池波正太郎のレビュー一覧

  • 剣客商売十四 暗殺者

    Posted by ブクログ

    大治郎に忍び寄る危機に小兵衛老爺が探りを入れ心配する親心が可愛い。
    でも、ちょっと過保護じゃないって思ってしまった。一方の大治郎は落ち着いていて貫禄が出てきた。長編の一冊なので読み応え抜群。

    0
    2025年04月22日
  • 鬼平犯科帳[決定版](二十)

    Posted by ブクログ


    おしま金三郎
    二度ある事は

    怨恨
    高萩の捨五郎
    助太刀
    寺尾の治兵衛

    ▼若手の細川峰太郎さんという同心が活躍?する話が多い。だらしない点も含めて木村忠吾の焼き直し感があり、悪くはないが、それほどでもないというのが自分の好みです。

    ▼この巻は特に、「女性蔑視」 「ミソジニー」的な言及が多かった印象で、それはやっぱりどっちかという減点な印象になってしまいますね。仕方ないしのですが。

    0
    2025年04月20日
  • 鬼平梅安 江戸暮らし

    Posted by ブクログ

    作品にある様な江戸料理本の様でさりげなく作品世界の話が入っているが、『仕掛人藤枝梅安』の方のキャラの掘り下げみたいな言及があり面白い。小杉さんの方が凄腕剣豪として強いが作者が必ず梅安と同じに名前を出しているのが彦次郎であり思い入れの強さを感じる。自分も彦次郎というキャラが好きなのでさりげない作者からの言及にも奥行きを感じた。
    司馬遼太郎とか史料の読み込みが凄いが池波正太郎はそういうのをひけらかさないけどかなり知識が深い様に感じるし、史料の上澄として作品を作っている様に思える。
    それにしても言動が粋で最後の江戸の香りを持つ人物ではなかろうか。

    0
    2025年04月19日
  • 熊田十兵衛の仇討ち〈新装版〉 本懐編

    Posted by ブクログ

    池波正太郎さんの作品は、どれも面白いけれど、仇討ちの話は、あまり爽快なものは無い、と思う。この本の中に書かれている話も、読み終わって、気持ちがスキッとしてものは無かった。そもそも、仇討ちなんて割りの合わないものだからだろう。

    0
    2025年03月10日
  • 剣の天地(下)

    Posted by ブクログ

    長野業政が死去し、その息子長野業盛が武田信玄に敗れた後、上泉伊勢守は隠居を決意し、剣の道を極めていく。 
    集団で殺戮していく戦国時代において、鉄砲が登場し、次第にただ斬り合う技術から、精神的な人としての極みを目指す手段として、剣は注目されていったのだろう。

    0
    2025年03月08日
  • 剣の天地(上)

    Posted by ブクログ

    剣聖と言われる上泉伊勢守秀綱。上州大胡の城主で、箕輪城の長野業正と強い絆で戦乱の世を切り抜けていた。
    上杉謙信が関東に侵攻し、かたや武田信玄も上州への侵攻を繰り返すなか、固い同盟をしていた国峰の小幡信貞は武田信玄へ味方する事をきめる。
    箕輪の長野業正が国峰へ攻め込むなか、小幡図書之介は長野業正と通じて戦う事を決意する

    0
    2025年03月07日
  • 熊田十兵衛の仇討ち〈新装版〉 人情編

    Posted by ブクログ

    池波正太郎さんの作品は、梅安シリーズが好きで、今後は、雲霧シリーズや鬼平シリーズも読んでみたいと思っているけれど、冊数が多いので、なかなか踏み切れないでいる。この作品は、短編集なので、手頃だし、池波正太郎さんらしい作品で面白い。

    0
    2025年03月06日
  • 剣客商売十三 波紋

    Posted by ブクログ

    13巻目では秋山小兵衛が「わしも、老い果てたものよ」と自嘲気味に呟く。
    第一話の頃に比べると老いに対する考え方が変わってきたように感じる。作者池波正太郎氏の気持ちが表れているよう。

    0
    2025年02月24日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十六)

    Posted by ブクログ

    ▼子供の頃に<中村吉右衛門×フジテレビ×京都松竹バージョン>の時代劇を、さほど熱心では無くても見ていたので、そのイメージがあって読みやすいという要素もきっと欠かせないでしょう。
     自分の中では鬼平さんは吉右衛門さんだし、木村忠吾さんは尾美としのりさんだし、五郎蔵は綿引勝彦さんだし、おまさは梶芽衣子さん。このあたりは鉄板になってしまっています。塗り替えられない(笑)。そういう方も、多いはずです。

    ▼文庫全24巻。とうとう16まで来ました。
    ルパン三世シリーズのアニメみたいなもので、1話1話が厳密に言うと「オモシロかったのか?」と詰め寄られると実はそうでもない。んだけど、レギュラーキャラの活躍を

    0
    2025年02月16日
  • チキンライスと旅の空

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    住んでいた町、生きてきた時代、それが時代小説を書く肥やしに自然となっていたんだなぁ。
    時代は変わっても、変わらないものがある。だからこそ、今での時代小説が読まれるのだと思う。

    0
    2025年02月02日
  • 侠客(上)

    Posted by ブクログ

    上巻は、塚本伊太郎の親の仇討ちの準備の話。江戸時代初期のまだ時世が落ち着かない時期の様子がよくわかる。2025.1.17

    0
    2025年01月17日
  • 鬼平犯科帳[決定版](十五) 特別長篇 雲竜剣

    Posted by ブクログ

    ▼特別長編「雲竜剣」。鬼平シリーズの特別長編は初めてだったので、期待も不安もありました。大まかは剣客商売シリーズと同じで、長編だから特に面白いということもありません。

    ▼過去の、剣の死と曰くがあった使い手。同じ剣を使う謎の刺客。鬼平の部下が連続殺人。謎の「鍵師」が江戸に現る・・・。だが結局は、2つの盗賊集団の動きがたまたま重なった、という。そして善玉盗賊と悪玉盗賊が親子の使い手だったという。

    ▼ミステリが明らかになるまでの鬼平たちの右往左往がねちっこく描かれる、というのが長編の醍醐味ですね。50代の部下・吉田さんがいい味出していました。

    0
    2024年12月30日
  • 黒幕

    Posted by ブクログ

     戦国の世、幕末から新時代にかけて、それぞれの時代に生きた人間模様、生き様を描く表題作含む11編収録の短編集。特に戦国から江戸初期にかけての話がほとんどを占めており、登場人物もそれぞれの作品中に多いので、時々「この人はどこの誰だっけ?」となってしまうが、読み応えは十分。
     それぞれの生きた時代に、どのように自分の在り方を見出すか、抗えない流れにあえて抗ってみるのか、それともその時代の流れに沿った生き方を選ぶのか、そういった流れへの対応も種々様々で面白いと感じる。
     こういう現代に、あえて読んでみるのもいいと思う。

    0
    2024年12月24日
  • 剣客商売十二 十番斬り

    Posted by ブクログ

    シリーズ12弾では小兵衛の亡き妻への想いを彷彿とさせる「白い猫」「密通浪人」や「辻斬り」のその後描いた「罪ほろぼし」では小兵衛も永井源太郎も罪滅ぼしになった気がする、で話が締め括られ気持ちの良い終わり方がよかった。

    0
    2024年12月16日
  • 剣客商売十 春の嵐

    Posted by ブクログ

    剣客商売9巻までは秋山親子の周りで起きる様々な事件や出来事が短編で語られていたのに対して 10巻目春の嵐は秋山大治郎を騙る武士が次々に殺人を犯しすので大治郎本人に疑いがかけられてしまう。背景には幕府転覆をも起きかねない政治的背景もあり大作ミステリーで面白い作品です。

    0
    2024年12月01日
  • 真田太平記(五)秀頼誕生

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     この巻を読んでいる間に別のジャンルも読み進め、併読のようになったので読み終わってみて、余り印象が薄くなってしまいました。

    P.56
    すべてがわかったようなつもりでいても、双方のおもいちがいは間々あることで、大形にいうならば、人の世の大半は、人々の[勘違い]によって成り立っているといってもよいほどなのだ。

    P.123
     人にも物事にも信を置いてならぬという言葉を基にしてしまっては、人を、物を看る自分の眼力が、いつまでたっても養われぬことになると、いいたかったのだ。

    ・猫田与助になにがあったのか気になる。

    P.192
     新しい時代は、いつも新しい理性を要求する。
    -「理性」物事の道理を考

    0
    2024年11月29日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

    Posted by ブクログ

    池波正太郎のエッセイ集『散歩のとき何か食べたくなって』を読みました。
    池波正太郎の作品は2年前に読んだ『剣客商売(四) 天魔』以来ですね。

    -----story-------------
    映画の試写そ観終えて銀座の〔資生堂〕に寄り、はじめて洋食を口にした四十数年前を憶い出す。
    今、失われつつある店の味を克明に書留める。

    映画の試写を観終えて、銀座の〔資生堂パーラー〕に立ち寄り、はじめて洋食を口にした40年前を憶い出す。
    外神田界隈を歩いていて、ふと入った〔花ぶさ〕では、店の人の、長年変らぬ人情に感じ入る。
    時代小説の取材で三条木屋町を散策中、かねてきいていた〔松鮨〕に出くわす。
    洋食、鮨、

    0
    2024年11月25日
  • 鬼平犯科帳[決定版](三)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第三巻

    「麻布ねずみ坂」
     「土蜘蛛の万次郎」の指圧師 宗仙 が鬼平の指圧をしている。
     山田市太郎、宗仙宅から浪人風の男「石島」が出てきて粂八へ後を頼む。
     羽沢嘉兵衛と繋がっている石島は、白子の菊右衛門の一派。お八重は菊右衛門の妾。
     宗仙六二、お八重二六、七歳の情事がバレて五百両で買えと菊右衛門に迫られ、金を貯める。
     が。貯めた金は本人には渡らず横流しされて、お八重は殺されてしまう。

     
    「盗法秘伝」
     平蔵、京都へ。忠五をお供に。左馬助までもが追っかけで行くと。
     道中奉公人の男女を助けるが、引き渡す。
     浪人風の善八と行動を共にする。
     善八は盗人。犯罪を未然に防ぎ、善八は足を

    0
    2024年11月14日
  • 真田太平記(四)甲賀問答

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    真田親子の話が面白いけど、やはり「真田太平記」にはこの「裏」の忍びのパートが必要なんだろう!

    歴史について詳しくはないので、この先が楽しみです。向井佐平次の息子がいよいよ忍び修行に入りました。

    12巻なんてとんでもない量(自分にとっては)だと思っていたが、読みやすいしおもしろいし、読み始めて良かった。まだまだ先は長いが焦らずに、この物語に浸りたいです。

    0
    2024年11月04日
  • 映画を見ると得をする

    Posted by ブクログ

    一章、二章は星2つ。
    三章は星4つでこの評価。

    古い本なので、全体的に話題になる映画や役者が古く、ピンとこないものが多かった。
    一方で、なぜ映画を観るのか?はよく言語化されていて理解できる部分が多かった。

    0
    2024年10月30日