【感想・ネタバレ】真田太平記(六)家康東下のレビュー

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やっと読み終えた第6巻。
手こずった。
三成VS家康開戦までの盛り上がるところなのにこのところテレビドラマにばかり目がいってしまって。
次巻からはついに関ヶ原、真田親子の戦いがどうなるかこれこそこの作品の山なのだからテレビに負けないように頑張って読み進めよう!

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2024年02月01日

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ついに徳川家康と石田三成・上杉景勝らの対決は避けられぬものとなった!
徳川の天下を見通した兄・信幸と、上杉景勝に恩義を感じる父・昌幸、弟・幸村は、真田家の未来について決するべく一堂に会する!!

戦国の世を生き抜いた武将たちと、豊臣天下の官僚である石田三成の、戦時における判断力の差が描かれ、後の関ヶ原の結果を暗示する。

池波正太郎の描く犬伏の別れの情景は、情感深く、絶品だ。

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2024年01月11日

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犬伏の別れや小山評定など、見どころいっぱいの巻。
結末は分かっていても関ケ原へのボルテージが高まる。
又五郎と佐平次・佐助の関係は、これまで伏線があったので「やっぱり」という感じであったが、表に現れるとそれでも面白い。
この巻から登場の滝川三九郎、物語とどの様に関わってくるのか、これも楽しみ。

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2022年05月26日

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いよいよ家康が動き始め、真田家が二つに割れる。
関ヶ原に至る前哨戦で三成の欠点が露見する。自分の身の回りにも三成はたくさんいる気がする

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2022年04月09日

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関ヶ原前夜。というよりも、実質的に「関ヶ原」は始まっている。さらに言えば、この時点で西軍は既に負けているということが、本巻の終盤から読み取れる。原因は、言うまでもなく石田三成その人のパーソナリティにある。

本巻は関ヶ原本戦前夜の話が中心なので、所謂「犬伏の別れ」ももちろん出てくる。ただ、真田家の今後を左右する重要な出来事であるにも関わらず、割とあっさり書かれている。おそらく、昌幸・幸村と信幸とも意を固めていて、犬伏はそれを確認する場に過ぎないという池波の意図があるのだろう。

あくまでも物語からだが、徳川家康という人物は相当な勝負師である。もっとも、稀代の勝負師だからこそ、江戸幕府を築くことができたのだろうが。

家康と三成との差は勝負師であったかどうかだろう。

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2020年01月26日

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6巻家康東下

秀吉の死後着々と力を付ける徳川家康。
昌幸は秀吉贔屓ですが、ところどころで秀吉の采配に疑問を持つところもありました。
家康に対しては、気に入らないけれどその采配や覚悟に感服するところもあるようです。

上杉景勝と、石田三成はそれぞれ家康を排除しようと動きます。
家康は上杉景勝に対して兵を挙げ、さらにその家康に対して三成が兵を挙げます。
関ヶ原の合戦と言うのは後世から見ると家康楽勝で三成無謀として描かれることもありますが、ここでは家康はかなり決死の決意と大胆かつ綿密な計略をたて己の一心の決意で事の準備を進めていきます。

そして三成は事前にだれにも相談せず己の信念で誰も巻き込まず準備を進めて実行しました。
いよいよことを起こし、そこで初めて全国の武将たちに使者を出します。

時代劇なんかでは、三成に味方になってほしいと言われた大谷吉継(幸村の妻の父にあたる)はしばし考えるがその場で決意したように描かれますが…実際は3,4日かけて三成を説得して説得して説得してそれでも決意が変わらないので味方に付いたということのようです。

真田家はどちらに味方に付くかの決断を迫られます。

昌幸は嘆きます「事前に打ち明けてくれれば!」

そして真田家大イベント「犬伏の別れ」に。
真田がメインでない歴史ものでも「父と弟が西軍につき、兄は東軍につく」という場面は取り上げられますね。

こちらの小説では、昌幸、信幸、幸村は語らいも不要でお互いの態度や目が語ることから、お互いに相手を説得することを諦めそれぞれ自分の道へ進みます。


昌幸が三成に着いたのは、家康キライ(ただしこの度の挙兵の見事さには感服)、三成にはまあ好意(ただし家康側の居城をまとも射落とせない三成川の武将たちに今後の不安を感じてはいる)、そして景勝に将来秀頼の筆頭家老として天下人の補佐役をやってもらいたい…という思いがあったようです。
す。
そして当時の武将たちの考えとしてはあくまでも豊臣家家臣として家康と三成が争うというものであり、家康が勝ったからと言ってすぐに家康の天下になるなどとは思っていなかったようです。

しかし豊臣家の家臣同士の争いと言うなら、五大老と五奉行の大半は三成側なんですよね。五大老のうち毛利、上杉、宇喜多、小早川。つまり家康以外のみなさま。
五奉行のうち三成の味方は増田、長束。他に前田玄以は両方に良い顔で、浅野長政は家康側。
この秀吉が直接「秀頼をお頼み申す~~」と遺言したメンバーの大半が三成側で、家康に味方した大名方は「徳川さまは秀頼公のために三成を討とうとしているのだ」って本当に思っていたのか?

まあそんなこんなで日本全国東軍西軍に分かれそれぞれがそれぞれの思惑を巡らせて第6巻終わり。

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2018年04月28日

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ネタバレ

秀吉・利家が亡くなったあとの
人間模様がものすごーく浮き彫りになった内容。
ものすごい策士の徳川家康。
石田三成が兵を挙げたけれども、なかなか成果が出ない…
石田三成の西軍には昌幸・幸村。
そして徳川家康の東軍には信幸。
あぁー関ヶ原までもうちょい!!
ドッキドキ。
信幸正室の小松殿、かっこいいですw

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2013年03月20日

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ネタバレ

子供の頃、児童文学で真田幸村を読み、子供ながら真田十勇士の活躍に胸躍った記憶がよみがえりました。
私の中での歴史小説ベスト5に入ります。
大好きな作品です。

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2012年03月28日

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(全巻合わせての感想)
私の読書人生で、一番読んでいる時が幸せだった本。
狂ったように食べるのも寝るのも惜しんで、次へ次へと読み進み、あっという間に全巻読み終わってしまった。

何がとかじゃなく、ただただ読むのが楽しく幸せで読書の醍醐味を身にしみて体験させてくれた作品。

乗り物に弱い私がバスの中で読んでも唯一酔わなかった本で、後にも先にもその様な本には出会ったことが無い。

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2012年02月08日

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石田三成が挙兵し、東西に分かれての戦が始まりました。
そしてついに昌幸・幸村と信幸が袂を分かちます。
三人の会話が好きすぎる…!!
それにしても後半部分読んでるとついつい三成に苛立ってしまいます…。

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2009年11月21日

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21歳のときに読んだ本。
時代物をきちんと読んだのはこれが初めてでしたが、サラサラと読めたので、
女の人にもおすすめです。

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2009年10月04日

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鬼平犯科帳などで有名な池波正太郎が描く真田昌幸・真田信之・真田幸村達真田一族の盛衰を圧倒的な迫力で描く大長編物語です。

この本を読めば真田幸隆の登場から上田の陣での昌幸達親子の活躍、大坂の陣での幸村の討ち死にそして信之の徳川時代の活躍と日本史でも燦然と輝く戦国真田一族の活躍が丸ごと楽しめます。

全12巻と大長編なのですが、説明より登場人物達の会話で物語が進んでいくので読書のリズムが切られることなくどんどん読み進んでいけますし、変に物語をはしょったりしていないので途中で話が分からなくなることもないです。

物語の中では真田忍軍の成り立ちや拠点とした城の役割、状況の変化により何故真田家が表裏比興の者とまで言われても使える相手を変え、家を存続させたのかがよくわかり、真田家に関する教科書にもなる内容ですので真田家に興味がある方は是非お読みください。

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2009年10月04日

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関ヶ原の戦い前夜。日の本の武者たちは、石田三成主宰の西軍と徳川家康を盟主と仰ぐ東軍とに別れる。真田昌幸・幸村(信繁)と真田信幸はとうとう袂を分かち、親子・兄弟の戦いへ進む。真田伊豆守信幸の妻小松殿がかっこいい! そして河田河原の戦いにおける老武者達の爽やかなことよ!

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2022年07月26日

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家康の独断専行が目立つようになり、遂に石田三成がこれを討たんと挙兵する。真田家は、昌幸・幸村と、信幸に家を割ることに。

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2021年09月23日

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豊臣家を間に挟み、徳川家康と石田三成が対峙する。
ここまでは、家康と三成の人間性の差がまざまざと表れている。
どちらの大義が成り立つのか。
そして、真田家では、父子が敵と味方に分かれる。
どちらが敗れても、真田家の名は残るが、血で血を洗う真田家の戦いはいかに……

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2020年03月08日

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関ケ原の戦いのひきがねになる東軍ー家康と西軍ー石田三成とが徐々に分かれてくる。戦国時代の混乱ぶりがよく伝わってくる。そんな中で真田氏はどちらに味方してよいかわからない不安定な状況である。昌幸と幸村は東西に分かれるのだろうか?前田年長、大谷吉継、上杉景勝、福島正則、京極高次、石田三成、黒田長政、宇喜多秀家、島津義弘、それぞれの思惑が興味深い。おのれの情熱のままに生きている者もいれば、戦陣は理屈ではないことをわからない者もいる。実に人間くさい巻だと思う。

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2016年04月10日

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秀吉歿後家康は巧みに豊臣家を分断していく。石田三成と組んだ上杉景勝を討つため家康が会津に兵を進めると、三成が兵を挙げる。ここに東西決戦が・・・。
そして遂に真田家は昌幸、幸村と長男信幸が敵味方に分かれて戦うことに。

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2015年12月25日

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ネタバレ

秀吉没後に,家康がヘビのようにじわじわと覇権を握ろうとする過程.しかし,秀吉と違って,家康の場合には全国の大名を力で屈服させた訳ではない.したがって,このようなプロセスを踏まざるを経なかったのだろう.この巻では真田と草のものはあまり活躍する場面はない.抗しがたい世の流れを描く巻で,真田は本家と分家で西軍と東軍に別れてしまった.角兵衛や右近,佐助やお江はこの後どうなっていくのか,乞うご期待,といった感じ.

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2014年06月15日

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この頃から急に角の真田家に対する愛情から来る粗暴な態度が哀れになってくるよね。
三成やることなす事裏目に出て意固地に…
そして、真田家にとっては運命の分かれ道の話し合いからの小松殿に追い払われるまでのとほほスキーム。
結局この巻はプライドを曲げられない為に堕落していった者達がいっぱいだったな。
逆に家康は温情しまくり。

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2024年03月22日

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各武将の動き、駆け引きがとても面白く、こんな風に家康は天下に近付き、関ヶ原に突入して行ったのか、と思いながら読みました。石田三成は嫌いな武将ではないのだけど、どこで読んでも下手だなぁ、と思う…。家康はあまり好きじゃないけど上手いなぁ、と思う。小松殿が姑を追い返すシーン、やっぱり好きでした。

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2024年01月28日

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関ヶ原の前夜の巻。親子が敵味方に分かれるのは悲惨なことではあろうが、家系を存続させるためには是非もない判断だったのかもしれない。

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2020年01月29日

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折り返し地点。いよいよ関ケ原間近。

天下泰平のために行動する兄、
義のために行動する弟、
天下への野心を抱く父。
それぞれの思いが立場を別々にし、
上田の幸村・昌幸と沼田の信幸の距離は遠のく。

そしてついに犬伏の別れが訪れる。
一丸となってどうやって乗り切るか考え、
あくまで策として敵味方に分かれ、
最後まで親兄弟の絆が描かれた
真田丸とはまるで対照的である。
どちらが史実に近かったのだろうか。

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2020年01月18日

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真田太平記とは言いながら、犬伏の別れはあっさりと…。
家康に味方(東軍)するか、敵対(西軍)するか、諸国の武将たちの究極の選択のありさまを詳細に描いており、メモを取りながら読み進めないと、どちらが東で、どちらが西か、こんがらがってしまう。読み進めるのがやや辛かった。

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2017年02月20日

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上杉征伐へ家康が東下する。
家康が天下取りに向けて、諸大名を取り込んでいく様と対照的に三成は諸大名に呆れられていく。
30年前の三成に対する評価は厳しかったんですね。とはいえ個人的には今も低いけど。
「犬伏の別れ」が淡々と描かれている。ちょっと驚いた。

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2016年10月28日

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家康が上杉景勝を攻める為に東征に出る。それは、石田三成を決起させるためのフェイントだった。じわじわと豊臣恩顧の大名を味方にする老獪さ。寵臣を伏見城落城とともに見棄てる非情さ。後の天下人ゆえ神社に祀られもしているが、秀吉に比べ人気の無い所以である。2015.1.10

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2016年01月10日

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関ヶ原の合戦を前にしてついに真田ファミリーは東軍と西軍に分かれてしまいました。
上杉景勝さんと仲良しだった昌幸&幸村親子は徳川組から離脱、奥さんが徳川系の長男信幸さんはそのまま徳川に残る…と。
しかし、石田三成くんの人望のなさはすごいな~。
相手の気持ちを慮れないとダメってことだよね~。
実際はどうだったか知らないけどね~(笑)

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2015年03月21日

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秀吉逝去から関ヶ原前夜までの巻。

様々な人が、自らコントロールしきれないまま、運命に押し流されてゆく。

しかし。
徳川家康の強さは圧巻。
後追いで書くからそうなるのかもしれないが、憎々しい感じを受けてしまう。

ただ、この巻の時期に至るまでの苦労を考えると「重き荷を背負いて、坂道を上るがごとし」という言葉もそのとおりなのだろう。

とにかく、誰しも思う通りにはならない。ということは感じられる。
そういった意味で、ライフネットの出口会長がお勧め図書なんだろう。

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2014年02月09日

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半分まで来た。。。
いよいよ真田家の岐路にたたされている。
お家大事の世の中で、苦悩ともいえるし、快活な思考(美しく最期を迎えること)の両者が絡み合っているところが読み応えとなっている。
それにしても優秀な兄弟にあって、このタイミングに一城主となりうる年齢を迎えていることが不運ともいえる。
遡れば、他の歴史小説でもあるように、信玄があと少し・・・・、というところに想像をかき立てられる。
いよいよ数々の決戦を迎えるのだが、親子の行動、思考そして取り巻く忍びの者達の活躍に注目し、楽しみながら次の巻を読み始められる。

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2012年08月11日

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長い物語もやっと中盤。
徳川家康と石田三成と両陣営に別れて戦争に参加する真田一族。
この先どうなるのか楽しみすぎます。

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2012年03月26日

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真田の忍びの活躍が壮絶でそれでいて人というものを生々しく描き出している作品。
颯爽と往く真田幸村の姿はかっこよすぎる!!

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2009年10月04日

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