池波正太郎のレビュー一覧

  • 新装版 忍びの女(上)

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    忍びシリーズ・上下巻
    甲賀女忍びの小たまが主人公
    豊臣家の猛将・福島正則 に視点をあてた内容
    時代は 豊臣から徳川の代に変化する過渡期

    この作品は実は 池波作品の中で最初に読んだ忍びシリーズだったような
    記憶があります^^

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    2013年01月04日
  • 鬼平犯科帳(十六)

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    20121229 少し先にむけていろいろやったのではないだろうか。これまでと少し違和感がある。それでも読ませるところがさすが。

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    2012年12月29日
  • 雲霧仁左衛門(後)

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    雲霧仁左衛門 後編 を読み終わる。
    池波正太郎の張り巡らした仕掛けが、
    巧妙で、色々な伏線が、一つに集約して行く。

    雲霧仁左衛門のキャラクターがいいねぇ。
    多くを語らず、リーダーシップを発揮している。
    七化けお千夜が、雲霧に委ねた感じで、もっと挑発的な方がいい。

    山田藤兵衛が、火付盗賊改のボスとして、よく気遣う。
    高瀬俵太郎と目明し政蔵の関係が何とも言えない。
    意気に感じるということが、物語としても
    成立している。

    ジワジワと追い詰めて行く感じが、
    スリリングで、緊張感がある。

    最後が、続編があるような終わり方。うまいねぇ。

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    2013年02月13日
  • 男振

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    16歳で、つるっぱげになっても、くさらず生きていけばイイ男になるでよ。池波正太郎の春夏秋冬で取り上げられていたので、読んだ。

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    2012年11月18日
  • 鬼平犯科帳(十一)

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    20121117 今回は、BOSSシリーズかも。いろいろなストーリーだったが鬼平のキャラでなければ成り立たなかったのではないだろうか。

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    2012年11月17日
  • 剣客商売七 隠れ簑

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    こうやって、読み続けていると
    テレビのシリーズのような 感じで読めていく。

    何か変だな・・・と感じる。
    そして 事件が起こる。
    事件の関係者が説明される。
    それに対して 秋山小兵衛と大治郎が・・・・
    どう考え その背景には どういうものがあり
    それは 許すことのできないもの・・・
    許していいもの・・・
    結末がやってくる。

    という構成なんですね。

    寝小便で あきらめさせるおきん。

    家宝を試合の賭けにする旗本。
    旗本とは 模範を示すべきものだが
    子供がそのまま大人になってしまった。
    ことに 小兵衛は怒る。

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    2018年03月10日
  • 剣客商売六 新妻

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    三冬が誘拐されて、大治郎が助け出して
    田沼意次の勧めで 結婚。
    ふーむ。
    ちょっと 簡単すぎた感じがある。
    もう少し、紆余曲折があってもよかったのだが。
    淡々としたのが 池波正太郎の流儀かも。

    読みこなれてきた。
    物語としては 安定感がある。
    浅野幸右衛門より 1500両と屋敷を譲り受けるのが
    秋山小兵衛を さらに悠々自適とする。

    道場破りをして お金を稼ぐ
    体面を守るために 襲撃する。
    ごろつきを養う 道場にもいろいろあるが 
    大治郎の道場はなぜはやらぬのだろう。

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    2018年03月10日
  • 剣客商売五 白い鬼

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    体のパターンが 確立されてきている。
    秋山小兵衛と大治郎の活躍する舞台が
    どのような 相手と 戦うのか ということが
    主題になりつつある。

    大治郎が 三冬に 心が奪われていることを
    自覚し始めているのが・・・今回の特徴なんですね。

    それにしても 小兵衛は 最近は 食べすぎでダウンする
    ケースが 多くなっている。
    いかにも 小兵衛 という感じだ。
    なまずの食べすぎ・・・とか
    鮒飯で 回復するとか 食にまつわる 話が
    ほほえましい。
    でも おはる はえらいのぉ。

    金子伊太郎 の変質的な 行為が印象的。
    母親まで あやめてしまうが・・・
    母親の作ってくれた 上州そばが わすれられない。
    なんと

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    2018年03月10日
  • 剣客商売四 天魔

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    秋山小兵衛とおはるは なかむつまじくなってきている。
    いい雰囲気である。
    小兵衛がいう 「ばか」 がかわいい。

    大治郎が ひとりで 居酒屋に行くようになる。
    すこし 余裕が できたのだ。
    佐々木三冬が あまり出てこない。
    一体、どうなるのだろう・・・と期待しているのだが。
    「毛饅頭」のところだけ、顔を出したのは 愛嬌。

    どちらにしても 話題は 宋哲の 「毛饅頭」に
    つきてしまう。

    おせっかい・・・から始まるんですね。
    なんとなく 気になり そして 事件となる。

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    2018年03月10日
  • 鬼平犯科帳(十)

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    20121027 今回は密偵のドラマが印象的。登場メンバーが多いので話しもいろいろなパターンが組めるようだ。

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    2012年10月27日
  • まんぞく まんぞく

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    ネタバレ

    強姦されそうになった真琴が、男を見下すようになったのは仕方がないことでしょう。
    でも、憂さ晴らしに、髷狩りをする真琴の成長した姿には感情移入できなかった。酷い目にあっても、自分を律した行動が取れる人物こそ、本当に強い人物の筈。理想論かも知れませんが、そんな格好いい人間でいて欲しかった。

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    2012年10月17日
  • 剣客商売二 辻斬り

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    金を手に入れるのもうまいが、つかうのもうまい。つかうための金じゃということを知っている。宗哲先生のことば。私もそうなりたい!でも通帳の金額が増えるのをみるのは楽しいよねぇ…。

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    2012年09月19日
  • 雲霧仁左衛門(後)

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    平仮名使いが本当にうまい。リズムもよくて画が浮かぶ。結末が雲霧で、盗っ人、捕り方ともコイツ!というキャラがいなかったのが残念。尾張の話もただの導入という贅沢さ。

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    2012年09月18日
  • 闇は知っている

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    ちょっとテレビをつけたら、時代劇やっていた、チャンネルかえるタイミングを失って最後まで見てしまった、そんな展開の早い作品。小さいながらも人生の縮図が見えて、とても読みやすかった。

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    2012年09月06日
  • 剣客商売十三 波紋

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    剣客商売シリーズ13作目

    消えた女
    波紋
    剣士変貌

    夕紅大川橋


    おはるより前に女中として雇われていたおたみ。その女にそっくりな娘を囮にある捕物が繰り広げられる

    傘徳の手伝いをしている岩戸の重蔵の兄七介が殺人を犯してしまい、匿う弟。
    命を狙われる大次郎。
    それは旗本、阿波守光俊との数年前の事件の逆恨みであった。
    阿波守の悪事が露呈して一件落着となった後、小兵衛のはからいで重蔵は小商いをさせてもらうことになる。
    これまでの子飼いの衆ではなく、本格的に下っぴきになるのでしょうか。これからが楽しみ。

    剣が好きで師からも可愛がられていた横堀喜平次。だが一城の主となれる男ではなかった。転落の

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    2012年09月05日
  • 人斬り半次郎 賊将編

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    人斬りとして名を馳せ、のちに陸軍少将となった薩摩藩の中村半次郎の生涯を描いた小説。
    幕末の人斬りとしては岡田以蔵、田中新兵衛なども有名だが明治維新を迎えられたのは中村半次郎だけではないか?西郷隆盛の右腕として働き、低い身分から剣の腕前で立身出世した彼には惹かれるものが多い。
    司馬遼太郎の翔ぶが如くで彼に興味を持ち、この作品を読んだが彼のことを良く知ることができた。
    強いて言えば、西南戦争時の描写は西郷隆盛に焦点を当てられており、桐野利秋こと中村半次郎についての記述が少なかったことが個人的には物足りなかった。

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    2012年09月01日
  • 剣客商売十二 十番斬り

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    剣客商売シリーズ第12弾

    白い猫
    密通浪人
    浮寝鳥
    十番斬り
    同門の酒
    逃げる人
    罪ほろぼし

    早いものでもう12作目。
    お話の中でも月日は流れて小兵衛は65歳あたり。まだまだ元気な小兵衛だけど、時折、ふと老いを感じさせる。
    おはるも少し古女房のようになってきた…?それでも可愛らしい女性です。

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    2012年09月01日
  • 剣客商売十一 勝負

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    剣客商売シリーズ第十一弾

    ついに、大治郎と三冬の子が誕生。
    小兵衛から一文字とって小太郎。
    みんなから愛されて、行く末が楽しみです。
    鯉太郎とか鯛の助とかにならなくて本当によかった…。

    「その日の三冬」が一番好きでした。
    ある一日、小太郎を預けて用事を済ませに出た三冬。そこで見かけたかつての弟子。辛い境遇から大きく身を落としてしまった弟子に三冬は何もしてやれなかった…。

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    2012年08月27日
  • 剣客商売十 春の嵐

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    剣客商売シリーズ第十弾

    今回は長編。
    秋山大治郎と名のる男が江戸の町で暗殺を繰り返す。
    この男は果たして誰なのか。
    その裏には、田沼、松平を巻き込む大きな陰謀が渦巻く。


    大治郎と名のる男が暗躍しているせいで、本物の大治郎は身動きがとれず…。ほとんど出番がなくて残念。偽大治郎が本当に憎らしい。でも三冬は本当にいい奥さんになったなぁと感じます。早く三冬さんの母親姿も見たいものです。

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    2012年08月26日
  • 剣客商売八 狂乱

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    剣客商売シリーズ八作目

    時折、小兵衛がすごく弱々しくなるのが悲しい。
    狐の話など少し毛色の違う話もあり、これから又太郎がどうなっていくのかは楽しみなことでもあります。
    また、毒婦では、おしどり夫婦にしか見えない元長の夫婦にちょっとした危機?といっても過去のことなのでございますが…。

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    2012年08月26日