【感想・ネタバレ】食卓のつぶやきのレビュー

あらすじ

ほんとうにうまい大根は、
「ほんとうに、うまいねえ」
むかし、三井老人が、よくいっていたものだ。(本文より)

四季折々の味を慈しみ、土地土地の食を堪能する、たべものエッセイの神髄。
幼き日の海苔弁当の思い出から時代劇の食べもの、卵のスケッチ、そして大根の滋味に目覚めるまで。あるいは東京下町から奥多摩、仙台、湯布院、さらにフランス、スペイン、インドネシアまで――。古今東西の味と人をめぐるおいしい話の数々を、時代小説の大家にして食エッセイの達人が味わい深く描く。
〈巻末対談〉荻昌弘×池波正太郎「すきやき」

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

するすると読める文章が心地よい。
食べ物とそれを取り巻く風景が浮かんできて、お腹は空くし旅には行きたくなるし…なエッセイ。
食べ物などから連想して小説のタイトルや音楽のイメージを得ることがあるというのが印象的だった。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

池波正太郎の食エッセイは安定して面白い。池波正太郎の生きた時代の食を味わってみたいと何度も思う。三井老人のいう大根のうまさやフランスの田舎料理などなど、その土地土地、四季折々の旬を食べることが醍醐味だと思う。

最近、家の裏のベーカリーが開店前から行列してしまう。朝焼き上がるパンを週末の楽しみにしていたがもうそれも叶わない。バズることに囚われたライフスタイルや経済活動から離れて、好きなものやうまいものを味わいたいなと思う。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

何というか、人としての余裕が流石だなぁと。
然し乍ら、ちょっと前までって、家人にやきそばをやれ、というように命じてたのねー。
男尊女卑っていうのとは違うけれど、時代を感じたなぁ。
歳を取ったら色々と削ぎ落としていかないとと仰ってたけど、何歳位でそう思われたのかな。

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2022年03月21日

Posted by ブクログ

朝日文庫で読んで以来の再読。巻末の荻昌弘氏とのすきやきをめぐる対談が面白い。荻氏の食エッセイが読めないものかと思う。

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2022年10月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いろんな食べ物エッセイを読んできたけど
ここまで食事の風景が頭の中で再現されるのは初めてだった。
表現がとてもリアルで、美味しそうな絵が思い浮かぶ。
もっと大人の余裕が出てきたらこんな暮らしをしたいなぁ。
余裕のある大人ってかっこいいなぁ。
一食一食を大切に食べていきたいと思える一冊でした。

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2022年07月08日

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