池波正太郎のレビュー一覧

  • 鬼平犯科帳(二)

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    読んでいる間は、時間の経つのを忘れることができる。一話ごとの長さも、負担にならないので、エンターテインメントとして秀逸。

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    2018年10月14日
  • 男振

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    ネタバレ

    コンプレックスを言い訳にしないこと、身体を張って生きることの格好良さを教えてくれる本。

    もっとも、それができる人は往々にしてこの本のように人には恵まれているんだけどね。

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    2017年07月11日
  • さむらい劇場

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    『上泉の殿、わたくしは間もなく國峰へと嫁ぎます。そして、来年の夏が来る頃、子を産みまする。そのお子は殿のお子にございます。』

    (中略)我から愛する男の子供を身ごもってのちに、別の男へと嫁いで行く。

    自分一人で結婚する相手を決められなかった戦国時代、こうした選択で自分に許される範囲で思いを遂げる女の覚悟のすざましさを感じる一節。

    剣法の新陰流の始祖である上泉伊勢守秀綱という実在の武将が主人公の物語。
    (有名な柳生新陰流は、新陰流の門下の柳生石舟斎宗厳(むねよし)の流派。)

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    2017年09月18日
  • あほうがらす

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    「武士の名誉を生きるためには、いつどこでも死を迎えることになるかも知れぬという覚悟を日々新たにすると同時に、生きて迎える一日一日を充実せしめたい、妻を愛し、家を愛する心を日々新たにしようという又右衛門の生き方なのであった」。

    死が身近なこの時代は、こうした考えで生きていたのだろうが、東日本大震災や熊本地震など、実は身近な死を忘れている我々も、いつ愛する人を亡くしても、また自分が死を迎えても、後悔がないよう一日一日を充実させる姿勢が学ばれる。

    江戸時代初期の武士・剣客であり、日本三大仇討ちの一つの「鍵屋の辻の決闘」で知られる荒木又右衛門の物語など、11編が収められている。

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    2017年09月11日
  • むかしの味

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    著者池波氏の思い出の食べものやお店が、その思い出とともに綴られている。
    昭和63年刊行のため、現在はないお店も多く登場するが、そんなお店があったのだということを知るだけでも面白い。当時の時代の雰囲気がとてもよく分かるのも、面白かった。
    巻頭に料理の写真が載っているのもよかった。
    機会があったら、本書に登場するお店に行ってみたい。

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    2017年07月02日
  • 真田騒動―恩田木工―

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    「うぬぼれは怖いものだな。ちゃんと顔に出るものらしい。それをまた女房がちゃんと見抜いてな。『旦那様、原に顔が似てまいりました』などと、やられたものだ」

    身近に、このようなことを言ってくれる人がいるのはいいものだ。

    信州松代藩の五代目・真田信安のもと、政治の実権を握り放縦な生活をした原八郎五郎を倒し、窮乏の極にある藩の財政改が革に尽力した恩田木工を描いた物語。

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    2017年09月11日
  • 上意討ち

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    「成熟した男と女が、出会いの度に何も彼も忘れて、楽しみ合うのが色事というものだ」

    「男女の心底にひそむものは、言葉や態度に出さずとも『色事』のうちに判然とにじみ出てしまうものだ」

    収蔵の「色」(土方歳三の話)の一節。以前、元カノとの色事の中で「今日はどうしたんだろう?」というほどの時があったが、後から振り返ると結婚をする気のない私から離れ、他の男と結婚することを決めた上での最後の色事があの時だったのだと気づく・・。

    その他にも、表題作以外にも剣豪・塚原卜伝を描いた「卜伝最後の旅」などを収蔵。

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    2017年09月11日
  • 男振

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    「男にとって、女との出会いほど大きな影響をもたらすものはない。男は女によって、どうにでも変わる生きものである。それだけに女は素晴らしく、また恐ろしい」

    若くして頭髪が抜け落ちる奇病を主君の嗣子(跡継ぎ)に、侮蔑された主人公の源太郎は、乱暴を働き監禁されるが、別人の名を名のり生きることが許される。

    そのような容貌の源太郎を、普通の人として見てくれる「お順」という女性と出会い、市井の人として生きる道を拓いていく。しかし、実は主君の血筋をひいていたことから、お家騒動にまきこまれていく。この主人公の爽やかな生涯を描く物語。

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    2017年09月11日
  • 鬼平犯科帳(二十三)

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    鬼平シリーズ23巻。平蔵の異母妹・お園が初登場する短編「隠し子」と特別長編「炎の色」の2作品。「炎の色」ではおまさが旧知の盗賊・峰山の初蔵に声をかけられ助けばたらきを依頼される。

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    2017年06月12日
  • 鬼平犯科帳(二十一)

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    いよいよ鬼平シリーズも後半戦に。21巻は「泣き男」「瓶割り小僧」「麻布一本松」「討ち入り市兵衛」「春の淡雪」「男の隠れ家」の6短編から成る。この六話は個性的な登場人物が登場し楽しめる。

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    2017年05月25日
  • さむらい劇場

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    先日古本屋で見つけた池波正太郎の「さむらい劇場」(新潮文庫)を読みました。
    読み始めて間もなく、これまで登場していない女性が突然現れました。
    それも、前後の関係が全く無く、さもこれまで登場したふうなことが書かれているのです。
    おかしいなと思い、前のページを繰り返し調べましたがやはり彼女の名前は出てきません。
    で、よく調べると、何と33ページも飛んで製本されているではありませんか!
    仕方なく翌日本屋に行って飛んでいる部分を読み、筋書きをのみこんだ上で再び読みはじました。

    勧善懲悪的な筋立てで、主人公だけが家族や友人をさしおいて、するすると駆け上がってしまう。
    その点少し気になりました。
    でも、

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    2017年05月13日
  • 鬼平犯科帳(二十一)

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    ネタバレ

    心に沁み入る話が多かったです。手柄を立て再び探索方に戻れることになった細川の話『泣き男』をはじめ、盗賊の頭が部下の仇討を果たす『討ち入り市兵衛』、道を踏み外し戻れなくなった同心の話『春の淡雪』等々。益々、円熟味を増しているのに、もうすぐこのシリーズも読み終わってしまうと思うと寂しい・・。

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    2017年04月25日
  • 鬼平犯科帳<番外編> 乳房

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    鬼平犯科帳 番外編。

    鬼平犯科帳を読み終えたので、次は?と考え、とりあえず、番外編に手を出した。

    鬼平犯科帳シリーズ前の平蔵さんがいる。
    面白かった。

    若い頃から不幸だったお松。
    辛い過去をたくさん背負いながらも、最後は、幸せになっている。
    お松は、もともと、人に好かれるものを持っていたのに、若い頃は、それに気づかずに、居場所を探していたのだろう。
    そして、人は、人で変わるものだ。
    女は男次第。男も女次第。と、平蔵さんは語る。
    どんな人に出会えて、縁するかは、その人自身が持っているもの次第だとも思う。
    お松さん、よかったね。

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    2017年04月23日
  • 鬼平犯科帳(二十)

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    「おしま金三郎」、「二度ある事は」、「顔」、「怨恨」、「高萩の捨五郎」、「助太刀」、「寺尾の治兵衛」の七作品を収録。

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    2017年04月20日
  • 鬼平犯科帳(十九)

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    「霧の朝」、「妙義の團右衛門」、「おかね新五郎」、「逃げた妻」、「雪の果て」、「引き込み女」の6編を収めた力作短編集。

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    2017年04月19日
  • 鬼平犯科帳(二十四)

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    鬼平犯科帳 24巻目。
    とうとう読破。
    しかし、途中で池波正太郎さんが急逝したため、「誘拐」は、未完。
    捕らえられてもなお、平蔵さんに尽くそうとする芯の強いおまさ、この話が最後までいったら、もしかしたら、協力者(密偵?)になっていたかもしれない人の良さそうな神谷勝平、同じく密偵になったかもしれない相川の虎次郎。。池波さんは、どんな終わりを想像していたのだろうか。。
    気になる。。

    鬼平犯科帳、とても面白かった!
    きっとまたいつか、再読する作品だと思う。

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    2017年04月18日
  • 鬼平犯科帳(二十二)

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    鬼平犯科帳 22巻目。

    今回は、平蔵さんの窮地だ。
    21巻目で、感じた「こんなに密偵がいたら、現役盗賊にバレないのか?」の疑問が現実となる。
    そして、21巻目の最後の章が、この長編に繋がっていたとは。
    平蔵さんや、その周りの方々、江戸の市民を救ったのは、平蔵さんの勘働きに他ならないだろうな。あと、自分から率先して動く行動力。
    密偵の方々や、部下の心情を思うと、読み手も泣けてくる。
    最後の文章では、本当に泣きそうになった。
    面白かった。。

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    2017年04月15日
  • 鬼平犯科帳(二十)

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    鬼平犯科帳 20巻目。
    とうとう20冊目に突入。

    今回は、女性という生き物。が書かれたものが多かったような。
    女性からしたら、「みんながみんな、そうだと思わないでくれ」と、言いたいところだが。。(笑)

    この人は、密偵になるのだろうなーと、思っていた人が3人ほど。
    その中の1人がまさかの事態で亡くなるとは。。。悲しい。。
    密偵になりそうな人って、人としての心をしっかり持った人なんだよな。。
    しっかりと盗みの三か条を守っている人。
    惜しい人を亡くした。。
    そして、故人への平蔵さんの対応に、読み手の自分もうるっと来た。

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    2017年04月12日
  • 鬼平犯科帳(十七)

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    鬼平犯科帳 17巻目。
    短編だと思ってたら、長編だった。

    今回の平蔵さん、ちょっと後手後手に回るところが多かったような。
    そして、年齢のせいか、盗賊改という役職に疲れてきているよう。。
    それが、なんだかとても寂しくなった。

    職務で失敗をした島田慶太郎に、新たな力を目覚めさせようとする平蔵さん。
    失敗をした部下にチャンスを与える上司って、素敵だと思う。

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    2017年04月05日
  • 鬼平犯科帳(十六)

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    鬼平犯科帳 16巻目。
    今回は、木村忠吾が大活躍?
    以前よりもしっかりしてきている。。。と、思っていたのに、結婚をしたと思ったら、デレデレで平蔵さんにも怒られる。。
    まるで、精神年齢が低くなったように。。。

    「霜夜」は、とてもとても切ないお話。。

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    2017年04月04日