池波正太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
池波正太郎の美味しいお店本。
美味しいお店情報を得たくて読んだけれど、それよりも池波さんの思い出語りエッセイとしてなんとなく楽しめてしまった。
浅草育ちで、芝居が好きで、小学校を卒業してすぐに働き始めた。少年の頃から食べ物屋さんに入ることにかけては物怖じしないたちだったそうで、職場に近かった銀座や神田などでも、ここはと思った店はどんなところでも堂々と入り、大人の気分を味わったという。
※東京の東側は私の故郷!
召集され海軍に入り、エキゾチック横浜でも旨いもの探求。
※横浜は私の初めての勤務地!
終戦後は品川目黒辺りに住み、物書きとして食べていけるようになるまでは、昼間は役所勤め in 渋谷・夜中は創作活動という生活を送っていた。
※若い頃よく渋谷で遊んだ!いま目黒乗り換えの品川勤務!
芝居の仕事(脚本・演出)が中心だった頃は京都や大阪の劇場へ通って稽古をすることも多かったということで、京阪の美味しいものの話や歌舞伎役者との交流話なんかも私のツボどまんなか。
※結婚して3年半大阪に住んだ!京都でも遊んだ!そしてやっぱり関西は安くて美味しいものが溢れていたと思う!
またこどもの頃の話で面白かったのは、自分の住んでいる町とは違う遠くの町へ出かけていくとき、いかにドキドキワクワクの「冒険」気分を味わったものかという述懐。
私も散歩好きだし、中学生のころ(ミッション系の学校だったため日曜には教会に行くよう聖書科の先生から勧められ始めのうちはちゃんと行っていたがだんだん行かなくなり)日曜に教会に行くと言って自転車で出かけてあてどなくさまよい、この道をずっと進むとあの町に出るのか~ということに感動したりしてたことなど思い出し、ほっこりした。
というわけで、池波小説はひとつも読んだことがないが、池波さんの思い出語りは私には何だかハマるようだ(別の本、古地図エッセイも楽しかったし)。 -
Posted by ブクログ
久々に鬼平さんの続きを読む。
左馬之助の実直さが好ましい。最後には惚れた娘と添い遂げられてよかったなぁ。平蔵夫婦も一安心だろう。しかし元旦那と未だに手を切れてない風?なお静さんで大丈夫なんだろうか、と少し不安になる。
「流星」では以前平蔵に粋ないたずらをやらかした大川のご隠居が再登場。穏やかな余生を過ごしていたはずの爺っつぁんが卑劣な勤めの片棒を担がされたのには胸が痛んだ。そして平蔵の情けが泣ける…。
悪党どもが一網打尽にされるところは何度読んでもスカッとするし「神妙にせよ!火付盗賊改メ長谷川平蔵である!!」に毎度しびれる。安定して楽しめる鬼平シリーズです。