冊。
    池波さんの“食”へのこだわりがつまっています。

    もうただひたすらに、美味しそうです。

    津々浦々の食べ物と、それにまつわるエピソード。
    結構“やんちゃ”してたのだなぁ、なんて風にも。

    池波さんの著作群からわきたつ“食の匂い”、
    それは実体験から来ているのだなぁ、とも。

    昭和の香りを色濃く感じる、そんな1冊です。

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    2015年01月28日
  • スパイ武士道

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    池波正太郎の作品は歴史小説、忍者小説、人物伝、江戸の女たち、エッセイ等いくつかの系列があるが、そんな数多い小説のなかでも見逃すことのできない作品がこの忍者物である。また、池波氏の作品は一度目は夢中で読んでしまうが、再読三読してみると奥行きが深くなり読むたびに新しい何かを発見する。それにしても男と女の愛を描ききるのは至極である。

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    2015年01月24日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    秀吉がなぜ朝鮮出兵を行ったか、理由を調べたくなりました。

    あと角兵衛がかわいらしい。見た目と幼さのギャップに笑ってしまいます!

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    2015年01月20日
  • わが家の夕めし

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    昭和44年以降の6年間に散発的に書かれて埋もれていた単発のエッセイを集めた作品。全51編のエッセイは池波氏の食だけに限らず多彩な趣味等人生の達人を思わせる。

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    2015年01月17日
  • 新しいもの古いもの

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    講談社の文庫エッセイ第四弾。このエッセイには旅の話、食の話等66もの随筆が収められている。なかでも、フランスを旅した際の話は池波さんのノスタルジーが感じられ感動。池波さんはフランスの田舎町が大好きだったようだ。

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    2015年01月14日
  • 雲ながれゆく

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    ”男”を描くことが多い池波氏だが、どっこい女を書いてもイイ女を表現し、男と女の生き様を素晴らしく演出する。この作品の主人公、お歌は夫に先立たれ菓子舗を切り回しているが夏の或る日雨宿りの小屋で正体不明の男に・・・・。それからの展開が面白い。

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    2015年01月10日
  • 秘密

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    池波正太郎独自の展開で話が展開する。最後には池波さん自身の故郷である越中、井波を登場させる展開で、知るものを楽しませてくれる。

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    2015年01月05日
  • 男のリズム

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    ネタバレ

    全ての人間に確実なことは死である。

    人は生まれてすぐ死に向かって生きていく。

    そう思って毎日を生きていくと、時間の使い方も変わるだろうか。

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    2015年01月04日
  • 剣客商売四 天魔

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    さらさらっと読める分、どれもあまり印象には残らないのですが
    読み返す楽しみがあっていいかなと感じてきました。
    大治郎と三冬の話も好きですが、大治郎とおはるの箱根細工の話も思わずニヤニヤしてしまいます。

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    2014年12月27日
  • 剣客商売十 春の嵐

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    20141227 シリーズ中盤で初の長編。小兵衛が元気。ストーリー的に大治郎の出番が少ないのが残念。以外の脇役の揃い踏みで飽きない。安心して読める本。

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    2014年12月27日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    秀吉が亡くなり、周りが揉めだして後半は真田家はあまり出てこず、三成や家康の出番が多かったように思います。
    個人的には佐助のこれからが楽しみ。

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    2014年12月25日
  • 剣客商売一 剣客商売

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    剣客商売シリーズの第一巻。時代小説の醍醐味が詰まっていて、本当にうまいな~とうならせられる。藤沢周平とまた一味違う粋な感じ。時代小説は硬派なものも多いが、この「粋」こそが江戸のエッセンスだと個人的には思う。
    剣客を引退した父と、道場を開いたばかりの息子が物語の中心となっている。この二人が、剣の腕を頼りに、江戸で起こるいろいろなトラブルをうまく治めてゆく(と、こう書くと陳腐に聞こえるが)、気持ちのいい小説。他の登場人物もそれぞれ面白い。

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    2014年12月20日
  • 武士(おとこ)の紋章

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    真田家関連の江戸もの短編を中心に、相撲取り三根山、植物学者牧野富太郎など。
    どれもこれも滋養に溢るる筆致と視点で染みます。贔屓の題材を取り上げると、深みが増しますな。

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    2014年12月16日
  • 夜明けの星

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    江戸の闇にうごめく殺し屋と数奇な運命に翻弄される市井の薄幸な少女の暮らしを描いた作品。本書は藤枝梅安や彦次郎こそ登場しないが、描かれるは「仕掛人」の世界である。

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    2014年12月15日
  • 剣客商売二 辻斬り

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    ネタバレ

    剣客商売第2巻。秋山父子に降りかかる数々の事件。それを事も無げに片付けていく。もちろん、1巻の登場人物も話に出てくるから剣客の世界が広がっていきます。どの話も妙があってぜんぜん飽きない。。。

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    2014年12月11日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

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    大正12年に生まれ平成2年に亡くなった池波正太郎。
    生涯のほとんどを昭和に生きたことになる。

    “新しい新しいといっても、究極の新しいものというものは何一つないのだ。
     新しいものは、古いものからのみ生み出されるのである。”

    確かに今は江戸ブームなのか、時代小説もよく読まれているようだし、和風小物なども売れている。
    けれど、そんなふわふわしたレトロではなくて、池波正太郎の書く東京は、確かに江戸から続いているものなのだ。

    昭和50年ころに書かれたこの本。
    その頃に私も生きていたはずなのに、その当時は確か昔を懐かしむ空気などなかったような気がする。
    それは私が子どもだったからというのもあるかも

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    2014年12月11日
  • 剣客商売二 辻斬り

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    だんだんと登場人物の魅力がわかり、第一巻よりも面白く感じました。
    1話1話は短いけれど、内容は読みごたえがあっていいです。

    夢枕獏の陰陽師シリーズと似た感覚でさくさく読めます。

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    2014年12月10日
  • 霧に消えた影 池波正太郎傑作歴史短編集

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    池波正太郎氏の直木賞受賞後の昭和35~40年頃の歴史読本に連載された10編。氏の得意とする真田ゲリラ隊、動乱の詩人西郷隆盛、明治の劍聖山田次朗吉はオススメ。

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    2014年12月09日
  • 信長と秀吉と家康

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    天下を獲った三人の英傑を描いた作品、「時代小説の仕掛人」池波正太郎がリレー式に信長、秀吉、家康を三人の性格を克明に描いている。

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    2014年12月05日
  • 鬼平犯科帳(四)

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    火付盗賊改の密偵たちそれぞれのキャラクターも大体つかめてきてより面白くなってきました。今回仲間?になった上杉謙蔵やおまさや五郎蔵もすごくいいキャラで、とくに平蔵を慕うおまさがいじらしくてたまりません。
    登場人物を忘れてしまわないように次々読みたいけど急いで読むのは勿体無いのでやっぱりじっくり読んで行こうと思います。
    「あばたの新助」で自分の密偵たちの中にスパイがいることに心を悩ませて、その事実を最後まで自分の胸にしまっておいた鬼平さんの懐の深さが染みて、本当にこんな上司の下で働けたら幸せだろうなぁと思いました。
    今日たまたまCSで鬼平の再放送がやっていたので見ていたら、中村吉右衛門じゃなくて丹

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    2016年03月28日