あらすじ
天下分け目の関ヶ原から五年。世情が落ち着きはじめた京の町にふらりと現われた偉丈夫。男はすぐれた技をもち、豪傑と熱情を秘めた伊那忍び、丹波大介であった。すでに陰の世界から足を洗い、農村でおだやかに妻と暮らすはずであったが、彼の腕を知る者によって武家の覇権争いに巻き込まれていく。天下統一への執念を燃やしつづける徳川家康と、復活を夢想する豊臣家とをめぐり、「忍び」というあらたな諜報戦が歴史の陰で繰り広げられる。いずれも個性的な超人たちの物語。
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著者の戦国忍者シリーズの一冊。関ヶ原の五年後からの六年間を中心に、加藤清正の忍びとなった丹波大介の活躍を描いています。技術的には優秀な忍者・大介の情に溺れる弱さと、清正の政治家としてのスケールの大きさが魅力です。
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甲賀忍者たが独立心の強い父の影響もあり己が仕えたいと思う主につかえる情に暑い忍者丹波大介の物語。「火の国の城」では加藤清正の人柄に打たれ、少数の仲間と清正公のために忍び働きをする。徳川と豊臣の攻防の陰で忍者の攻防が繰り広げられ、何度読んでも面白い。
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加藤清正の本が読みたくて買ったんだけど、上巻を読んだところ清正というよりは忍者(丹波大介)の話だった。とはいえ忍者ものも大好きなので面白く読むことができた。分厚かったけど、結構さくっと読めてしまった。
信長がねね(秀吉の正室)を非常に好ましく思っていることがわかる「これからは二度と、わしの前でねねの悪口を申すな」と秀吉をたしなめたエピソードが印象に残った。
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真田太平記と被る場面など垣間みえる作品。
とりあえず上巻です。
以前熊本に住んでいた時に、なぜ加藤清正を知ろうとしなかったのか悔やみます…
とりあえず忍者たくさん!な作品。
加藤清正の男らしい人柄が素晴らしい
あと、主人公である大介が強い。
戦闘シーン多めなのでページをめくるたび、ハラハラドキドキ!
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蝶の戦記を読んだの5年以上前なのが悔やまれる・・・・!
同じシリーズとは言わないものの、
ハードボイルドなのに農村的あけすけなエロスが蝶の戦記と似た雰囲気。
下巻も楽しみ。
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忍者物の歴史小説は何度か読んだことあるが、池波版忍者小説は非常に詳しい。甲賀・伊賀の違いから、技の説明が詳しいことから、戦いのリアルさが伝わってくる。そういった点で、この小説はすごく面白い。
ストーリーとしては、関ヶ原以降の世の中にあって、豊臣と徳川の仲を取り持つ加藤清正に付く丹波大介を中心として進む。先に説明した忍者の動きと、加藤清正をサポートする大介の心理、それに、徳川の世の中にきまった時の、徳川、豊臣、真田、加藤を取り巻くストーリーを楽しめ。
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真田太平記スピンオフ的な内容でしょうか。
多少設定が違います。流れとか、秀頼に文渡す役とか違いますし。
両方読んでも面白いかと。
大介が肥後様に熱中するように、一緒に熱中しました(笑)。
素敵なんです肥後様!!
忍びの皆様も真田太平記の皆様が沢山ご登場。
この辺りの作品の横の繋がりが好きです。
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池波さんの書く加藤清正に真田太平記でほれ込み、これを読んだ。忍びが好きなのは知っているが、もうちょっと加藤清正を主役に据えてほしかったということで★3つ。
熊本城の仕掛けを描写したシーンはかっこいいと思うが、真田太平記の方が清正自身に関しては詳しく描かれていて、そちらの方が清正ファンには向いてるかも。
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関ヶ原以降、戦をもうすべくでないと考える加藤清正。だが、家康は戦を起こしてでも天下を確立したい。そんな中、大阪の陣の前哨戦ともいえる忍びの戦いが行われていた。ここでは、真田、加藤、徳川を中心にした忍びの戦いが描かれています。
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全2巻。
加藤清正。
でも時代小説。
池波先生忍者シリーズ。
別の話なんだけど大きな流れだったんね。
登場人物達がいろいろかぶる。
んで真田太平記ともかぶってるらしい。
それで忍者目線の戦国絵巻になるらしい。
覚えてないなあ。
今度読み返そう。
当時はあんま好きじゃなかった印象だけど。
順番としては
「夜の戦士」
「蝶の戦記」
「忍びの風」
「忍びの旗」
「忍者丹波大介」
「忍びの女」
「火の国の城」
らしい。
終わりの方から読んでしまったけど、
まあよし。
話としては、
忍びの女の福島正則に対して、
今回は加藤清正。
平和を願いつつ、最終的な覚悟は決めている加藤清正が、
主人公の忍者使ってなんとか丸く納めようとがんばる。
そしていなくなった料理人説を鍵に。
結構ずっとワクワクなんだけど、
個人的にクライマックスがあんまり。
最後の最後は好きだったけど、
最後の盛り上がりに欠ける印象。
ただ、主要キャラ達が忍びの女より好き。
やっぱ主人公男の方が面白い。
あんまり好きじゃなかったんだけどなあ。
忍者もの。