池波正太郎のレビュー一覧

  • 剣客商売七 隠れ簑

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    徳さん、逃げろは、珍しくハラハラ。このまま傘徳が盗みを働いてしまうのか!?と心配したり。
    大治郎に新たな門人ができて、この先ますます楽しくなりそう。

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    2014年02月04日
  • 剣客商売十五 二十番斬り

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    シリーズ第15弾。
    頭に「おたま」という短編を登場させ、「二十番斬り」は読みごたえのある長編です。秋山小兵衛も年齢を重ね、読み進むうちに読者に不安も・・・。でも、小兵衛はさすがスゴイ剣客です。

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    2014年01月31日
  • 剣客商売十四 暗殺者

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    剣客商売シリーズ第14弾、この「暗殺者」は特別の長編である。
    老中・田村主殿頭意次の政策の影響で命を狙われる秋山大治郎とその息子を案じる秋山小兵衛の葛藤。
    読み応えのある一冊です。

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    2014年01月29日
  • 剣客商売十三 波紋

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    剣客商売第13弾。この作品を小説新潮に連載された頃、池波さんは還暦を迎えられたそうである。「波紋」の中には5編の作品が書かれているが、「消えた女」は秋山小兵衛の若かりし想い出が登場し楽しめる。

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    2014年01月28日
  • 剣の天地(上)

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    新陰流創始者・剣聖と呼ばれた上泉伊勢守信綱の物語。
    池波先生の著者の中で1番ピンとこないというか
    なんだか馴染みのない背景だから、難しい…
    という感じ。
    たぶんこの時期でいうと
    織田信長が有名で突出しているから
    武田軍vs上杉軍のやや前の歴史となると
    自分が知ってる部分が薄いというか。
    だけどあぁ、こうやって歴史か繋がってたのね!と再確認出来るような。
    長野業正の元、戦国時代ならではの戦と裏切り
    そして伊勢守の弟子である
    長野業正の娘である姉妹の今後が気になる。
    剣聖としての伊勢守の姿はあまりパッとしないのが難点かな。と。
    下巻へ続く!

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    2014年01月23日
  • 剣客商売十二 十番斬り

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    剣客商売シリーズ第12弾
    「剣客商売」のなかには季節が綺麗に描かれている、なかでも季節感を出すために食べ物がうまく登場する。しかし、現代は食べ物の季節感はほとんど無くなってしまった。

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    2014年01月18日
  • むかしの味

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    池波正太郎の食エッセイ。
    最初に読んだのは10年以上前だが、書き口が素晴らしく渋くて格好良く50年たってもこんな年寄りにはなれまいと思って、今も変わらずそう思う。
    食を語るに気取りがなく、浮わついた美辞もなく、居心地の良さが伝わってくる。ポークカツレツのくだりなど自分至上最高の豚カツ描写だと感じる。何度も読み直したい本。

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    2014年01月17日
  • 剣客商売十一 勝負

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    第11弾、剣客商売助走のついた短編の醍醐味登場。
    まいちゃうよなぁ、だから池波作品に戻っちゃうよなっ!という作品の集まりです。次は池波さんのエッセイを読もうかなぁ。

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    2014年01月16日
  • 剣客商売十 春の嵐

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    剣客商売シリーズで初の長編。秋山小兵衛の息「大治郎」を名乗る辻斬り男を捕えるため、秋山チームが勢ぞろいで結集。
    この作品は食べ物の描写が多く、上手い池波作品には珍しく食べ物のシーンは冒頭にしか登場しない。しかし、その鯛と軍鶏の食事の描き方はやはり秀逸!

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    2014年01月15日
  • 江戸の味を食べたくなって

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    この一冊は「味の歳時記」、「江戸の味、東京の粋」、「パリで見つけた江戸の味」の三部で作られている。「人は死ぬために食べている。しかも明日が最後の日ではないという保証はない。だから、今日の一食一飲が大事」という池波氏の死生感が本の根底に。
    歳時記に書かれている「小鍋立て」今や我が家の冬の定番です。豆腐、油揚げ、大根、浅蜊、今晩は何にしましょうか?

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    2014年01月08日
  • 剣客商売四 天魔

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    今回もやっぱり面白い4作目。意外に多い武士の同性愛の話。夫婦浪人は興味深く読むとともに、しんみりとしてしまった。約束金二十両、鰻坊主が好み。毛饅頭なんて、普通知らないよね〜

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    2014年01月02日
  • 雲霧仁左衛門(後)

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    もっと盗賊側が活躍する話かと思ったのだけど、どちらかというと、勧善懲悪的なお話だった。
    クライマックスの緊張感はなかなかで、最後の方は一気に読めた。
    たまには時代物もいいけど、やっぱりイマドキの小説の方がいいかなとも思う。

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    2013年12月29日
  • 剣客商売十四 暗殺者

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    池波正太郎を初めて読んだ一冊。話に引き込まれ一気に読んだ。意外な結末に向けて、長い下調べと綿密な打ち合わせが続くが、決して冗漫になっていないのがすごい。

    一見、物語に関係ないように思われる朝餉、夕餉のシーンがあることで、かえって時間の経過が感じられた。生活感が出ることで物語にリアリティが増しているように思う。

    藤田まことのテレビ時代劇を先に観ていたので頭の中に既にイメージができている。その前提がなかったらどうふうに読めただろうか。その点が不明なので☆4つにする。

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    2013年12月29日
  • 原っぱ

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     わずかの間に浅草のまちは変わってしまった。地上げ屋が入り、なじみのすし屋や銭湯は廃業し、空き地もなくなってしまった。東京はすっかり変わってしまった、「東京はないも同然」という作者。そのことを劇作家の一年の物語を描く中で伝えている、味わい深い一冊だった。

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    2013年12月15日
  • 雲霧仁左衛門(後)

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    カッコいい昔の盗賊。
    でも復讐の気持ちが強くなったときに、完璧だった盗みにヒビが入るんですね。
    仁左衛門がその後どうなったのか、とても気になります。

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    2013年12月05日
  • 鬼平犯科帳(八)

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    ネタバレ

    『大川の隠居』の友五郎が再登場して嬉しかったのですが、事件に巻き込まれた行く末は切ないものがありました。 『あきれた奴』『明神の次郎吉』など、人の情を感じられる話が多く、鬼平っていいなぁと再認識した次第です^^

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    2013年12月02日
  • 剣客商売九 待ち伏せ

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    剣客商売シリーズ第9弾。
    池波正太郎氏の作家生活で一番健康にも恵まれ、元気であった頃の作品のようである。この「或る日の小兵衛」のなかで秋山小兵衛に語らせる次の言葉が印象的!!
    「女なぞという生きものの正体は、着物の上からではわかるものではない。」 さすが池波正太郎先生!

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    2013年11月28日
  • 剣客商売八 狂乱

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    剣客商売第八弾の「狂乱」
    この作品には悪い女が何人か出てくる、「毒婦」のおきよ、「女と男」のお絹、「秋の炬燵」のおさい。池波さんは悪い女を描くのが上手い。
    悪い女も良い女もたくさん知っていた氏独自の作品ですね。

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    2013年11月27日
  • 雲霧仁左衛門(前)

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    プレミアムドラマを観て原作が読みたくなりました。原作よりもいろんな人物が絡み合っていて面白いけど、
    “一方、そのころ…”というような場面展開が多いのが気になりました。

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    2013年11月27日
  • 英雄にっぽん

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    古くからの日本人に愛されてやまない武将・山中鹿之介、彼の生涯を描く戦国ドラマ。
    戦前の「小学国語読本」尋常科に「三日月の影」という一章があり山中鹿之介は主人の尼子家の城を奪い返そうとした忠義者ということで載っていたという。
    信長や秀吉などの天下人に比べて将器にはとぼしく、戦国の世を大局的に見ることができず、主家再興のみにしか知略を使えなかったことは不幸であった。

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    2013年11月20日