池波正太郎のレビュー一覧

  • 男の作法

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    「散歩のとき何か食べたくなって」に続いて、池波正太郎を読む。
    池波正太郎は、かなり以前、「剣客商売」を読んだが、エッセイを読むのは「散歩のとき何か食べたくなって」が初めてで、この本が2冊目。
    前のエッセイと同じく、粋でお洒落、ダンディな人だなと思った。一方で合理的・勤勉な人でもある。そういった生き方・暮らし方が、文章に味わいを出させているのだろう。

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    2020年12月09日
  • 闇の狩人(下)

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    江戸の世も現代も組織や対人とのしがらみに縛られて生きている。意地を張って抵抗しなくても良いのではないか。結末が良かった。2020.12.1

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    2020年12月01日
  • 剣客商売番外編 黒白(下)

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    剣客商売番外編下巻。

    ものすごいスピード感のあるストーリー展開だった。

    この番外編のタイトル「黒白」は、人の人生を示しているのだろうな。
    善か悪か。
    黒か白か。
    ある一端を見れば、悪であり黒かもしれないが、その裏には善であり白かもある。
    人の人生、人というものは、黒か白かをバッサリと分けることができない。
    頭ではわかっているが、黒か白かをバッサリと切ったほうが、接することも、生きることも楽チンなので、やってしまうが、そんな簡単なものではないのだ。

    波切八郎も、岡本弥助も、人に好かれる資質を持っていたと思う。
    そして、2人とも、それぞれの苦悩を抱えていた。
    辛い人生の道に翻弄された2人とい

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    2020年10月15日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十六)

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    様々な思惑を胸に秘めて、巷にしぶとく生きる悪に如何に立ち向かうのか?「影法師」「網虫のお吉」「白根の万左衞門」「火つけ船頭」「見張りの糸」「霜夜」の六篇収録。
    リーダー長谷川平蔵を中心にチームで悪を成敗する。決断と知恵と団結がしっかり融合する組織力は、現代社会にも参考になる。

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    2020年10月13日
  • 仇討ち

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     池波正太郎(1923-1990)も没後三十年。時蠅は矢を好む。短篇集『仇討ち』の登場であります。テエマはそのものずばり「仇討ち」。
     日本人は曽我兄弟の仇討(1193)や鍵屋辻の決闘(1634)、さらには忠臣蔵・赤穂事件(1703)など、仇討物語が好きであると言はれてゐますが、本当の所は分かりません。Wikipediaなら、「要出典」「誰によって?」などと書かれるかも。ただ、歴史上の事情が関係してゐるとは言へさうです。
     仇討制度について、池波正太郎自身が、作中で解説してゐますので、引用しますと―


    さむらいがさむらいを斬殺すれば、その場において、自分も腹を切る、自決する。これが武士の心得

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    2020年10月10日
  • 男の作法

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    尊敬する取引先の社長さんに紹介していただいた本。少し古い?と感じる部分はあったものの、「生き方」の本質的な部分を考えさせられるいい本でした。個人的に池波さんの独特な表現は好きです笑

    【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
    人間の一生は、半分は運命的に決まっているかもしれない。だけど、残りの半分はやっぱりその人自身の問題です。磨くべき時に、男を磨くか、磨かないか…、結局それが1番肝心ということです。

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    2020年10月04日
  • 剣客商売十四 暗殺者

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    剣客商売14作目。
    久しぶりの長編。

    今回は、人間というものは時とともに変わりゆくもの。というのが、キーポイントかも。

    波川周蔵という人物に好印象を覚えるエンディングだった。
    この方は気の毒だ。
    いろいろな面で。
    人生の悪戯に翻弄されてしまった人。
    今後は、幸せに暮らしてほしいと願う。

    浪人・波川周蔵
    蘭の間・隠し部屋
    風花の朝
    頭巾の武士
    忍び返しの高い塀
    墓参の日
    血闘

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    2020年10月03日
  • 剣客商売十一 勝負

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    剣客商売 十一

    大治郎、三冬夫妻の息子・小太郎が誕生。小兵衛さんも初孫の顔を毎日のように見に行くほど可愛がっている様子が微笑ましいです。
    さて、今回は「剣の師弟」「小判二十両」のように“昔の弟子がやらかす系”の話が印象に残りました。
    とくに、切なく悲しかったのが「その日の三冬」。
    三冬のかつての“弟弟子”にあたる、岩田勘助との思わぬ再会と彼の悲しい境遇がやるせない話です。過去に岩田が三冬へした“行為”は、彼が三冬のことをすごく、すごく好きだったのだろうな・・という想いがひしひしと伝わってきます。だから三冬も不快に思わなかったのでしょうね。
    三冬が去った後、彼がどのような最期を迎えたか、大治郎

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    2020年10月01日
  • 剣客商売十二 十番斬り

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    剣客商売12作目。

    おはると、小兵衛夫妻は、とってもよいコンビだなー。。。と思った「罪ほろぼし」(笑)

    三冬と、大治郎夫妻は、共にかっこいいコンビ。そして、息もあっている。と改めて思った「浮寝鳥」。

    「白い猫」は、駒形の元長にいったのか?
    猫が気になる。。。

    「浮寝鳥」は、おみよの行く末が気になる。。

    「罪ほろぼし」は、「辻斬り」の続編。
    でも、あまりに前に読んだので、「辻斬り」を忘れている。。。記憶力がないなー。。自分。。
    でも、最後はほっこり。
    久しぶりに、読んで幸せな気持ちになった。
    剣客商売の最後って、寂しさや悲しさを覚えるものが多くてね。。。

    白い猫
    密通浪人
    浮寝鳥

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    2020年09月25日
  • 剣客商売十一 勝負

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    剣客商売11作目。

    おはるじゃないけれど、気落ちする小兵衛を見ると、心配になってしまう。。。
    長生きしてくだされ、大先生。。

    「剣の師弟」も「その日の三冬」も「小判二十両」も人の縁の深さを感じる。
    そしていずれも、悲しい気持ちが残る。
    唯一、「小判二十両」は、ほっとした気分にもなったが。

    いよいよ、小太郎も出てきて、楽しい秋山家。

    剣の師弟
    勝負
    初孫命名
    その日の三冬
    時雨蕎麦
    助太刀
    小判二十両

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    2020年09月23日
  • 剣客商売八 狂乱

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    剣客商売8作目。

    「狐雨」が結構好き。
    3年後の話を読んでみたいなー。。
    狐さん、良い人。(人か?)

    「狂乱」は、悲しい。
    気の毒で仕方がなかった。。
    もっと早く小兵衛に出会えていれば。。。と、思ってしまう。。

    毒婦
    狐雨
    狂乱
    任三郎の顔
    女と男
    秋の炬燵

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    2020年09月14日
  • 剣客商売七 隠れ簑

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    剣客商売 七

    「徳どん、逃げろ」では、小兵衛さんの知り合いの下っ引・傘屋の徳次郎が、盗人の八郎吾に何故か見込まれて一緒に“お盗め”をしようと誘われてしまいます。その、盗みに入るターゲットにされているのが、なんと小兵衛さんの家!・・勿論この事は小兵衛さんに伝えられるのですが、自分の家に盗人が入るというのに何故かウキウキしている小兵衛さんが大物すぎます。
    表題作「隠れ簑」は、お互いをいたわり合いながら生活する老僧と盲目の老武士の話なのですが、この二人の来し方と、最後に明かされる実情があまりに壮絶で言葉を失いました。

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    2020年09月14日
  • にっぽん怪盗伝 新装版

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    ネタバレ

    火付盗賊改方に取り締まられる側の盗賊が主の短編集です。
    火盗といっても鬼平が登場したのは『江戸怪盗記』1作でした。
    やや拍子抜けしたものの、他の短編も面白かったです。

    盗賊の葵小僧に盗みに入られただけでなく女房を犯された日野屋。それも一度のみならず二度も。また来年も来るという。不安に思った日野屋は親しくなった隣の近江屋に泊まってもらうことにするのだが…。
    意外な展開と鬼平の裁きがかっこいい『江戸怪盗記』。

    金の入った包みを拾いながらも実直にそれを持ち主に返した女乞食。
    「乞食というものは、人のおあまりをいただいて暮らしているんですよ」だから、わりと拾いものを返すという。
    その心意気に感心し

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    2020年09月13日
  • 剣客商売番外編 ないしょ ないしょ

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    江戸の空
    秋山小兵衛
    碁盤の糸
    倉田屋半七
    殺刀
    二十の春
    黒い蝶
    谷中・蛍沢
    青い眉

    主人公が女性で、登場人物に良い男が多く、トキメキあり、年の差萌あり。よって女性にオススメ。
    ただ、波瀾万丈の人生で、あまり感情移入すると疲れる。

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    2024年04月11日
  • 剣客商売六 新妻

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    剣客商売 六

    「品川お匙屋敷」では、密貿易に関わる一味に三冬が攫われてしまいます。必死に探し回る大治郎。“愛しい人を助けに行く殿方の図”というのは、鉄板でカッコイイものです。
    何とか無事に三冬を救出した大治郎に、三冬の父・田沼老中から三冬を嫁に貰ってほしいとの申し出があり、めでたく二人は結婚する事に。本当に、お似合いのカップルです。
    晴れて大治郎の妻となった三冬が、慣れない家事に奮闘する姿も微笑ましいです。登場当初は権高なところもあった三冬ですが、すっかり女性らしくなってきて、変われば変わるものですね。

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    2020年09月10日
  • 剣客商売七 隠れ簑

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    剣客商売7作目。

    タイトルの「隠れ蓑」は、人の心の不思議さを感じた。想像もしなかった絆の形。

    「徳どん、逃げろ」は、徳どんの心情を考えると、辛いお勤めだったよね。。。と思う。
    この結末は、一方では悲しい結末に思えるが、これで良かったのだ。とも思う結末。

    「決闘・髙田の馬場」は、三冬やおはるが楽しげに作業しただろうなー。。。と笑ってしまった。
    この作戦はすごい!

    春愁
    徳どん、逃げろ
    隠れ蓑
    梅雨の柚の花
    大江戸ゆばり組
    越後屋騒ぎ
    決闘・高田の馬場

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    2020年09月08日
  • 剣客商売六 新妻

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    剣客商売6作目。

    タイトル通り。というべきか。
    (タイトルと三冬は、直接関係ないが)
    三冬が女性になったな。。
    章を追うごとに女性になっている気がするが、武術はそのまま励んでほしいところ。

    「品川お匙屋敷」は、いろいろな意味合いでヒヤヒヤした。

    「金貸し幸右衛門」は、悲しい結末。
    幸右衛門と関わりがあるということが恥だと思ったのか。
    寂しすぎると思った。

    鷲鼻の武士
    品川お匙屋敷
    川越中納言
    新妻
    金貸し幸右衛門
    いのちの畳針
    道場破り

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    2020年09月05日
  • 剣客商売五 白い鬼

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    剣客商売5作目。

    やめられない とまらない ◯ビー◯っぱえびせん♫
    という曲を思い出すほどに、やめられない とまらないシリーズ(笑)

    「白い鬼」は、ゾッとした。
    猟奇殺人。。
    いつの世も、この手の猟奇はいるのだな。。。
    しかし、本当に怖い。

    「西村屋お小夜」の大治郎には、笑ってしまった。
    最後の最後までそれに気づかないとは!!
    鈍感というか、ウブというか。。。(笑)

    「雨避け小兵衛」は、小兵衛が気の毒だ。。
    旧知のものの落ちぶれた姿、行動。。
    そのショックは相当なものだと思う。
    おはるの包容力に期待をした最後だった。

    白い鬼
    西村屋お小夜
    手裏剣お秀
    暗殺
    雨避け小兵衛
    三冬の縁談

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    2020年09月03日
  • 剣客商売四 天魔

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    剣客商売4作目。

    「天魔」は、ヒヤヒヤしてしまった。。
    天魔に、親子2人、いや、いずれかがやられてしまうのでは?と。。
    ある意味、天魔は、可哀想な物語でもある気がする。。

    「夫婦浪人」のひどいの浪人は、気の毒だった。。

    大治郎が、おはるとの関係を少し変えたのが今回。
    「母への土産」と聞いて、はて?母?と一瞬戸惑ってしまった(笑)
    そうだよな、たしかに、れっきとした母だ。

    ますます面白くなってくる。

    雷神
    箱根細工
    夫婦浪人
    天魔
    約束金二十両
    鰻坊主
    突発
    老僧狂乱

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    2020年09月01日
  • 剣客商売三 陽炎の男

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    剣客商売3作目。

    どハマりしてきました。。
    小兵衛、大治郎、三冬のコンビ。。
    この三人と関われた助けられる方の方々は、いろんな意味で幸せだなー。。

    第3作目は、大治郎が1人で段取る形が多くなってきた。
    成長を勝手に感じる。。

    「赤い富士」の結末は、クスリと笑ってしまった(笑)
    「陽炎の男」を読んで、坂本龍馬の妻、おりょうを思い出したのは自分だけではないはず。。

    東海道・見付宿
    赤い富士
    陽炎の男
    嘘の皮
    兎と熊
    婚礼の夜
    深川十万坪

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    2020年08月31日