真田太平記(五)秀頼誕生

真田太平記(五)秀頼誕生

小説・文芸
935円 (税込)

4pt

肉親を次々と失い朝鮮出兵もうまくゆかず、豊臣秀吉は日に日に生気を失っていく。秀吉歿後をにらんで諸雄は動き始めるが、思いがけず秀頼が誕生したことで天下の行方は混沌となる。いったんは次の天下の主は徳川家康をおいて外にないと確信した真田昌幸であったが、「好きな男」秀吉の世継ぎに己れの命運を賭けようとして、徳川方から嫁をもらった長男・信幸との関係が微妙になる。

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真田太平記 の一覧

1~12巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~12件目 / 12件
  • 真田太平記(一)天魔の夏
    990円 (税込)
    天正10年(1582年)3月、織田・徳川連合軍によって戦国随一の精強さを誇った武田軍団が滅ぼされ、宿将真田昌幸は上・信二州に孤立、試練の時を迎えたところからこの長い物語は始まる。武勇と知謀に長けた昌幸は、天下の帰趨を探るべく手飼いの真田忍びたちを四方に飛ばせ、新しい時代の主・織田信長にいったんは臣従するのだが、その夏、またも驚天動地の時代が待ちうけていた。全12冊。
  • 真田太平記(二)秘密
    990円 (税込)
    天下統一を目前にした織田信長が本能寺に討たれたことから、諸雄は再びいろめきたつ。上・信二州に割拠する真田昌幸は、関東の北条、東海の徳川、越後の上杉と対峙しつつ、己れの命運を上田築城に賭けた。一方、昌幸の二人の子供、兄の源三郎信幸と弟の源二郎幸村、そして従兄弟の樋口角兵衛をめぐる真田家の複雑に入り組んだ血筋が、小国の行方に微妙な影を落としてゆく。
  • 真田太平記(三)上田攻め
    1,100円 (税込)
    上州・沼田城の帰属をめぐり北条家と争う真田昌幸は、ついに徳川・北条連合軍と戦端を開く。出来たばかりの上田城に拠った昌幸父子は、捨身の決戦で数倍の敵を退ける。そして、旧態依然たる北条家のふるまいに嫌気がさした豊臣秀吉は、甲賀忍びの御伽衆・山中長俊の仕組んだ謀略を使って開戦にもちこみ小田原城を攻め落とす。こうして秀吉の天下統一はなったのだが……。
  • 真田太平記(四)甲賀問答
    990円 (税込)
    天下統一をなしとげた豊臣秀吉は、これまでとは人柄も変ったようになり、無謀な朝鮮出兵を号令。そこに豊臣政権のほころび目を見てとった甲賀忍びの頭領・山中俊房は、秀吉の御伽衆である又従弟の山中長俊に早くも手をまわし徳川方への加担を説く。ここに甲賀忍びと真田の草の者との凄絶な戦いが開始され、壺谷又五郎や女忍者お江の常人には推しはかれない活躍が繰り広げられる。
  • 真田太平記(五)秀頼誕生
    935円 (税込)
    肉親を次々と失い朝鮮出兵もうまくゆかず、豊臣秀吉は日に日に生気を失っていく。秀吉歿後をにらんで諸雄は動き始めるが、思いがけず秀頼が誕生したことで天下の行方は混沌となる。いったんは次の天下の主は徳川家康をおいて外にないと確信した真田昌幸であったが、「好きな男」秀吉の世継ぎに己れの命運を賭けようとして、徳川方から嫁をもらった長男・信幸との関係が微妙になる。
  • 真田太平記(六)家康東下
    1,045円 (税込)
    幼い秀頼と豊臣家の行方を案じつつ秀吉が亡くなると、徳川家康は朝鮮の役での文治派と武断派の対立を巧みに操りつつ豊臣家を分断していく。そして石田三成と結んだ上杉景勝を撃つべく家康が会津に兵を進めると、三成が兵を挙げ、ここに東西決戦の陣形が定まる。この重大局面にあたって真田父子は会津出陣の途上で一夜会談し、昌幸と幸村は徳川軍団を離れて上田城に帰り、信幸は留まる。
  • 真田太平記(七)関ヶ原
    880円 (税込)
    会津出陣中の徳川軍団から離れ上田に帰った真田昌幸・幸村は、ただちに城の守りを固める。家康は息子秀忠に中山道をゆく第二軍を率いさせ、真田信幸に先陣を命ずる。秀忠軍四万を上田城に迎えうった真田父子は、様々な謀略を使ってこれを釘づけとし、ついに関ヶ原の決戦に間に合わせなかった。真田父子が徳川軍の約半分を削いだにもかかわらず、結束のはかれぬ西軍は家康に敗れる。
  • 真田太平記(八)紀州九度山
    1,100円 (税込)
    真田昌幸・幸村のために関ヶ原の決戦に間に合えなかった徳川秀忠は、家康から痛烈な叱責をうける。家康は真田父子に切腹を申しつける決意でいたのだが、真田信幸の舅で徳川家譜代の重臣・本多忠勝の戦も辞さぬ助命嘆願に屈して紀州九度山に蟄居させることとなる。わずかの家来だけをつれて九度山に移った父子は「関ヶ原の戦い」が再びおとずれる日を夢みて孤立した日々をおくる。
  • 真田太平記(九)二条城
    935円 (税込)
    淀君によって大坂城から一歩も外に出されたことのなかった秀頼であったが、豊臣家を思う加藤清正らの奔走によって、ついに二条城において家康との対面が実現する。しかし立派に成長した秀頼の姿は、あらためて家康に豊臣家取潰しの決意を固めさせ、甲賀忍びに清正毒殺の使命が下る。東西手切れに向かって情勢が緊迫化する中、その日を見ることなく真田昌幸は永眠する。
  • 真田太平記(十)大坂入城
    935円 (税込)
    徳川家康が方広寺の鐘銘に難癖をつけるなどして強引に豊臣方を開戦に追い込むのを見てとった真田幸村は、密かに九度山をぬけ出て大坂城に入ることを決意する。大坂入城を果たした幸村は、外濠の外に真田丸と名づけた小さな砦を設け、これに拠って徳川軍を散々に打ちすえる。この一戦によって幸村の武名が初めて天下に轟くが、すでに家康の和平工作が淀君周辺に及んでいるのだった。
  • 真田太平記(十一)大坂夏の陣
    935円 (税込)
    和議休戦の翌日から、徳川家康はすべての参陣者を動員して外濠のみならず内濠までも埋め立てさせ、真田丸もまた破却されてしまう。幸村を取りこもうとする家康の計略により、信之(信幸改め)と幸村は京都で会見するが、幸村の家康の首を取るという信念はゆるがない。元和元年五月七日、裸城となった大坂城を打って出た幸村は、若き日の予感どおりに向井佐平次とともに戦場に倒れる。
  • 真田太平記(十二)雲の峰
    935円 (税込)
    関ヶ原の折の屈辱を忘れかねる徳川秀忠は、家康が死去するとただちに信之の真田藩に襲いかかった。秀忠は、信之の側近に送り込んだ隠密を使い、冬の陣の直後に幸村と密会した事実を突いて取潰しに追込もうとするが、ただ一人生き残った草の者お江の活躍で信之は難をまぬがれる。そんなある日、上田城に向井佐助の最期を見とった摂津の農夫が遺品を届けに現れる……。全十二巻完結。

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真田太平記(五)秀頼誕生 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦国末期から大坂の陣に至るまで、真田一族の波乱の生涯を描いた壮大な歴史小説です。
    全12巻というスケール感は圧巻で、真田昌幸・幸村親子の知略と胆力に魅了されました。
    戦の華やかさだけでなく、時代に翻弄される家族や民の苦しみも細やかに描かれていて、物語に厚みを感じました。
    一方で登場人物が非常に多く、序盤は少し混乱する部分もありましたが、池波作品ならではの人間ドラマの深さに、最後まで心をつかまれる一冊でした。

    0
    2026年07月06日

    Posted by ブクログ

    晩年の秀吉、その死。朝鮮出兵からの家臣団の分裂、家康の立ち回り。
    肝心の真田家では、問題児・樋口角兵衛と、対照的に好青年な鈴木右近がそれぞれに信幸の元へ。
    そして草の者に次世代、佐助登場。
    断然面白いこの巻。

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    秀吉がついに死に、豊臣政権が大きく揺らぐ、政治的には激動の巻。
    真田一族の活躍はさほどでもない。
    家康直参、本多忠勝の娘を妻とした兄・信幸と、石田三成の無二の友、大谷吉継の娘を妻に迎えた弟・幸村。
    兄弟の絆に変わりはないが、力を増す家康とそれを危険視する三成の政治的な対立は、後の流れを暗示する。

    お江、又五郎、佐助ら草の者の活躍が歴史と並行して描かれるのが、真田太平記の見どころ。
    三成の危機に真田の草の者が密書を運ぶ!という展開にはニヤリとさせられる。

    歴史ものとしてのリアリティ、人間ドラマ、忍者も含めた戦国エンタメのバランスがいいのが、池波正太郎作品の特質か。
    真田一族や草の者たちはもちろんのこと、佐平次、右近、角兵衛といった個性的なキャラクターたちが、今後どのように歴史の荒波を生きていくのか。
    先が気になる第五巻である。

    0
    2023年12月21日

    Posted by ブクログ

    天下人秀吉が死に、徳川家康がしたたかに己が野望へと踏み出す。この巻を読んでいていちばん感じたのは、時に、物語の進行を止めてでも叙述する、社会や政治、人間存在への透徹した洞察のすごさ。真の作家のなんと博識で慧眼なことか! 震える。

    0
    2022年07月14日

    Posted by ブクログ

    中央政権では秀頼誕生から秀吉・利家の死まで、真田家としては右近の帰還・佐助の成長など、てんこ盛りの回。
    秀吉の死はアッサリ描かれていて少し拍子抜けだったが。
    いよいよ真田家は時代の大きなうねりに飲み込まれて行くのか、次回も気になるところ。

    0
    2022年05月11日

    Posted by ブクログ

    5巻秀頼誕生
    豊臣家に生まれる命と、失われる命。

    昌幸は秀吉がお気に入りです。
    秀吉の息子の鶴丸君が生まれますが、幼くして亡くなります。
    昌幸は「惚れた男の天下は短い」と嘆き、豊臣の天下を諦め、今後は徳川に着くと真田家の意思が一致します。
    秀吉の朝鮮出兵は泥沼化。
    その数年後にまたしても男児、のちの秀頼が生まれます。
    昌幸の秀吉贔屓心がまた首をもたげます。

    しかし豊臣家を支えてきた秀吉の弟秀長、秀吉の母なか、秀吉の甥秀勝、秀保が亡くなります。
    そして秀吉の跡継ぎとされていた関白秀次の自害。
    秀吉はただただ秀頼の行く末に心を痛めますが…豊臣家は内部から崩れかけています。

    そして秀吉も衰えて生涯を終えます。
     「五人の大老たちよ
     秀頼のことを、くれぐれも、たのみまいらせる。たのむ、たのむ。
     自分は間もなく死ぬるが、まことに、名残おしいことじゃ。
     秀頼が大きくなり、立派に豊臣家のあるじとなるよう、たのみまいらせる。
     このほかには、おもい残すことはない。

     八月五日

     秀吉

     いへやす(※家康)
     ちくぜん(※前田利家)
     てるもと(※毛利輝元)
     かげかつ(※上杉景勝)
     ひでいへ(※宇喜多秀家)

     まいる」

    この遺言は亡くなる直前に残したもので、
    有名な辞世の句の
     「つゆと落ちつゆと消えにしわが身かな なにはの事もゆめの又ゆめ」
    は死の数か月前の醍醐の花見のあとに詠んだものとしています。
    天下人に登りつめた秀吉が辿り着いた達観の境地としてこの辞世の句は秀吉の評価を高めていると思うのですが、
    私にはどうも秀吉の最晩年の未練と怯えの様子とこの達観さが一致せず…。
    事前に作っておいたとしてもやはり最晩年の様相と、この辞世の句がイマイチ一致しない。。
    ある作家の考察で「祐筆の代筆だろう。秀吉はこのような句を詠める心境ではなかった」と書いていたけれどそっちの方がわかる。

    さて。
    この時昌幸53歳、信幸34歳、幸村33歳、向井佐平次36歳。
    壺谷又五郎は50歳くらいでお江さんは41歳くらいかな。徳川からの嫁を迎えた信幸と、秀吉贔屓の昌幸の関係はそっけなくなっています。

    信幸の家臣として重要な人物として鈴木右近がいます。秀吉による小田原攻めの発端となった名胡桃城城主鈴木主水の息子です。名胡桃城が真田に戻ってからは城主に推挙されますが、右近は信幸の部下となることを望みます。
    鈴木右近と信幸はこの先長い長い長い主従関係を築いていきます。

    そして昌幸父子のアドバイザー的存在、昌幸の叔父の矢沢頼綱が亡くなります。
    年と共にさらに頑強に皮肉になって行く頼綱は病床で
    「これよりは重苦しゅう思案なさるまい。真田の家ひとつ、天下にあってもなくとも、どうでもよいと、いまこそ、それがしは分かり申した」と嘯きます。
    秀吉が自分の息子による天下体制をただただ憂いてこの世に無念を残した無残な心情とは対照的となります。

    しかし読者としては、たしかに「あってもなくても歴史は大きく変わらない」人物が動かした歴史というのはかなり面白いのですけれどね。

    0
    2017年04月09日

    Posted by ブクログ

    ついに晩年はその輝きを完全に失っていた秀吉が没し、無益だった朝鮮との戰が終わり、徳川家康が台頭してくる。
    お江さんがなんとか無事に伊賀を脱出し、柳生の庄で過ごしていた鈴木右近が奇跡的な偶然により復帰し、向井佐平次の息子 佐助が一人前になるなど、忍びの活躍も目が離せない。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    秀頼が生まれ、秀吉が死んで朝鮮出兵はうやむやに。武断派と文治派の対立が表面化する中、のらりくらりと家康が怪しく台頭。家康の全てにおいて一枚上手感が凄く良いなー。

    0
    2025年02月01日

    Posted by ブクログ

    前田利家の最後が、とても勿体なくそして夫婦のやり取りに少しくすっとできたました。確かにあと5年あれば何かが違ったかもしれない。でもそれは変えられない事なので。秀頼誕生で今が変わったのかもしれないし、結果は大きく変わらなかった気もするし。でも、当時の人達の命運は相当大きく変わったであろう、と思うので一人の命の重みを感じた読後でした。続きも楽しみ。

    0
    2024年01月08日

    Posted by ブクログ

    秀頼が誕生し、秀吉が没する。
    朝鮮出兵を端に発した加藤清正等武断派と石田三成等文治派の対立が深まるり、三成は家康に助けを求めた結果佐和山で蟄居することになった。

    晩年の秀吉が哀れ。
    どのように権勢を得ていても老いるという事は哀しく酷い。

    0
    2023年11月26日

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