池波正太郎のレビュー一覧

  • 忍びの旗

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    甲賀忍者・上田源五郎の流転の生涯を描いた作品。しかし、単純な忍者小説では終わらず源五郎にとっての家族というものを主題にした文学である。私の暮らす埼玉にあった武州鉢形城も作品の中で重要な役割で描かれる。

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    2015年03月19日
  • 剣客商売八 狂乱

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    ネタバレ

    剣客商売第8弾。標題の「狂乱」は、その名の通り、道を誤り一人狂い踊った男の物語。傍から見たら狂気の沙汰だが、その男の背景がしっかり書き込まれていることで、ただの話にならず複雑な運命に翻弄されていたんだと納得できるものになっている。
    そのほかの話も、すっきりほのぼのという感じではなく、どこか影のある人物や、二面性を持つ盗人が出てきたりと、不気味さが漂う巻です。これはこれで味があっておもしろかったです。

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    2015年03月12日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    この巻は史実よりも虚構の忍びネタが多くて、エンターテイメントとして楽しみました。
    真田の動きとしては、幸村さんの結婚と朝鮮出兵。

    豊臣秀吉さんって、本当に晩節を穢しちゃった人だと思う。
    この巻では朝鮮出兵があったけれど、本当にどうしちゃったんだか…。

    そもそもあれだけの女好きに晩年淀さんからだけ子どもが生まれたのって不思議だよねぇ~。
    今の時代だったら確実にDNA鑑定だと思うなぁ…。

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    2015年03月03日
  • 真田太平記(二)秘密

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    ネタバレ

    秀吉に人間的魅力を感じつつも地理的な制約で簡単に配下となれない真田家。
    北条と家康の間をぬって上田城をつくり、越後の上杉景虎と講和するまでが2巻でした。

    まだ昌幸さんの時代だけど、長男の源三郎信幸と二男の源二郎幸村、そして従兄弟の樋口角兵衛の3人がすべて腹違いの昌幸さんの子となっていました。
    それでも秘密は完全にわからないので、次巻が楽しみだなぁ!

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    2015年03月02日
  • 剣客商売七 隠れ簑

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    ネタバレ

    剣客商売第7巻。巻を進めれば、当たり前なんですが、小兵衛や大治郎の過去にまつわる人々がたくさん出てきます。それによって、また二人の人物像が着色されてゆき、世界が深まっていく。今回も小兵衛の弟子が出てきたり、大治郎が修行旅に出ていたときにあった僧に出会ったり。
    どの人も癖があったり、奇怪な事件に巻き込まれたりと、ほうぼう苦労しているんですが、そこを腕と頭で切り抜ける。読んでいて最後にしっくりおさまるのは気持ちいですね。
    個人的には大治郎夫妻が活躍する話を読みたいなぁ・・・。

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    2015年02月21日
  • 剣客商売五 白い鬼

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    ネタバレ

    剣客商売第5弾。
    毎回魅力的な食事風景が出てくるので、読むたびにお腹が減ります・・・。また、ほんわかとした話から手に汗握るような切迫感のある話まで、飽きのこない話題性。
    そして気になる大治郎と三冬の恋の行方。この巻で一気に距離が近づいた感がありますが、次巻でどうなるのか気になって気になって仕方が無い・・・。

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    2015年02月05日
  • 剣客商売四 天魔

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    ネタバレ

    剣客商売第4弾。巻・話を重ねるごとに大治郎が小兵衛に似てきます。。。一話ではだいぶ距離のあった2人でしたが、この巻までくると、生活はもちろん剣術にもそれが現れてきます。実力の開きをまざまざと見せ付ける部分もありますが。
    季節感と独特の話の間合い、行間がさらに話に深みを持たせてますね。ダンディズムがあって心地よい読後感です。

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    2015年02月02日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

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    【なにか美味しいものが食べたくなって】

    この本を読むと作者の人柄と、時代と、そして食べもの素晴らしさを深く感じる。池波作品は小説ばかりを読んできたけれど、エッセイも最高に面白い。寿司が食べたくなって考え誤ってスーパーのを食べたら虚しくなった。なにか美味しいものが食べたい。

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    2015年01月29日
  • 食卓の情景

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    ブクブク交換でいただいた1冊。
    池波さんの“食”へのこだわりがつまっています。

    もうただひたすらに、美味しそうです。

    津々浦々の食べ物と、それにまつわるエピソード。
    結構“やんちゃ”してたのだなぁ、なんて風にも。

    池波さんの著作群からわきたつ“食の匂い”、
    それは実体験から来ているのだなぁ、とも。

    昭和の香りを色濃く感じる、そんな1冊です。

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    2015年01月28日
  • スパイ武士道

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    池波正太郎の作品は歴史小説、忍者小説、人物伝、江戸の女たち、エッセイ等いくつかの系列があるが、そんな数多い小説のなかでも見逃すことのできない作品がこの忍者物である。また、池波氏の作品は一度目は夢中で読んでしまうが、再読三読してみると奥行きが深くなり読むたびに新しい何かを発見する。それにしても男と女の愛を描ききるのは至極である。

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    2015年01月24日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    秀吉がなぜ朝鮮出兵を行ったか、理由を調べたくなりました。

    あと角兵衛がかわいらしい。見た目と幼さのギャップに笑ってしまいます!

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    2015年01月20日
  • わが家の夕めし

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    昭和44年以降の6年間に散発的に書かれて埋もれていた単発のエッセイを集めた作品。全51編のエッセイは池波氏の食だけに限らず多彩な趣味等人生の達人を思わせる。

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    2015年01月17日
  • 新しいもの古いもの

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    講談社の文庫エッセイ第四弾。このエッセイには旅の話、食の話等66もの随筆が収められている。なかでも、フランスを旅した際の話は池波さんのノスタルジーが感じられ感動。池波さんはフランスの田舎町が大好きだったようだ。

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    2015年01月14日
  • 雲ながれゆく

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    ”男”を描くことが多い池波氏だが、どっこい女を書いてもイイ女を表現し、男と女の生き様を素晴らしく演出する。この作品の主人公、お歌は夫に先立たれ菓子舗を切り回しているが夏の或る日雨宿りの小屋で正体不明の男に・・・・。それからの展開が面白い。

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    2015年01月10日
  • 秘密

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    池波正太郎独自の展開で話が展開する。最後には池波さん自身の故郷である越中、井波を登場させる展開で、知るものを楽しませてくれる。

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    2015年01月05日
  • 男のリズム

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    ネタバレ

    全ての人間に確実なことは死である。

    人は生まれてすぐ死に向かって生きていく。

    そう思って毎日を生きていくと、時間の使い方も変わるだろうか。

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    2015年01月04日
  • 剣客商売四 天魔

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    さらさらっと読める分、どれもあまり印象には残らないのですが
    読み返す楽しみがあっていいかなと感じてきました。
    大治郎と三冬の話も好きですが、大治郎とおはるの箱根細工の話も思わずニヤニヤしてしまいます。

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    2014年12月27日
  • 剣客商売十 春の嵐

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    20141227 シリーズ中盤で初の長編。小兵衛が元気。ストーリー的に大治郎の出番が少ないのが残念。以外の脇役の揃い踏みで飽きない。安心して読める本。

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    2014年12月27日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    秀吉が亡くなり、周りが揉めだして後半は真田家はあまり出てこず、三成や家康の出番が多かったように思います。
    個人的には佐助のこれからが楽しみ。

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    2014年12月25日
  • 剣客商売一 剣客商売

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    剣客商売シリーズの第一巻。時代小説の醍醐味が詰まっていて、本当にうまいな~とうならせられる。藤沢周平とまた一味違う粋な感じ。時代小説は硬派なものも多いが、この「粋」こそが江戸のエッセンスだと個人的には思う。
    剣客を引退した父と、道場を開いたばかりの息子が物語の中心となっている。この二人が、剣の腕を頼りに、江戸で起こるいろいろなトラブルをうまく治めてゆく(と、こう書くと陳腐に聞こえるが)、気持ちのいい小説。他の登場人物もそれぞれ面白い。

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    2014年12月20日