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池波正太郎でもっとも好きな一冊。
ピカレスク小説としても、じっとりと暗い狂気や縋り付くような救済への渇望がたまらなく悪の魅力を際だたせていると思うし、そもそも、ずっしりと重い「男が惚れる男」を描かせたら並ぶもののない池波正太郎の筆による、梅安のどうしようもなく格好良いいこと!
正直、テレビドラマ版は、緒形拳のドラマ以外は仕掛人のネタを盗用した偽物とさえ言いたい。
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内容(「BOOK」データベースより)
行きつけの料亭「井筒」で梅安は、十年前、自分の命を救ってくれた浪人を見かけた。梅安に頼まれて後をつけた彦次郎は浪人が悪辣な辻斬りであることを知る。命の恩人の正体に苦悩する梅安だが、度重なる悪行に殺しの覚悟を決める。壮絶な死闘と人情の機微を余すところなく描き出す、梅安シリーズ第三弾。
令和5年5月29日~6月1日
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日頃女のことを生きていてはいけない動物NO.1のように言う梅安(さらにひどい彦次郎)だが、仕掛を見た女を1人例外として生かすことに決める。‘まし’だかららしい。(迷い箸-お行儀悪いからしないように)。どうして十羽一絡げのように定義付けたがるのかよくわからない。組成成分が同じ人間を等価交換で作れないように、魂は1人1人違うのに。そうしないと不安なんだろうか…。
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『殺気』は、依頼仕事ではなく、梅安自ら「生かしちゃおけねぇ」と過去に捨て子をした女に偶然出会いなきものにしようとする。
いつもの梅安の話とは異なり、これはこれでよかったような。
今後も梅安のどんぐりのような小さな目が何を察知するのか楽しみです。
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内容(「BOOK」データベースより)
行きつけの料亭「井筒」で梅安は、十年前、自分の命を救ってくれた浪人を見かけた。梅安に頼まれて後をつけた彦次郎は浪人が悪辣な辻斬りであることを知る。命の恩人の正体に苦悩する梅安だが、度重なる悪行に殺しの覚悟を決める。壮絶な死闘と人情の機微を余すところなく描き出す、梅安シリーズ第三弾。
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自分が見つけて気に入ったものには、とことんこだわる池波正太郎さん、「梅安最合傘」、仕掛人・藤枝梅安(三)、2001.4発行、6話。「枕出せとはつれない言葉 そばにある膝知りながら」ほんとに男は勝手なんだから! ねえ、おもんさん。 解説は池波正太郎の娘ではない池波志乃さんでしたw。
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小杉十五郎の牛堀道場にまつわる命の危険が続く。にも拘わらず、江戸に舞い戻って来た十五郎。それも大坂・白子屋の仕掛けの依頼を受けてのことだ。梅安は彼を仕掛けの道から足を洗わせる算段をするが……。浅蜊と大根、美味そうだ。今度やってみよう。