【感想・ネタバレ】梅安針供養 仕掛人・藤枝梅安(四)のレビュー

あらすじ

闇討ちにあって瀕死の重傷を負った若侍を助けた梅安。若侍は、命こそ取り留めたが記憶を失っていた。そんな時依頼された仕掛けは、二度と請け負いたくない女殺し。だが若侍と仕掛けの間には、深い関わりがあるようだった。仕掛人の抱える闇と凄み、その中で息づく人間味を描きだす、梅安シリーズ初の長編。

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▼「銀杏落葉」 「白刃」 「あかつきの闇」 「その夜の手紙」 「地獄堂の闇」 「寒鯉」

▼一冊まるごとで一つの話。お家騒動がらみの殺し。大変に面白かった記憶がある。そしてこのあたりから、白子屋、という元締めと梅安の対立が激化してくる。

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2024年02月17日

購入済み

痛快

時代小説が大好きで、ベットに入って寝る前にタブレットで読んでますが、池波正太郎さんの時代小説は時代の背景が明確で且つ主人公が圧倒的に強く痛快の一字です。以外性とハラハラドキドキと女が絡み寝る時間が過ぎても呼んでしまい睡眠時間が多少少なくなっているのが贅沢な悩みです。今後も読み続けたいです。梅安針供養では、襲われて怪我をした上に記憶を喪失した若者を助け、守り最終的に旗本の家に帰すことが出来たが、その為に母親と腹違いの兄を殺害する手立ては尋常では考えられないが、それが「家の安定」に結びつくと考えて、仕掛人としてお金で殺害する非情さが、何か正常化されるのがこの小説の神髄なのかも知れない。とにかく痛快である。

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2020年06月03日

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梅安シリーズ
梅安シリーズは3大シリーズ中 私が一番最初に読んだものなので
思い入れありますね

3大シリーズ中では もっとも影のある
シブいシリーズだと思います
通好みな感じかな^^

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2012年04月19日

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なかなかに冷酷な、とも感じる。とはいえ、必殺仕掛人としての活躍は、読者としては爽快感を感じるしかけ。

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2024年06月12日

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<目次>


<内容>
いよいよ梅安さんが「起こり」(依頼人)なしで、仕掛けを次々とするようになった。今回は、1冊で完結の話。梅安さんや彦次郎の感情も見えて面白かった。

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2023年07月25日

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内容(「BOOK」データベースより)

闇討ちにあって瀕死の重傷を負った若侍を助けた梅安。若侍は、命こそ取り留めたが記憶を失っていた。そんな時依頼された仕掛けは、二度と請け負いたくない女殺し。だが若侍と仕掛けの間には、深い関わりがあるようだった。仕掛人の抱える闇と凄み、その中で息づく人間味を描きだす、梅安シリーズ初の長編。

令和5年6月22日~23日

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2023年06月23日

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「池波正太郎」の長篇時代小説『新装版・梅安針供養 仕掛人・藤枝梅安(四)』を読みました。

先日、テレビで『仕掛人・藤枝梅安(第1回)スペシャル 「梅安二人旅」』を観て、原作シリーズを読んでみたくなったんですよね、、、

「池波正太郎」作品は今年3月に読んだ『新装版 熊田十兵衛の仇討ち 人情編』以来ですね。

-----story-------------
記憶を失した若侍 女殺しとの関わりは……
暗黒世界に生きながらも情に厚い「梅安」たち。
シリーズ初の長編。

闇討ちにあって瀕死の重傷を負った若侍を助けた「梅安」。
若侍は、命こそ取り留めたが記憶を失っていた。
そんな時依頼された仕掛けは、二度と請け負いたくない女殺し。
だが若侍と仕掛けの間には、深い関わりがあるようだった。
仕掛人の抱える闇と凄み、その中で息づく人間味を描きだす、「梅安」シリーズ初の長編。
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「仕掛人・藤枝梅安」シリーズの4作目にあたる作品… シリーズ初の長篇で1979年(昭和54年)に刊行された作品です。

 ■銀杏落葉
 ■白刃
 ■あかつきの闇
 ■その夜の手紙
 ■地蔵堂の闇
 ■寒鯉
 ■解説 池波先生を写す 但馬一憲

「梅安」は、二人の侍が若侍を闇討ちしたところに遭遇… 「梅安」に気付いた二人の侍は立ち去るが、「梅安」は瀕死の重傷を負った若侍を放っておけず連れ帰る、、、

若侍は、なんとか命こそ取り留めたが記憶を失っていた… そんな時、依頼された仕掛けは、二度と請け負いたくない女殺しだったが、若侍と仕掛けの間には、いずれも備前池田藩に深い関わりがあるようだった。

「「梅安」め、ゆるせぬわい」… 大坂暗黒街屈指の大立物「白子屋菊右衛門」の密命が下った―「殺せ」、、、

剣客「小杉十五郎」にからむ「白子屋」と「梅安」の確執は、もはや抜きさしならぬものとなっていた… かねて覚悟の「梅安」は潔く立ち向う。

「梅安」は、「彦次郎」、「十五郎」等、心を許した仲間たちとともに、「白子屋」から刺客として送られた剣客「関根重蔵」から自身の身を護りながら、依頼された仕掛けを実行する… 「関根重蔵」との対決は!? 女殺しの仕掛けの成否は!? そして、記憶を失った若侍の正体は!? 

長篇なので、なかなか読み応えがありましたね… 備前池田藩の跡継ぎを巡るお家騒動も、敵味方が終盤まで判明せず、最後まで集中して読めました。

先日、テレビドラマを見たばかりだったので、「梅安」は「渡辺謙」役で、「彦次郎」は「橋爪功」役で、頭の中に映像を描きながら読みました… 具体的に想像できる方が愉しめますね。

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2023年04月28日

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藤枝梅安シリーズ第四作にして初の長編。難しい仕掛けに取り組みながら、梅安自身が仕掛けの対象にされた。ハラハラドキドキ面白かった。今後、白子屋との対決が見もの。

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2021年02月17日

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 池田四千石、家督争いの渦中に梅安の仕掛針が。仕掛人・藤枝梅安シリーズ初の長編。池波正太郎 著「梅安針供養」シリーズ(四)、2001.6発行。

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2021年01月12日

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彦さん宅から出て石浜神明宮の辺りで血みどろの若侍と行き会ってしまった梅安。当然、捨て置けぬことになったのが、長編となる本巻の幕開けである。そして、大身旗本のお家騒動と三百両の仕掛けが重なるのは、このシリーズの定番とも言える流れだ。さらに大坂・白子屋も梅安殺害に動き出す。なんとも大風呂敷を広げるように事象が連結・拡大していくが、さすが大御所。風呂敷の畳み方が巧い!

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2019年09月21日

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シリーズ初の長編。鬼平犯科帳にも出てくる白子屋菊右衛門と梅安の関係に変化が…短編も良いですが、じっくりと読める長編も良いですね。

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2012年01月29日

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内容(「BOOK」データベースより)
闇討ちにあって瀕死の重傷を負った若侍を助けた梅安。若侍は、命こそ取り留めたが記憶を失っていた。そんな時依頼された仕掛けは、二度と請け負いたくない女殺し。だが若侍と仕掛けの間には、深い関わりがあるようだった。仕掛人の抱える闇と凄み、その中で息づく人間味を描きだす、梅安シリーズ初の長編。

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2021年11月26日

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梅安シリーズ初の長編。助けた若侍にまつわるお家騒動。香具師の亀右衛門からの仕掛けの依頼、梅安の連れの小杉十五郎に迫る牛堀道場絡みの追手、さらに大阪の顔役白子屋菊右衛からの刺客が絡み合う。11.7.3

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2011年07月03日

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上方(大阪・京都)の香具師の元締めがついに動いた!!
依頼の仕掛け、拾った侍、白子屋の手先と入り乱れる人間関係図。梅安、彦次郎、小杉は立ち上がる。
仕事と人助けと自分たちの安全。どれをとっても仕掛け人という闇からは抜け出せないらしい。
それでもがんばれ!と声を大にして応援したくなるのは彼らが気持ちよく生きているからです。

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2009年10月07日

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