池波正太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
信州松代藩--五代目・真田信安のもと、政治の実験を握り放縦な生活に走った原八郎五郎を倒し、窮乏の極にある藩の財政改革に尽力した恩田木工を描く表題作。
関が原の戦い以来、父昌幸、弟幸村と敵対する宿命を担った真田信幸の行き方を探る『信濃大名記』。ほかに直木賞受賞作『錯乱』など、大河小説『真田太平記』の先駆を成し、著者の小説世界の本質を示す''真田もの''5編を収録。
どこの藩、家でもお家騒動はあったかと思いますが、信州松代藩(真田家)の騒動を取り上げた『真田騒動』が特に興味をひかれました。
藩の財政再建に関わる話なのですが、家老の恩田木工が抜擢される前の -
Posted by ブクログ
ネタバレ池波正太郎は小説の他に数多くのエッセイも書いていますが、その中から食に関するエッセイを集めたのが本書です。「食の歳時記」と称して1月から12月までの各月の美味しいものや、東京の下町で過ごした子供時代のエピソード、はたまた小説における食事シーンについてなどが書かれています。
本書に登場する食べ物は、活字にも関わらず本当においしそうで、一編一編が短いので、夜のリラックスタイムに読むことが多いのですが、お腹がすいてしまうこともしばしば。
料理屋で食べるのもそうですが、自身で料理して食べることもあり、食へのこだわりが強く感じられました。
>人間は、生まれると同時に、確実に[死]へ向かって歩みはじめる -
Posted by ブクログ
『夜明けのブランデー』は、『江戸前 通の歳時記』や『日曜日の万年筆』によく書かれていた子供の頃や青年の頃の思い出話よりも”今”のことが多いです。
当時ハマっていた気学のこと、フランス旅行のこと、絵画のこと、様々な映画(洋画)のこと、気管支炎を患い入院したことなどなと。
池波正太郎先生は、還暦過ぎに気管支炎を患って初めて入院したそうで、それ以前は日付が変わった後から仕事していましたが、退院後は早く寝るようになり、仕事を始めていた時間帯には就寝するようになったそうです。
長年真夜中に仕事をしていたようですけど、お年のせいか、病後の体力低下のせいか、生活リズムはかなり変わったようです。
気学やフ -
Posted by ブクログ
1冊目の本で「利己的な遺伝子」を読んでいましたが、なかなかどうして読み進まず、断念してこちらの本へ浮気。。
この本に書いてある店では、「駒形どぜう」と「神田まつや」には時々行きます。
いずれも江戸から続く店なのか、味はもとより老舗の名店の空気が感じられて、とても気に入っています。(年末年始になぜか行きたくなります。)
本に載っている店をいくつか調べてみましたが、現存している店はざっと半分くらいでした。店主の引退=閉店になっている店も少なくなさそう。
きっと残っている店も、名店の雰囲気や息遣いを感じることができるお店で、なくなる前に行っておかないと...と感じました。
店の紹介も、店員の -
Posted by ブクログ
ネタバレ何か読んだことあるような、無いようなと思ってたら
「火の国の城」の忍、大介さんではありませんか!!と読み終わって気付く。
あれはいつ読んだんだっけ?と思い遡る事2013年だった…そうか5年前か。
忍目線で見た豊臣秀吉没後~関ヶ原合戦すぎまでの話をギュッと凝縮
甲賀忍者ではなく丹波忍者ですと。そこから。
すごい忍者だというよりは、いろんな局面でラッキーというか
運が味方してくれた感がすごい気がするのは私だけでしょうか。
ラストの方、ほんの数行しか無いんだけど於志津との今後の人生を期待していただけに
なんとも虚無感がすごかった。切なすぎる。
忍者作品好きな方はおすすめ。 -
購入済み
密偵誕生
以降の鬼平犯科帳では、抜きでは語れない、小房の粂八が鬼平の手先となって初めて働き活躍。
鬼平好きには外せない一話。
もっと色々語りたいが、ネタバレになりそうなんで、是非読んで!