池波正太郎のレビュー一覧
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体のパターンが 確立されてきている。
秋山小兵衛と大治郎の活躍する舞台が
どのような 相手と 戦うのか ということが
主題になりつつある。
大治郎が 三冬に 心が奪われていることを
自覚し始めているのが・・・今回の特徴なんですね。
それにしても 小兵衛は 最近は 食べすぎでダウンする
ケースが 多くなっている。
いかにも 小兵衛 という感じだ。
なまずの食べすぎ・・・とか
鮒飯で 回復するとか 食にまつわる 話が
ほほえましい。
でも おはる はえらいのぉ。
金子伊太郎 の変質的な 行為が印象的。
母親まで あやめてしまうが・・・
母親の作ってくれた 上州そばが わすれられない。
なんと -
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剣客商売シリーズ13作目
消えた女
波紋
剣士変貌
敵
夕紅大川橋
おはるより前に女中として雇われていたおたみ。その女にそっくりな娘を囮にある捕物が繰り広げられる
傘徳の手伝いをしている岩戸の重蔵の兄七介が殺人を犯してしまい、匿う弟。
命を狙われる大次郎。
それは旗本、阿波守光俊との数年前の事件の逆恨みであった。
阿波守の悪事が露呈して一件落着となった後、小兵衛のはからいで重蔵は小商いをさせてもらうことになる。
これまでの子飼いの衆ではなく、本格的に下っぴきになるのでしょうか。これからが楽しみ。
剣が好きで師からも可愛がられていた横堀喜平次。だが一城の主となれる男ではなかった。転落の