池波正太郎のレビュー一覧
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短編集で、珍しく現代を舞台にした作品がある。
そろばん虎之助
剣術で身を立てるには、戦時のときで、
平安無事な世の中では、そろばんが役に立つと虎之助は思っていた。
家老の安達隼人正は、藩を切り盛りしていた。隼人正に妹がいて、
その妹は、出戻りだった。
兄は、虎之助の嫁にしようと考えていたが、隼人正は、殺されてしまう。
実は、虎之助は代々の幕府の隠密だった。
闇討ち十五郎
顔役の赤大黒の陣七に、十五郎は殺しを依頼された。
それは、子供だったが、それに連れ添っていた和尚は、
十五郎を育ててくれた人だった。
十五郎は自分の出生の秘密をしらなかった。
冬の青空
井上圭吉は、喧嘩早い男で、35際にな -
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池波正太郎はいう。「人はよいことをしながら悪い事をし、悪い事をしながら、よいことをしている。」
藤枝梅安は、鍼師で、人の病を治し、『悪いことをするものはいかしておかぬ。』という仕掛け人。というより、死刑執行人。
おもんとに出会い。35歳で、子持ちでありながら、ふくよかな身体。
梅安は、若い娘より、ししおきの良い女が好み。
『起こり』があり、『ツル』があって、仕掛けがある。
梅安は、
料理屋万七のおかみさん おしずを、しかけた。
そして、再び、後妻のおみのの仕掛けを依頼された。
オンナの怖さを綴る。
剣客商売のお春の清々しさを書くためには、
悪女をしっかり、書いて行く必要があるんですね。
それ -
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剣術一つで身を立てる。そんな望み。 そんな漢はどれだけいたのか。 近藤の情熱。土方の謀略。芹沢の野望。 たくさんの思い、それぞれの考え。 新選組は決して一つの同じ方向にベクトルが向いていたわけではないのは、これまでも感じてはいたが、幹部達ではない一介の隊士の思い。そんな脇の方から見た新選組と幕末。 ある程度新選組についての本を読んでいたつもりだが、新八については正直あまり記憶になかった。そんな中心から少し外れた人間から見た組織。時代。 我々が所属する会社であっても、あるいは何かの集団であっても、決してメンバーのベクトルが完全に一致することは有り得まい。それでもどこか集団の目的地へ向かって
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体のパターンが 確立されてきている。
秋山小兵衛と大治郎の活躍する舞台が
どのような 相手と 戦うのか ということが
主題になりつつある。
大治郎が 三冬に 心が奪われていることを
自覚し始めているのが・・・今回の特徴なんですね。
それにしても 小兵衛は 最近は 食べすぎでダウンする
ケースが 多くなっている。
いかにも 小兵衛 という感じだ。
なまずの食べすぎ・・・とか
鮒飯で 回復するとか 食にまつわる 話が
ほほえましい。
でも おはる はえらいのぉ。
金子伊太郎 の変質的な 行為が印象的。
母親まで あやめてしまうが・・・
母親の作ってくれた 上州そばが わすれられない。
なんと