あらすじ
医師・宗伯と間違われ闇討ちを受けた梅安が、翌日依頼された仕掛けは、宗伯と因縁の深い蝋燭問屋・伊豆屋長兵衛であった。宗伯と長兵衛の関係を調べるうち、2人の許されぬ悪事を知った梅安は、地獄送りの殺し針を研ぎ始める――。表題作「梅安蟻地獄」のほか3篇を収録した仕掛人・藤枝梅安シリーズ第2弾!
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Posted by ブクログ
2023.11.20
ここに登場する剣客も爽快な人柄。悪人を爽やかに描くのはいうのは簡単だが実践はなかなか難しいのでは?と感じながら読んでいる。
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内容(「BOOK」データベースより)
医師・宗伯と間違われ闇討ちを受けた梅安が、翌日依頼された仕掛けは、宗伯と因縁の深い蝋燭問屋・伊豆屋長兵衛であった。宗伯と長兵衛の関係を調べるうち、二人の許されぬ悪事を知った梅案は、地獄贈りの殺し針を研ぎ始める―。表題作「梅安蟻地獄」のほか三篇を収録した仕掛人・藤枝梅安シリーズ第二弾。
令和5年5月15日~18日
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40年以上前に連載された小説だが、これがまた、読み出したら終わらない面白さ。
そういえば、テレビでシリーズ化されたのも最初は「必殺仕掛人」(1973年)だったと記憶しているが、梅安役は緒方拳がやっていたと思う。
そのときの印象が強烈だったのか、小説を読んでいても緒方拳のイメージがちらついてしょうがない。
まぁ、それだけ本人にとってはアタリ役だったかも。
「必殺仕事人」の藤田まこと(中村主水)もアタリ役。
さて、そんな娯楽小説の面白さがどこにあるか…ということですが、
昼間は貧乏人を治す優しい鍼医者としての顔、そして夜は極悪人をあの世に送る殺人者としての顔、善と悪を併せ持った梅安が「世の中に、生かしちゃおけねぇやつ」…をバッサリやるところでしょうか。
今の世に当てはめてみると、バッサリやられなきゃいけないやつが多いのに、善より悪のほうがのさばるご時勢。
闇サイトのOL殺人にしかり、永田町に巣食う妖怪どもにしかり、セクハラ、パワハラがはびこる社会風土…うーん、生かしちゃおけねぇやつらが多すぎる。コイツら一まとめにして、バッサリとやってもらいてぇ。。。(笑)
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池波正太郎3大作品のひとつです。仕掛人藤枝梅安を主人公に江戸の闇を描くテレ朝の仕事人シリーズはこれが大本です。やはり作者逝去により最終巻は途中で終わっています。
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まるで子供ですよ
あんな連中が、この世の中を治めているのだから、まったくもって、なさけなくなりますねえ
今の自分を含めて、大人がきちんと大人になるために、必要な言葉
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仕掛人•藤枝梅安シリーズ第2作。
江戸の下町風情が感じられ、梅安や彦次郎らの人間味溢れる佇まいが実に良い。
ところどころに散りばめられている江戸時代の食の描写が、池波正太郎のひとつの真髄であり、見事なものである。
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鬼平に比べてずいぶんと短に感じる。弱きを救うからか。夜と雨の中、酒と肴の匂いに包まれながら、善と悪の間を揺れ動く人間。梅安のみならず、一介の庶民も欲望の前には、苦しむ。川や水の表現がこんなにも豊かだったとは思っても見なかった。
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<目次>
略
<内容>
小杉十五郎も音羽の親分も出てきて、やっとドラマと同じ陣容がそろった気がする。初巻は寂しい感じだったので、梅安さんが逆に目立たないかな?
Posted by ブクログ
久しぶりの池波正太郎、そして仕掛人。最近は女流作家の時代小説を多く読んできたが、それらにはない大御所の味がある。札掛の吉兵衛から依頼される仕掛けと、ひょんなことから梅安と出会った者の遺恨が重なる定番の構図に惹き込まれてしまう。この巻では東海道を下る場面が描かれており、旅の気分を味わわせてくれるのも良かった。
Posted by ブクログ
20120630 シリーズの基礎が出揃う。梅安の年齢が以外に若い事に驚く。最初に読んだ時からそれだけの年が過ぎたという事。自分も成長しないと。
Posted by ブクログ
医者稼業の裏で殺しをしている梅安先生が正義に見えるのが不思議。解説にもあるように、3人の友情が読んでいて淡白ながらも深くて良い。小杉さんや音羽の親分登場。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
医師・宗伯と間違われ闇討ちを受けた梅安が、翌日依頼された仕掛けは、宗伯と因縁の深い蝋燭問屋・伊豆屋長兵衛であった。宗伯と長兵衛の関係を調べるうち、二人の許されぬ悪事を知った梅案は、地獄贈りの殺し針を研ぎ始める―。表題作「梅安蟻地獄」のほか三篇を収録した仕掛人・藤枝梅安シリーズ第二弾。
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梅安、彦次郎のコンビに小杉十五郎が加わりそう。「闇の大川橋」料理茶屋「大村」が仕掛けの舞台。変死があったら、おしのびでやって来る大身の旗本、大名はいなくなるだろう。11.5.28