池波正太郎のレビュー一覧

  • 鬼平犯科帳(十五)

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    普段の短編集ではなく、1冊で1つのお話となった構成。

    タイトルの通り、剣術について書かれたストーリーと盗賊とが上手く絡んでいて、伏線の張り巡らし方の絶妙さに、読む速度もついつい上がってしまう。

    父と子の情愛であったり、憎しみであったりというものが、最後にはどんと腹に重く圧し掛かる感触はあるが、さすがに、御大。
    救いようのないラストで終らせないのは、さすがという気がした。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(十六)

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    あの女好きが原因で色々と騒ぎをおこしていた木村忠吾がとうとう嫁をもらう巻。
    同僚の同心の娘を娶ったけれども……そこは、やはり木村忠吾。
    回りも呆れる惚気よう(笑)

    楽しいやら、呆れるやら。

    かと思えば、後添えにもらった女房は足を洗った盗人で、過去を知り脅されてしまい。そのまま逃げてしまうという話しだったり。
    夫婦の機微に触れた作品が多い気がする。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(十九)

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    いつも思うのだが、池波正太郎は女性を魅力的に書くことが出来る作家の一人であると思う。
    どんな女性であっても、池波正太郎に掛かると魅力的な女性へと変貌するのである。
    男性よりも、女性の方が色鮮やかに描かれていて、読みながら唸ってしまうのだ。

    御用聞きの富造の女房でおろくという女性。
    決して、ほっそりとして美人ではないのだが、至極魅力的に活き活きと描かれている。

    この鬼平シリーズは捕り物としても面白さはもちろんだが、様々な女性の描かれ方に魅了されるもよいかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(八)

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    あきれた奴では、同心の小柳安五郎が又八という捕らえた盗賊を逃がし、自分がその責めを負って変わりに牢獄に入るというお話。
    仇を討った、又八は再び、盗賊改メ方に舞い戻ってくるという、走れメロス的な展開です。
    安五郎と又八に通う心の交流が何とも、男っていいよなぁ〜と思わせる。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(十三)

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    熱海に湯治に出かけた鬼平一行が盗賊を捕らえるという一編を含んだ一冊。

    何というか、三カ条を守る盗賊の心意気が光っていますね。
    確かに、盗むのは良くないのだけれども
    一、困っている人からは盗まない
    一、殺さない
    一、犯さない
    を守っている盗人は、それを守らない残虐非道な盗みをしている人達を憎んでいるということなのである。
    だから、密偵になったものも多いとのことなのだ。

    その辺りのプライドが、随所にあるシリーズなのである。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(二)

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    木村忠吾の可笑しくも、頼りない、でも、憎めないキャラクターが初めて描かれています。
    色好みの盗人の話やら、2巻目というのにエンジンかかってますという感じです。

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    2009年10月04日
  • 人斬り半次郎 賊将編

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    時代は変わり、中村半次郎は桐野利秋と名前を改め、陸軍少将となった。しかし高い理想を抱く西郷は、新政府のやり方に納得できない。ついに征韓論争に敗れ、桐野たちを連れて帰郷。桐野たちは必ず戻ってくると信じて帰郷し、やがて西郷とともに乱を起こして、ついには城山に追い詰められる。
    桐野の過信などから城山で最期を迎えることになった西郷。桐野は西郷のことを慕い、考えているのに、西郷の考えを理解できていなくて、ああいう結果になってしまって切ない。そんな西郷と桐野の最期の会話がなんだかよかった。桐野は追い詰められてもやっぱり桐野。最期まで自分らしく生きている桐野はやっぱり格好良かった。
    恋愛のほうは、おたみは何

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    2009年10月04日
  • 人斬り半次郎 幕末編

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    とある舞台で西郷隆盛の話を観て、西郷の側近の桐野利秋がかっこよくて、興味を持ちました。最初は薩摩言葉に戸惑ったけど、すぐに慣れました。普通に『ごわす』とか『いってきもす』とか言いそう(笑)
    薩摩藩に生まれ、『唐芋侍』と言われながらも剣の腕を磨いていた半次郎が、西郷吉之助と出会い、活躍していく。強くて凛々しい薩摩男の半次郎。いつも努力を忘れず、男らしいけど、すぐ調子に乗っちゃったりして、憎めない男。自分の助けた娘おたみにほのかな恋心を抱きながら、法秀尼という尼さんと関係を持ったり、そうかと思えば故郷の幸江のことも忘れてなかったり。結局誰にするのよ!?と突っ込みたくなる。挙句の果てに、おたみに法秀

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    2009年10月04日
  • 男振

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    清々しく爽やかな男の生涯。

    いきなり禿とかゆぅしびっくりしたけどおもしろかった。時代小説初めて読んだけどすらすら読めた。泣ぃた。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(十五)

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    いつもの短編の鬼平に慣れていると、ちと苦しいかも。ただし長さはあまり気にならない。あっと言う間に読める。

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    2009年10月04日
  • 鬼平犯科帳(八)

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    いつもながら、鬼平は、鉄板の面白さ、である。まあ、池波正太郎さんだから、安心なのは、当たり前なんだけど、全然マンネリにならないのも、不思議だ。毎回、意表をつく展開になる。池波正太郎さんの頭の中には、無限のアイデアが、詰まっているんだろう。

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    2026年06月12日
  • 鬼平犯科帳(一)

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    漫画やドラマにもなったこの作品、気になったので読んでみると鬼平こと長谷川平蔵の若い時がヤンチャ過ぎてそれがこんなに変わるとは…色々な事件があるので面白い

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    2026年06月05日
  • 幕末新選組 新装版

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    永倉新八はどちらかというと少しお堅いイメージを持っていたが、池波ぶしに酔わされてすっかりイメージが変わった。新選組ものは面白い

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    2026年04月30日
  • 鬼平犯科帳(四)

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    鬼平の、普遍的なヒューマニズムを感じられる短編あります

    その眼差しは、やはり池波さんの眼差しなのだろう

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    2026年04月25日
  • 鬼平犯科帳(一)

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    ネタバレ

    亡くなったおかんが好きだったシリーズで生前何度も面白いから読んでみって言われて、「また読むわ」って答えて手つかずだった本。ようやく読み始めました。「また」はあかんね。ほんといろんなシーンで後悔する。
    さて、ドラマ化にもなった鬼平、どんなもんかと読み勇んでみると、なかなかシュールでこれまで読んできた時代小説のようなほっこりさがない。いや、ないこともないのだが、なんというか身も蓋もない、救いがないというか”捨ておけ”、これに限る。
    まだ第一巻しか読んでないけれど、要は元悪党をイヌに仕立て美味しいところだけ鬼平が持っていき、バレたイヌは見殺しというwこれが何で人気なのかよくわからないけどしっかり登場

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    2026年04月25日
  • 鬼平犯科帳(一)

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    〔内容〕>同心小野十蔵は助けた女に魅了された。>平蔵や剣友の岸井左馬之助が若い頃憧れていた娘おふさの今。>凶悪な盗賊団を粂八は偽物だと思った。>密偵の岩五郎は尊敬できる大盗賊海老坂の与兵衛から仕事の誘いを受ける。>大盗賊蓑火の喜之介は引退したつもりだったが最後に叶えたい夢ができた。>鬼平を狙う暗殺者金子半四郎から色っぽい匂い。>座頭・彦の市と尾君子小僧・徳太郎が大仕事の前に鞘当て。>平蔵若かりし頃に溺れた牙儈女のろくと再会したことが事件の始まり。
    〔感想〕超有名作を今更ですが読んでってみようかと思ってます。テレビドラマは丹波哲郎さんのを観てたようです。岸井左馬之助が田村高廣さんで密偵に内田良平

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    2026年04月24日
  • 剣客商売八 狂乱

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    うまい定食屋のような、どれを食べてもうまい一品ばかり。その中の「狐雨」はオカルト的な設定であった。米のドラマのマイアミバイスも、シリーズを重ねると、ネタに困るためかオカルトに寄ったものもあったことを思い出した。

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    2026年04月05日
  • 散歩のとき何か食べたくなって

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    行ってみたいなと思ったけれど、時代と人が変わり、ここに描かれているような空間はもう無いんだろうなとも思う。

    食べさせること、食べてもらうことへの意識や姿勢、食べること作ることを包み込む空間への意識。
    そこを池波正太郎は見て感じて、愛着を持ったのだろうか。

    戦前から戦後の街の移り変わり、味や料理人の移り変わり、または変わらなさを、幼少期からの実体験で描かれているからこそ、そのワクワク感躍動感を感じる。

    生きるために食べる。

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    2026年04月04日
  • 忍者丹波大介

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    豊臣秀吉没後、関ヶ原の戦いまでが舞台。甲賀忍者の主人公丹波大介が活躍。徳川家康の策謀は忍者の駆使に及び、甲賀忍者忍者の矜持にも影響する。自らの思いに生き方を貫く覚悟を決めることは、現代でも向き合う機会はありそうだ。忍者という超人的な技と働きは痛快である。2026.3.15

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    2026年03月15日
  • 食卓のつぶやき

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    気学の話が結構出てきてそっち系全般に懐疑的なので「うーん」と思いつつ、やはり文章が達者であっという間に読み終えてしまった。なんだかんだ面白い。
    「温飯」って字面だけでお腹が減ってくる…。

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    2026年03月06日