池波正太郎のレビュー一覧
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池波正太郎は
鬼平犯科帳、真田太平記、剣客商売などで映画化、テレビドラマ化されている大衆に支持されている大作家です。
私の持っている「おとこの秘図」は文春文庫版でして、昭和50年代の初めに発行されたものです。
「鬼平」の前の8代将軍徳川吉宗の時代に盗賊改方長官を務めた「徳山五兵衛」を主人公に、若いころの放蕩な生活と、絵(秘図)に没頭した生活から、将軍吉宗との係わり、そして盗賊改方長官としての縦横無尽の活躍など本当に面白い作品に仕上がっています。
第1巻の途中ではちょっと変な本かな?と思う人もいるかもしれませんが、読み終わったときは、やっぱり面白かったと思ってしまう本だと
思います。
新刊 -
Posted by ブクログ
なるほど・・・池波最後の新聞小説〜岩蔵の預かった道場は狙われていた・・・と言うより,岩蔵の命を狙う旗本の部屋住みの取り巻きが,女を雇って毒殺を企て,女が岩蔵に鞍替えしてからは,下男を籠絡して手引きさせ,道場諸共焼き尽くそうとしたのだった。難を逃れ掛かった岩蔵は矢で射られ,駆けつけた雪丸に,師匠の秘伝書が白紙であったこと,仇を討とうと考えてくれるなと遺言してあの世へ旅立った。田沼の財政顧問とも云うべき島田九兵衛は独自の探索で黒幕を突き止め,雪丸は岩蔵の遺した八角棒で天誅を加える〜途中,眠ってしまうこと一度。新聞小説なので,先のことは作者も判らず,ブツブツ切れた感じになったのである。旨そうなものが
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Posted by ブクログ
池波正太郎といえば、すぐに思い浮かべるのが『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』など、戦国・江戸時代を舞台にした時代劇ドラマ。
なので池波正太郎は「読む」よりは「見る」という印象が強かった。
いずれのドラマも大好きで、特に土曜日の午後とか、深夜遅く再放送されているのを見るのが好きだった。
あえてそうしてあるのか、画面の作り方が一昔前のフィルムという感じがして、それがまた郷愁を誘ったものだ。
いや、テレビの時代劇の話ではなく、これは池波作品では珍しい現代小説。
浅草に生まれ育った池波本人のおそらく自伝的小説ではないかしらと思いながら読んだが、開発という名の下に次第に消えつつある下町の情景