池波正太郎のレビュー一覧

  • 食卓の情景

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    池波正太郎と言えば、お堅い時代小説化のイメージを勝手に抱いていたが、意外とオチャメな人だったんだなー。
    今後、この人の小説を読むときの感じ方も、変わるような気がします。

    作者のお母さんと曾祖母のエピソードが好き。

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    2016年06月04日
  • 田園の微風

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    2016.6.4約10年ぶりに再読。

    筆致のやさしさが光るフランス紀行文。
    フランスの田舎を旅したくなる一冊。

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    2016年06月04日
  • 真田太平記(九)二条城

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    この巻では加藤清正の毒殺や真田昌幸の永眠等大物が亡くなってる。しかし家康の動きはあまり無い。真田にとっては次の家康打倒に向けて策を練っているのか?自分の境遇を知ってしまった樋口角兵衛は真田とどう接していくのか。人間模様がとても面白い。次に淀君は秀頼とどう滅亡していくのか、興味が尽きない。やはり人間 徳が大事だと思う。

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    2016年05月21日
  • 真田太平記(八)紀州九度山

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    この巻は真田昌幸、幸村ともに九度山に蟄居していたため、動きは少ない。その分草のものの動きが目立つ。著者はお江のことを生き生きと描きたいのか、最初からずっと登場していて輝きは失せていない。只、大和守俊房も含めて皆年をとっていき動けなくなっていくのはしょうがないのか?彼らがいるからこそ武将たちは戦ができる。土木と建築の名人、戦の名人である加藤清正はすごい人だと思う。彼の築いた熊本城が今回の地震で倒れたのは何とアンラッキーなことか。真田氏はずっと雌伏しているが次はどうなるのか?お江は家康を襲うのか気になる。

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    2016年05月01日
  • 鬼平犯科帳(六)

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    どの話も面白かったけど、特に「猫じゃらしの女」「大川の隠居」が好き。
    同心たちや密偵たちをただの駒としてではなく、一人の人間として扱い、大切にする鬼平さんだからこそ、同心たちや密偵たちも命を懸けて盗賊改めの仕事に従事してるんだろうなぁ。その信頼関係が素敵。今回も泣けたり和んだりで楽しめました。でも働き通しの鬼平さん、たまにはゆっくり休んで~と言いたくなる。

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    2016年04月30日
  • 剣の天地(上)

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    時は戦国、後の世で「剣聖」と仰がれた上泉伊勢守を主人公に国取りの激しい時代を描く。前編では勢力図が大きく変化する上州の戦いが激しい。

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    2016年04月27日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    真田丸の原作・・・
    ではないけども、真田モノの定番・・・
    真田モノと言えば池波正太郎、っちゅーくらいメジャーな作品ですね・・・
    ついに読み終えました・・・
    長い長ーい物語・・・
    ええ・・・
    何せ1冊約500ページで全12巻・・・
    長いです・・・
    まぁでも、会話が多いので、スラスラ行けちゃいますけども・・・

    名門武田氏の滅亡・・・
    その武田を滅ぼし、天下獲りに王手をかけていた織田信長が横死した戦国最大の事件、本能寺の変・・・
    その大混乱を収拾し、一気に天下人へと登り詰めた豊臣秀吉の暴走と迷走、そして磐石とは言えない豊臣政権と幼い息子を遺しての死・・・
    天下と、それぞれの運命を分けた関ヶ原の戦い

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    2017年01月11日
  • 鬼平犯科帳(二)

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    鬼平犯科帳 二冊目。一冊目よりちょっと作者に容赦がでてきたというか、この登場人物が一冊目に出てたらもっと破滅しただろうなーと思ったり(笑)

    テレビで放送されたものも見てみました。
    吉衛門版と萬屋錦之助版各2話ずつ。
    吉衛門は格好良くて「鬼」と言う感じではなかったかなあ。むしろ上司だったら頼りになりそうなお方。そしてエンディングのジプシーキングスの曲が格好いいですねえ。江戸時代の捕り物帳とメキシカン音楽がこんなにあうなんて。
    萬屋錦之介も演じていたのは知らなかったのですが、こちらの方が「鬼」ですね。しかし「小太りの浪人風」ではないですね(笑)。観た回が一巻で読んだ話で原作の人物は原作イメージ通

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    2017年01月23日
  • 幕末新選組 新装版

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    久しぶりに読み直してしまった。池波正太郎氏のこの新選組の長編は近藤でも土方や沖田ではなく、主人公に永倉新八をおき明治維新を語らせている。
    「明治維新とは何だったのか?」を読むほどに感じられる作品です。

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    2016年04月14日
  • 真田太平記(六)家康東下

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    関ケ原の戦いのひきがねになる東軍ー家康と西軍ー石田三成とが徐々に分かれてくる。戦国時代の混乱ぶりがよく伝わってくる。そんな中で真田氏はどちらに味方してよいかわからない不安定な状況である。昌幸と幸村は東西に分かれるのだろうか?前田年長、大谷吉継、上杉景勝、福島正則、京極高次、石田三成、黒田長政、宇喜多秀家、島津義弘、それぞれの思惑が興味深い。おのれの情熱のままに生きている者もいれば、戦陣は理屈ではないことをわからない者もいる。実に人間くさい巻だと思う。

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    2016年04月10日
  • 鬼平犯科帳(五)

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    人情話が読みたくなって、久々に鬼平の続きを。
    「兇賊」鬼平さんのピンチにハラハラ。極悪人の甚五郎に見せた「鬼」の部分にしびれた。かっこいいなぁ!夜鷹のおもんに「人じゃねぇか、俺もお前も」と言えるところもいい。どんどん鬼平さんが好きになる。本当理想の上司だわ。
    現代で言うところの冤罪を扱った「鈍牛」もよかった。この時代普通に冤罪は多かったんだろうなと思う。

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    2016年03月28日
  • 忍びの旗

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    最初は未熟さが感じられた源五郎ですが、後半、“自分の思うまま”に行動し始めてからは、グンと格好良くなりましたね。いつの時代も組織を抜けるのは大変なことです・・・。
    あと、山岸十兵衛が男らしい!

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    2016年03月13日
  • あばれ狼

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    間違いなく池波世界なのですが、1冊にまとめるには若干無理のある短編集。後半の真田家の物語は一緒にしない方がすっきりします。

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    2016年03月13日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    さすが、池波正太郎である。話の展開のさせ方は素晴らしく、わくわくしながら読み進められる。まさに職人芸である。熟練した物書きの技術に感心させられる。

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    2016年02月28日
  • 鬼平犯科帳(一)

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    会社の方から鬼平犯科帳全24冊いただいたのでちょっとずつ楽しんでゆく。
    鬼平はドラマを見たことも漫画を読んだこともないのですが、
    それでも中村吉衛門の二枚目っぷり、さいとうたかお絵の強面っぷりがすぐ浮かぶくらい。
    原作でもそのイメージで読もうとしたら、”小太りで笑うと深い笑窪が浮かぶ穏やかな風貌の持ち主で、市中見回りの時はどこのくたびれた浪人かと思われるような服装”だというのだから、私の吉衛門&さいとうたかおのイメージからうまく変換できずちょっと混乱(苦笑)

    そんな穏やかな見かけの平蔵だが、若い頃は力に任せての暴力沙汰やら遊蕩三昧やら女遊びやら一通りの悪さは経験し、剣の技は常人をはる

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    2017年01月23日
  • 鬼平犯科帳(九)

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    今回は、いろんな話があって面白かったです。

    五郎蔵とおまさの結婚話があったり、痔持ちの盗人の話があったり、しまいには狐に憑かれた話もあって飽きることなく一気読み。

    新しい登場人物(?)のクマも活躍したし。

    平蔵様も素敵だけど、彦十の江戸バリバリのべらんめえ調がイイ感じ。
    平蔵様と彦十のやりとりが面白い。

    十巻も楽しみですー。

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    2016年02月19日
  • 真田太平記(十二)雲の峰

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    長編作品「真田太平記」の完結版。関ヶ原の際の屈辱を忘れぬ徳川秀忠は家康が死去すると信之の真田藩に襲い掛かる。
    秀忠は信之へ上田から松代への移封を申し渡す、松代へ旅立つ日には別れを惜しむ大勢の領民が見送る。
    当時「週刊朝日」に連載されたこの作品は、当初3年間ほどで完結させる予定だったそうだが、なんと9年間の長期連載になった。

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    2016年02月15日
  • 真田太平記(十一)大坂夏の陣

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    大坂冬の陣の和議休戦の後、老骨な家康により大阪城の濠は外濠だけでなく内濠まで埋め立てられ、真田丸もまた破壊される。そして、大坂夏の陣が始まる。裸城になってしまった大阪城では勝ち目はない、幸村は家康の本陣へ突入しあと一歩のところまで家康を追い詰めるが・・・。
    満身創痍の幸村は安居天神で向井佐平次とともに49歳の生涯を閉じる。

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    2016年02月10日
  • 真田太平記(十)大坂入城

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    真田信繁(幸村)は九度山を抜けて大阪城へ入る。そして真田丸と言う出丸を設け徳川軍を散々に打ちすえる。幸村の名前は天下に轟くことに・・・。
    しかし、老活な家康は大阪城を落とすことは容易ではないとみて和睦を仕掛ける・・・。

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    2016年02月08日
  • 鬼平犯科帳(八)

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    今巻も面白かったですー。
    今回は、女絡みの事件は少なかったなぁ。
    その分、読み始めから没頭できた。

    最初の章『用心棒』は、平蔵様お得意のどんでん返しな結末で笑えましたー。
    私だったら、自分の身分をすぐ明かしちゃうだろうけど、平蔵様のちょっとした遊び心で制裁しちゃうのはさすが。

    『あきれた奴』は、小柳安五郎の独断での解決?で、なんとかめでたしで終わったけど、ほんとラッキーでした。
    平蔵様だったら、どうこれを解決するのかなって思う。

    今回は左馬さんの出番が多くて面白かったです。
    子供っぽく純真でいて、それでいて豪快で良いキャラしてます。
    そんな彼の新たな一面が読めた巻でしたー。

    久しぶりの

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    2016年01月30日