【感想・ネタバレ】火の国の城(下)のレビュー

あらすじ

丹波大介に身内を殺された恨みを持つ伊賀忍者たちは、妻をおとりにつかい、とうとう大介を呼び出すことに成功する。月も星もない闇夜であった。あきらかに、多数の敵が自分を包囲しつつある。(しまった……。)忍びの風上にもおけぬ、大介は自分をののしりつつ走りつづけた。──太閤亡き後も豊臣家に衷心をつくす加藤清正を、徳川家康は陰に陽に追いつめる。家康の魔手に立向う、大介、老獪な女忍者、於蝶ら名忍びたちの活躍を描いた忍者小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

火の国の城の主人公は忍者丹波大介だか読後に知謀の大名、そして家康に危機感を持たせたその人加藤清正でした。清正の政治手腕、俯瞰力に感嘆し魅せられた。池波正太郎の忍びを主人公とした作品は多く、他のものも再度手に取って読みたいと思う。

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2024年08月31日

Posted by ブクログ

上巻よりも加藤清正のことが多く語られていて、非常に政治的な面も含め優れた武将だったのだなあと思った。それに仕えた主人公?丹波大介(忍び)も恵まれていたのかな。しかし、彼も忍びとしての強さは秀でているが、やはり忍びとはいえど人間という面もみられた。完璧な人間なんていないよな。あと秀吉配下の片桐且元についてももっと知りたくなった。非常に優秀な武将ではと。

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2024年06月16日

Posted by ブクログ

スカッとする下巻を読破。
しかしながら加藤清正、良い男過ぎて泣ける。
戦いの場面がとても多いのと、大阪夏の陣までサラサラと流れていくラスト。
結局のところ、沢山の敵も同胞も亡くなったわけだけど
もよはその後どうなったんだろうとか。
夫婦愛もチラッと垣間見える感じ。
しかしながら池波先生の作品、最高です。

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2013年07月22日

Posted by ブクログ

歴史小説にでてくる実在人物は、その行く末が分かっていることが多く、その分ストーリー先が読めてします。事実に基づく話しは別として、良く分からないことに、神秘性を感じませんか。この小説のストーリーは、忍者という神秘性の高い職業と絡めて、歴史上の人物に起こった事実をうまく絡めている。

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2012年12月15日

Posted by ブクログ

大阪の陣の起こる前に、豊臣寄りの大名が続けて、病死した。それは、いくらなんでも怪しいと思う人は多い。下巻では、加藤家の忍びの戦いが描かれている。終盤が呆気ないのが残念だけど、面白い本でした。

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2010年08月20日

Posted by ブクログ

どうしても真田太平記と比較してしまって申し訳ないですが…やってしまいます。
伴野さんと梅春さんの逆転が!!
状況次第でこんなにも捉え方が違うものかと驚きました。
流れは同じはずなんですけど…凄いです。

読み応えばっちりです。
ifモノでないことは百も承知なんですけど、ついつい期待。淀殿の件とか。
それにしても、忠誠を誓うに値する人がいるってちょっと羨ましいです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ありえない「血の熱い忍者」を主に据えた続編の後編。題名から想像していた加藤清正との絡みがもう少し欲しかった。

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2010年07月02日

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