池波正太郎のレビュー一覧

  • その男(二)

    Posted by ブクログ

    妻を殺され、更に育ての父とも言える師匠も殺害された、虎之助。さて、第3巻ではどんな生き方をするのか?

    0
    2024年05月21日
  • その男(一)

    Posted by ブクログ

    不遇に生まれた主人公の杉虎之助が、身投げを救われた恩師の修行により、強い男に生まれ変わった。江戸から京都へ。さあ、これからどうなる?

    0
    2024年05月15日
  • 闇は知っている

    Posted by ブクログ

    日本海に面した筒井藩内にある真方寺の若き僧の隆心。隆心は自分を弄んだ後家のお吉を絞殺してしまい、殺し屋として諸国を放浪する。
    ちょっとした気の緩みから、誰のうちにも潜む欲望が人生を変えてしまう。いつの世にもある闇の世界と人間の欲望を、軽妙なタッチで、池波ワールドへと誘い込んでしまう。素晴らしい。

    0
    2024年05月11日
  • 錯乱

    Posted by ブクログ

    池波正太郎さんの命日。
    去年生誕100年、だから101年。
    池波正太郎といえば、「鬼平犯科帳」、その他諸々。
    この方の小説は、いろんな媒体で生き続けているなあと思う
    「錯乱」は第43回直木賞受賞作
    時代小説歴史小説短編5編

    「錯乱」
    真田もの
    松代藩藩主真田信政が突然亡くなってのお家騒動
    先代藩主は、真田信之(幸村の兄)
    そしてまだ存命で、この危機をどうするか。
    ですが、主人公は父親の代から幕府の隠密として生きてきた男。平常は忠実に真田家を監視していた。一旦任務となるとしたたかに。人生を賭けた潜入の悲劇。
    「基盤の首」
    真田もの
    伊豆守信之の戦渦の中だけでなく 戦の亡くなった世の中での名士ぶ

    0
    2024年05月03日
  • 男の作法

    Posted by ブクログ

    かなり昔のおじさんが書いたエッセイだから
    男尊女卑とかすごそうだなって思いながらも
    読んでみたら思ったより全然大丈夫だし普通に面白いし勉強になった

    嫁姑仲良くするために平等に接する
    時間厳守のため会合があるときは遅れないために仕事しない
    幼児体験大事、両親円満にやっていれば悲しいことがあっても明るく吸収できる、逆だと人生成功しても幼児体験のくらいイメージが残ってしまう
    例外はあるけど大滝おいてその人の幼児体験が一生涯つきまとう

    昔はチップがあった
    タクシーで余分に払う
    そうすることによって1日いい運転ができる、次のお客にいい接客できる
    みんながそうすることでよくなる
    飲食店で混んできたらま

    0
    2024年09月12日
  • 黒幕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>


    <内容>
    池波作品を読むのは久しぶり。鬼平や剣客商売、梅安のように、架空のお話(鬼平自体は実在したけど)ではなく、実在の戦国から江戸期(一つだけ明治の開化期)を舞台に、実在の人物(ばかりではないが)のちょっとした部分を描き込んだ短編集。登場人物が人間味豊かなのが、池波節か?最初は久しぶりで、やや戸惑ったが、最後は心地よく読み終えた。

    0
    2024年04月20日
  • 鬼平犯科帳(一)

    Posted by ブクログ

    ついにかの名作を初読。
    最近の佐伯泰英氏のシリーズと比べると問答無用で悪人を斬るところなどは人情味に欠ける印象だけど、居眠り磐音も吉原裏同心も初巻はほぼ舞台設定に終始した印象があったことを考えると、この先平蔵を中心とした主要人物が個性を見せ始めるのだろうと期待したい。
    故・池波氏と同じ台東区民としては、家の近所が頻繁に登場するので、当時の様子を想像するだけでも楽しいです。

    0
    2024年04月17日
  • むかしの味

    Posted by ブクログ

    懐かしい匂いのする食べ物を紹介している。飾らない、美味しい料理を食べているなという印象。下手に食レポなどせずに、自分のエピソードとお店を紹介しているので、偉ぶっていないところが好感を持てた

    0
    2024年04月15日
  • 真田太平記(九)二条城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    角兵衛、何がしたいのか良くわからん。母の久野も良く分からん。豊臣のわずかな希望だった武将がこの世を去り、残るのは何とも頼りない面々ばかり。秀頼が優秀であったと伝わっているだけに人に恵まれないのが本当に嘆かわしい。昌幸も山手殿もこの世を去り、残された息子達のこれからがどんなふうに描かれていくのか楽しみですが、今はどちらかと言えば、草の者と忍びの戦いの方が面白い。

    0
    2024年04月02日
  • 真田太平記(十一)大坂夏の陣

    Posted by ブクログ

    信之は幸村の事で頭がいっぱいなのかなと思いきや、恋に忙しいのかよというのが中盤にあったので最大の見せ場の夏の陣以降の幸村の所ではなんかちょっと霞むよね…

    0
    2024年03月22日
  • 真田太平記(十)大坂入城

    Posted by ブクログ

    山場は大坂冬の陣であり真田丸もしくは家康の大砲でしょ!わかってる!
    でも、どう考えても私の中では猫田与助の奮闘劇の結末だよ。

    お江ストーキングの最後は猫田らしいオチっていうか落ちっていうかだったな。

    真田丸に関しては、随分な横取りなのにそれを許した後藤又兵衛の度量が印象的だったな

    0
    2024年03月22日
  • 真田太平記(九)二条城

    Posted by ブクログ

    最初の章が「料理人・永井養順」でどうした?とはなるよね。
    そして、もうほぼほぼ真田太平記最後まで読んでるんだけど、未だにこのタイトルは不思議だわ。梅春が章のタイトルになるならまだしも。

    そんな不思議体験の始まりから清正の話になり、秀頼と家康のくっついたり離れたりの微妙なカップルの話みたいなのを読まされる。
    長政からピタゴラスイッチ的にパタパタと死んで急に寂しくなるし。

    そして、もう角の振れ幅がオンとオフしかなくなったかの様な事になって可哀想だな。

    0
    2024年03月22日
  • 真田太平記(八)紀州九度山

    Posted by ブクログ

    まあタイトル通り山場は九度山だろうけど、草のものの動きが結構激しかったよね。

    いつもの猫田のお江ストーキングからおくにとの密会、印判屋と足袋屋だったかな?からの伊平との色々から、頭領の色々から、幸村に暗殺の提案。

    てか他では「忍びは同族を臭い(雰囲気的な)でわかる」みたいなのを醸し出してるのに、長い間隣で商売をしててもわからんもんなんじゃね。

    猫田与助と頭領の変貌が私的には山場だったかな。
    気持ち悪いくもあり可哀想でもあり感情が入り乱れた。

    0
    2024年03月22日
  • 真田太平記(七)関ヶ原

    Posted by ブクログ

    関ヶ原だから一応山場の一つの巻になるのかな?
    三成は味方を怒らせ、他の味方は愛想をつかし、それが空回りと自分でもわかってるから余計に周りが見えなくなって結果愚策を取り、関ケ原の戦いでは味方に裏切られとかは言われ尽くしてるんだろうけど、昌幸の上田城の受け渡しの策とかの場面も面白いよね

    0
    2024年03月22日
  • 真田太平記(六)家康東下

    Posted by ブクログ

    この頃から急に角の真田家に対する愛情から来る粗暴な態度が哀れになってくるよね。
    三成やることなす事裏目に出て意固地に…
    そして、真田家にとっては運命の分かれ道の話し合いからの小松殿に追い払われるまでのとほほスキーム。
    結局この巻はプライドを曲げられない為に堕落していった者達がいっぱいだったな。
    逆に家康は温情しまくり。

    0
    2024年03月22日
  • 信長と秀吉と家康

    Posted by ブクログ

    時代小説家が書いた三人の人物像。
    年少向けとのことで書かれてあるのは周知のことが殆ど。目新しい発見はさほどない。
    しかしたまに印象に残る一文に出会う。
    秀吉の晩年を表し、「人間というものは、若いころに、驕り高ぶる心や、悪い性質があって、そのために失敗しても(ああ、自分がまちがっていた)と反省し、悪いところを改めてゆくことができる。しかし、年をとってからだと、もう、心を改めるだけの余裕が、心にも体にもなくなってしまう」。

    0
    2024年03月06日
  • 信長と秀吉と家康

    Posted by ブクログ

    3人の武将の生き様が、すっと頭に入ってくる


    池波さん、初めて読んだけどこんな感じなのね

    もう少し熱量高い方が好みかも。


    でもとてもわかりやすかった

    0
    2024年02月28日
  • 男の作法

    Posted by ブクログ

    2回目。箸休め的につい読んでしまう。古い本なので、もちろん時代錯誤な所もあるが、今読んでも粋だなぁと思う。また数年後に、きっと読み返すと思う。

    0
    2024年02月27日
  • 鬼平犯科帳[決定版](一)

    Posted by ブクログ

    同じような設定が繰り返され、構造は明解。その裏の機微に、少し動かされることはある。庶民の平穏な日々は、今以上に少なかったのかもしれない。殺、犯し、強盗、誘拐。

    0
    2024年02月12日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

    Posted by ブクログ

    何かと二項対立的な回だったな。
    秀頼と秀次、猫田とお江、角と佐助、文治と武断。
    まあ物語ってそういうものって言えばそうなんだけど、対立が目立つ印象だった

    0
    2024年02月11日