池波正太郎のレビュー一覧
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主人公の榎平八郎は妾腹に生まれた厄介者ということで、鼻つまみ者となっている。そして平八郎は実の父親の命令で命を狙われる。その危機を脱した平八郎は周りの数多くの先人に助けられ、又育てられ最後には妾腹ながら榎家を継承し我が意を得る。
「男というものは、それぞれの身分と暮らしに応じ、物を食べ、眠り、かぐわしくもやわらかな女体を抱き・・・・・こうしたことが、とどこおりなく享受できうれば、それでよい。いかにあがいてみても人は・・・・・つまるところ男の一生は、それ以上のものではない。人にとって、まことに大切なるは天下のだいじではのうて、我が家の小事なのじゃ。」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ鬼平犯科帳最終巻。
なんか薄いと思ったら「著者逝去のため未完」の文字。
池波正太郎最後まで書き上げたかっただろうな。
しかし鬼平カッコよすぎる。
賊を逃してしまったベテラン密偵の言い訳を聞いて「それはいいわけというものだ」と嗜めておきながらも小判を一枚。
やっぱ最高の上司。
おやびんカッコイイよおやびん。
鬼平はヒーローではなく、悪人も火附盗賊改も人間、人情で築き上げる世界であることを感じさせる世界観が良い。
そして前巻がレズ話だったが、今度は賊に女房かどわかされた挙句にNTR髪結い屋。
NTRされた男を慰める為に平蔵が「女房はあきらめろ。よいか女というものは所詮...」と言いかけよう