池波正太郎のレビュー一覧

  • 鬼平犯科帳(八)

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    久々に鬼平さんの続きを読む。
    左馬之助の実直さが好ましい。最後には惚れた娘と添い遂げられてよかったなぁ。平蔵夫婦も一安心だろう。しかし元旦那と未だに手を切れてない風?なお静さんで大丈夫なんだろうか、と少し不安になる。
    「流星」では以前平蔵に粋ないたずらをやらかした大川のご隠居が再登場。穏やかな余生を過ごしていたはずの爺っつぁんが卑劣な勤めの片棒を担がされたのには胸が痛んだ。そして平蔵の情けが泣ける…。
    悪党どもが一網打尽にされるところは何度読んでもスカッとするし「神妙にせよ!火付盗賊改メ長谷川平蔵である!!」に毎度しびれる。安定して楽しめる鬼平シリーズです。

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    2017年10月18日
  • 編笠十兵衛(上)

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    綱吉時代の江戸の様子がよく表現されている。将軍綱吉、吉良上野介、浅野内匠頭、大石内蔵助といった登場人物のそれぞれのキャラクターを上手く際立たせている。佐伯泰英の大黒屋総兵衛と本著の主人公月森十兵衛の立ち位置は似ているが、前者ほど破天荒ではない。2017.8.16

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    2017年08月16日
  • 男の系譜

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    「死ぬことは確実だが、死の本当のところはわからない。それでも、いやそれだからこそ、10日にいっぺんくらいは、死について考えてみなければならない。」

    織田信長の章からの一節。

    それ以外にも、戦国から幕末にかけての人物の生き方を引き合いに、人生の指針が示されている。

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    2017年09月11日
  • おとこの秘図(上)

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    「何事も、己のことは己ではわからぬもの。(中略)なればこそ、人は他人のいうことに耳を傾けなければならぬのでございます。他人の目に映るわが身を忘れてはなりますまい」。

    元禄時代、旗本の妾腹の子として生まれ、父から疎まれ、剣の修行をし、剣士として生きようと決めた男の物語。

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    2017年09月11日
  • おとこの秘図(中)

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    「男というものは、金のちからを軽く看てはならぬぞ。そしてまた、金のちからに振り廻されてもならぬ」。

    元禄時代、旗本の妾腹の子として生まれ、父から疎まれ、剣の修行をし、剣士として生きようと決めた男の物語。父からの執拗なまでの廃嫡の策謀を受ける。

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    2017年09月11日
  • 映画を見ると得をする

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    「なぜ映画を観たり、小説を読んだり、芝居を観たりするかというと、人間というのは一人について、人生はひとつしかないから・・。映画を観るということは、自分の知らない人生というものを、いくつも見るということだ」。

    人がなぜ物語りが好きなのか明らかにされている。それ以外にも、総合エンターテインメントとしえの映画の素晴らしさが語られている。

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    2017年09月11日
  • 編笠十兵衛(下)

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    「人は天地の塵ぞ。塵なればこそ命を思い極め、塵なればこその重さを知れ、塵となり尽くして天地に呼吸せよ」(柳生の剣の心)。

    忠臣蔵を題材とした物語。将軍の処罰の過ちを正すため、赤穂浪士の吉良邸討ち入りを成功させるほかないと判断した月森十兵衛の活躍を描く。

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    2017年09月11日
  • 黒幕

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    「家は人が生まれ、人が育つところ、これ一個の国。」

    これは、大阪の陣で活躍した毛利勝永(かつなが)を主人公にした「紅炎」からの一節。
    勝永は真田幸村と共に徳川家康を、後一歩まで追い込んだ武将。
    豊臣家に多大な恩を感じていた勝永は、秀頼公のために一命を捧げたいと思っていたが、自分が大坂に味方すれば、残った妻子が難儀すると一度は大坂入りに難色を示した。

    しかし、妻より「君の御為の働くは家の名誉です。残る者が心配ならば、私達はこの島の波に沈み一命を絶ちましょう」と励まされ、大阪入りする。

    近頃、躾のため置き去りにされた子供が行方不明になる事件があったが、家庭はしっかり運営する必要がありますね

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    2017年09月18日
  • 戦国と幕末

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    ネタバレ

    池波正太郎が色々なところに書いたエッセイ・随筆をまとめたものか?
    章や項目によって文体も構成も違うので、そんな印象を受けた。

    戦国と忠臣蔵についてはあまり詳しくないのだが、家康以来の幕府制度の在り方が連綿と続き、幕末の動乱にまで影響をもたらしているというのは、歴史というのは本当に出来事の連なりなのだなーという印象。

    明治維新については、池波はどちらかというと佐幕派のようである。
    薩長の急進派に対して「こいつら汚い手使ってやがる」という印象を抱いているように感じた。

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    2017年06月11日
  • 鬼平犯科帳[決定版](三)

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    20170512 各編がボリュームがあって読み応えがあった。テーマもそれぞれちがうのだろうが一編ごとによく出来ていた。過去にも読んでいるはずなのだが飽きない。

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    2017年05月12日
  • 真田太平記(七)関ヶ原

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    ネタバレ

    関ヶ原の戦い。東軍・徳川家康の勝利、西軍・石田三成、小西行長、安国寺恵瓊の処刑。東軍に真田信幸、西軍に真田昌幸・幸村。本田忠勝の計らいで真田昌幸・幸村は切腹を免れ、高野山へ流刑。

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    2017年05月07日
  • 真田太平記(三)上田攻め

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    第一次上田合戦から秀吉の朝鮮出兵直前まで。

    どうしても真田丸を見てしまうと、
    冷静な源三郎信幸、器の大きい豊臣秀吉、
    律儀な好青年石田三成、貞淑な妻の小松殿など
    人物描写を比較して違和感を感じてしまう。
    40年前はそうだと思われていたのだろうなあ。

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    2017年05月31日
  • 真田太平記(十)大坂入城

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    真田太平記 大坂入城

    いよいよクライマックス。
    幸村の戦国武将の生き様が 実に面白く描かれ
    また 草の者や家康の晩年が細かく書いあり
    夢中でよんでます

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    2017年05月02日
  • にっぽん怪盗伝 新装版

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    鬼平犯科帳 番外編。

    といっても、全てが鬼平犯科帳番外編ではなかったが。

    江戸怪盗記は、鬼平犯科帳ででてきた、葵小僧の葵小僧視点のお話。

    全編が、怪盗側の視点で書かれていたが、なんとも言えない哀しい人生が語られているものも多くある。
    人生、悲喜交々。。

    なぜか、読むのに少し時間がかかったけれど。。

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    2017年04月30日
  • さむらい劇場

    購入済み

    さむらい劇場

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    2017年04月18日
  • 鬼平犯科帳[決定版](七)

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    20170414 鬼平の若さを感じる。何回目かの読み直しだが、自分もそれだけ歳を取ったという事なのだと思う。

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    2017年04月14日
  • 鬼平犯科帳(二十一)

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    鬼平犯科帳 21巻目。
    密偵が増えていく。。
    素朴な疑問だが、これだけ密偵を増やしたら、現役盗賊に怪しまれないのだろうか?

    「討ち入り市兵衛」は、かっこいいお頭が出てきた。でも。。悲しい結末。でも、最後の最後、平蔵さんの心遣いに、ウルっときた。

    しかし。。細川峯太郎、木村忠吾は、似た者同士で、懲りない奴らだ(苦笑)
    できの悪い部下にも心配りを忘れず、叱咤激励をする平蔵さん。こんな上司よいなー。。
    でも、あまりに勘が鋭すぎて怖い気もするが。

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    2017年04月12日
  • 鬼平犯科帳(十九)

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    鬼平犯科帳 19巻目。
    2巻続けて、密偵が亡くなった。。
    読者側は、バレていることがわかっているだけに、結末が想像できていたが、悲しすぎる結末。。
    結構、あの密偵さん、好きだったのだが。。

    「引き込みの女」も、切ない結末。
    「雪の果て」も、なんとも言い難い結末。

    この巻は、切ない巻だと感じる。

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    2017年04月09日
  • 鬼平犯科帳[決定版](六)

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    20170407 歳を取ると寝不足が、いちばん応える。なのだが、鬼平には言ってほしくなかった。何回目か読み直してこんな話があったんだと新鮮に感じました。

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    2017年04月08日
  • 鬼平犯科帳(十八)

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    鬼平犯科帳 18巻目。

    またも、密偵が死んでしまった。。。
    情が深いからこそ、死んでしまったのだと思う。
    悲しすぎる。。。

    そして、「おれの弟」は、最後の展開に驚いた。
    まさかの平蔵さん。。
    平蔵さんの気持ちを考えるに、あれは当然だと思う。
    読んでいた自分も、腹が立ったから。
    今の世も同じことが繰り返されているのだろうと思いながら読んでいたので、あの展開には驚いたとともに、すっきり感もあった。
    京極備前守は、わかってますね。
    わかっているからこそ、盃を受ける。。。

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    2017年04月07日