池波正太郎のレビュー一覧

  • 人斬り半次郎 幕末編

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    中村半次郎、幕末編。下級の武士の子として生まれ、出世を夢見る日々。西郷隆盛、大久保利通との出会いを経て一発逆転のチャンスを得て京都へ。薩長、幕府、朝廷との立場や考えが手に取るように分かりやすく解説してくれるオマケ付き。後半も楽しみ。

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    2014年10月13日
  • 食卓の情景

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     池波正太郎の食に関するエッセイ集。食への執念と、食への愛を十分すぎるほど堪能できる。
     特に、戦後間もない頃に育った氏の食べた洋食の話がたまらない。担任の先生が両親と分かれた氏を元気づけようとして食べさせてくれたカレーライスの感動。それにまつわる背景も含めて、じっくり読んでしまう。
     鮨に対する思いもすごく強くて、江戸のちゃきっとした文化を筆に乗せて書いているのが印象的。昭和四十七年。まだ自分が生まれていない時に書かれたこのエッセイ。食についてぐっと考えさせてくれる。美味しいものを、思いっきり堪能すること。一生は一回しかないのだからこそ、その食もまた一期一会と心得るべし。

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    2014年10月13日
  • 鬼平犯科帳(十一)

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    面白かったです。「男色一本饂飩」はうさぎのピンチ。そういう巡り会わせなのが、彼の役どころなのかしら(笑) 勿論、鬼平が助けにくるのが分かっているから安心して読めるのですが。 「土蜘蛛の金五郎」、「泣き味噌屋」も面白かったです。この巻も鬼平の魅力満載でした。

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    2014年10月11日
  • 仇討群像

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    鬼平、剣客商売、梅安とは、少し違った作風。
    仇討の短編集。
    ほとんどが女・男娼絡み。
    人間、理性を持って普通に生きていれば、普通に人生を遅れるであろうに、色恋絡みで道を誤ってしまうのだなあ。
    まあ恋する気持ちが止められないら。そこが人間の面白いところのようです。

    忠臣蔵を抱いた女性の視点から記載した短編があり興味深かった。

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    2014年10月08日
  • 人斬り半次郎 賊将編

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    維新成った後の半次郎改め桐野利秋の激動の時代の後半生が描かれる。利秋が惚れ、従った西郷隆盛も時代の混乱と維新後の国づくりの中で薩摩隼人としての描かれ方がイイ。
    作品の最後で佐土原英助が言う一言がまたイイ。「桐野どん。おはんな、この世に遅く生まれすぎた人でごわすなあ・・・おはんな、豪傑ごわす。もしも秀吉や信長の世に生まれちょったら、賊将の汚名も着ずにすんだろうに・・・・・」

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    2014年09月17日
  • 剣客商売十六 浮沈

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    20140914 シリーズ最終巻。行間に寂寥感が漂ってるような気がする。又、一巻から読みたくなるのが池波正太郎なのだろうな。

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    2014年09月14日
  • にっぽん怪盗伝 新装版

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    ネタバレ

    初めて池波正太郎の本を読んだ。人の描写が艶かしいというか、生々しいと言う感じがして引き込まれる感じ。そして主人公たちの中に流れる矜持・プライドというものが、悪党であろうとも気持ちがよく感じられた。これを期に鬼平シリーズでも読んでみようかな。

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    2014年09月10日
  • 人斬り半次郎 幕末編

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    貧乏で無学な唐芋侍の中村半次郎が剣の腕前を認められ、西郷隆盛と出会い薩摩の中で成長して行く。後の桐野利秋の若き日々。

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    2014年09月05日
  • 殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安(一)

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    裏稼業の暗殺人が殺しを請け負う話。全体トーンとしてはダークな雰囲気を漂わせ、人生の表裏を描いく。殺伐した雰囲気ではないが、明るくもない。鬼平や剣客商売とは異質の池波ワールド。未完なものまたいい。

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    2014年09月03日
  • 男のリズム

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    【本の内容】
    東京の下町に生まれ育ち、仕事に旅に、衣食に遊びに、生きてゆくことの喜びを求めてやまぬ池波正太郎の名エッセイ。

    友人、知人、思い出の人々、生起するさまざまな出来事を温かく、生き生きと描いて興趣つきない滋味たっぷりの一冊!

    人は変わり、世は移るとも、これだけは絶対に変わらぬ男の生き方を綴った必読の十二章。

    [ 目次 ]
    劇場

    食べる
    着る
    散歩
    映画
    最後の目標
    26年前のノート
    家族
    私の一日



    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険

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    2014年08月24日
  • 真田太平記(十一)大坂夏の陣

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    真田幸村、大坂夏の陣にて勇猛果敢に闘い、ついに茶臼山にて力尽きる。
    彼の闘い振りや振る舞いを知悉していた家康が、力尽きた幸村の首を持ち帰った部下に、どのように討ち取ったのかと尋ね、部下の欺瞞を見抜き、叱責。恩賞を与えなかったという挿話が印象的だった。しかし、山場も終わってしまいあと一巻どうやって続いて行くのか…

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    2014年08月16日
  • 仕掛人 藤枝梅安 33巻

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    仕掛之百二十三「梅安日暦」
    まさかの鳥居耀蔵登場!
    顔の陰険さと用心深さ意外に腕が立つなど期待を裏切らない悪役。

    仕掛之百二十四「梅安七日仕掛け」
    田代の構えがさいとう先生の「傀儡」の日暮半九郎と同じ。

    仕掛之百二十五「梅安介錯針」
    仕掛けに失敗した仕掛人の見届人となった梅安だが?

    仕掛之百二十六「遺恨始末」
    定信のところを解雇された小杉さん。
    新たに道場主となるが、それを知った斧太郎が刺客を向ける!
    十内先生のヘタレ具合が好きです。

    仕掛之百二十七「梅安念仏橋」
    小杉さんを狙う片桐を討つべく梅安と彦さんが動く!

    仕掛之百二十八「梅安散財」
    斧太郎最終話。
    そして小杉さんは?

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    2014年08月10日
  • 仕掛人 藤枝梅安 32巻

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    仕掛之百十八「梅安上には上」
    上方の外道仕掛人を仕掛けることになった梅安。
    相手は寸分の隙もない恐るべき男だった!
    絶体絶命な窮地に陥る梅安と意外な展開。

    仕掛之百十九「梅安闇狩り」
    梅安さんも藤岡屋と同じような夢を見る。
    いつか対決するのかそれとも?

    仕掛之百二十「梅安牢獄秘録」
    獄中での仕掛。

    仕掛之百二十一「梅安八州廻り」
    酒とおだてにはご用心。

    仕掛之百二十二「梅安心眼」
    無名老師の心眼恐るべし。

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    2014年08月10日
  • 仕掛人 藤枝梅安 30巻

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    仕掛之百六「梅安七七日」
    今回は用心棒の西が強敵。

    仕掛之百七「仕掛けの地獄道」
    梅安が彦さんに殺し針を打とうとするところから始まる衝撃。
    彦さんの因縁話。仕掛の闇は深い…

    仕掛之百八「梅安千住始末」
    道中で仕掛ける!

    仕掛之百九「梅安蓮華往生」
    最後は藤岡屋が粋なところを見せます。

    仕掛之百十「梅安羅生門河岸」
    なんと仕掛之十三「殺気」の続編。

    仕掛之百十一「梅安晒首」
    仕掛人は家族を持つべからず。

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    2014年08月09日
  • 仕掛人 藤枝梅安 27巻

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    仕掛之九十一「梅安三人坊主」
    ヤクザ茶坊主の勘の鋭さに驚く。

    仕掛之九十二「梅安夢地獄」
    梅安のために超難度の仕掛を引き受けた彦さん。
    修羅場の末に生還はあるのか?

    仕掛之九十三「梅安成田詣で」
    ヤクザ茶坊主の続編。

    仕掛之九十四「梅安仕掛指南」
    梅安には三人目の弟子となるがそれは仕掛の弟子でもあった…
    非情な世界が全編に漂うダークさ!

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    2014年08月09日
  • 仕掛人 藤枝梅安 20巻

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    本編と関係ありませんが、この表紙かっこよすぎだぜ!
    あとこの頃から短編が増えた気もする。

    仕掛之五十八「梅安神無月」
    恩師の孫と旅をすることになった梅安だが?

    仕掛之五十九「梅安追儺」
    節分でも殺し。

    仕掛之六十「申泣医者坊」
    今回の仕掛は残酷!

    仕掛之六十一「梅安春始末」
    考えてみれば高橋もなりたくて外道になったわけでもなし。

    仕掛之六十二「梅安葬り沢」
    放蕩息子の帰還。

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    2014年08月09日
  • 仕掛人 藤枝梅安 19巻

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    仕掛之五十五「梅安縁切り寺」
    かんざしを寺に投げ入れても縁切り成立!
    分かりやすいシステムだな。

    仕掛之五十六「梅安梅雨星」
    未成年犯罪に材を取ったとしか思えない極悪な少年侍。
    ちなみにこの話から絵柄が変わる。

    仕掛之五十七「梅安源氏蛍」
    梅安と亀右衛門に縁のある御仁との邂逅。そして…

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    2014年08月09日
  • 仕掛人 藤枝梅安 18巻

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    仕掛之五十二「梅安茸狩」
    執拗に梅安を狙う駒江との暗闘決着編。

    仕掛之五十三「陸奥梅安」
    日光での梅安と彦さん。
    小杉さんは用心棒としても優秀なり。

    仕掛之五十四「梅安鮟鱇鍋」
    タイトルの由来は洒落が効いている。

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    2014年08月09日
  • 仕掛人 藤枝梅安 17巻

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    仕掛之四十九「梅安泥鰌鍋」
    新たなる敵駒江助右衛門登場。

    仕掛之五十「梅安眩暈」
    恐るべき忍術を使う甲賀組が梅安を狙う。

    仕掛之五十一「梅安秋思」
    甲賀組のボスが出動。前の連中にも劣らぬ忍術を使って襲い掛かる。

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    2014年08月09日
  • 仕掛人 藤枝梅安 16巻

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    仕掛之四十六「梅安杜鵑」
    巨漢剣豪と対決することになった小杉さん。
    梅安が陰で助ける。

    仕掛之四十七「梅安荒梅雨」
    松平斧太郎エピソード。
    偽の依頼人が!

    仕掛之四十八「梅安薮入り」
    音羽の二代目登場。

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    2014年08月09日