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Posted by ブクログ
先日古本屋で見つけた池波正太郎の「さむらい劇場」(新潮文庫)を読みました。
読み始めて間もなく、これまで登場していない女性が突然現れました。
それも、前後の関係が全く無く、さもこれまで登場したふうなことが書かれているのです。
おかしいなと思い、前のページを繰り返し調べましたがやはり彼女の名前は出てきません。
で、よく調べると、何と33ページも飛んで製本されているではありませんか!
仕方なく翌日本屋に行って飛んでいる部分を読み、筋書きをのみこんだ上で再び読みはじました。
勧善懲悪的な筋立てで、主人公だけが家族や友人をさしおいて、するすると駆け上がってしまう。
その点少し気になりました。
でも、そこは池波正太郎、文章力で最後まで、読者を惹きつけて離しません。
でも今回はストーリーに起伏をもたせすぎたせいか、
いつもよりちと文章が素っ気ない気もしました。
やはり彼の作品では「剣客商売」シリーズが一番好きです。
Posted by ブクログ
主人公の榎平八郎は妾腹に生まれた厄介者ということで、鼻つまみ者となっている。そして平八郎は実の父親の命令で命を狙われる。その危機を脱した平八郎は周りの数多くの先人に助けられ、又育てられ最後には妾腹ながら榎家を継承し我が意を得る。
「男というものは、それぞれの身分と暮らしに応じ、物を食べ、眠り、かぐわしくもやわらかな女体を抱き・・・・・こうしたことが、とどこおりなく享受できうれば、それでよい。いかにあがいてみても人は・・・・・つまるところ男の一生は、それ以上のものではない。人にとって、まことに大切なるは天下のだいじではのうて、我が家の小事なのじゃ。」
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