池波正太郎のレビュー一覧
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剣客商売12作目。
おはると、小兵衛夫妻は、とってもよいコンビだなー。。。と思った「罪ほろぼし」(笑)
三冬と、大治郎夫妻は、共にかっこいいコンビ。そして、息もあっている。と改めて思った「浮寝鳥」。
「白い猫」は、駒形の元長にいったのか?
猫が気になる。。。
「浮寝鳥」は、おみよの行く末が気になる。。
「罪ほろぼし」は、「辻斬り」の続編。
でも、あまりに前に読んだので、「辻斬り」を忘れている。。。記憶力がないなー。。自分。。
でも、最後はほっこり。
久しぶりに、読んで幸せな気持ちになった。
剣客商売の最後って、寂しさや悲しさを覚えるものが多くてね。。。
白い猫
密通浪人
浮寝鳥
十 -
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ネタバレ火付盗賊改方に取り締まられる側の盗賊が主の短編集です。
火盗といっても鬼平が登場したのは『江戸怪盗記』1作でした。
やや拍子抜けしたものの、他の短編も面白かったです。
盗賊の葵小僧に盗みに入られただけでなく女房を犯された日野屋。それも一度のみならず二度も。また来年も来るという。不安に思った日野屋は親しくなった隣の近江屋に泊まってもらうことにするのだが…。
意外な展開と鬼平の裁きがかっこいい『江戸怪盗記』。
金の入った包みを拾いながらも実直にそれを持ち主に返した女乞食。
「乞食というものは、人のおあまりをいただいて暮らしているんですよ」だから、わりと拾いものを返すという。
その心意気に感心し -
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剣客商売5作目。
やめられない とまらない ◯ビー◯っぱえびせん♫
という曲を思い出すほどに、やめられない とまらないシリーズ(笑)
「白い鬼」は、ゾッとした。
猟奇殺人。。
いつの世も、この手の猟奇はいるのだな。。。
しかし、本当に怖い。
「西村屋お小夜」の大治郎には、笑ってしまった。
最後の最後までそれに気づかないとは!!
鈍感というか、ウブというか。。。(笑)
「雨避け小兵衛」は、小兵衛が気の毒だ。。
旧知のものの落ちぶれた姿、行動。。
そのショックは相当なものだと思う。
おはるの包容力に期待をした最後だった。
白い鬼
西村屋お小夜
手裏剣お秀
暗殺
雨避け小兵衛
三冬の縁談
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剣客商売二作目
小兵衛は、剣も強いが、人情の厚い人。
それをこの二作目でとても感じた。
一作目でも感じていたけれど、二作目はそれが表立ってきているという感じ。
「鬼熊酒屋」で、その人情をとても感じた。
「三冬の乳房」の最後は、気の毒に。。。
相当ショックだったろうな。。。(読んだ方にしかわからない感想)
「妖怪・小雨坊」は、想像をしすぎて気持ち悪くなったシーンがあったけど。。。
「不二楼・蘭の間」の最後のシーンは、クスリと笑ってしまった(笑)
一作目に比べると、頭の中で登場人物が自由に動くようになり、スラスラ読めるように。
作中に、五鉄が出てきたときは、「五鉄!!!」と、テンション -
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「鬼平犯科帳」を一気読みして1年。
杏さんのエッセイで三冬の話を読み、このシリーズも読んでみよう!と手を出した。
初め、なんとなーく読み進めるのが遅い感じがあり、設定にのめり込めず。
鬼平犯科帳の平蔵さんは、ドラマで観ていたので、頭の中で作品通りに自由自在に動いてくれるが、今回の小兵衛は、うまく想像ができず、頭の中で動いてくれない。
動き出してくれたのは、「剣の誓約」から。
そこから一気に読みすめたら、とまらない。
小兵衛さんと、息子の大治郎は、剣の技術は同等くらいと見えるのに、女性に関しては真反対。
「雨の鈴鹿川」では、辛かっただろうなー(笑)
女武芸者
剣の誓約
芸者変転
井関道場