池波正太郎のレビュー一覧

  • 剣客商売十四 暗殺者

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    池波正太郎を初めて読んだ一冊。話に引き込まれ一気に読んだ。意外な結末に向けて、長い下調べと綿密な打ち合わせが続くが、決して冗漫になっていないのがすごい。

    一見、物語に関係ないように思われる朝餉、夕餉のシーンがあることで、かえって時間の経過が感じられた。生活感が出ることで物語にリアリティが増しているように思う。

    藤田まことのテレビ時代劇を先に観ていたので頭の中に既にイメージができている。その前提がなかったらどうふうに読めただろうか。その点が不明なので☆4つにする。

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    2013年12月29日
  • 原っぱ

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     わずかの間に浅草のまちは変わってしまった。地上げ屋が入り、なじみのすし屋や銭湯は廃業し、空き地もなくなってしまった。東京はすっかり変わってしまった、「東京はないも同然」という作者。そのことを劇作家の一年の物語を描く中で伝えている、味わい深い一冊だった。

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    2013年12月15日
  • 雲霧仁左衛門(後)

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    カッコいい昔の盗賊。
    でも復讐の気持ちが強くなったときに、完璧だった盗みにヒビが入るんですね。
    仁左衛門がその後どうなったのか、とても気になります。

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    2013年12月05日
  • 鬼平犯科帳(八)

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    ネタバレ

    『大川の隠居』の友五郎が再登場して嬉しかったのですが、事件に巻き込まれた行く末は切ないものがありました。 『あきれた奴』『明神の次郎吉』など、人の情を感じられる話が多く、鬼平っていいなぁと再認識した次第です^^

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    2013年12月02日
  • 剣客商売九 待ち伏せ

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    剣客商売シリーズ第9弾。
    池波正太郎氏の作家生活で一番健康にも恵まれ、元気であった頃の作品のようである。この「或る日の小兵衛」のなかで秋山小兵衛に語らせる次の言葉が印象的!!
    「女なぞという生きものの正体は、着物の上からではわかるものではない。」 さすが池波正太郎先生!

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    2013年11月28日
  • 剣客商売八 狂乱

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    剣客商売第八弾の「狂乱」
    この作品には悪い女が何人か出てくる、「毒婦」のおきよ、「女と男」のお絹、「秋の炬燵」のおさい。池波さんは悪い女を描くのが上手い。
    悪い女も良い女もたくさん知っていた氏独自の作品ですね。

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    2013年11月27日
  • 雲霧仁左衛門(前)

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    プレミアムドラマを観て原作が読みたくなりました。原作よりもいろんな人物が絡み合っていて面白いけど、
    “一方、そのころ…”というような場面展開が多いのが気になりました。

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    2013年11月27日
  • 英雄にっぽん

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    古くからの日本人に愛されてやまない武将・山中鹿之介、彼の生涯を描く戦国ドラマ。
    戦前の「小学国語読本」尋常科に「三日月の影」という一章があり山中鹿之介は主人の尼子家の城を奪い返そうとした忠義者ということで載っていたという。
    信長や秀吉などの天下人に比べて将器にはとぼしく、戦国の世を大局的に見ることができず、主家再興のみにしか知略を使えなかったことは不幸であった。

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    2013年11月20日
  • 男の作法

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     お恥ずかしい話、普段から服にはあまりこだわりがありません。普段着はもとより、最近ではスーツもあまり新調しておらず、メンテナンスができていなかったりします。そんな中、久々にこちらを読んで、新調等々いろいろと考えないとなぁと思いました。、、自省も込めて。

     洋装・和装のどちらとをも問わず、池波さんのブレない“流儀”が感じられて、スルッと入ってきました。自分に似合ってるかどうかは自分で決めないとね、、とは、なるほどと。

     私の普段使いのスーツは、ほとんどがセミオーダーであつらえています。背の割に肩幅があり、服を肩で着ているのが理由なんですが、それなりに長持ちするためここ数年は後回し気味になって

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    2024年10月22日
  • 剣客商売番外編 ないしょ ないしょ

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    「死ぬために生きる」「人は悪いことをしながら善いこともする」という心境から生まれる“生の充実”や“物の見方の深さ”。

    このことを池波作品は、お説教としてではなく、登場人物の生き様を通して具体的に教えてくれる。それを読者は快く受け止め、「世の中捨てたものではないな」とほのぼのとした気持ちになる。

    本作では運命に弄ばれながらもけなげにたくましく明日へ向かって生きる「おんな」の生き様が描かれる。
    結末は他の池波作品同様さわやかである。

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    2013年11月15日
  • 堀部安兵衛(上)

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    赤穂浪士の一人、堀部安兵衛の物語。剣士とはいえ、女性に翻弄される人間味がおもしろい。読んでいて、盗人宿や料理に池波正太郎が著者であることを改めて実感。13.11.9

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    2013年11月09日
  • 忍者丹波大介

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    豊臣秀吉歿後、大名勢力は二つに分かれ関ヶ原の合戦で徳川方が勝つ。そんな勢力争いの渦中で甲賀忍者の立場を捨てた一匹狼・丹波大介は自らを丹波忍者と語り、真田昌幸、幸村のためにはたらく。
    池波正太郎の描く「忍び」の作品のなかでも、読み応えのある歴史小説。

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    2013年10月28日
  • むかしの味

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    池波先生がこんなエッセイを書いているなんて知らなかった。読んでいるだけで,「むかしの味」が感じられる一冊。もうこの本に書いてあるような雰囲気の店は少ないんだろうな。そういう意味ではいい時代だったんだろうなと思う。

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    2013年10月23日
  • 剣客商売七 隠れ簑

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    剣客商売シリーズ第7弾
    本書の解説で常盤新平氏は「隠れ蓑」は剣客シリーズのなかでも最も春風駘蕩とした物語が集まっている。と書かれている。
    確かに、この作品は読者をイイ気持ちにさせてくれる。

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    2013年10月11日
  • 真田太平記(八)紀州九度山

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    戦後紀州九度山の流された真田親子。次なる活躍の場を求めて息を潜める日々を送る。一方家康と豊臣家は抜き差しならぬ関係へと。上洛を巡る攻防に巻き込まれる加藤清正ら秀吉子飼い大名の暗躍。

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    2013年10月05日
  • むかしの味

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    「たいめいけん」、「新富寿司」、「まつや」、「竹むら」、「資生堂パーラー」など古き良き時代の東京の名店と池波氏が訪れた地方の名店が氏に強烈な印象を与えている。池波氏の小説のなかで描かれる数多くの食べ物、その原点が此処に・・・。
    現在まで嘗ての味を大切にしているお店たち、何店かは訪ねたが、又お邪魔して美味しいむかしの味を確かめたいものです。

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    2013年10月02日
  • 鬼平犯科帳(十八)

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    密偵仁三郎、鬼平に打ち明けられなかったか・・・。無念。
    おれの弟・・・。
    最後は色々と問題あるだろうが、それでもこのラストに私は救われる。

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    2013年10月01日
  • 剣客商売四 天魔

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    池波作品の「剣客商売」第4弾、やはりたのしい、読んでいて楽しい。
    大治郎と三冬の事が、気になるが、「毛饅頭」はもっと気になる。

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    2013年09月19日
  • 堀部安兵衛(下)

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    中山安兵衛から堀部安兵衛への転換と討ち入り。
    泣けます。男、武士とはなんと気高い生き物なんだろうか。

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    2013年09月14日
  • 鬼平犯科帳(二)

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    時代小説。鬼平シリーズ2。短編7作。

    「蛇の目」「谷中・いろは茶屋」「女掏摸(めんびき)お富」「妖盗葵小僧」「密偵」「お雪の乳房」「埋蔵金千両」

    縁があったので鬼平シリーズをしばらく読むことにしました。
    こちら3巻まで読みましたが、シリーズ2はまだ登場人物紹介の延長という感じです。
    シリーズとしては導入部分だと思うので、これからが楽しみです。

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    2013年09月02日