池波正太郎のレビュー一覧

  • 男の作法

    Posted by ブクログ

     お恥ずかしい話、普段から服にはあまりこだわりがありません。普段着はもとより、最近ではスーツもあまり新調しておらず、メンテナンスができていなかったりします。そんな中、久々にこちらを読んで、新調等々いろいろと考えないとなぁと思いました。、、自省も込めて。

     洋装・和装のどちらとをも問わず、池波さんのブレない“流儀”が感じられて、スルッと入ってきました。自分に似合ってるかどうかは自分で決めないとね、、とは、なるほどと。

     私の普段使いのスーツは、ほとんどがセミオーダーであつらえています。背の割に肩幅があり、服を肩で着ているのが理由なんですが、それなりに長持ちするためここ数年は後回し気味になって

    0
    2024年10月22日
  • 剣客商売番外編 ないしょ ないしょ

    Posted by ブクログ

    「死ぬために生きる」「人は悪いことをしながら善いこともする」という心境から生まれる“生の充実”や“物の見方の深さ”。

    このことを池波作品は、お説教としてではなく、登場人物の生き様を通して具体的に教えてくれる。それを読者は快く受け止め、「世の中捨てたものではないな」とほのぼのとした気持ちになる。

    本作では運命に弄ばれながらもけなげにたくましく明日へ向かって生きる「おんな」の生き様が描かれる。
    結末は他の池波作品同様さわやかである。

    0
    2013年11月15日
  • 堀部安兵衛(上)

    Posted by ブクログ

    赤穂浪士の一人、堀部安兵衛の物語。剣士とはいえ、女性に翻弄される人間味がおもしろい。読んでいて、盗人宿や料理に池波正太郎が著者であることを改めて実感。13.11.9

    0
    2013年11月09日
  • 忍者丹波大介

    Posted by ブクログ

    豊臣秀吉歿後、大名勢力は二つに分かれ関ヶ原の合戦で徳川方が勝つ。そんな勢力争いの渦中で甲賀忍者の立場を捨てた一匹狼・丹波大介は自らを丹波忍者と語り、真田昌幸、幸村のためにはたらく。
    池波正太郎の描く「忍び」の作品のなかでも、読み応えのある歴史小説。

    0
    2013年10月28日
  • むかしの味

    Posted by ブクログ

    池波先生がこんなエッセイを書いているなんて知らなかった。読んでいるだけで,「むかしの味」が感じられる一冊。もうこの本に書いてあるような雰囲気の店は少ないんだろうな。そういう意味ではいい時代だったんだろうなと思う。

    0
    2013年10月23日
  • 剣客商売七 隠れ簑

    Posted by ブクログ

    剣客商売シリーズ第7弾
    本書の解説で常盤新平氏は「隠れ蓑」は剣客シリーズのなかでも最も春風駘蕩とした物語が集まっている。と書かれている。
    確かに、この作品は読者をイイ気持ちにさせてくれる。

    0
    2013年10月11日
  • 真田太平記(八)紀州九度山

    Posted by ブクログ

    戦後紀州九度山の流された真田親子。次なる活躍の場を求めて息を潜める日々を送る。一方家康と豊臣家は抜き差しならぬ関係へと。上洛を巡る攻防に巻き込まれる加藤清正ら秀吉子飼い大名の暗躍。

    0
    2013年10月05日
  • むかしの味

    Posted by ブクログ

    「たいめいけん」、「新富寿司」、「まつや」、「竹むら」、「資生堂パーラー」など古き良き時代の東京の名店と池波氏が訪れた地方の名店が氏に強烈な印象を与えている。池波氏の小説のなかで描かれる数多くの食べ物、その原点が此処に・・・。
    現在まで嘗ての味を大切にしているお店たち、何店かは訪ねたが、又お邪魔して美味しいむかしの味を確かめたいものです。

    0
    2013年10月02日
  • 鬼平犯科帳(十八)

    Posted by ブクログ

    密偵仁三郎、鬼平に打ち明けられなかったか・・・。無念。
    おれの弟・・・。
    最後は色々と問題あるだろうが、それでもこのラストに私は救われる。

    0
    2013年10月01日
  • 剣客商売四 天魔

    Posted by ブクログ

    池波作品の「剣客商売」第4弾、やはりたのしい、読んでいて楽しい。
    大治郎と三冬の事が、気になるが、「毛饅頭」はもっと気になる。

    0
    2013年09月19日
  • 堀部安兵衛(下)

    Posted by ブクログ

    中山安兵衛から堀部安兵衛への転換と討ち入り。
    泣けます。男、武士とはなんと気高い生き物なんだろうか。

    0
    2013年09月14日
  • 鬼平犯科帳(二)

    Posted by ブクログ

    時代小説。鬼平シリーズ2。短編7作。

    「蛇の目」「谷中・いろは茶屋」「女掏摸(めんびき)お富」「妖盗葵小僧」「密偵」「お雪の乳房」「埋蔵金千両」

    縁があったので鬼平シリーズをしばらく読むことにしました。
    こちら3巻まで読みましたが、シリーズ2はまだ登場人物紹介の延長という感じです。
    シリーズとしては導入部分だと思うので、これからが楽しみです。

    0
    2013年09月02日
  • 夜の戦士(上) 川中島の巻

    Posted by ブクログ

    いわゆる抜け忍が主人公
    それを重用するというのは信玄だからこそ成せるわざか
    武田信玄という男を語る一冊だろう

    0
    2013年08月30日
  • 鬼平犯科帳(一)

    Posted by ブクログ

    司馬遼太郎の史実に基づいた小説はよく読んでいたんだけど、完全創作の池波正太郎のは初めて読んだ。

    かつての大物盗賊が引退後、売春婦にいれあげて、金が足りなくなったので再び「おつとめ」に向かう。が、現代の盗賊は殺してなんぼの世界になってしまっており、結局は内輪もめで失敗し結局絶命してしまう。そのころ当の売春婦は別の男にいれあげていた・・・というストーリーが切なかった。女はいつもしたたか。

    0
    2013年08月11日
  • 剣客商売三 陽炎の男

    Posted by ブクログ

    前作で火災にあい隠宅を失った小兵衛とおはるの生活が明るく描かれている。
    不二楼から繋がった「元長」がこの第三巻では活躍します。それに大活躍は弥七です。
    いよいよ、第三巻の中で池波さんも大治郎と三冬を・・・。
    「陽炎の男」のなかで三冬が目覚めます。
    いいなぁ~。

    0
    2013年08月02日
  • 剣客商売二 辻斬り

    Posted by ブクログ

    剣客商売シリーズ第2弾。
    秋山小兵衛、秋山大治郎、佐々木三冬、田沼意次。
    小兵衛の手足となって貴重な情報をつかんでくる御用聞きの弥七、本所亀山町に住む町医者小川宗哲、浅草橋場の「不二楼」の料理人長次と座敷女中のおもん、等々登場人物のそれぞれの描き方が自然で読んでいて、楽しい。

    0
    2013年08月01日
  • 鬼平犯科帳(二)

    Posted by ブクログ

    江戸にはどんだけ盗賊一味がいるんだというくらい捕らえても捕らえても次々に新たな盗賊一味が沸いてきて、鬼平さんちょっと苦戦。葵小僧との対決には手に汗握りました。兎忠のとぼけたキャラもいいなぁ。

    0
    2013年07月26日
  • 幕末新選組 新装版

    Posted by ブクログ

    やっぱり幕末は面白い
    司馬遼の燃えよ剣を読んだ時も思ったけどね
    ただ、永倉新八を主人公にしているのはちょっと変わってるかな?

    0
    2013年07月19日
  • 鬼平犯科帳(一)

    Posted by ブクログ

    いわずと知れた池波正太郎の有名作品。兄の蔵書から拝借。
    時代物はどうもとっつくにくいイメージで今まで手を出してなかったのですが、読んでみたらとても読みやすくて面白かったです。もっと早くに読んでたらよかった。やはり時代劇のイメージが先行してあるので、脳内ビジュアルがはっきりしていてそれも読みやすさの一因だったかもしれません。
    平蔵の人柄や捕り物の痛快さもさることながら、仁義に基づきつとめ(盗み)を行う盗人一味にも好感を持ってしまう。
    噂に聞く「池波飯」が1巻ではまだあまり登場してなかったので、これからのシリーズが楽しみです。池波本は家にわんさかあるのでじっくり読んでいこうと思います。

    0
    2014年05月02日
  • 火の国の城(上)

    Posted by ブクログ

    真田太平記と被る場面など垣間みえる作品。
    とりあえず上巻です。
    以前熊本に住んでいた時に、なぜ加藤清正を知ろうとしなかったのか悔やみます…
    とりあえず忍者たくさん!な作品。
    加藤清正の男らしい人柄が素晴らしい
    あと、主人公である大介が強い。
    戦闘シーン多めなのでページをめくるたび、ハラハラドキドキ!

    0
    2013年07月13日