池波正太郎のレビュー一覧

  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    この巻では、忍びの者が暗躍。
    現代でいう、いわゆるスパイ。
    人間離れした、忍び同士の壮絶なしのぎあい。
    歴史の表には出てこない、裏の顔が垣間見える。

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    2020年02月11日
  • 鬼平犯科帳(十二)

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    密偵たちの宴。
    四つほどの重箱には、軍鶏を酒と醤油で煮つけたものや、蕨の胡麻あえや、豆腐の木の芽田楽などが詰めてあり、大皿には鯛の刺身がもりつけてあった。
    なにげない料理のシーンにも、心惹かれるのが、また鬼平の魅力でもある。

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    2020年02月08日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    幕藩体制下の武士、特に政客の生き様が描かれる。創業は易く守成は難し。真田家はまさにそのような立ち位置である。2020.2.8

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    2020年02月08日
  • 鬼平犯科帳(十一)

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    雨隠れの鶴吉。引き込みの鶴吉が、乞食坊主の井関緑之助に語った言葉も、身に染みます。
    「物事には、いちいち理屈をつけるものではない。人間という生きものは理屈とは全く無縁のものなのに‥‥どうも、得てして理づめに生きたがるのがおかしい、とね」
    池波正太郎先生からの奥深いメッセージが感じられて、グッときますね。
    鬼平ワールドはいい。たまに帰ってきたくなります。

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    2020年02月08日
  • 真田太平記(十)大坂入城

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    大坂冬の陣。

    もし自分が大坂方だったら、大野治長や淀殿の無策ぶりに絶望感を感じ、さっさと脱出しただろう。

    それだけ池波の描写は見事。

    本巻で書かれていることは、時間的にはおそらく同時並行で進んでいる。どの出来事を先に持ってきてどれを後に持っていくかは著者が決めることだが、このような著者の意図を読んでいくことも歴史小説の醍醐味である。

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    2020年02月06日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十四) 特別長篇 誘拐

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    ●読んで得たもの
     長谷川平蔵の人間性

    ●感想
     登場人物が多いため頭の中で整理しながら読んだ。
     ストーリーはとても面白い。
     平蔵と彼の部下達が各々の役割を果たしており、組織として機能している。
     何ともうらやましい、こんな職場で仕事をしたい。

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    2020年02月05日
  • 真田太平記(八)紀州九度山

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    九度山で蟄居中の時期だからか、忍びの場面が多い。

    ただ、この巻から登場する小野お通にはなんとも言えない不気味さを感じる。「真田丸」ではそういう人物ではなかったはずだが。

    それから、この巻から淀殿もちょちょく登場するようになる。こちらはこれから最重要人物の一人になるのだろう。

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    2020年02月02日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    北条家の高慢ぶりが、読んでいてイライラさせられた。
    池波正太郎の術中にハマっているのか。
    過去の栄光に縋っているだけでは、生き抜けない厳しい戦国の世。
    その中で、真田家はどう生き抜いていくのか。
    昌幸親子の運が試される。

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    2020年01月31日
  • 真田太平記(十二)雲の峰

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    ネタバレ

    幸村が死んだのに、まだ話は続くのかと驚きを持って読んだ。主人公は一人というわけではなく、真田一族と草の者の物語のような印象を受けた。この書き方は珍しい。

    作者は9年間もかけてこの本を連載したという。それにしては、物語の繋がりの破綻もなく、伏線もあったりして、よく出来ているなと思った。

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    2020年01月28日
  • むかしの味

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    著者が気に入っている飲食店とそれにまつわるエピソードを紹介したエッセイ。

    東京近辺をメインに、京都や横浜、長野のお店が紹介されている。
    著者自ら描いた挿し絵も味がある。

    本エッセイを書かれた昭和末期に、既に老舗と呼ばれていたお店が、今日まで残っているのは驚き。
    読んでてお腹がすく。

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    2020年01月25日
  • 剣客商売 1巻

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    久しぶりに漫画を読んだ。原作の小説が面白かったので、どれくらいその世界が再現されているのだろうと思って手に取った。読んでみると、とても読みやすい。よくその世界観が表現されていると思う。

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    2020年01月19日
  • 真田太平記(二)秘密

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    小国である真田家にとっては、大国に付いて領土を守り抜くしか道は無い。
    四方八方から領土を狙われ、息付く暇もない中での上田築城。
    真田昌幸の、何としても領土を守り抜くという、プライドの表れであろう。
    どこと敵対し、どこと同盟するか、ひとつでも間違えれば喰われるのは己の領土。
    まさに戦国の世。

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    2020年01月18日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    戦国時代を主家を転々とし、しぶとく生き残った真田家。
    この巻は、仕えていた武田家が滅びるところから始まる。
    どのように主家に取り入り、戦国の世を生き延びてきたのか。
    これから十二巻。
    やはり、始まりの巻はワクワクする。

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    2020年01月04日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

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    秀頼誕生から関ヶ原前夜までというところ。

    話が急展開している感があるが、実際、秀吉の死から2年後に関ヶ原が起きていることから、それを反映しているともいえるだろう。

    豊臣政権に大きな影響を与えたであろう秀次事件も出てくるが、当事者視点ではなく真田の忍び同士の会話に語らせている。真田がこの事件の当事者でないことは事実なので、それを強調するために、大事件であるにも関わらず忍びの会話を通じて語らせた池波の描写は見事だと思う。

    秀吉が加藤清正へ謹慎を命じた一連のくだりは、情報を鵜呑みにしてはいけないという著者のメッセージでもあろう。情報過多の現在では一層顕著である。

    有力政治家の死が政局に大きく

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    2020年01月03日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

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    『真田太平記』は、表と裏の話が同時進行する、というスタイルであるが、本巻は裏、つまり忍び同士の闘いが中心。

    物語で描かれているような、いわゆる“忍び”の術が事実であるかどうかは知る由もないが、忍び同士の闘いは、手に汗握るような感じで読み進められる。池波の表現力が見事なのだろう。

    もちろん、表の話も展開されているが、メインは朝鮮出兵のうちの文禄の役。このあたりから、豊臣政権に綻びの兆しが出始めてくる。

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    2019年12月31日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    前半は第一次上田合戦、中盤から後半は秀吉の小田原攻め、終盤は朝鮮出兵前夜まで。

    特に印象に残ったのは、千利休の事件について真田信幸が思いを巡らせている終盤のところ。

    天下人となった秀吉は全てを思いのままにできるはずが、利休だけは秀吉の意のままにならなかった。そのためあのような事件が起きた(もっとも諸説あって直接の原因は定かではない)。

    この事件について真田信幸があれこれ思い巡らせているわけだが、これは信幸の口を通した著者からのメッセージだろう。

    つまり、成功を掴んだからといって決して思い上がってはいけない。謙虚たるべきだということだ。

    事実、秀吉はその後の朝鮮出兵や英次事件などがきっ

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    2019年12月29日
  • 真田太平記(二)秘密

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    歴史小説の面白いところの一つは、現在についても描かれていることである。つまり、「今ここには何があってこうなっている」というものだ。

    もっとも、物語が書かれた時点での“現在”なので、必ずしも今現在を反映しているわけではない。それでも、ここではかつてこういう出来事があったのかということを想像しながら読めるところに、歴史小説の面白さがある。

    本巻では後半に、徳川、北条、上杉という大勢力に囲まれた真田昌幸がどうやって乗り切るかが描かれている。

    この攻防はさらに続くが、大河ドラマ「真田丸」でも描かれた攻防と駆け引きが、この物語でも見事に表現されており、スリルを感じながら読み進めることができる。

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    2019年12月27日
  • 真田太平記(一)天魔の夏

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    歴史小説には、主人公がはじめのうちは登場しないものが少ない。

    この物語もそうで、真田昌幸が登場するのは話が少し進んでからである。もっとも、この物語の主人公は“真田一族”であり、特定の人物ではない。その意味で、群像劇の様相が強い。

    本巻のハイライトは2つ、すなわちはじめの甲斐武田氏の滅亡と、本巻の締めくくりである本能寺の変であろう。いずれの事件も、その後の真田家に大きな影響を与えたからだ。

    なお、武田氏の滅亡とは対照的に、本能寺の変は織田信長の視点ではなく、真田家の忍びであるお江の視点で描かれている。この書き方の方が、リアリティを感じさせ、また真田家に待ち受ける運命をより強く暗示させるから

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    2019年12月25日
  • その男(一)

    購入済み

    わくわく

    久しぶりに、わくわく出来る読み物でした。

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    2019年12月11日
  • 幕末新選組 新装版

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    新撰組二番隊隊長だった永倉新八の、幕末から明治維新を経て北海道で死去するまでの生涯を描いたもの。幕末の動乱が永倉目線で語られているのだが、生粋の江戸っ子であり、どこか客観的・他人事というか、屋根の上から物事を眺めているような視点での語り口がさっぱりしていて面白い。彼に言わせると明治維新とは、「徳川から薩長への単なる政権交代」であり、諸外国の侵入を許さなかったのは、「バカも多いが賢い奴もいる。国民が偉かったからだ。」ということらしい。最晩年に小樽の芝居小屋で数人のヤクザに絡まれた時、ひと睨みでこれを撃退したという逸話は、さすが元新撰組。

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    2019年11月03日